スポーツ
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スポーツ 2018年02月21日 18時40分
【WWE】アスカが王座奪取宣言直後、ナイアの襲撃に撃沈!
世界最大のプロレス団体WWEは米国現地時間19日、アリゾナ州フェニックスで開催された主力ブランド『ロウ』に無敗の日本人スーパースター、アスカ(日本時代のリングネームは華名)が登場。ナイア・ジャックスの襲撃に撃沈した。また、男子エリミネーション・チェンバー戦出場者7人によるガントレット戦(勝ち残り戦)が行われ、ブラウン・ストローマンが制して、エリミネーション・チェンバー戦勝利をアピールした。 今週末のPPV『エリミネーション・チェンバー』(ネバダ州T-モバイルアリーナ)でナイア・ジャックスとのシングル戦が決まっているアスカがリング上での公開インタビューに登場した。 「私は自分の運命をコントロールする。その運命とはレッスルマニアでの王座奪取だ。週末はナイアにタップアウトさせてやる。」とナイア戦での勝利を宣言。すると、そこに突然ナイアが現れてアスカを襲撃。サモアンドロップ、レッグドロップ3発でアスカを沈めて、ナイアが無敗のアスカを全く恐れていないことを証明した。 『エリミネーション・チェンバー』でナイアが勝利した場合、年間最大のPPV『レッスルマニア34』(米国現地時間4月8日ニューオーリンズ、メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で、ロウ女子王座戦への参戦が認められ、『エリミネーション・チェンバー』で行われる史上初の女子エリミネーション・チェンバー戦を制する王者、アスカとのトリプルスレット形式となる。 またこの日は、エリミネーション・チェンバー戦出場者7人によるガントレット戦が行われた。セス・ロリンズが第1試合でロマン・レインズをスクールボーイ、第2試合でジョン・シナをブラックアウトで沈めて2連勝するも、左ヒザを痛めたロリンズは続けて登場したアライアスにドリフトアウェイで敗戦。アライアス対フィン・ベイラー戦ではベイラーがクー・デ・グラで勝利すると、次に登場したザ・ミズはセコンドのミズトラージュがベイラーを妨害した隙にスカル・クラッシング・フィナーレを決めて勝利した。そして、ガントレット戦の最後に登場したのはストローマン。しかし、ストローマンが登場すると勝てないと踏んだミズがその場から突如逃亡してしまう。ストローマンがミズを捕まえるとそのパワーでミズを圧倒。ランニング・パワースラムでミズを沈めてガントレット戦を制すると、レッスルマニアサインを指さしてエリミネーション・チェンバー戦勝利をアピールした。 PPV『エリミネーション・チェンバー』は日本時間2月26日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で全世界に生配信され、エリミネーション・チェンバー戦勝者はWWE最大の祭典『レッスルマニア34』でブロック・レスナーの持つユニバーサル王座に挑戦する。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年02月21日 17時45分
【WWE】“ダブルJ”ジェフ・ジャレットが殿堂入り
世界最大のプロレスWWEは、日本時間2月20日、ジェフ・ジャレットの2018年度のWWE殿堂入りを発表した。2018年度の殿堂者としてはゴールドバーグ、ダッドリー・ボーイズ、アイボリーに続き4人目となる。 今回殿堂入りが発表されたジェフ・ジャレットは、プロレスのプロモーターの父の元、スポーツエンターテインメント界の申し子として誕生。18歳でリングデビュー後、WWEには1993年に初登場。レイザー・ラモンとの抗争を行うなか、3度のIC王座に輝く功績を残した。そして、WCWへ活躍の場を移し、フォー・ホースメンのメンバーとして活躍。ディーン・マレンコからUS王座を奪取した。 その後もWWE、WCWを渡り歩き、リック・フレアー、ブッカーT、スティングとライバル関係を築き上げ、世界タッグチーム王座、シングルでヨーロピアン王座、IC王座、WCW世界王座等を獲得。また、ジャレットは自身がリングで活躍をする一方で、プロモーターとしても活躍。2002年には新団体TNAを設立し、WWEに続くアメリカ第2の団体に躍進させ、日本の団体とも積極的に交流し、来日もしている。メキシコのAAAなどを転戦後、2013年末にTNAを退団。 2014年8月には新日本プロレス西武ドーム大会に自身が新たに設立した新団体GFWとの提携を発表するために来日。棚橋弘至対AJスタイルズ戦の試合後に乱入し、棚橋にギターショットを見舞い、バレットクラブ入りを表明。2015年1月の東京ドーム大会をアメリカへ中継することに尽力した。現WWEスーパースターであるAJスタイルズをはじめ、ボビー・ルード、エリック・ヤング等若手の育成に努めた功績も今回讃えられている。 “ダブルJ”のニックネームで呼ばれているジャレットとWWE(ビンス・マクマホン代表)は退団した際の経緯から、絶縁状態が続いていただけに、今回の殿堂入りはWWEユニバース(ファン)に驚きを与えた。 『WWE殿堂(WWEホール・オブ・フェーム)』はWWEを含め、スポーツエンターテインメント業界で顕著な活躍をした人物を表彰する制度。選手だけでなくマネージャーやプロモーターなどの関係者、さらに、WWEに登場したタレントや著名人なども表彰されている。日本人ではアントニオ猪木と、藤波辰爾が殿堂入りを果たしている。 殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2018』は、米国現地時間4月6日にルイジアナ州ニューオリンズのスムージー・キング・センターで行われ、その模様は日本時間4月7日にWWEネットワークで全世界に生配信される。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年02月21日 14時00分
韓国国民が錦織圭をリスペクト 平昌五輪の裏で過熱するテニスブームのワケ
いま開催されている平昌冬季オリンピックの裏で、韓国ににわかテニス・ファンが増殖している。 「五輪の前月となる今年1月に開催された全豪オープンで、チョン・ヒョン(21)が韓国選手として初めて男子シングルスでベスト4に進出したのです。この快挙を報道しないわけにはいきません。韓国メディアは五輪情報と同じくらい、彼の快挙を伝えています」(現地入りした記者) その影響だろうか。韓国メディアは「チョン・ヒョンがどれくらい凄いか?」ということを伝えるため、比較対象として日本の錦織圭(28)を取り上げたのだ。 「全豪オープンとチョンが脚光を浴びたのは、彼が同4回戦で元世界1位のノバク・ジョコビッチにストレート勝ちを収めたことがきっかけでした。韓国のスポーツメディアが快挙として伝え、その直後、米メディアが『決勝に進出すれば、アジア人では'14年全米オープンの錦織以来』と報じたのです。そこから、韓国は錦織との比較を始めました。韓国ではちょっとしたテニスブームが始まり、関連商品の売上げは1月末時点で前年比の約2倍にも及んだそうです」(同) 韓国スポーツメディアによれば、「錦織はベスト4進出まで7年かかった。チョンは錦織より3年も早い」と報道。さらに、「チョンは外交官のような優れた英会話をこなす」とも伝えていた。どの国でもそうだが、自国選手が国際大会で好成績を収めると、その競技が急に脚光を浴びる。自国びいきは仕方ないとしても、こんな声も聞かれた。 「韓国にも根強いテニスファンが元々いて、彼らにとって錦織はアイドルです。チョンの快挙をきっかけにテニスに興味を持ったファンも、錦織との比較でその凄さを認識したらしく、『21歳のチョンはこれからの選手、錦織は凄い』とリスペクトしています」(TV局員) 当然、錦織は韓国での露出度が上がり、五輪の裏でファン拡大となったようだ。 遅ればせながら、韓国でも錦織ブームが到来しそう。ただ、「五輪よりもテニス」となったのは、開催権を踏みにじった北朝鮮への腹いせもあったかもしれない。 この数年のアジア勢の活躍について聞かれたチョンはこう答えている。 「僕たちアジアの選手は皆、錦織選手を目指し、一生懸命追いかけている。彼はアジアの誇りです」 ちなみに、右手首損傷で心配された錦織は2月13日、ニューヨーク・オープン初戦勝利でツアー復帰戦を飾っている。
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スポーツ 2018年02月21日 07時28分
【千葉ロッテ】井口新体制初の春季キャンプ打ち上げ、石垣島過去3番目の動員!
今シーズンから井口資仁新監督が率いる新生千葉ロッテマリーンズが19日、石垣島で行われていた1軍キャンプを打ち上げた。 昨年は最下位に終わった千葉ロッテだが、井口新監督や若手選手への期待感が多く、16日間の練習日で観衆が26,000人を突破。この数字は石垣島キャンプ初年度の2008年の31,950人。2009年の27,750人に次ぐ、11年間で3番目の観衆となった。<千葉ロッテ石垣島春季キャンプ動員数>2008年 31,950人2009年 27,750人2010年 16,570人2011年 15,500人2012年 10,200人2013年 18,300人2014年 14,730人2015年 18,300人2016年 21,600人2017年 20,700人2018年 26,000人■石垣島スポーツ交流課のコメント 井口マリーンズへの期待の高さを感じました。週末を中心に例年より多くの方に日本中から駆けつけていただいたことが印象的です。北海道の稚内など遠方からお越しになった方もいました。また、安田選手などルーキーの方々の注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います。練習の雰囲気も良く、活気と熱気に溢れており、見学に来られた方々も大変喜んでいたように見受けられました。今年はぜひ優勝をしていただいて、来年のキャンプイン前に水牛のパレードを実施したく考えています。 石垣島で猛練習を行ったチームは沖縄本島に移動し、広島、中日と練習試合を行ったあと、27日から3月1日まで宮崎で開催する「2018球春みやざきベースボールゲームズ」に出場し、オープン戦前最後の仕上げを行う。文・増田晋侍写真提供・(C)千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2018年02月20日 18時30分
投手・大谷に合格点! それでも二刀流が確立されないエンゼルスの内情
大谷翔平(23)が初のフリー打撃に登板した2月17日、エンゼルスは「二刀流のデビュー」に向けてさらに仕掛けてきた。昨季、主に一塁手として試合に出ていたC・J・クローン内野手(28)をトレード放出した。マイク・ソーシア監督は詳しく語らなかったが、米メディアは「指名打者(以下=DH)のプホルスを一塁手にまわす」と予想していた。DHに空きを作ったということは、「打者・大谷」の出場機会を確保するためだろう。「キャンプ途中でのトレードは決して珍しくありません。ただ、大谷の二刀流としての出場サイクルが確立するのは6月以降かもしれません」(米国人ライター) 順調にいけば、「投手・大谷」のデビューはペナントレース早々に見られそうだ。初の実戦形式での登板となったこの日、大谷は打者7人に対し、約30球を投げたが、ヒット性の当たりを1本も許さなかった。相手はマイナーリーガーだが、「格の違い」はしっかり見せつけた。「ネット裏、右中間のフェンス付近で球団首脳陣や関係者がずっと大谷のピッチングを見ていました。先発ローテーションで使うから、注視していたんです。大谷の放った約30球のうち、半分近くはボール球でした。でも、この時期にこれだけ威力のあるボールを投げられたのだから、首脳陣は合格点を出したはずです」(特派記者) エンゼルスは大谷を投手と打者の両方で使うことを“公約”している。「先発したら、翌日はオフ。翌々日はDHで出場して、さらに翌々日にまた先発して…」といったように、二刀流の出場サイクルが確立するまで時間が掛かるという。そう予想する米メディアは少なくない。 「メジャーリーグは先発投手5人を中4日のサイクルでまわすのが一般的です。でも、エンゼルスは大谷を投手と打者の両方で使うため、先発投手の6人態勢で臨みます。でも、4月、5月は移動がさほどハードではないので、6人でまわす必要がないんです。ソーシア監督は4月からの2か月間は『投手・大谷』に比重を置いた使い方をすると思われます」(前出・米国人ライター) ソーシア監督は、今季19年目を迎える名将だ。しかし、どちらかというと、我慢強く選手を使うタイプではない。主力選手の不振が長引くとスタメンから外す。マイナーから昇格してきた若手に対しても、すぐに結果を出せなければ“出直し”を通達する非情さも兼ね備えている。しかも、監督としての契約が今季で満了となる。指揮官が契約の延長を意識するとすれば、大谷の二刀流にばかり気を取られるようなことはしたくないはずだ。近年のエンゼルスは低迷が続いているだけに、指揮官が今季に掛ける思いはかなり強いはずだ。 他球団だが、大谷獲得に動いたメジャースカウトの一人がこう続ける。「どちらかというと、投手・大谷はすぐに結果を出せるが、打者としてはちょっと時間が掛かるかもしれないと見ていました。打撃センスはバツグンですが、一線級の投手が相手だと振り遅れて差し込まれるかもしれない。二刀流なら、打席に立つ機会も多くないし、そういう意味で苦労すると予想されていました」 打者出場した大谷がバットですぐに結果を出せなかった場合、“見切りの早い”ソーシア監督のことだ。「しばらくは投手一本で」と判断する可能性は高い。またその場合、投手出場しながら、打者としてレベルアップをはかることになる。その苦労は並大抵ではないだろう。開幕からしばらくは「代打出場」と予想する米メディアもいた。 「エンゼルスはすでに大谷を『特別扱い』しています。期待の大きさでもありますが、期待した選手がすぐに結果を出せなかった場合のソーシア監督は“決断”が早いですからね」(前出・同) 17日の打撃投手登板だが、実は、大谷一人のために急きょ用意されたものだった。 ペナントレース序盤に投手デビューさせた後、二刀流のルーティンを確立するため、いったんマイナーに降格させると予想するメディアもあった。こちらは投打ともに大谷を成長させるためのプランとして好意的に伝えていたが、リーグを代表する好投手がいないチーム事情を考えると、「投手・大谷」をローテーションでフル稼働させたほうが良さそうだ。いずれにせよ、二刀流のルーティンが確立されるにはそれなりの時間が掛かりそうだ。
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スポーツ 2018年02月19日 17時38分
【オリックス】春季キャンプ最多動員更新!ファンサービスの良さが実を結ぶ
「あれを見てください。金子(千尋)や山岡(泰輔)、T(-岡田)がサイン会をやってるでしょ。あれ、僕らは何も言ってないですからね」 オリックスの広報担当者は私にこんな話をしてくれた。春季キャンプも後半に突入した第4クール。選手の疲れもピークに差し掛かろうかという時期である。エース金子のサイン会には、関係者から「まるでディズニーランドのミッキーマウスみたいだな」という声があがるほど長蛇の列が作られていた。脇腹の違和感から大事を取って2軍で調整中の岡田は、連日2軍球場の前やバファローズタウンの入口などを利用して、即興のサイン会を行っている。私が取材していた間には、まだ体調が安定しない安達(了一)も、調子が良い日はサイン会を行っていた。 現在、オリックスが春季キャンプを行っている宮崎市では、ソフトバンクと巨人(1軍は途中から沖縄へ移動)がキャンプを行っており、3チームのキャンプ地を結ぶシャトルバスが運行されている。規模的にはソフトバンクや巨人にまだまだ及ばないが、こうした選手のファンサービスの良さがオリックスファンのみならず、地元の方々や、宮崎を訪れているプロ野球ファンに浸透し、第4クール最終日の18日には、宮古島から宮崎にキャンプ地を移転してから最多となる11,130人(過去最多は9,200人)動員という形で実を結んだ。 選手に話を聞くと、「もっとオリックスファンを増やしたい」という声が本当に多い。中には「時間はかかるかもしれないですけど、こうしたらファンが増えると思いませんか?」と逆に聞いてくる選手もいる。そんな意識ができる限りファンサービスを行うという気持ちにも繋がっているのだろう。 ベテランでは、中島宏之のファンサービスの素晴らしさがファンに好評で、中には感激のあまり泣いてしまうファンも。中島はシーズン中も「できる限りのリクエストには応えてあげたい」という思いから、ファンに気軽に話しかけながら、サインをする姿が良く見られる。3年前移籍してきた時に、そんな中島にファンサービスについて尋ねると「僕にとっては当たり前のこと。それでファンが喜んでくれれば」と話してくれたが、今は全選手が“できる限り”のファンサービスを行うようになった。 ファンとの距離が近すぎるという問題があるのも事実だが、そこはファンもモラルを守ることで、今後も12球団一のファンサービスをとことん突き進んでもらいたい。その上で、最大のファンサービスである優勝を達成して欲しい。取材・文 / どら増田カメラマン / 舩橋諄
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スポーツ 2018年02月19日 16時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「秋山準」“王道復活”の鍵を握る男
昭和プロレス史を形作ってきた全日本プロレス。2000年のノア勢大量離脱以降は経営不安からの離合集散を繰り返してきたが、ここに来て上昇傾向に転じている。 “王道復活”のキーマンとなるのが秋山準だ。 「全日本プロレスといえばジャイアント馬場」とのイメージを持つ人は今も多いだろうが、実際のところはどうなっているのか。 紆余曲折あって、社名は『オールジャパン・プロレスリング株式会社』と横文字に変わっているが、れっきとした全日の正統後継団体であり、その社長を務めているのが秋山である。 1992年、専修大学卒業前に全日への入団を決めた秋山。一般企業に就職する予定でいたが、馬場直々の誘いを受けたことがプロレス入りへの後押しになったという。 輪島などの転向組を除く純粋な新人としては、全日においてジャンボ鶴田以来となる入団会見が開かれ、秋山への期待の高さをファンや関係者に印象付けた。 「馬場としてはライバルの新日本プロレスが、'91年に発足させたレスリング部門『闘魂クラブ』を意識した部分も大きかったでしょう。同部門にはバルセロナ五輪出場を決めていた中西学をはじめ、全日本選手権優勝の永田裕志、石沢常光(のちのケンドー・カシン)らがいて、アマチュア実績で比べると学生選手権準優勝が最高の秋山では分が悪い。しかし、専大レスリング部で主将を務めた人間性や精悍なルックスから、将来性では新日のアマレスエリートたちに劣らないと判断し、売り出しを図ったのでしょう」(スポーツ紙記者) それもあって秋山は、入団初年から暮れの世界最強タッグ決定リーグ戦に出場するなど異例の抜擢を受け(病気療養で欠場した鶴田の代役でパートナーは田上明)、'95年には同期入団の大森隆男とのコンビで、伝統あるアジアタッグ選手権も獲得する。 田上、三沢光晴、川田利明、小橋建太(当時・健太)の“四天王”に次ぐ存在として、マスコミやファンからは“五強”と目されるまでになっていった。 ただ、この頃の秋山自身は、四天王との実力差、経験不足を如実に感じていたという。 「御大・馬場社長の後押しもあり早くからスター街道を歩んだものの、周囲の評判と実感との乖離が大きく、その影響か'97年あたりにはパニック障害を発症していたと、のちに本人が語っています」(同) 周囲と自身の評価の差は、その後も秋山に付きまとうことになる。全日から分かれてノアを立ち上げた、その旗揚げ2連戦。 初日、小橋と組んで三沢&田上組と対戦した秋山は、三沢をフロント・ネックロックで秒殺すると、2本目もエクスプロイダーで田上をピンフォール。 さらに2日目は、小橋とのシングル戦でメインイベントに出場すると、やはりフロント・ネックロックで勝利を収めた。 旗揚げ2連戦で四天王のうち、全日に残った川田以外の3人すべてを下したわけで、すなわち「新団体のエースは秋山になる」ものと思われたが、そうはいかなかった。 「旗揚げに際して三沢は社長業に忙しく、小橋は長年の膝の故障を抱えて不調にあった。そこで、秋山としてはあくまでもこの時期だけ、自分が前に出ようと考えたようです」(同) また一方で、この頃はPRIDEにおいて、新日の永田や石澤が苦杯を喫していたことから、同じレスリングがバックボーンの秋山に対し、リベンジを期待するファンの声も多かった。そんなところにフロント・ネックロックという格闘技系の技を披露したことで、総合進出を噂されることにもなった。 だが、レスリングの実績でいえば、同じノアには五輪3度出場の本田多聞や、当時は新弟子だった全日本覇者の杉浦貴もいる。にもかかわらず総合といわれても、前向きになれるはずがない。 秋山としてはノアの成功が第一であったが、エースの座や総合参戦など当人の思惑とは異なる期待を懸けられたことで、結果的には何か宙ぶらりんの状態となってしまった。 若手とともに結成したスターネスを率いて団体内抗争を仕掛けても、ファンの中には「そんなことをやっている場合か」と見る向きは少なからずあった。 そんな秋山が一皮むけるきっかけとなったのは、新日への参戦だった。中でも同世代の永田との対戦は、四天王越え、闘魂三銃士越えを目指すという、共に似た境遇だったこともあり、自らベストバウトに挙げるほどの好勝負となった。 だが、そこからも順風満帆とはいかず、自身の故障や尊敬する三沢の死、小橋の引退などの影響もあってノアを離れ、古巣である全日への復帰を果たしたのが'13年のことだった。 ノア勢の離脱以降は、経営をめぐって常にゴタついていた印象もあった全日だが、'14年に秋山が社長になってからは落ち着きを取り戻しつつある。王道復活にかける秋山の手腕にファンからの期待は大きく、それは秋山自身も期するところであろう。 入団から26年目、48歳にしてようやく、秋山とファンの思惑は一致することになったのだった。秋山準(あきやま・じゅん)1969年10月9日生まれ、大阪府出身。身長188㎝、体重110㎏。得意技/エクスプロイダー、スターネスダストα。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年02月19日 07時55分
【オリックス】福良監督「ほとんど見られたのは収穫」1軍vs2軍の紅白戦に手応え
春季キャンプ 第4クール1日目▽15日 宮崎・清武SOKKENスタジアムオリックス・バファローズは15日、春季キャンプの第4クール初日を迎えた。この日は2回目となる紅白戦が行われ、田口壮2軍監督の強い要望により、1軍対2軍の対戦となった。白組(1軍) 3-2 紅組(2軍)<白組ピッチャー>アルバース-松葉(2回)-吉田一(2回)-金田-小林-澤田-山本<白組スタメン>1.(遊)福田 2.(二)大城 3.(左)武田 4.(右)杉本 5.(捕)伏見 6.(一)園部 7.(指)伊藤 8.(中)小田 9.(三)縞田<紅組ピッチャー>山田(2回)-榊原(2回)-青山-赤間-佐藤世-吉田淩-神戸<紅組スタメン>1.(指)坂本 2.(二)西野 3.(捕)西村 4.(遊)宗 5.(右)張 6.(左)吉田雄 7.(中)根本 8.(三)岡崎 9.(一)比屋根白組の先発は実戦初登板となる新外国人左腕のアルバース。アルバースは、先頭の坂本から空振り三振を奪うと、西野、ルーキーの西村を連続でセカンドゴロに打ちとり、三者凡退デビューを飾った。試合は1回裏、白組の杉本がレフトフェンス柵越えの特大2ランで先制すると、5回表には紅組の根本がライトフェンス柵越えのホームランを放ち、1点差まで詰めるも、1軍ピッチャー陣が意地を見せて、最後は3-2で逃げ切った紅組の勝利。育成のルーキーキャッチャー稲富も盗塁を2度刺すなど、若い選手がアピール出来たことで、田口2軍監督の提案は大成功だったといえるだろう。■福良淳一監督 囲み会見−−最初雨だったが、試合ができた。良かったですね。見たかったので。−−1軍 対 2軍というのは珍しいが?まあ、1軍もほとんど若手ですからね。−−その中で目についた選手は?福田は実戦向きじゃないですか。根本もいいホームラン打ったしね。−−育成の稲富は?ふたつ(盗塁を)刺して、良かったんじゃないですか。−−高校を卒業してすぐのキャッチャーがああいう形で結果を出すのは珍しいが?試合でアピール出来たんじゃないですかね。そういう意味では。守りの方で。もうちょっとバタバタするかなと思ったんですけどね。落ち着いてましたよね。−−けっこう肩はいいように見えたが?コントロールもいいし。−−打席では三振したが?まあこれからでしょうね。−−立ち振る舞いは?みんな落ち着いてましたよ。高校生は。−−新外国人のアルバースは?言ってたとおり、打たせて取るピッチングじゃないですか。−−期待どおり?まあ、もう少し見ないと。ああやって粘られたときにどういうピッチングをするのか。日本人のバッターとやるにしても当てるのはうまいですからね。そういうところを見ていきたいですね。球数はどうなのか。ただ、そういう投球術は持ってますよね。−−杉本は2打席目…凄い飛距離でしたよね。あれだけの当たりはなかなか出ないでしょう。それは素晴らしかったですけどね。−−次の打席の内容が…いつも言ってるんですけど、考えないと悪いですよね。もう少し考えられたら違う結果、内容が出るんやないですか。−−紅白戦2試合はホームランだけだが?当たったら凄いですよ(笑)。当たればあの距離は魅力ですけどね。あの長打力というのは。−−根本は2年目でパンチ力がある?台湾でもやっぱり、いいバッティングしてましたからね。楽しみですよ。−−この試合で入れ替えはある?それはないです。まだ1試合、2試合ですからね。もう少し見て考えます。−−育成の榊原もボールが…良かったですね!榊原も。実戦で見る機会がなかなかなかったんですけどね。昨年の秋、ブルペンでは見てたんですけど。ブルペンどおりの投球が出来たんじゃないですか。−−(山本)由伸はどう評価する?由伸?ゲームになると少しはマシになってきますけどね。やっぱあれだけのボール投げますからね。−−1度にこれだけの選手が見られたのは収穫だった?大きいですね。はい。収穫ですね。ほとんど見れましたからね。−−最後に田口2軍監督と話していたが?若手についても話しましたし、先に投げた山田とかその辺のピッチャーをどうしていくかとか、そういうところですかね。課題が見えたんじゃないですか。−−左投手の争いはアルバース、松葉は前進した?前進ですね。−−きょうの松葉はどうだった?うーん。きょうの2イニング。そうですね。悪くはないと思うんですけど、ひとつコレというのが欲しかったですけどね。−−新しいフォームを試していたが?それがまだもう少し時間がかかるんじゃないですか。自分のモノにするのに。−−佐藤世那は?まだ投げ方を(サイド)に変えたばかりなんで、これからやないですかね。投げて覚えていって欲しいですけどね。数こなして。まだまだこれからだと思います。−−負けなくて良かったですね?(負けたら)クビ…(1.2軍)総取っ替えやったからね。ハハハハハ(爆笑)。(2軍球場がある)寒いところに、風が強い方に行かなきゃいけなかったから(笑)。取材・文・カメラマン / どら増田
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スポーツ 2018年02月18日 16時00分
浅田舞「たくさんイジってもらって…」のオ・ン・ナ発言に霞む真央
「付き合ってくれるとしたら、浅田姉妹のどっちをとる?」の質問に大半の男性は「断然エロい舞の方」と答えるという。“美しすぎるアネキ”の逆襲に、妹の存在感は薄まるばかり。 浅田真央(27)の姉、舞(29)が、ケーブルテレビJ:COMで放送される平昌五輪中継の司会役に選ばれ、その発表会見でのこと。 進行役が男子ホッケー日本代表選手の間で「浅田ファン」が多いことを言うと、舞とコンビを組む元体操選手の森末慎二氏が「浅田家は2人いるから、どっち?」と突っ込んだ。すると真央ではなく舞の方だという。冒頭に述べたように、実はこの「お姉さんの方が好き」というのは、ホッケー選手だけに限らないようだ。 浅田は「森末さんとは2回目ですが、たくさんイジってもらって(リオの放送が)本当に楽しかった。生の情報や、より深い情報を楽しく伝えていきたい」と語り、これに気をよくした森末は「適度に舞ちゃんをイジりながら…」となんともエロくとれる返答をした。 「舞はバラエティー番組にも出演し、現役時代、妹に追い抜かれて嫉妬したことまでアッケラカンと話したり、お笑いタレントが突っ込んでも気の利いたコメントを返します。写真集で豊満なバディも披露していますからね」(テレビ局員) 舞もフィギュアスケート選手だったが、妹のような晴れ舞台には上がれなかった。しかし、昨今では逆転傾向にある。姉妹共演のアイスショーも開催されているが、舞の方が拍手の数も多いというのだ。 「今回のMC抜擢もそうですが、アッケラカンとした性格と“巨乳”ぶりが人気の原因でしょう。どのテレビ局も真央に現地レポーターなどを務めてもらいたいと思っていましたが、平昌五輪出場を目指して落選した経緯もあるため、頼みにくいというか、真央の方がそういう空気を作ってしまっている」(同) しかも、各地で真央の写真などを集めた展覧会も開かれているが、この時期なので、平昌五輪の“裏番組”といったイメージだ。 「MCの発表会見で舞は、真央の出ない五輪についても質問され、『家族が出ると、心臓の鼓動が聞こえるくらい緊張して』と答えていました。真央を傷つけず、ギャラリーの好奇心にも応えた、いいコメントだったと思います。真央は早いところマイナスのイメージを払拭し、どんどん露出を増やすべきですよ。このままでは世間の男たちが舞のセクシー度にやられて、真央の影は薄くなるばかりです」(関係者) しかし、真央より舞にオ・ン・ナを感じるのは何故だろう? 男のシモ半身は理屈抜きに正直だということか。
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スポーツ 2018年02月17日 16時00分
夏の甲子園「外野席有料化」は“混雑緩和”と“財源確保”に住民困惑
夏の甲子園、全国高校野球大会が今年で100回を迎える。このメモリアルを機に日本高校野球連盟(=以下・高野連)が1月24日、今夏の大会から外野席を有料化することを発表。これに地元では、賛否両論が沸き起こっている。 有料化の詳細については明らかにされていないが、料金は500円程度になるという。理由は、ここ数年深刻化している混雑の緩和と、開場前にファンが行列をなす外野席入場門近辺の安全確保。これに合わせ、バックネット裏の自由席も全席前売りの指定席となる。 「甲子園球場の外野席の客席数は約19000。仮に平均70%の客入りだとすると、有料化すれば大会全17日間で約1億1300万円の増収が見込まれる。これは、『高校野球200年構想』の事業費用にも充てられるという。ただ、夏の甲子園の外野席は、一般のファンが多いネット裏と内野席、各校の応援団が多いアルプス席と違って、高校野球の熱烈なファンが集まる。それだけに高校野球関係者や、地元甲子園に住む住民などからは、様々な声が上がっているのです」(地元記者) 甲子園での監督経験もある元教員はこう語る。 「もともと、地方予選ですら入場料を取っている場合もあるのに、本大会の外野席が無料というのは公平性に欠けるという意見もありました。しかし、無料であることは、高校野球が“教育の一環”でもあるという観点に立つものだと思っていましたから、少々寂しい気持ちもします」 また、前述のように外野席有料化の目的の一つに“混雑緩和”があるが、甲子園球場の元関係者はこう説明する。 「確かにここ数年、混雑ぶりは目立っていますが、それは強豪チームが試合の時と、お盆休みの期間。入場時の混雑といっても開門までの話で、有料となればチケット売り場が大混雑するのではないか」 そのため、有料化の狙いは混雑緩和よりも新たな財源確保にあるとの見方が強いのだが、元関係者はこう続ける。 「『200年構想』と言うように、この先100年を考えた場合、どうやっても少子化の波は高校野球に押し寄せる。高野連は春にも増収分の使い道を公表する予定ですが、活性化のためのPR活動や地方の高校野球部への助成金に回す案などが出ると言われています」 今年から夏の甲子園の風景が変わりそうだ。ちなみに、春の選抜大会での有料化は考えていないという。
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