スポーツ
-
スポーツ 2013年12月09日 11時00分
パ・リーグアジア進出の鍵を握る「楽天」W本拠地の仰天プラン
球団経営から9年かけて日本シリーズを制覇、東北のファン獲得に成功した楽天が、イーグルスとともに台湾に打って出るという。 「台湾の野球熱は低迷していましたが、今年3月にWBCの第1ラウンドが開催され、11月にアジアシリーズがあったことで人気が再点火した。日本でのプレーを夢見る若手も増え、田中将大などは英雄扱い。人気が最も高いチームは、巨人ではなく楽天なのです」(台湾のテレビ局幹部) その台湾野球界において水面下で進められているのが、イーグルスの本拠地誘致だという。仙台とともに台北にもフランチャイズを設け、野球人気をさらに高めようとしているのだ。 「候補地はアジアシリーズで楽天が統一(台湾)と準決勝で対戦した天母棒球場(台北)です。春と秋の仙台は気温が低い。そこで、この時期に温暖な台湾でも試合をしてもらおうと、キャパシティーを2万人に増やし、迎え入れる準備を進めています」(特派記者) 加えて、楽天の台湾進出をアシストするのがパ・リーグ。6球団で作るパシフィックリーグマーケティング(PLM)が、台湾に新たな市場を期待しているのだ。 「PLMは、来シーズンから台湾のテレビ局3局に、ニュース用の試合映像を毎日提供することを発表した。このプロジェクトを手掛けているのは、楽天のマーケティング部長からPLMに転じた根岸友喜執行役員。その先に捉えているのが楽天の台湾への準本拠地設置であり、パのアジア進出なんです」(スポーツ紙記者) さらに楽天にはもうひとつの狙いがあるという。 「田中がメジャー球団にポスティング移籍した場合、100億円近い移籍金が入ることから、Kスタのドーム化を計画している。しかし球場がある宮城野原公園総合運動場は県の所有で、都市計画法による建ぺい率などの規制が多く、現状では困難。そこで、公園を広げるなどの協力を、村井嘉浩宮城県知事に台湾移転をちらつかせることで揺さぶっているんです」(同) いずれにせよ、楽天・三木谷浩史オーナーの商魂は凄まじい。
-
スポーツ 2013年12月08日 11時00分
甦る「空手チョップ」現代プロレスに切り込む力道山・孫デビューの期待度
力道山の孫・百田力(32)選手が12月16日、後楽園ホールで行われる『力道山没50年メモリアル興行“プロレスの力”』において、リングネーム『力(ちから)』でデビューする。 当日は父で力道山の次男である百田光雄と組み、折原昌夫・NOSAWA論外組と対戦。デビュー表明時には「祖父の名に恥じないように、相手が誰だろうと“やられたらやり返す”気持ちでリングに上がらせていただきます」と抱負を語り、リングコスチュームも力道山と同じ黒のタイツを身に着ける予定だ。 力選手は茨城・土浦日大高時代にレスリング部に所属。現在はスポーツジムのインストラクターをしながらトレーニングに励んでいる。 「'04年に『ノア』の入門テストを受けたが、不合格。『ノア』所属(当時)の光雄氏は息子を罵倒したものですが、練習を見ていると時折“爆発”して父を彷彿とさせるそうで、昔のプロレススタイルを期待している面もある。確かに話題性もありますが、気性の激しかった力道山の血が試合で生かされれば、実力で一気にブレイクする可能性はありますよ」(スポーツ紙記者) 光雄氏の真意について、ノンフィクション作家の織田淳太郎氏が言う。 「今は大仁田厚の電流爆破デスマッチなどに象徴されるような、サーカス的なプロレスが流行っているが、光雄氏は父・力道山が築いた力と技を競い合う正統派のプロレス時代に戻したい気持ちがあるのではないでしょうか。今のファンは、プロレスがショーだとわかって見ている。それは、バーチャルで派手な世界に自分を投影して得られる満足感が欲しいからです。ただ一方で、こういう閉塞感のある時代ですから、曲芸よりも現実的な正統派のスタイルこそ必要とされている面もある。息子にもそういったプロレスを期待しているのだと思います」 執拗なまでにナンバー1にこだわり続けた力道山。ある意味で非常に不器用な生き方ともいえるが、そんなキャラが今のプロレス界にも求められている。孫のファイトに注目だ。
-
スポーツ 2013年12月07日 17時59分
「20億円じゃ安すぎ!」と嘆きの楽天 田中マー君の米移籍は三木谷オーナーの腹ひとつ!?
新しいポスティングシステム(入札制度)が、NPB(日本野球機構)とMLB(米大リーグ機構)との間で基本合意した。週明けに正式に決定される見込み。 その概要は日本の球団が2000万ドル(約20億5700万円)を上限に希望額を決め、その金額で獲得を希望する米球団すべてと交渉可能になるというもの。 選手がその制度を利用できるのは1シーズンに1回だけで、獲得を希望する米球団がなければ、選手は国内残留となる。 旧制度では入札金額に上限はなく、金額を決めるのは米球団で、入札した球団に独占交渉権が与えられたため、複数球団との交渉はできなかった。 MLB側としては、新制度で上限が2000万ドルに抑えられるため、資金が潤沢ではない米球団も入札に参加することが可能になり、入札金の高騰を防ぐメリットがある。移籍する国内選手は、これまで選択の自由がなかった点が改善され、複数球団と交渉できる利点ができた。 ところが、田中将大投手のような、米移籍を希望するスター選手が所属する球団にとって、新制度はデメリットでしかない。 旧制度で米移籍した松坂大輔投手(西武→レッドソックス)は約5111万1111ドル(当時約60億円)で、ダルビッシュ有投手(日本ハム→レンジャーズ)は5170万3411ドル(当時約40億円)で落札された。所属球団はエースを放出する見返りに、莫大な移籍金を手にすることができたが、新制度では、それができなくなる。 米メディアによると、米市場で評価が高騰している田中の入札金額は1億ドル(約103億円)にも跳ね上がる可能性も報じられていた。ところが、新制度で上限が2000万ドルと決まってしまったため、楽天球団として落胆するばかり。 12月3日、国内12球団の代表者会議が行われ、新制度案に楽天1球団のみが反対したが、残り11球団に押し切られた。楽天・立花陽三社長は「田中の価値が、フェアに判断されるものにしてほしい。額の多い少ないではない。上限があってもいい。ただ、なぜ、その上限額(2000万ドル)になるのか、説明責任を果たせる制度でないと」と不満たらたら。 当初、立花社長は田中の米移籍容認派と見られていたが、日本シリーズ終了後、三木谷浩史オーナーが、「田中残留」を厳命した。その後、三木谷オーナーは企業イメージを考慮してか、「個人的には、若い人が海外に挑戦するのはいいことだと思う」と方向転換。むろん、これは100億円ともいわれた“田中マネー”をあてにしてのもの。 ところが、100億円どころか、20億円しか入ってこないとあっては、楽天の方向性も変わる。田中が流出することで、入場料収入、グッズ収入、テレビ放映権料収入などが落ちるのは必至で、経済的な損失は計り知れない。また、絶対的エースを失うことで、チーム力は大きく落ち、Aクラスも風前の灯となり、ポストシーズンで稼ぐことも、おぼつかなくなってしまうことが予想される。 立花社長は8日に田中と会談予定で、「まずは残留交渉をしたい。その上で田中の意思確認をする」と話している。最終的に田中の米移籍を認めるかどうかは、三木谷オーナーがビジネスを超えたところで、判断できるかにかかっているようだ。すべては、三木谷オーナーの腹ひとつだ…。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年12月07日 11時00分
来季の大谷は投手に専念!?
「15勝、3割」 北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平(19)がテレビのインタビューで来季の目標を答えた。しかし“2年目の二刀流”は、2本のカタナの大きさが随分と違ってくるようだ。 「手薄な投手陣ですから、大谷は開幕投手を争うことになるでしょう。正捕手の鶴岡がFAでソフトバンクに移籍することが決まり、ライバル球団に内情まで流出することになってしまった。栗山監督も頭が痛いですね」(球界関係者) 今や、マー君の背中は遙か彼方の“元ハンカチ王子”斎藤佑樹(25)も右肩痛が癒えていない。そこで急浮上してきたのが、大谷の投手専任案だ。 今シーズン“投手・大谷”は13試合に登板し、3勝0敗。一方“打者・大谷”は打率2割3分8厘。どちらの成績もパッとしないが、その原因が二刀流による中途半端さにあるのは明白。 「将来的には打者一本に専念させたいというのが、首脳陣の正直な思い。しかし、今の日ハム投手陣の中で唯一、伸びしろが期待できるのは『投手・大谷』だけですから仕方ありません。奇策ですが、来季は投手、その次の年は打者の“隔年二刀流”というプランも囁かれています。営業面を考えれば、十分にあり得ると思いますね」(同・関係者) 二刀流による体力的な負担は相当なものだろう。隔年式で投手、打者の両面を育てていくのも悪くないかもしれない。 「日ハムは、とにかく次世代のエースを育てるのが急務。正捕手がいなくなるのですから、当然ながらディフェンス面のゼロからの作り直しも強いられます。首脳陣は、大谷がこだわる“二刀流”に気を配っている場合ではありません」(担当記者) 冒頭の言葉が「生涯通算で15勝、夢はいつの日か3割」に変わるかも!?
-
スポーツ 2013年12月06日 17時00分
亀田興毅の「今後の路線」にファンは冷ややかな反応
プロボクシングで3階級を制覇したWBA世界バンタム級王者の亀田興毅(27)が11月19日、敵地となる韓国・済州島で、同級14位の孫正五(ソン・ジョンオ=韓国)と防衛戦を行い、2-1の僅差判定で勝利し、V8に成功した。 ところが、試合は孫が10ラウンドに興毅からダウンを奪うなど、どちらが勝ってもおかしくない内容で、「Yahoo!ニュース」で実施した「亀田興毅vs孫正五、判定結果に納得?」との意識調査では、「納得できる」の14.7%に対し、「納得できない」が85.3%にも及び、その微妙な判定結果は物議をかもした。 その興毅の今後の方向性だが、WBAから対戦指令のある同級スーパー王者=アンセルモ・モレノ(パナマ)との王座統一戦に臨むか、1階級下げてスーパーフライ級に転級し、4階級制覇に挑むかのどちらかだ。 興毅は年齢的に減量が楽ではなくなってきたことを認め、「なるべく早く(スーパーフライ級に)いきたい」と発言しているが、どちらにするかは、「ゆっくり考える」として、結論は先延ばしになっている。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「亀田興毅に期待する今後の路線は?」との意識調査を、13年11月21日〜12月1日に実施したが、ファンから得られた回答結果は実に冷ややかなものだった。 調査は、「バンタム級を続け、モレノと統一戦」「1階級下げての4階級制覇を狙う」「その他」の3択で、4万3022票(男性=87.5%、女性=12.5%)の回答があった。 最も票を集めたのは、なんと「その他」で、全体のほぼ半数の2万1300票(49.5%)。続いて、「統一戦」支持が1万7105票(39.8%)。日本人では前人未到となる「4階級制覇」に期待した向きは、わずか4617票(10.7%)で、約1割しかいなかった。 なんとも、シビアなファンの反応だが、多くの回答者からは、「勝ちが見込める相手ではなく、強い相手と闘ってほしい」といった趣旨のコメントが寄せられた。 果たして、興毅はモレノとの統一戦に進むのか、それとも、王座を返上して4階級制覇へ向かうのか…。(リアルライブ編集部)
-
-
スポーツ 2013年12月06日 15時30分
ダルビッシュ大丈夫? 2年連続で“正妻”と離別
来季、メジャー3年目を迎えるレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)に、新たな問題に直面した。 今季、レンジャーズの正捕手を務めたA・J・ピアジンスキー捕手(36)がFAとなって、上原浩治投手(38)、田沢純一投手(27)が所属するワールドチャンピオンのレッドソックスと1年825万ドル(約8億4000万円)で合意した。 昨オフにも、レンジャーズの正捕手だったマイク・ナポリが、FAでレッドソックスに移籍しており、ダルビッシュにとっては、2年連続で“正妻”と別れるハメになってしまった。 ピアジンスキーはMLBきってのトラブルメーカーとも称されるが、雑なリードをするナポリよりは、ダルビッシュとのコンビは良く、4月3日のアストロズ戦では、9回2死までパーフェクトに抑える好投を引き出した。ただ、シーズン中にはサインが合わず、マウンドでダルビッシュと口論になるなど、2人のコンビネーションは絶妙とはいえなかった。 ダルビッシュは日本ハム時代には、相性のいい鶴岡慎也捕手(32=ソフトバンクにFA移籍)が専属捕手を務めるなど、捕手のリードに左右されがちな投手。今後、レンジャーズは正捕手探しに奔走することになるが、新たに迎えるであろう“新妻”が、ダルビッシュと合うかどうかで、来季の成績が左右されそうで、不安ものぞく。 ただ、ダルビッシュにとって、幸いなのは相性のいい第2捕手のジオバニー・ソト(30)が残留したことだ。12年7月にカブスから移籍したソトは、打撃に難があり、チームとしては正捕手は任せられない。だが、緻密なリードをするソトとダルビッシュのコンビネーションは上々で、新たな正捕手と、うまくいかなければ、ソトが“専属捕手”で起用されることもありそうだ。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年12月06日 11時45分
来年が怖い… 50分の交渉時間に秘められたトラの近未来像(藤浪晋太郎)
藤浪晋太郎(19)が契約更改を終えた(12月3日)。1500万円から3倍増の4500万円で合意、この金額は入団2年目の選手としては阪神史上最高額となる。更改後、交渉役を務めた高野栄一・球団本部長は、「過去の他球団で規定投球回数に達した選手も比較した。これだけの話題のピッチャーだから…」とコメント。「他球団の選手」とは、近年、高卒1年目で活躍した松坂大輔、田中将大のことを指していた。彼らのプロ初の契約更改だが、松坂は1300万円から7000万円に、田中は1500万円から6000万円に昇給している。金額面では叶わなかったが、高野本部長の表情からして、『将来のエース』への期待はかなり大きいと見て間違いないだろう。 「来年のキャンプ、オープン戦を順調に送ることができれば、『開幕投手』に抜擢されるかも」(関西系のプロ野球解説者) 関係者によれば、200%の昇給率を勝ち取った要因は、2ケタ勝利だけではないという(10勝6敗/24試合)。クライマックスシリーズ・ファーストステージ初戦の大事な先発マウンドを務めたのが大きいそうだ。 「来季は能見、メッセンジャー、藤浪が先発3本柱という扱いになる」(前出・同) 見方を変えれば、藤浪の好不調が虎の命運を決めると言っても過言ではない。 今オフ、クローザー不在の穴を埋めるため、韓国・サムスンの呉昇恒(31)を獲得。外国人選手の登録枠の問題もあり、リーグ3位の防御率を残したスタンリッジを手放している。久保康友もFAで横浜DeNAに移籍し、阪神は実績のある先発投手2人を喪失してしまった。先の関係者は藤浪が秋季キャンプで取り組んでいた『インステップへの投球フォーム改造』を指して、こう指摘していた。 「藤浪は左肩が早く開く悪癖があり、それを修正するためのフォーム改造でした。投球フォームの改造に関しては賛否両論だが、対戦チームも対策を高じており、悪癖を持ったまま来季に臨めば、釣瓶打ちにされます。気になるのは、藤浪が新フォームを完全に修得しないまま、秋季キャンプが終わってしまったことです」 2年連続で活躍できるかどうか、それは、オフの過ごし方次第となるだろう。 「年俸が4500万円まで上がったということは、来年の契約更改で『1億円』の大台に到達する可能性も出てきたわけです」(前出・プロ野球解説者) どの球団もそうだが、阪神もチーム総年俸を抑えようとしている。 「阪神は久保の補填として、横浜DeNAに『人的補償』を求める予定。先発タイプの投手か、右打者を選ぶはず。先発投手の頭数がいない状況ですから、年俸の高い選手でも、使えると思った選手がいれば獲る方向です」(同) カネに糸目はつけないというわけか…。 藤浪の昇給にケチをつける関係者はいない。しかし、阪神は来年20歳になる若者に1億円を払えば、その後の昇給幅がどれだけ大きくなるのか、分かっているのだろうか。FA補強に失敗しても、カネの掛かるチーム構成からは抜けられないようだ。
-
スポーツ 2013年12月06日 11時00分
白鵬破った稀勢の里の不安
今年納めの九州場所は、勝った方が優勝という横綱同士の相星決戦を制した日馬富士が、5場所ぶり6回目の優勝を果たした。 しかし、いい面でも悪い面でも引っかき回した立役者は、まぎれもなく大関の稀勢の里だった。 今度こそ7年も途絶えている日本人優勝をやってくれるのでは、と期待されながら、今場所も8日目までにあっけない相撲で2敗。ファンを大いに失望させたと思ったら、終盤、一転して全勝で突っ走り、日馬富士、白鵬の両横綱を目の覚めるような相撲で破った。 「本命の白鵬を上手投げで裏返しにした相撲はお見事でした。観客席ではスタンディングオーベーションまで起こり、関係者は驚いていましたね。それだけファンは日本人力士の優勝や日本人横綱の誕生に飢えているのでしょう」(担当記者) 中でもこの横綱戦連勝を喜んだのは北の湖理事長だ。「両横綱を負かしての13勝は優勝に準じる成績と言っていい」と、いち早く来場所の綱取りを示唆した。何としても稀勢の里を初場所の目玉にして人気復活を、と意欲を燃やしているのだ。 ただ、心配もある。2年前に先代の鳴戸親方(元横綱・隆の里)が急逝して以来、稀勢の里にはこれといった参謀が皆無。このため、ここ一番という勝負どころでことごとく失敗している。勝てば優勝、あるいは綱取り継続の可能性があった今年の夏場所、名古屋場所の千秋楽も完敗だった。 「現師匠の鳴戸(元幕内隆の鶴)は名前だけの師匠で頼りになりません。綱取りには異常なプレッシャーがかかるので、ひとりで乗り切るのは無理。早くいい相談相手を見つけないと、また同じ失敗に終わる可能性があります」(相撲関係者) 三度目の正直−−。今度こそ、稀勢の里は期待に応えることができるか。
-
スポーツ 2013年12月05日 15時30分
亀田3兄弟の視聴率争いは三男・和毅が1位も、判定決着ばかりで数字上がらず
12月3日に行われたボクシング3大世界タイトルマッチのメーンイベント、亀田大毅(IBF王者=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦は、大毅が1-2の判定で敗れた。 ところが、前日のルールミーティングで確認された事項を、IBF立会人が試合直後に翻し、「負けても亀田の防衛」として、物議をかもした。 同3大タイトルマッチはTBSが午後7時から生中継したが、その視聴率が判明した。トップで放送された王者=高山勝成(仲里)vs挑戦者=同級6位=ビルヒリオ・シルバノ(フィリピン)のIBF世界ミニマム級タイトルマッチは、8.4%(午後7時〜8時21分=数字は以下、すべて関東地区)。 続いて放送された王者=亀田和毅(亀田)vs挑戦者=同級6位=イマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)のWBO世界バンタム級タイトルマッチは、13.1%(午後8時21分〜9時5分)。最後にオンエアされた大毅戦は12.0%(午後9時20分〜10時19分)だった。 11月19日に行われた亀田興毅vs同級14位・孫正五(ソン・ジョンオ=韓国)のWBA世界バンタム級タイトルマッチの視聴率(TBS)は10.8%。放送日が違うため、一様に比較はできないが、数字だけを比べると、和毅の試合の視聴率が一番高かった。とはいえ、いずれも10%台前半で、かつての勢いはなくなり、低迷が続いている。 今回の3兄弟の試合はいずれも判定決着。これは今に始まったわけではなく、長男・興毅の世界戦(13戦)で、KO決着はわずか2度。大毅の世界戦(8戦)はすべて判定決着。和毅の世界戦も2戦とも判定になった。3兄弟でトータルすると、23度の世界戦で、KOで終わったのは興毅の2度だけ。それも、最後にKOしたのは丸2年前のこと。3兄弟の世界戦でのKO決着率は、わずか8.7%にしかすぎない。 ボクシングはKOがすべてではないが、視聴者が期待しているのは、やはり壮快なKOシーン。もはや、お茶の間の視聴者の間には、「亀田兄弟はKOできない」が浸透したようで、視聴率がなかなか上がらない要因になっているもようだ。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年12月05日 11時45分
ストーブリーグ情報(埼玉西武編) 補強よりも現有戦力アップを選択した事情
エース・涌井秀章が国内FA権を行使し、千葉ロッテ入りの正式発表は『時間の問題』だという(12月2日時点)。球団は涌井と話し合ったが、FA制導入以降、ライオンズは「去る者は追わず」の様相も強い。気になるのは、その後のチーム方向性だ。伊原春樹監督の11季ぶりの復帰が決まり、新体制で秋季キャンプを行ったが、大掛かりな補強はせず、「現有戦力のアップ」を目指すという。ドラフト、育成に定評のある西武らしい“所信表明”ではあったが、ソフトバンク、オリックス、千葉ロッテは確実に補強を進めている。ドラフト会議ではアマチュアナンバー1捕手・森友哉(18=大阪桐蔭)の一本釣りに成功したものの、「即戦力か?」と問われれば、キャッチャーというポジションの性格上、2、3年はファームで勉強することになるのかもしれない。 伊原監督に託されたのは、ペナント奪回。涌井、クリーンアップを打ってきた片岡浩大を失っても、現有戦力で戦っていけるのだろうか。 牧田和久 8勝9敗(-1) 岸孝之 11勝5敗(+6) 十亀剣 8勝8敗(±0) 野上亮麿 11勝7敗(+4) 規定投球回数に到達した主力先発4投手で作った貯金は「9」。8月以降、“スタミナ切れ”したものの、菊池雄星は17試合・9勝4敗(+5)と好成績を残している。この菊池を始め、二軍で頑張った中崎雄太(27試合90回2/3)、藤原良平(31試合101回2/3)が“レベルアップ”してくれば、数字上では『涌井喪失』は痛手にはならない。 今季の涌井は先発でスタートしたが、5月に連続KOを食らい、その後はリリーフに格下げされた。『涌井喪失』について、投手出身のプロ野球解説者はこう語っていた。 「9月25日から『10日間連続登板』しており、うち6試合連続でセーブポイントを稼いでいます。こんなふうに無理の利くリリーバーはなかなかいない…」 夏場以降、疲れの出る時期にリリーフ陣は苦労するのではないだろうか。 すでに、米レッズ3Aのグレッグ・レイノルズ投手を獲得している。変化球主体の技巧派投手と紹介されており、1試合あたりの与四球は「1.5個」。コントロールが良いので日本球界にも適応してくれるだろう。 「来季、岸孝之がFA権を取得します。西武は岸の流出も念頭にあるのでは?」(前出・プロ野球解説者) 片岡の巨人入りが決まった。「涌井=千葉ロッテ入り」と想定し、西武は人的補強を求めていくが、両球団に対し、『リリーフ・涌井』の抜けた穴を埋められる救援タイプの投手を狙うと思われる。 FA宣言した涌井はAランク、片岡はBランク。人的補償を行使しても、「Aランク=年俸50%分」、「Bランク=40%分」が同時に得られる。13年、西武球団の平均年俸は3507万円(選手会発表)。12球団中7位。涌井の推定年俸は2億2000万円で、片岡は9500万円だった。1億9000万円の石井一久も引退し、チーム総年俸は彼らが退団しただけで5億余が減った計算だ。 シーズン中、球団経営の存続を危ぶむ報道も見られた。ライオンズは主力が抜けても優勝できるという『費用対効果』も西武グループ内にアピールしたかったのではないだろうか。
-
スポーツ
GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
-
スポーツ
三沢に負のスパイラル
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
新日本プチシルマ争奪戦勃発
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
大日本 関本が破天荒トレ
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
2007年03月05日 15時00分
-
スポーツ
K-1新遺恨 魔裟斗vsTBS
2007年02月27日 15時00分
-
スポーツ
棚橋時代到来
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
2007年02月06日 15時00分
-
スポーツ
輪島氏 自爆テロ
2007年01月24日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分