スポーツ
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スポーツ 2014年02月09日 11時00分
協会理事選ナンバー2・九重親方が滑り落ちた“ウラ事情”
反逆は許さない、ということか−−。 向こう2年間の大相撲界のかじ取り役を選ぶ選挙が1月31日、両国国技館内で行われ、北の湖理事長に次ぐ協会ナンバー2の事業部長として辣腕を振るっていた現職の九重親方(元横綱・千代の富士)が落選した。定員10人(外部理事を除く)に対して11人が立候補したが、それにしても、史上2位の31回優勝と現役時代の実績は群を抜き、ファンの人気もあった九重親方が、なぜ落選の憂き目をみたのか。 「一言でいえば、協会内の勢力争いに敗れたということですよ」と協会関係者は明かし、次のように話す。 「九重親方のトップ狙いの願望は非常に強かった。来年、満60歳の還暦を迎えるのですが、去年、北の湖理事長がやったように、自分も理事長になって赤い綱を締めて両国国技館の土俵の上で土俵入りをするというのが夢で、最近、北の湖理事長に『早く辞めろ』と言わんばかりに反旗を翻す動きが目立っていた。このため、北の湖理事長との関係が急速に冷え、この初場所の後半、病気療養していた北の湖理事長が職務に復帰したときも、九重親方だけはあいさつにもいかなかったそうです」 もともと九重親方の高圧的で傲慢な態度に反発する親方たちは多く、このことは所属する高砂一門内でも、弟弟子の八角親方(元横綱・北勝海)に次ぐ2番目の候補で基礎票を4票しかもらえなかったことでも分かる。どこかよその一門の票を食わない限り、当選ラインに到達するのは難しい情勢だった。同じように伊勢ケ浜一門から2人目の候補として手を挙げ、票不足に悩んでいた元職の友綱親方(元関脇・魁輝)に、不信感を抱いていた北の湖理事長の属する出羽海一門の余り票が流れ込み、あっさりつぶされてしまったのだ。 「もう少し言動に気を付けていたら理事長の目もあったのに…。これからは八角親方や貴乃花親方ら若手の時代に移っていくでしょうから、58歳の九重親方にはもう復活の可能性はありませんね」(担当記者) 急いては事を仕損じる。
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スポーツ 2014年02月08日 17時59分
日テレ「行列」の北村弁護士つけた亀田ジム JBCと仁義なき全面戦争突入へ
ボクシングの亀田ジムとJBC(日本ボクシングコミッション)が、仁義なき全面戦争に突入することになった。 2月7日、JBCは都内で記者会見を開き、亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネージャーのライセンス更新を認めないことを発表した。事実上の資格はく奪となる。 これは、昨年12月3日、大阪・ボディーメーカーコロシアムで行われた亀田大毅(IBF王者=25=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=31=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦において、大毅が敗れながらも王座を保持し、混乱を招いた点が原因。 同統一戦は、前日計量でソリスが体重超過でWBA王座のはく奪が決定。その後のルールミーティングで、試合はそのまま統一戦として行われ、「大毅が勝てば王座統一、負ければ両王座は空位。引き分けの場合は大毅がIBF王座防衛で、WBA王座は空位」となることが確認されていた。 試合は判定の末、2-1でソリスが勝利し、大毅は王座から陥落するはずだったが、試合後にIBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が、「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、亀田選手は王者のまま」と翻した。後日、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」となることを、試合前日中にIBFに確認を取っていた事実が明らかになった。 JBCでは、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」を知っていながら、JBCや報道への報告、公表を怠った点を重く見ての処分。 JBC・秋山弘志理事長は「ファンなど多くの人々からボクシングの公平性を疑われ、JBCの信用が傷つけられた。職責を果たしていない」と説明した。 吉井会長、嶋マネージャーのライセンスは昨年末で期限が切れ、未更新状態で、これにより亀田ジムは活動停止となる。ジムを通してでなければ、ボクサーライセンスを更新することはできず、3兄弟が日本国内で試合をするためには新たに会長、マネージャーを置くか、他ジムへ移籍するしかない。 ただ、JBCでは新会長の審査を厳格に行う方針で、ジム移籍も「信頼と実績あるジムでなければ認められない」と、厳しい姿勢で臨む方針。 秋山理事長は「JBCライセンスを有しない人物(父・史郎氏)が、実質的なクラブオーナーである。ガバナンス(統治)が不健全で(ジムが)機能していない。会長は会長の権限がある人でなければならない」と話し、史郎氏を排除したい意向。 亀田陣営とJBCは、これまで何度もモメてきた過去がある。07年10月11日に次男・大毅がWBC世界フライ級王者・内藤大助に挑戦した試合で、大毅が反則行為を連発。セコンドで不適切な指示を出したとして、史郎氏はセコンドライセンスの無期限停止、長男・興毅は厳重戒告、大毅はボクサーライセンス1年間停止の処分を受けた。 10年3月27日の興毅vsポンサクレック・ウォンジョンカム戦(WBC世界フライ級王座統一戦)では、興毅が判定負けした後に、史郎氏がJBC関係者を控え室に呼び出しどう喝したとして、史郎氏にセコンドライセンス取り消しの処分。五十嵐紀行会長(当時)はクラブオーナー、プロモーターライセンス無期限停止となった。 それでも、なお史郎氏の影響力が強く、会長やマネージャーは名ばかりで、実質的な権限を持つのは史郎氏のままで、JBCではこの状況を是正したい思惑がある。 トラブルはこれで終わりではなかった。JBCの男性職員(42)が、試合前の記者会見の後に、興毅と三男・和毅らに会場内に監禁され、精神的苦痛を受けたとして、2選手らに1000万円の損害賠償を求める訴訟を、2月6日付で東京地裁に起こしたのだ。 訴状によると昨年9月、香川県高松市で、大毅が出場したIBF世界スーパーフライ級王座決定戦の試合前記者会見後、相手選手の使用するグローブに不満を持った2選手とジムのスタッフが報道関係者を会場外に出し、原告の男性らJBC職員3人を残し全ての扉を閉めたという。男性は訴状で、興毅から「おかしいじゃないか」などと怒鳴られ、外に出ようとしたところ和毅から首など数回小突かれたと主張。男性は「すごいプレッシャーを感じ怖かった」と話している。 この一連のJBCの動きに対して、亀田ジムは徹底抗戦する構え。代理人には、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)でおなじみの北村晴男弁護士がつき、6日に会見。 北村弁護士はJBCの処分発表を前に、JBCに再審議を請求した上で、処分が覆らない場合は「無効な処分だと裁判所で争う。名誉毀損と(興行できない)営業損害を請求せざるを得ない」と法廷闘争に持ち込むことを明言した。 また、JBC職員の監禁問題について、北村弁護士は7日、書面で「会見室からの退室を妨害したり、脅迫行為や暴行行為に及ぶなどした事実は、いずれも一切ありません。今後、訴訟において事実を明らかにしていく」と声明を出し、こちらも裁判で争う姿勢を示した。 両者の闘いが法廷に持ち込まれるとなると、決着は長期化する。現状で3兄弟は、制約のない海外に活路を求めるしかなさそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月08日 17時00分
最後の五輪に挑むモーグル・上村愛子は何位になるか?
ソチが最後の五輪出場と見られている5大会連続出場のモーグル・上村愛子(34)が2月6日、女子モーグルの予選1回目に臨み、7位となって、無事、決勝にコマを進めた。 上村は98年の長野五輪に、高校3年で初出場し、7位入賞。02年のソルトレークシティー五輪では6位、06年のトリノ五輪では5位に入った。10年バンクーバー五輪では惜しくも4位に終わり、「どうしてこんなに1段1段なんだろうって思いました」とコメントしたのは、記憶に新しいところ。 「1段1段」であれば、今五輪では3位で銅メダルが獲れることになる。上村自身、年齢的にも「最後の五輪」と位置付けているだけに、並々ならぬ決意で臨んでいる。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「ラスト五輪に挑むモーグル上村愛子の順位は?」との意識調査を、2月6日〜7日に実施。5663票(男性=83.9%、女性=16.1%)の回答があった。 いちばん票が多かったのが、「1段1段」の「銅メダル」で、1956票(34.5%)を集めた。2番目は、現実的な意見となる「4位から8位」で、1631票(28.8%)。「金メダル」は1020票(18.0%)、「銀メダル」は570票(10.1%)で、「それ以外」には486票(8.6%)入った。 女子モーグルの決勝は、日本時間9日午前3時(現地時間8日)からスタートする。テレビはNHK総合で放送される予定。「最後の五輪」となる上村には、なんとしても、メダルを獲得してほしいものだ。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年02月08日 15時45分
ソチ五輪開幕! メダルを期待する日本人選手は?
いよいよ、待望のソチ五輪が開幕した。 競技はすでに2月6日、女子モーグル予選、フィギュアスケート団体などがスタートしている。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、独自にメダル候補選手9人をピックアップし、「ソチ五輪でメダルを期待する選手は?」との意識調査を、1月28日〜2月7日に実施。6万8291票(男性=71.5%、女性=28.5%)の回答があった。同調査では、金銀銅の区別はしていない。 国民的な人気度では、圧倒的に浅田真央(フィギュアスケート)がナンバー1だが、最も多くの票を集めたのは、高梨沙羅(ジャンプ)で2万4795票(36.3%)を得た。キム・ヨナら多くのライバルが存在する浅田に対し、高梨は金メダルの有力候補とあって、多くの人が票を投じたようだ。 同じく金メダル候補の浅田は1万5953票(23.4%)で2番目。3番目には高橋大輔(フィギュアスケート)が、1万3719票(20.1%)で続いた。 以下、4番目=羽生結弦(フィギュアスケート)=8371票(12.3%)、5番目=平野歩夢(スノーボード)=1113票(1.6%)、6番目=鈴木明子(フィギュアスケート)=988票(1.4%)、7番目=加藤条治(スピードスケート)=424票(0.6%)、8番目=渡部暁斗(ノルディック複合)=302票(0.4%)、9番目=長島圭一郎(スピードスケート)=169票(0.2%)の順となり、「その他」にも2457票(3.7%)入った。 ここでは、メダル候補にリストアップされていないが、小平奈緒(スピードスケート)、上村愛子(モーグル)らも十分メダルを狙える選手。 出場する日本人選手には、1つでも多くのメダルを獲得してほしいものだ。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年02月08日 11時00分
マー君163億円ショック! プロ野球キャンプ異変3連弾(1)
『二刀流』は、やはり日本ハム球団首脳の“営業戦略”だったようだ。 「今年は実力で優勝争いが可能」と踏んだのか、今キャンプでは、栗山英樹監督に『大谷二刀流』の金看板を撤去させ、『投手大谷』にかじを切ったからである。 沖縄・名護でキャンプを張る日本ハム。入団2年目を迎える大谷翔平投手(19)のもとには、二刀流の進化を取材しようと多くの報道陣が張り付いているが、みんなあっけにとられている。昨シーズン、あれほど「先発だ、4番だ、両方だ」とマスコミ報道をあおっていた栗山監督が、まるで手のひらを返したようにキャンプ早々からブルペン入りさせるなどして、大谷を投手に特化させているのだ。 「球団が、栗山監督を交えたスタッフ会議で、大谷の先発ローテーション入りを命じたのです。いきなり打者をやめさせるわけにもいかないので、先発で週1回投げさせ、後は指名打者として週2回くらいベンチ入り、と。どっちみち、先発投手は登板前日と翌日はベンチ入りしない。早い話、今季の大谷は先発に専念、時折、ファンサービスで代打出場ということでしょう」(日本ハム担当記者) もっとも“投手一刀流”は大谷自身が球団に訴え出たのだとか。背景にあるのは、やはり田中将大の163億円ヤンキース入り。1年前は投手としてメジャー転身を思い描きながらも、故障した場合、打者の方が選手寿命が長いと考えていた。そこで1シーズン様子を見ることにし、結論を先延ばししたのが真相だ。 「あのイチローや松井秀喜、黒田博樹でも30代後半になって年俸15億円を稼ぐのがやっと。その点、田中は25歳にして年俸23億円の7年契約です。途中で故障してもこの高額年俸は約束されているわけだし、やるならやはり投手一本だと。もともと大谷は入団時に、球団との間に『1年後に二刀流の結論を出す』の約束を取り付けており、それを伝えたのでしょう。先輩のダルビッシュ同様、将来のメジャー移籍も入団時の条件。そう決めた以上、死球などの“もらい事故”が一番怖い。打者大谷はフェードアウトしていくことになる」(球団関係者) DH制のあるパ・リーグ入りは“二刀流の舞台”と思われたが、どっこい実は打席に立たないための安全地帯だったようだ。あのハンカチ王子がようやく復調の気配を見せているのも、宿敵田中が日本球界を去るから…なんて声も。いずれにせよ、今季の日本ハム投手陣は侮れない。
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スポーツ 2014年02月08日 11時00分
巨人キャンプで松井VS原「派閥」の明暗
2月1日、プロ野球キャンプが一斉スタートした。巨人の白石興二郎オーナーは1月16日に開かれたスタッフ会議で、機密事項を取材陣に公表。松井秀喜氏に対し、「ゆくゆくは監督としてチームを率いることを切望している」と事実上の監督要請(1月10日)をしたことを明かしたのである。 「スタッフミーティングは、春季キャンプのチームの方針、戦略を話し合うもの。それが今回はチーム方針というより、松井臨時コーチの扱い方が主テーマになった。昨秋、契約を2年延長した原辰徳監督からすれば、ほんの2、3日宮崎に来てお茶を濁す程度の指導だろうと軽く考えていたフシがある。ところが、キャンプ初日から単身宮崎入りし、3クールにわたって直々にコーチですからね。この一件だけでも、ナベツネ会長の意思が働いているのがわかる」(巨人担当記者) 1月17日には、『テレビ朝日ビッグスポーツ賞』表彰式に長嶋茂雄氏とともに出席した松井氏は、星稜高校の後輩でもある本田圭佑(ACミラン)を絶賛し、「有言実行力を高く評価している」と早々と“施政方針”をブチ上げた。 「これまでの巨人は原監督の下で一つのファミリーとなり、小さくまとまってきた観があるが、メジャー経験者の松井氏はこれを改め、自己主張を選手に求めていくはず」(球界関係者) さっそく、松井派に乗り換えたのが、主将の阿部慎之助だ。 「原監督は『現在の巨人は慎之助のチーム』と語っているように、阿部派の選手らがこぞって松井次期監督になびけば、これほど迷惑な話はない。実際、キャンプでは川相昌弘ヘッドの座学が予定されているものの、選手からは『松井さんから話を聞きたい』の要望が殺到」(前出・巨人担当記者) 巨人キャンプは熱い。
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スポーツ 2014年02月07日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第8R その死が日本プロレス界を激変させた〈ジャイアント馬場〉
ジャイアント馬場が亡くなったのは、1999年1月31日のこと。 「それ以降、元子夫人は『G馬場記念館を作りたい』と言ってきましたが、来年の17回忌には何か動きがあるかもしれません」(元・全日本プロレス関係者) 昨年8月、今の全日から三冠ベルトが馬場家へ返還されたのは、それに向けての準備だったか。その本名をとって“正平寺”なる寺院を建立するという噂もあるようだが、いずれにせよ昭和のプロレスファンにとって、その象徴である馬場を追悼する施設ができるとすれば喜ばしいことだ。 「馬場が生きていれば日本のプロレス界がこれほど様変わりすることはなかった」というのは、多くの関係者の口にするところだ。 「まず馬場さんが存命なら、三沢光晴たちが独立してノアを立ち上げることはなかったでしょう。義理人情の男・三沢が恩義ある馬場さんの下を離れることはあり得ませんから」(同・関係者) そうであったなら、三沢も一選手としてリングに集中できて、不幸な禍を避けられたかもしれない。 「ノア独立後、『馬場家がケチだから選手たちが大量離脱した』なんて言われましたが、それは誤解。馬場さんは、ただ本場アメリカと同じように団体運営をしただけです。“選手を保険に入れてなかった”と言うけれど、そもそも手本にしたアメリカという国自体に国民皆保険制度がありません。『選手個人のキャラクターグッズのインセンティブを渡さなかった』というのも、昔はそんな概念自体がなかったわけです」(同) それらは“知らないことはやらない”という慎重居士だった馬場の性格の表れであろう。所属選手の故障欠場時にも、きちんとファイトマネーを払い続けたり、近い関係者にはポケットマネーから高級料理をふるまったり、マスコミ操作のため週刊プロレス編集長だったころのターザン山本氏に裏金を渡したりといったエピソードからしても、決してケチだったわけではない。 「馬場の死で一番影響を受けたのは、むしろ猪木と新日本プロレスではないか」(元・新日本プロレス関係者)との声もある。 「猪木のプロレス人生は“打倒馬場”とイコールであり、常に猪木の先を行っていた馬場の全日が順調なままであったなら、新日がそれに遅れを取ることなどは猪木にとって耐え難い。そのため新日に専念し、PRIDEなど格闘技の世界に向かうこともなかっただろう」(同・関係者) そうであれば、新日の選手が格闘技のリングで惨敗を繰り返すこともなかったわけで、やはり馬場の死が日本のプロレス界に及ぼした影響はとてつもなく大きいといえる。 経営者として、人格者として高い評価をされてきた馬場だが、レスラー・馬場に対するファンの見方は決してそうではなかった。猪木からの対戦要求にも「馬場が避けている」という見方が主流を占めていた。「ガチンコで馬場が猪木に勝てるわけがない」と。 さらに亡き後は、物まねなどでスローモーな形態模写をされるなど“イロモノ扱い”の風潮すらある。 しかし馬場の全盛期は全くそんなものではなく、その動きはむしろ躍動的ですらあった。 「ハーリー・レイスから3度目のNWA王座を獲得したのは1980年、馬場42歳のとき。すでに選手としては下り坂でしたが、あらためて映像を見ると、ジャンプしながらの脳天唐竹割りを連発したり、代名詞である十六文キックにしても、ただ足を上げて相手を待っているのではなく、しっかり踏み込んで放っている。コーナーポストに素早く駆け上がる姿など、とても2メートル越えの巨人の動きとは思えません」(プロレス記者) 何といっても馬場は、投手としてプロ野球のマウンドまで踏んだスポーツエリート。その後の衰えは、年齢を考えれば仕方あるまい。 1982年、スタン・ハンセンとのPWF戦のころは、糖尿病の影響なのかほとんど汗もかかなくなり、全盛時と見比べれば極端にパフォーマンスを落としていることがわかる。しかし、それでもその年のプロレス大賞ベストバウトを受賞しているのだから、やはり馬場は選手としても最上級だったのだ。〈ジャイアント馬場〉 1938年、新潟県出身。プロ野球選手を経て、'60年に日本プロレス入団。力道山の死後はエースとして活躍。'72年、全日本プロレスを旗揚げし、王道プロレスを展開する。'99年、肝不全により死去。享年61。
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スポーツ 2014年02月07日 12時00分
都知事選よりドロドロ 北の湖VS九重「理事長選」骨肉バトル土俵裏
「第一人者のオレがならずしてどうする」。目の前にぶら下がる理事長職のポストを垂涎の思いで見つめる九重親方(元横綱千代の富士)。対し、パチンコ裏金疑惑に関して沈黙を続ける北の湖理事長−−。1月31日に投開票される理事選の裏では、大相撲トップとナンバー2の骨肉バトルが繰り広げられていた。 「かつての“栃若”は現役時代よきライバルで、親方になってからも栃錦の春日野理事長が若乃花の二子山に理事長職を譲り、自分は相撲博物館の館長に就任した。しかし、ぎすぎすした今の時代、自分さえ良ければいいと考える人が多い。とてもそんな美談は望めません」(ベテラン相撲記者) そもそも北の湖理事長は、野球賭博問題などで角界が揺れる中、就任した放駒前理事長からの、「相撲を未来永劫、残すことが大切」との言葉を引き継ぎ、'12年に理事長に復帰した。 「今回の争点は、相撲人気の回復。どうやって人気を盛り立てられるかです。北の湖理事長は十分やりましたが、彼は得体の知れない人物を協会に入れて保身を図っている。この際、身を引いて後進に道を譲るべきだと思います。では、九重さんがやればいいかというと、彼自身も順番からいくと、“次はオレか”ということでやる気マンマンですが、これといって人気回復に策があるわけではない。言ってみれば、どっちもどっちなんですよ」(相撲ジャーナリスト・中澤潔氏) ことに九重親方の場合、現在相撲解説者の北の富士から部屋を継承する際、それまでいた部屋付の親方全員が他の部屋に移籍してしまったほどの“嫌われ者”とされる。 「協会内には、九重親方が理事長になったら協会はどうなってしまうのか? と心配する人が多い。実際、去年の役員選挙も最下位当選でしたしね」(前出・ベテラン相撲記者) こうした不評を本人も気づいてか、最近は弟子の指導でこれまでとは違った面を打ちだしているとか。 「稽古を見に行くと、熱心に弟子の指導をして、懇々と教え諭す。本場所の土俵でそれができると、わざわざスマホでメールして褒めちぎるんです。少しでも若者の心をつかんで評判の底上げをしようと必死です」(元力士) 一方の北の湖理事長はどうか。やはり気になるのは、“得体の知れない人物”についてだ。 相撲関係者が言う。 「『週刊ポスト』が報じた、協会が某パチンコメーカーとライセンス契約を結んだ際に“裏金”が手渡されたとされるX氏。彼は北の湖理事長の側近であり、協会の危機管理政策顧問でもある。経営コンサルタントの会社を設立した人物で、スポーツ界のみならず、政界にも人脈があるようです。真偽は定かではないが、松井秀喜のマネジメントをやったことがあると、協会ではいわれている。とにかく弁舌さわやかで行動力があり、10年ほど前に北の湖理事長が女性スキャンダルを起こしたときも鮮やかに収めた。それで北の湖理事長の信頼を得て、今では国技館に一室を与えられているほどです」 ヤリ手であることから、協会はこの人物を“影の理事長”とまで呼んでいるという。 「去年の秋場所のことでした。国技館内で見慣れない業者がタコ焼きのワゴンサービスをやっていたんです。国技館で商売するには『国技館サービス』という茶屋が出資する会社を通さなければならないのですが、X氏が窓口になっているというので問題になったことがありました」(前出・相撲関係者) これが事実であれば、何者かが窓口を通してカネを受け取っているということ。つまり、これまたパチンコのライセンス契約問題同様、大問題なのだ。 「ベテラン親方は、『お前、何の権限があってそんなことやっているんだ!』と国技館の中で大声で怒鳴っていることもあった。でもね、X氏という男も大したヤツで、屁とも思っていないんですよ」(前出・元力士) だからこそ北の湖理事長に見込まれ顧問にも抜擢されたというわけか。 では果たして、今の相撲協会に理事長にふさわしい人物はいるのか。 再び中澤氏が続ける。 「一連の不祥事の際、協会を救ったのは放駒親方という一般常識に一番近い人でした。今の協会を見ると、それに当たるのが九重親方の弟弟子だった八角親方(元横綱北勝海)です。彼は広報部長として、アメリカのプロスポーツ興行はどんな工夫をしているのか、現地に視察に出掛けた。それが一般社会では普通なのですが、協会でそれができるということが、今の相撲界では大切ですよ」 とはいえ、兄弟子を差し置いて理事長に立候補することなど、到底無理な話なのかもしれない。 「北の湖理事長の再選はほぼ間違いない情勢だが、健康不安は否めない。一方、九重親方は理事にすらなれるのか微妙です。いずれにせよ、協会はX氏の存在を無視はできない。結局、どう転がっても北の湖理事長の影響力が絶たれることはないでしょう」(前出・相撲関係者) 大横綱が名理事長になるとは限らない。
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スポーツ 2014年02月06日 17時10分
亀田ジムに厳罰! 陣営は反発必至
ボクシングの亀田ジムに、厳罰が下ることになった。 昨年12月3日、大阪・ボディーメーカーコロシアムで行われた亀田大毅(IBF王者=25=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=31=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦において、大毅が敗れながらも王座を保持し、混乱を招いた問題で、JBC(日本ボクシングコミッション)は、亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネージャーのライセンス更新を認めないことを決めた。事実上の資格はく奪で、2月7日に処分が発表される。 同統一戦は、前日計量でソリスが計量に失敗し、体重超過でWBA王座のはく奪が決定。その後のルールミーティングで、試合はそのまま統一戦として行われ、「大毅が勝てば王座統一、負ければ両王座は空位。引き分けの場合は大毅がIBF王座防衛で、WBA王座は空位」となることが確認されていた。 試合は判定の末、2-1でソリスが勝利し、大毅は王座から陥落するはずだったが、試合後に会見を開いたIBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が、「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、亀田選手は王者のままです。負けという記録は残るが、防衛は認めます」と翻した。後日、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」となることを、試合前日中にIBFに確認を取っていた事実が明らかになった。 JBCでは、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」を知っていながら、JBCや報道への報告を怠った点を重く見て、今回の処分に至った。 これで、亀田ジムは活動停止となり、所属する長男・亀田興毅(27)、次男・大毅、三男・和毅(22)の3兄弟が国内で試合をするためには、新たな会長、マネージャーを置く必要があるが、JBCは新会長の審査を厳格に行う方針。あるいは、興毅らが、他のジムへ移籍すれば、国内での試合も可能になる。 さしあたって、WBO世界バンタム級王者の和毅が、同級1位のプンルアン・ソー・シンユー(25=タイ)とV2戦を行うことが5日に発表されたが、開催地は未定のまま。 この処分をすんなり、亀田陣営が受け入れるとは思えず、最悪、法廷闘争に持ち込まれる可能性もありそうだ。 今回の問題で、最も批判されるべきは亀田ジムより、むしろIBFで、選手側に非があるとはいいがたく、3選手が国内での活動の場を失うことには、気の毒な面もある。泥仕合は避けて、早期の解決を望みたいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月04日 18時00分
ヤンキースと超大型契約の田中マー君 1年目に何勝できる?
メジャー複数球団での競合の末、7年総額1億5500万ドル(約156億7500万円=現在の為替レート)という破格の超大型契約で、ヤンキースに入団した前楽天のマー君こと田中将大投手(25)。 入団時の契約としては、松坂大輔投手(33=当時レッドソックス)の6年5200万ドル(約52億4500万円=現在の為替レート換算)、ダルビッシュ有投手(27=レンジャーズ)の6年6000万ドル(約60億5200万円=現在の為替レート換算)を、はるかに超えた。メジャーでも、エース級投手クラスの契約内容で、田中に課されたノルマも高いものとなりそうだ。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「田中将大投手はヤンキースで1年目に何勝できる?」との意識調査を、1月23日〜2月2日に実施。11万6638票(男性=87.1%、女性=12.9%)の回答があった。 最も多くの票を集めたのは、「13〜15勝」で3万6690票(31.5%)を得た。次いで、「10〜12勝」の3万3183票(28.4%)で、「10〜15勝」を予想した人が約6割に及んだ。 3番目は「16〜18勝」で1万7193票(14.7%)。4番目からは大きく票が減り、以下、「7〜9勝」=1万1670票(10.0%)、「4〜6勝」=5099票(4.4%)、「19〜21勝」=3971票(3.4%)、「22勝以上」=3289票(2.8%)、「1〜3勝」=2561票(2.2%)、「分からない」=1409票(1.3%)、「0勝」=1573票(1.3%)の順となり、「10勝以上」を予想した人の割合は80.8%。 松坂は1年目に15勝、ダルビッシュは16勝を挙げている。高額な年俸を考えると、15勝はしないと、厳しいニューヨークのファンからは、バッシングを浴びることになるかもしれない。田中には、メジャーの舞台で、その実力を大いに発揮してほしいものだ。(リアルライブ編集部)
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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