スポーツ
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スポーツ 2018年03月13日 06時50分
オープン戦終盤に一軍合流 救世主・上原に「ヘンなクセ」が…
“救世主”上原浩治は、序盤戦のヨシノブ構想に入っていない…。 10年ぶりの古巣帰還を果たした上原がフリー打撃に登板した(3月11日)。この時期、二軍球場のスタンドが沸くのは珍しい。上原がマウンドに上がるのと同時に約300人(推定)のファンが拍手と声援を送り、異様な雰囲気のなかで「実戦登板」に向けた調整が開始された。「43歳(4月3日の誕生日で)が投げる球じゃないです。球種が分からなかったら、絶対に打てない」 対戦したベテランの亀井善行(35)が報道陣にそう答えている。 変化球を交えて約40球、ヒット性の当たりは5、6本といったところ。初のフリー打撃登板としては合格点だろう。亀井など4人のバッターを苦しめたのは、メジャーリーグで上原の代名詞ともなったスプリット。「ストレートに近い球速で小さく落ちる変化球」だが、上原のそれは“変化の幅”が大きい。メジャーリーグ中継の解説も務めるプロ野球OBによれば、「上原には2、3種類のスプリットがあって、投げ分けていた」という。この変化球が上原の投手生命を長くさせたのだろう。 上原はそのスプリットを投げるとき、胸のあたりに小さく右手を前後させ、予告していた。フリー打撃に登板する投手が味方選手に球種を教えるのはよくあること。それでもタイミングが取れずに呆然と見送る、あるいは、空振り。力のないゴロ打球が転がるのを見せられると、上原が、頭数も足らない巨人救援陣の救世主に思えてくる。しかし、他球団のスコアラーはそうは見ていなかった。 「もともと器用な投手だったから、今日の時点でも『それなりの精度』で投げていたけど、実戦で通用するボールを投げるには、もうちょっと時間が掛かりそう」 さらに詳しく聞き直すと、メジャーリーグから帰還した日本人投手には「一つの難題」が課せられるという。 メジャーリーグに挑戦した日本人選手は、米国仕様のボールに悩まされる。“感覚”もあるようだが、アメリカのボールは日本よりもやや大きく、少し重いという。投手はしっかり握れないため、本来の球速を出せない。バッターはジャストミートしたつもりでも凡打になる…。こうしたボールの違和感を乗り越えられるかどうかが、成否を分けるという。日本帰還の選手は、今度はその反対の違和感を解消しなければならないのだ。 投手出身のプロ野球解説者がこう言う。「日本のボールがアメリカ使用球よりも小さくて、軽いということは変化球の曲がり方にも影響します。軽いので曲がりすぎることもあり、投げている本人からすれば、この程度の調整で、もう、変化球を実戦レベルまで上げられたんだなと勘違いしてしまう…」“曲がり幅”が大きすぎるということは、プラス要素だけではないようだ。 また、日本とアメリカはマウンドの感触も違う。日本のマウンドは軟らかい。アメリカで成功した日本人投手は「高くて硬いマウンド」が自身にフィットしたからで、軟らかいマウンドに合わせ直すのはけっこう時間が掛かるという。これは、レジェンド黒田博樹も広島帰還時に苦しんだそうだ。 こうした日米野球の違いを聞かされると、上原が本来の力を発揮するのは、球宴戦後かもしれない。「上原って、腕を振り切った後、あんなふうに飛び跳ねていたかな? そういうクセはなかったと思う」(前出・他球団スコアラー) 軟らかいマウンド、小さくて軽い日本のボールに違和感があるから、昨季と違う投げ方をしているのか…。 上原はオープン戦終盤で実戦登板する予定だ。当面は“顔”と“貫禄”で抑えられるだろうが、完全に調整の終わっていないペナントレース序盤戦でアテにしすぎると、高橋監督は痛い目に遭いそうだ。
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スポーツ 2018年03月13日 06時30分
「伝説になる」「緊張するのは凡人」 6歳の天才ゴルファーの発言に賛否両論
11日放送の『ジャンクSPORT』(フジテレビ系)に6歳の少女ゴルファー須藤弥勒選手が登場。その言動と振る舞いが、賛否両論となっている。 弥勒選手は母親と一緒に出演。まず紹介されたのが、親が子の才能に惚れ、自宅の隣に660坪の土地を購入し、専用の練習場を購入したエピソード。 MCの浜田雅功が「はあ?」と声を上げるなか、広大な土地にバンカーやパターなどが用意されたゴルフ練習場が紹介される。そして、自宅内のパター練習場、ガレージ内の雨天練習場も映し出され、スタジオは驚きの声を上げる。 また、母親がゴルフを始めたきっかけについて、東大卒の夫がボールを打つ弥勒選手を見て、「天才だ」と叫び、お金をかけて育成する気になったことを告白。浜田が「お金かかってるわけですよねえ」と声をかけると、「この一言でついつい乗ってしまいました」と発言した。 そして、父親が独学で勉強した練習法を弥勒選手が実践していることを紹介。本人に内容について質問すると、練習については、苦しいと思ったことはなく、楽しいとのこと。 さらに、弥勒選手に浜田が「夢はなんですか」と聞くと、「世界ジュニアを何度も取って、メジャーを取って最終的にはマスターズを優勝して伝説になります」と将棋棋士で神武以来の天才といわれた加藤一二三九段のような早口で高らかに宣言。 浜田の「緊張しないんですか?」と質問には、「緊張するのは凡人です。私はゴルフの神様の子供なんで、緊張はしません」と断言した。 一連の弥勒選手の様子に、ネットユーザーは賛否両論。「世界を目指すならあれくらいの気持ちが必要」「子供だし許容範囲内」「可愛かった」という好意的な声もあったが、「謙虚さが感じられない」「態度が悪い」「プロになれなかったらロクな人間にならないと思う」など否定的な意見も存在。 また、親についても「のびのび育てている」「子供をサポートして凄い」という声と、「親バカすぎる」「道楽が過ぎている」「人間教育がなってない」などの否定的な意見もあり、ネットでは議論となっている。 様々な声がある弥勒選手だが、親も含めて世間を黙らせるためには、今回の宣言通り、世界ジュニア選手権とマスターズを優勝するしかないだろう。 右も左も分からない6歳は、今回の番組出演によって、重い「宿命」を背負ってしまったのかもしれない。少々重たすぎるようにも思えるが、「伝説のプロ」になるには、そのくらいのプレッシャーが必要ということか。
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スポーツ 2018年03月13日 06時14分
村田修一の独立リーグ移籍から見えるもの
昨年10月に巨人から戦力外通告を受け、所属球団が決まらずにいた村田修一の栃木ゴールデンブレーブスへの入団が正式に発表された。記者会見では、栃木入団までの経緯や現在のコンディション、NPBへの想いと共に、BCL(ベースボールチャレンジリーグ)での対戦相手への意気込みも語っている。■入団会見から伝わるもの「対戦相手のピッチャーは体に近いところに向かってきてくれて構わない」元・二年連続ホームラン王から独立リーグへの『宣戦布告』と捉えたファンも少なくないだろう。その言葉からは、これまでの経験から来るプライドも窺うことができ、NPB復帰へ向け結果を残す自信も感じ取れた。無論、その意気込みは、同じくNPBを目指す野心溢れる野球人たちにも届いているはずだ。そして、村田のBCL入団の影響は単に個人のことだけに留まらない。特に対戦する他球団にとっては、『おいしい獲物』でもあることは間違いない。BCLは2007年のリーグ戦開始以降、毎年、育成枠を中心にドラフトでの指名を受けNPBへ選手を送り込み、昨年には支配下枠で史上最多となる4名の選手が指名されている。球団数も増え続け、現在は10球団による2リーグに分けられ、来年以降も新球団参入が予定されており、日本のプロ・アマ野球界にとって、マーケットとしての存在は大きなものになってきている。また、2018年シーズンより、各球団所属選手(上限27名)の年齢を26歳までという年齢制限を設けている(オーバーエイジ枠5名まで)。選手たちのセカンドキャリアを考慮したことと、NPBへのドラフト対象となる平均年齢が20歳代前半までであることを踏まえての変更であり、これにより、BCLに登録されている選手はこれまで以上にドラフト指名を受ける可能性が高まることになる。今シーズン、リーグ所属の血気盛んな投手たちにとって、元日本代表でもある村田と対戦すること、さらにはBCL経由で、再び日本のトップカテゴリーへの帰還を目論むスラッガーを抑え込み、返り討ちにすることはNPBスカウト陣へのアピールという面において絶好の機会を得ることになる。■野球に対する感謝を胸に村田の栃木ゴールデンブレーブスとの契約は、NPBへの復帰が優先されるものであるという。つまり、リーグ開幕直後でも声がかかれば移籍が可能となり、BCLへの在籍は短期間になる可能性もある。会見で村田が語った『1打席1打席、集中して挑みたい』という言葉は、対戦する投手たちにも同じことがいえるだろう。また、ピッチャーに限らず、同じく打者も元・本塁打王からいくらでも感じ取り盗めるものはあるはずだ。当然、チームメイトとしてもしかり。全てのリーグ所属の野球人、さらには我々ファンも含めて、村田修一というプレーヤーに没頭できる時間が与えられたことは極上の喜びであることに他ならない。会見の最後は、「野球をする環境を与えてくださった栃木ゴールデンブレーブスに感謝し、元気な姿で野球している姿をお見せしたいと思います。」と締め括っている。BCLを構成する2つのリーグの名称はFUTURE(East)とADVANCE(West)。未来に向かい、前へ進む為、野球人はプレーを続ける。夢をあきらめない男たちの2018年シーズン開幕は目の前だ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年03月12日 23時10分
「古い」張本発言、ネットでまた物議“大谷翔平は四分六で成功しない”
11日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が今季からアメリカ・メジャーリーグ・アナハイム・エンゼルスに所属する大谷翔平について厳しい見方を示し、物議を醸している。 番組では大谷がオープン戦に投手として登板し、3回6失点と打ち込まれた様子を紹介。張本氏はこの様子を見ると、大谷について、「四分六で成功しないと思う」と断言する。 その理由について、「下半身があれだけ浮ついておったら、この5年間走り込んでないもん。下半身で投げないとね。専門家から見てもそうなんですよ。怪我をしますよ、何回も言うようにね、ちょっと心配です」と厳しいコメントを行った。 11日の放送では、野球についてのゲストコメンテーターがいなくて、とくにツッコミも入らず次の話題に。ちなみに、2月25日の放送では、元千葉ロッテマリーンズでメジャーリーグ・ニューヨークメッツに所属した小宮山悟氏が「現在は問題がない」とコメントしている。 その時は特に何も言わなかった張本氏だが、今回は「走り込み不足」を指摘。ここは「投手の専門家」の意見がほしいところだったが、残念ながらスタジオにはいなかったため、聞くことはできなかった。ちなみに、張本氏は大谷が足首の故障でWBCを辞退した際に、「走り込みが足らないから」と喝を入れたことがある。 張本氏による「走り込み不足」の指摘に、ネットの意見は賛否両論。長年プロ野球を観戦している層からは、「投手は走り込みをして鍛えるもの」「張本氏に同意」などの声も出たが、「ウエイト・トレーニングなど別の方法で足の筋力を強化しているのでは?」「長時間走ることは身体に負担をかけることになる」「考え方が古い」など、否定的な声も出た。 走り込みが野球選手にとって、有益な練習方法であるか否かは意見の分かれるところだが、大谷の才能をメジャーリーグの球団がこぞって欲しがったことは事実。大谷には、二刀流で結果を出し、張本氏を見返してほしいものだ。
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スポーツ 2018年03月12日 21時45分
TAKAみちのくをマネージャーにザックが内藤を撃破!NJC2回戦は飯伏と対戦【新日本】
新日本プロレスは春の最強決定トーナメント『ニュージャパンカップ2018』(NJC)を9日、後楽園ホールで開幕した。16選手参加の今回のトーナメント。11日現在、1回戦8試合中6試合を終えたが、11日の兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)大会で、優勝候補の内藤哲也が鈴木軍のザック・セイバーJr.に敗れる大波乱が起こった。 「内藤哲也!『ニュージャパンカップ』(NJC)1回戦、内藤哲也対ザック・セイバーJr.。ひとつだけ忠告しといてやるよ。いつ何時、どんな体勢でも、関節技、サブミッションホールドが取れるザック・セイバーJr.の技に、気をつけて下さい。ユー・ジャスト・タップアウト!」 6日の『旗揚げ記念日』大田区総合体育館大会で、内藤とのシングル対決に敗れたタイチのセコンドに付いていたTAKAみちのくが、リングに上がりマイクを掴むと、内藤をこのように挑発。これに対して、内藤は「今年、新日本プロレスに1回も来てない人間が『ニュージャパンカップ』にエントリーできるの? そんなレベルの低いトーナメントなの?」とザックが今年来日していたことに気づかない様子。「今年来日してますよ」と報道陣に指摘されると、「えっ? ザック来てる? ホントに? あー、ごめんなさい。俺、知らなかったわ。これだけ新日本プロレスのモバイルサイトをチェックしてる俺でも気付かないぐらい、ザック・セイバーJr.は存在感ないんじゃないの? 大丈夫? もうみんな知らないんじゃないの? ヒマなら、今から日本に来いよ。何かリアクション起こしてみろよ。何せ相手は、今プロレス界で最も輝いてる、そして、最もオイシイ内藤哲也だぜ。何かインパクトを残してくれよ」と内藤節で間違えをごまかしつつ、ザックに注文をつけた。 9日の後楽園大会、10日の愛知県体育館大会でそれぞれ行われたタッグによる前哨戦(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン 対 鈴木軍)は1勝1敗のイーブンだったが、TAKAみちのくがザックのマネージャー役として機能しはじめており、これには内藤も「邪魔なヤツがいるなぁ。外道? ロッキー・ロメロ? そのモノマネですか? TAKAみちのく選手。でも、彼のアシストがあれば、もしかしたらザック・セイバーJr.、俺に勝てるんじゃないの?」と認めていた。しかし、その嫌な予感が翌日に的中するとは、内藤自身も想定外だったのではないだろうか。 昨年は、鈴木みのるの力を借りて柴田勝頼を破り、鈴木軍入りをすると棚橋弘至も追い詰めたザックだが、TAKAという頭脳派マネージャーを得たことで、アドバイスや存在が効いているのだろう。内藤の攻撃を読んで先を行くザックに対して、内藤から“焦り”の表情が伺えた。最後もデスティーノを読んだ上で、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスをガッチリ極めて、TAKAの予告どおり内藤から「タップアウト(ギブアップ)」を奪って見せた。最後の流れはお見事の一言に尽きる。それぐらいのインパクトがあった。内藤も「彼のテクニックは十分に堪能した」とザックの実力を認めている。 ザックはこの日、前の試合でYOSHI-HASHIを破った飯伏幸太と15日の後楽園大会の2回戦で対戦する。TAKAと飯伏は昨年9月、TAKAのデビュー25周年記念大会でタッグを結成し、オカダ・カズチカ&外道と対戦している。飯伏を昔から知り尽くしているTAKAが、ザックにどのようなアドバイスを送りサポートするのか。ザックと飯伏は昨年夏に『G1クライマックス』で対戦しているが、TAKAがザックのマネージャーに付いたことで、飯伏にとっては内藤以上に厄介な相手と言ってもいいだろう。 負けたら終わりのトーナメントならではの波乱が起こるのが、NJCの醍醐味の一つでもあるので、誰が決勝に進出し、誰がどのベルトに挑戦するのか? 今年のNJCも最後の最後まで楽しめそうだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月12日 18時30分
騒動のイメージを払拭?初場所“優勝次点”高安に見え隠れする「綱」の一文字
騒動の影響が番付にも及ぶかもしれない。 今月11日に初日を迎えた大相撲春場所。前売り券は即日完売しており、今場所も多くのファンが足を運ぶことが予想されている。 気になる賜杯の行方だが、今場所は白鵬と稀勢の里の2横綱が欠場ということもあり、群雄割拠の状況。先場所平幕優勝を果たした栃ノ心、横綱陣で唯一出場を決めた鶴竜を筆頭に、ほぼ全ての力士に優勝のチャンスがあるといっても過言ではないだろう。 もちろん、どの力士が優勝しても話題性は十分。しかし、大関高安が優勝した場合に限っては、他の力士とは違った騒がれ方をするかもしれない。 先場所高安は大関昇進後初の2ケタ勝利となる12勝3敗という成績を残しているが、これは初場所においての“優勝次点”。もし、今場所初優勝ということになれば、「2場所連続優勝またはそれに準ずる成績」という横綱昇進の基準を満たすことになる。現に、高安の兄弟子である稀勢の里もこのパターンで横綱に昇進している。 とはいえ、当時の稀勢の里と今の高安では成績面や期待度が大きく異なるため、普通であれば綱取りの話題が出てくることは考えづらい。しかし、現在の大相撲を巡る状況はお世辞にも普通とは言えない。 元横綱日馬富士の暴行に端を発した一連の騒動に加え、立行司式守伊之助のセクハラや元幕内大砂嵐の無免許運転・追突事故、さらには、10代現役力士による強制わいせつなど現在の角界は不祥事のオンパレード。また、今月9日には貴乃花親方が内閣府に告発状を提出しており、更なる醜聞がもたらされる可能性もある。今後もこのような事が続くならば、相撲人気に陰りが出てくるのは時間の問題だろう。 こうした状況に頭を悩ます日本相撲協会や横綱審議委員会にとって、新たな横綱の誕生は騒動のイメージを払拭する格好の話題。そのため、高安の成績次第では急に綱取りを叫び出す可能性も否定できない。今場所の高安は黒星スタートとなっているが、今後の結果によっては再び“4横綱時代”が到来することになるかもしれない。
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スポーツ 2018年03月12日 17時40分
AJスタイルズWWE王座防衛で、レッスルマニアの中邑真輔戦が決定!【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間12日、オハイオ州コロンバスで開催された主力ブランド、スマックダウンのPPV『ファストレーン』で中邑真輔がルセフとのシングル戦に挑み、キンシャサを決めて勝利。さらにメインイベントでWWE王者のAJスタイルズはシックスパック・チャレンジで王座防衛に成功し、『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で中邑とWWE王座を懸けて戦うことが決まった。 「“ナカムラデイ”になるだろう」と予告した中邑はPPV『ファストレーン』のオープニングマッチでルセフとのシングル戦に挑んだ。「ナーカームーラー・ルーセフデイ」の大コールの中、試合は白熱の攻防が繰り広げられた。 中邑はスピンキックを決めてキンシャサを狙うと、ルセフのカウンタースーパーキックが中邑の顔面をクリーンヒット。しかし、中邑は辛うじてカウント2.5で逃れると、ここからルセフの後頭部にキンシャサを決めて形勢逆転。最後はとどめのキンシャサを豪快に決めるとルセフから3カウントを奪って勝利した。ルセフを下した中邑はレッスルマニアの王座戦に向けて弾みをつけた。 メインイベントでは、スマックダウンのシェイン・マクマホンコミッショナーが観戦。ロウにもスマックダウンにも属さないジョン・シナの割り込みなどがあり、6人のスーパースターによるシックスパック・チャレンジWWE王座戦が行われた。 最初にシェインのエントランステーマがヒットし、最後にチャンピオンのAJが登場。場内は「AJスターイルーズ」の大合唱。コミッショナーが試合を見守る中、試合が始まるとジョン・シナがいきなりアティテュード・アジャストメントの先制攻撃で幕を開ける。 “ベストフレンド”だったケビン・オーエンズとサミ・ゼインはリング上でだまし合い、さらにゼインがリングサイドのシェーンに因縁をつけると、ゼインを狙ったオーエンズのスーパーキックがシェインに誤爆。するとシェインはオーエンズとゼイン、それぞれのフォールを妨害して報復した。 その後も試合は目まぐるしく攻防が入れ替わるも、最後はオーエンズがシナにポップアップ・パワーボムを繰り出した隙に、実況席へのテーブルに落下し場外でダウンしていたはずのAJが蘇生し、オーエンズをフェノメナル・フォアアームで沈めて3カウント。AJが王座を防衛した。 シェインの思惑が定かではないところが不気味ではあるが、AJの勝利には拍手を送っており、タイタンビジョン(場内スクリーン)にも、『レッスルマニア34』AJスタイルズ対中邑真輔の文字が映し出された。新日本プロレス2016年1.4東京ドーム大会以来、2年3カ月ぶりの2人のシングル対決が、『レッスルマニア34』でWWE王座戦として行われることが最終決定した。 次なる注目点は試合順ということになってくるだろう。レッスルマニアでメインイベントに出場した日本人スーパースターはこれまで1人もいないのだ。今のナカムラ人気を考えればメインイベントも決して夢ではない。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月12日 17時30分
横浜みやげはここでGET!横浜駅西口に待望のオフィシャルグッズショップ誕生!《DeNA 》
横浜DeNAベイスターズは9日、10日にグランドオープンするオフィシャルグッズショップ『BAYSTORE』のオープニングセレモニーを行った。 参加者は岡村球団社長、相鉄ビルマネジメント千原社長、桑原将志外野手、柴田竜拓内野手にDB.スターマンとDB.キララが華を添えた。 ベイスターズは横浜の街にスポーツで賑わいを創り出すことを目的とした『横浜スポーツタウン構想』のもと、横浜駅西口ジョイナスにグッズショップ『BAYSTORE』をオープン。ロケーションは横浜駅隣接のジョイナス地下1階でアクセス抜群。 横浜駅は1日の乗降客数が約225万人の巨大ターミナル駅。球団の「新たな拠点を作ることで、より身近な存在になりたい」とのもくろみにはうってつけ。駆け付けたファンも「関内まで行かなくても買い物ができるので便利」、「家族や友人との食事のついでに行ける」と歓迎の声が上がっていた。 ベイスターズのグッズショップは、1993年に「ザ・ベイスターズ」を関内駅直結の「セルテ」2階に開店。2012年まで営業していた。DeNA買収後は横浜スタジアム内に移転。現在はスタジアムの内野エリアと外野エリアに計2店舗、ライフスタイルショップ「+B」がスタジアムにほど近い日本大通りにある。 セルテにショップがあった頃を知るファンの、試合がない日にグッズを買うのに、スタジアムまで行くのは面倒との声もあったことも事実。横浜駅にオープンとなれば関内よりも便利になり、より多くのファンのニーズに応えることになる。 また、岡村球団社長は「横浜にはいろんな方々が県内からもいらっしゃるので、お土産ものも充実させていきます。ここからベイスターズの素晴らしさというものを、横浜のみならず他県の方にも発信して行きたい」とコメント。アメリカのメジャーリーグのように、「ニューヨークみやげといえばヤンキースグッズ」にならい、「横浜みやげといえばベイスターズグッズ」となるための発信基地として期待したい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月12日 06時40分
ロウ所属のアスカが、SD王者のリック・フレアー実娘にレッスルマニアで挑戦へ【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは、主力ブランド、スマックダウンのPPV『ファストレーン』を日本時間3月12日、オハイオ州コロンバスで開催した。プロレス界世界最大のビッグイベント『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)前最後のPPVとあって、まだカードが決まっていない主力選手の動向に注目が集まる中、女子戦線で日本人スーパースターがアクションを起こした。 PPV『ファストレーン』でスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーが、因縁のルビー・ライオットを、実父で16回世界王者に輝いた、日本でもおなじみのリック・フレアー譲りのフィギュア・エイト(足四の字固め)でギブアップを奪い王座防衛を果たした。そこに突然アスカのエントランステーマが流れ、ロウ所属の日本人スーパースター、アスカがサプライズで登場した。 2人はリングで対峙。突然の出来事に戸惑うシャーロットだったが、アスカは獲物を狙うかのようにシャーロットをにらみつけると、無言のままレッスルマニアサインを指差した。ロイヤルランブル戦を制してレッスルマニアでの王座挑戦権を持つアスカ。ロウに所属するアスカは、ロウ女子王者アレクサ・ブリスへの挑戦が確実視されていたが、本人はどちらの王座に挑戦するのか明言せず、沈黙を守り続けていた。 しかし、今回明確に意思表示したことで、レッスルマニアの対戦相手はスマックダウン女子王者のシャーロットで決まりだろう。日本時間の13日に開催されるロウでアスカがどんな関西弁…いや言葉を発するのか注目したい。 シャーロットはサラブレッドということもあるが、WWEの女子選手の中でも屈指の実力者なだけに、アスカの連勝記録をストップさせる可能性も十分に考えられる。シャーロットの父である世界王者時代のリック・フレアーには、数多くの日本人強豪選手が挑戦してきたが、フレアーに勝って王座を奪取したのは1991年の藤波辰爾のみ。藤波はその功績が認められ2015年にWWE殿堂入りを果たしている。 この一戦は、日本人選手対フレアーファミリーの対戦、ブル中野以来日本人女子2人目のWWEシングルタイトル奪取への挑戦、アスカの連勝記録の行方など、いろんな角度から楽しめるのが面白い。すべてを制した時、アスカは歴史に名を刻むことになるだろう。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月11日 14時00分
プロ野球くじ導入&11球団試合中継全配信で変わる勢力図
昨年11月に、第14代日本野球機構(NPB)の新コミッショナーに就任した斉藤惇氏(前日本取引所グループCEO)が早速、辣腕をふるった。「大谷翔平ロス」を「プロ野球くじ」ではねのけ、返す刀で若いネット世代のファンを取り込もうとしているのだ。 球界は長年にわたり、賭けの対象になる野球くじをタブーとしてきた。1940年代に一度行われたものの、'69年に発覚した「黒い霧事件」で、野球賭博に絡む八百長に関与した選手を永久失格処分とした。この反省から、視線をそらしてきた経緯がある。 前任の熊崎勝彦コミッショナーが元東京地検特捜部長だったように、常に“法の番人”が八百長疑惑や暴力団組織との関係に目を光らせてきたのはそのためだ。しかし、今度のコミッショナーは、金融界からの抜擢。この人選の鍵を握っていたのが、プロ野球くじだった。 NPBは2月21日、沖縄県那覇市で中期経営計画小委員会を開き、「野球くじ」を来季からスタートさせる検討を始めた。NPB幹部と12球団の代表者が出席したが、反対する球団はなかったという。 2015年に超党派のスポーツ議員連盟が要望した際は、オーナー連の反対が多く断念していた。同年、複数の巨人選手が絡む野球賭博が世間を騒がせたことを受け、「慎重論」に追い打ちをかけたのだ。 流れが変わったのは、今年1月に急逝した星野仙一氏(前楽天球団取締役副会長)の遺志だ。 「プロは一銭も取らなくたっていい。それを地方自治体へまわして環境整備へ充て、もっと球界の底辺を拡大させるべきだ」 生前、星野氏は右肩下がりの球界の将来を憂いて、「toto(スポーツ振興くじ)はやるべき」と強く主張していたのだ。 「野球くじを導入した場合、NPBと12球団などが行う振興事業への助成金は30億円以上になることが予想されます。このお金を少年野球、中学・高校の部活動、各地の独立リーグの助成に充てる、というのが星野氏の主張でした。プロ野球くじに拒否反応を示してきた球界首脳たちも、“星野氏の遺志”という大義名分ができて方向転換しやすくなり、導入賛成に雪崩を打ったのです」(某球団フロント幹部) 清濁併せ呑む星野氏が、プロ野球くじ導入を急ぐ背景には、もう一つの狙いがあった。韓国、台湾などと交流戦を行うなどして海外のプロ野球ファンを獲得し、totoを海外展開する野望だ。その視線の先には、中国も見据えていた。 「国内でアマゾンに苦戦し、ヨーロッパや中国でのネット通販から撤退した楽天市場は、オンラインモールから銀行業務に主力を移しています。その楽天銀行は、totoを手掛けており、星野氏はDAZN(ダゾーン)によるプロ野球のネット中継と野球くじのセット販売で利用者増を狙っていました。中国人は、世界一博打が好きな国民性で知られています。彼らを取り込めれば、巨大な市場に発展するとみていました」(楽天OBの野球解説者) “打倒ソフトバンク!”の狙いもある。各球団の成績は、親会社の資金力が左右する。野球くじで捻出する助成金があれば、この流れを変えることも可能。つまり、球界の構造改革だ。 「四国・九州をはじめ、北越や関西には独立リーグの球団がいくつもあります。これをプロ野球の二軍に位置付けようという考えです。現状では一軍の主力選手が負傷すれば自球団の二軍から引き上げます。それを、独立リーグから補充する図式に変える。そうなれば、各球団ともに二軍を大がかりに所有する必要がなくなり、経費が削減できる。その浮いた資金でメジャーから大物選手を呼ぶなり、FA選手を獲得する。そうすれば、ソフトバンクに匹敵するチームが作れるという構図です」(同) 一方で広島カープのように高卒の好素材を獲得し、時間をかけて一流選手に育てる球団もある。しかし、二軍が有名無実になれば、今にようにはいかなくなる。 「星野氏の構想を高く評価していたのは、実は巨人です。毎年のようにFA補強し、大型新人も獲得するが、一軍で出番がなく、飼い殺しになっているケースが多い。そこで二軍を縮小し、メジャーのビッグネームを獲得する。そうすれば戦力がアップし、人気も高まる。これはナベツネさんが提唱する“オールスターチーム構想”とも重なってきます」(スポーツ紙デスク) 野球くじが始まれば、独立リーグがある松山や新潟に本拠地を移す球団も出てくると予想される。 東京オリンピック・パラリンピックで本拠地球場を失うヤクルト、朴槿恵前大統領関連の贈賄罪でソウル中央地裁から実刑判決を受けたことで、重光昭夫氏がオーナー代行を辞任したロッテ。この2球団は今後どう動くのか見物だ。
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分