スポーツ
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スポーツ 2014年02月26日 15時30分
2014年プロ野球キャンプ情報 ニューフェイスは戦力になるか?(東北楽天編)
プロ野球・キャンプ報道の主役、松井裕樹(18=桐光学園)。田中将大の抜けた楽天イーグルスの『エース候補』でもあり、スポーツメディアも連日、その一挙手一投足が報じている。星野仙一監督(67)も「開幕投手候補の1人」とリップサービスしていたが、良い意味で「今季は出番ナシ」になるのではないだろうか。 まず、新外国人投手のトラビス・ブラックリー(31)だが、その評価は大きく分かれるだろう。「低めにコントロールもできている」と評価する解説者もいたが、身長191センチの大柄なわりには迫力がない。カーブ系の大きく曲がる変化球も投げていたが、真っ直ぐはさほど速くない。これといった特徴が見られなかった。前ソフトバンクのファルケンボーグ(35)は、相変わらず、重いストレートを投げていた。ソフトバンク時代は「連投は3日まで」と契約段階で制限を付けさせていたという。仮に楽天とも同様の附帯事項を交わしているとしたら、救援候補の青山、斎藤隆の負担は軽減されない。星野仙一監督は「もう一人、リリーフが欲しい」と思っているのではないだろうか。 二軍スタートとなった新人投手を含めてだが、横山貴明(22=早大)、相沢晋(26=日本製紙石巻)、相原和友(24=七十七銀行)、西宮悠介(22=横浜商大)、浜矢広大(21=ホンダ鈴鹿)の5人は、早い時期にデビューするのではないだろうか。おそらく、2年目の森雄大(19)、一昨年に高卒ながら7勝を挙げた釜田佳直(20)は星野構想に入っているだろう。だが、左腕の浜矢はスライダー系のボール、カーブ、フォークなど、どの変化球でもストライクが取れる。また、同じく左腕の西宮は真っ直ぐが速く、しかも、サイドスローである。相原(左投左打)も変化球の持ち球が多い。球種の多い投手は、その日の状態を見て、ウイニングショットを変えられる。浜矢、西宮、相原の3左腕のなかから、先発枠を勝ち取る者、連投に制限のあるファルケンボーグの穴を埋めるリリーバーが出てくるだろう。また、26歳でプロ入りした相沢だが、体は細いが、『腕力がある』と思った。タイプ的には球種の多い技巧派だ。素人判断で恐縮だが、彼の持ち球の1つにシンカー系の変化球があった。その落ちるボールを見て思ったのだが、「1〜10球目」、「40〜50球目」、「70球以上」で投げたときの軌道は全て同じだった。投球数が増えても、握力は落ちていないのだ。スタミナもあるはずだ。その意味では、実戦向きの投手だと思った。 福島・聖光学院を甲子園に導いた横山にも光るものがあった。楽天は、どちらかと言えば、体の細い選手が多い。そのなかで、180センチ・85?と恵まれた体格から投げ下ろす投球フォームには、猛々しささえ感じられる。1人で24勝も稼ぐスーパーピッチャーは出現しないとしても、5人の20代新人の『合算』で何とかなるのではないだろうか。 松井裕だが、キャンプ前半でのブルペン投球を見る限りでは、捕手の構えたところにボールが行かないときも多かった。投球フォームはすでに完成しており、下半身にも力強さは感じられたが、130キロ台の球速は、まだコドモだ。伸びしろは十分にある。スターと称されるプロ野球選手の大半は1年目に一軍を経験している。その意味では早い時期での“お披露目”は必要だが、ジックリと、二軍で鍛え上げる方が得策だろう。20代の新人投手たちにはその時間を稼ぐ活躍も期待できる。 メジャー通算150本塁打のケビン・ユーキリス(34)だが、フリー打撃で構えるだけでも迫力はある。規定の大きさのバットを使っているのに、細く見えるから不思議だ。レッドソックス時代を知るメジャーアナリストは「スイングが遅くなった」と辛口な言い方だったが、持病の腰痛を再発させないため、自身でブレーキをかけているものと思われる。 トレード加入の後藤光尊(35=前オリックス)の動きが良い。星野監督は二遊間のスペアとして獲得したようだが、昨季、正二塁手の座を勝ち取った藤田一也が頑張っており、開幕ギリギリまでどちらを使うか、迷うのではないだろうか。 圧倒的な力を持ったエースはいない。しかし、ユーキリスとジョーンズが中核を務める打線なら、先発投手が序盤戦に失点を重ねても、試合中盤には追い付ける。20代の新人投手たちが松井裕を忘れさせる活躍を見せてくれれば、連覇は可能だろう。
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スポーツ 2014年02月26日 15時30分
イチローの控えが決定的に! ライバル外野手が契約延長
ヤンキースは2月23日(日本時間24日)、イチローのライバルであるブレット・ガードナー外野手(30)と、15年シーズンから4年総額5200万ドル(約53億2000万円)で契約を延長することで合意した。5年目は球団が選択権を持つ。 ガードナーは1月に、1年560万ドル(約5億7300万円)で今季の契約を結んでいたが、来季以降の契約を早々に交わすことで、流出を阻止した格好だ。ガードナーはキャンプ地のフロリダ州タンパで「このチームが大好き。勝利のためにプレーする」と話した。 昨オフ、ヤンキースでは、11、12年に2年連続40本塁打をマークしたカーティス・グランダーソン外野手がFAでメッツに移籍。その代わりに、ジャコビー・エルズベリー外野手(30)をレッドソックスからFAで獲得し、7年総額1億5300万ドル(約156億5200万円)の大型契約を結んだ。また、カージナルスからFAで、カルロス・ベルトラン外野手(36)も補強し、総額4500万ドル(約46億400万円)で3年契約を交わした。 この他にも、メジャー通算2045安打、466本塁打のアルフォンソ・ソリアーノ外野手(38)もいるため、ヤンキースでは余剰人員となったイチロー外野手(40)をトレード要員としたが、他球団が欲しがるのはガードナーで、まとまらなかった。 球団の構想では、もともと中堅手だったガードナーを左翼に回し、中堅・エルズベリー、右翼・ベルトランで、ソリアーノは指名打者に回る予定。イチローは5番手外野手となるが、ガードナーと長期契約を結んだことで、その立場はより厳しいものとなった。 01年にマリナーズ入りして以降、メジャー13年間で一度も規定打席を割ったことがないイチロー。昨年7月にソリアーノが加入してからは、ベンチを温める機会も増えたが、完全なベンチウォーマーの経験はなく、不満がうっ積するのは間違いない。 現在、日米通算4020安打で、ピート・ローズのMLB通算最多安打記録(4256本)まで、あと236本に迫っている。これを超えるためには、少なくとも2年近くはレギュラーでプレーする必要がある。 イチローはこのまま、控え選手として現役を終えてしまうのか? なんとか、イチローを必要とする球団が現れてくれることを祈るばかりだが…。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月25日 15時30分
2014年プロ野球キャンプ情報 ニューフェイスは戦力になるか?(東京ヤクルト編)
12球団のなかで東京ヤクルトスワローズだけ…。偶然かもしれないが、今年のヤクルトには『移籍加入の選手』が一人もいない。厳密な言い方をすれば、真田裕貴(28)は『移籍加入』になるが、昨季は台湾・兄弟に在籍している。つまり、このチームの戦力補強は『ドラフト』と『新外国選手』の獲得だけだったのだ。昨年オフの国内FA市場にはビッグネームも見られただけに取り残された感もしないではないが、見方を変えれば、「新人選手と新外国人投手は一軍起用で前提に獲得した」ということだろう。 注目は背番号『18』の杉浦稔大(22=國學院大)だ。第一クールを終えた時点で、2度プルペン入りしているが、首脳陣の指示で変化球ナシの投げ込みとなった。まず、最初のブルペン入りとなった2月1日だが、ブルペン捕手は常に『右バッターのアウトコース低め』を要求。だが、捕手の構えたところに行かないボールも多く、プロの練習レベルに苦しんでいるようにも見受けられた。9日は打撃投手として登板。打者2人・約40球を投げたが、ヒット性の当たりを量産されている。この日も、真っ直ぐ一本の投球だった。 「投手の基本はストレート。変化球主体の技巧派投手も、真っ直ぐにキレがないと変化球も生きて来ない。杉浦にはまず、『ストレートのキレ』を磨いてもらおうとしているのでしょう」(投手出身のプロ野球解説者) 将来のため、その土台作りをさせているというわけか。首脳陣はこのエース候補が「開幕に間に合わなくてもいい」と判断しているのかもしれない。 対照的に実戦形式の投球練習を続けていたのが、クリス・ナーブソン(32)だ。左のオーバーハンドで、緩いチェンジアップ系の変化球が武器と紹介されていたが、ストレートとほぼ同じ速度の変化球もあり、そちらの方が脅威だと思った。スライダーか、カットボールだろう。時計の『4時の方向』に鋭く曲がる変化球がある。右打者の目線で言えば、膝元に食い込んでくるような軌道で、バットに当てるのも厄介だと思われる。このナーブソンは2ケタの計算も立つのではないか…。有名なメジャー投手と同姓同名のクリス・カーペンター(28=右投右打)も長身からオーバーハンドで投げ下ろして来る。クローザー候補だが、近年、セ・リーグで結果を残しているリリーバーは、『ボールのキレ』と、変化球で『ゴロ・アウト』を誘うタイプが多くなった。剛速球でねじ伏せるリリーバーが少なくなってきただけに、ヤクルトの渉外は面白い投手を見つけてきたと思った。ボールが全体的に高いのがちょっと気になるが、最終回の1イニング限定なら、問題はないだろう。 新しい技巧派左腕もいる。ドラフト4位の岩橋慶侍(22=京産大)はゆっくりとした投球フォームで、最後にスナップを利かせるような投げ方。真っ直ぐは決して速くないのだが、手元で伸びて来る。こういうストレートは打ちにくいはず。内外角のギリギリを狙って来るようなコントロールは感じられなかったが、投球テンポが良い。ひょっとしたら、スロー調整の杉浦よりも先に『プロ初勝利』を挙げるのではないだろうか。 野手では、ドラフト2位の西浦直亨(22=法政大)が良い。守備範囲の広さと肩の強さは前評判通りで、遊撃の守備に入ったときの『4-6-3』の併殺プレーでの動きも速い。4年目の山田哲人(22)が昨季に続き、二塁での守備練習を受けていたので、首脳陣はこの西浦に『スタメン』を託す予定なのだろう。 確実に計算の立つ投打の新戦力を得た。そう言い切って良さそうである。
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スポーツ 2014年02月24日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第11R 日本の戦後文化史にもその名を残す〈ザ・デストロイヤー〉
2月19日は『プロレスの日』。力道山が木村政彦と組みシャープ兄弟と対戦した、日本で初めて本格的なプロレス興行が開催されたことを記念するものである。 せっかくの記念日でありながら既存団体による派手な関連イベントが行われないのはもったいないように感じるが、「力道山関連は、いまだに利権を主張する人間がいたりして何かと面倒」(スポーツ紙記者)というのでは、うかつに触れられないのも仕方あるまい。 日本プロレスが分裂崩壊したせいか、力道山時代と馬場・猪木以降では、どこか隔絶された印象もある。力道山の名を聞いたときに、今につながるプロレスの源流ではなく「戦後史のひとコマ」と捉えるプロレスファンも多いだろう。 そうした日本文化史という観点からしても特筆される“事件”に、テレビ視聴率64%をたたき出した力道山対ザ・デストロイヤー戦がある(1963年5月24日)。これは過去放送されたテレビ番組歴代4位にランクされる数字だ。 日本初公開となった足4の字固めの鮮烈さと、覆面レスラー初の世界王者という肩書き。アメリカ修行時代の馬場を手玉にとり、師匠・力道山も初対戦で下したその実力は、まさに“白覆面の魔王”であり、一敗地にまみれた力道山のリベンジマッチとなれば注目が集まるのも当然だったといえる。ただ、この試合には少々の裏事情があった。 「来日直前、デストロイヤーはフレッド・ブラッシーに敗れてWWA王座から陥落していたんです。それでも事前にタイトルマッチとして発表されていたので、王者デストロイヤーに力道山が挑戦するという形で試合は行われましたが、これに力道山が勝ってタイトル奪取というわけにはいかなかった」(プロレス記者) 試合自体は空手チョップでデストロイヤーの前歯が吹き飛ぶなど大迫力となったが、足4の字をめぐる攻防が8分に及んだところで「レフェリーストップによる無効試合」という、今にして見ればどうにも曖昧な結末となったのは、そうした事情によるものである。 そんな“因縁”の力道山最後の試合相手となったのも、このデストロイヤーであった。 場外でのバックドロップという荒業を繰り出して勝利した力道山は、その試合の好評に気を良くしたのか、後日ファイトマネーを受け取りに来たデストロイヤーを飲みに誘ったという。あの“刺殺事件”の起こる12月8日のことだった。 アメリカでの試合予定があったため誘いを断り帰国したデストロイヤーは、空港に迎えにきた夫人からその報を聞かされたという。 「もし付き合っていれば、あんなことにはならなかったんじゃないか」とデストロイヤーは述懐している。 その後、全日本プロレスにおいて、馬場を助ける形で日本陣営に加わったのは、どこか力道山の一件に対するお詫びのような気持ちがあったのかもしれない。 全日入り以降のデストロイヤーは、ブッチャーと大流血の死闘を繰り広げたり、ミル・マスカラスをはじめとするマスクマンたちとの『覆面世界一決定十番勝負』で全勝を飾ったりはしたが、その一方では試合中に相手をおちょくるようなコミカルな仕草も多々見られるようになり、かつての“魔王”の面影を薄れさせていった。 すでに40代と全盛期を過ぎていたし、同時期にレギュラー出演した日本テレビのバラエティー番組『うわさのチャンネル』におけるコメディアン的扱いの影響もあっただろう。また、「馬場の軍門に下って日本陣営入りした」というアングルも、“力道山のライバル”としての価値を下げることになった。 求められるままにヒールもベビーフェースもこなしたデストロイヤーは、どこかプロレスをビジネスライクに捉え過ぎていた面があったのかもしれない。トレードマークの覆面にしても、自ら望んだわけではなく、プロモーターから命じられて他選手の“お下がり”をかぶったものだった。 だが、それをきっかけに“ジ・インテリジェンス・センセーショナル・ザ・デストロイヤー”として大ブレークした。日本においてもここまで記した通り、さまざまな場面で名を残しているように、正にスターになるべく星の下に生まれたレスラーであった。〈ザ・デストロイヤー〉 1930年、アメリカ出身。'63年初来日。足4の字固めを武器に日本プロレスで力道山と死闘を繰り広げる。'73年からは全日本の所属選手に。'79年まで日本勢の助っ人兼コーチ役として活動する。'93年に引退。
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スポーツ 2014年02月22日 17時59分
レンジャーズとマイナー契約の田中賢介 二塁のポジション獲りのチャンス到来
メジャー挑戦2年目となる元日本ハムの田中賢介内野手(32)に、ポジション獲りの好機が到来した。 田中は昨オフ、ジャイアンツを自由契約となり、ダルビッシュ有投手も所属するレンジャーズとマイナー契約を結び、招待選手として、今スプリングキャンプに参加している。 米1年目の昨季はマイナースタートとなったが、3Aでエラーを連発して、外野にコンバートされた。それが功を奏し、7月にメジャー昇格。15試合に出場して、30打数8安打0本塁打2打点2盗塁、打率.267の成績を残したが、約3週間でマイナー降格。3Aではリーグで首位打者争いを演じ、打率.329の好成績を収めた。 レンジャーズでは昨季まで、レギュラー二塁手だったイアン・キンスラーを、一塁手のプリンス・フィルダーとのトレードでタイガースに放出したため、二塁のポジションが空いている。昨季、85試合に出場した若手のジュリクソン・プロファー内野手(21)がレギュラーの最有力候補だが、プロファーが肩の故障で出遅れているため、田中に絶好のチャンスが到来しているのだ。 ロン・ワシントン監督は、田中について、「二塁手としてどうか見てみたい」と明言しており、一気に二塁のレギュラーを奪う絶好の機会。 田中は今キャンプに、内野用のグラブだけではなく外野用のグラブも用意し、内外野どちらでも対応できるように臨んでいる。守れるポジションが増えたことで、可能性も広がる。 日本では二塁手として、それぞれ5度のゴールデングラブ賞、ベストナインを受賞している田中だけに、米国のグラウンドに慣れれば、堅守の復活にも期待できる。 まずはメジャー枠に残ることが先決だが、それがかなえば、二塁のポジション獲りも夢ではなくなった。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月22日 11時00分
V赤信号 原巨人内で浸食し始めた“松井監督”の影響力
長嶋茂雄(78)、松井秀喜両氏(39)の人気の高さを改めて実証したのが、サンマリンスタジアム宮崎で行われた巨人の第1次キャンプ。両者が揃い踏みした2月11日に駆け付けたファンは4万2000人。そんな中、原辰徳監督は刺身のツマに追いやられた。 「巨人は自滅の道を進んでいる」と憤慨するのは、巨人OBの野球解説者だ。 「立つ瀬がないとはこのことでしょう。次の監督に松井が就くのは既定路線になっている。白石興二郎オーナーも視察に訪れるや『ゆくゆくは監督として率いてくれることを切望している』と、松井監督待望論を臆面もなくブチ上げた。これじゃ、選手たちが誰を見てプレーするのかは明白。圧倒的戦力を誇る巨人ですが、このまま二頭政治が続けば、内部から崩壊する」 “冷戦”を象徴しているのが、中日から新加入したベテラン・井端弘和内野手(38)への接し方だ。12日のキャンプでは、井端に居残り特打を命じた松井氏が打撃投手を買って出て、ゲージ後ろでは長嶋氏が身振り手振りで井端を指導。取材陣が食いつくのを計算しての居残り練習だった。 「長嶋さんには川上監督V9時代にヘッドコーチでチームを支えた、中日OBの牧野茂氏のイメージが井端にある。松井巨人の作戦参謀を井端に期待しており、松井も了解している。昨年12月にニューヨークに呼んで“監督禅譲”で懐柔した阿部慎之助捕手に次ぐ一本釣りというわけです。松井政権発足が遅れれば、それだけ阿部政権も遅れるわけで、今季のV逸で一気に政権交代を−−そう望む声がチーム内で強まってきている」(日本テレビ関係者) 松井氏の2週間にわたる臨時コーチはひとまず13日で終了。18日にはヤンキースのキャンプ地(フロリダ州タンパ)に向かうが、これで原監督が安堵とはいきそうにない。 「長嶋氏の意向もあり、開幕後も“総合アドバイザー”として巨人に帯同するプランが浮上しているからです」(球団関係者) チーム内に監督が2人。原巨人のメルトダウン現象に拍車がかかった。
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スポーツ 2014年02月21日 11時00分
豆まきも大人気だった遠藤
力士たちの1年で最も稼ぎ時となるのは、節分のある2月。あの大きく力強い体が、鬼を追い出す豆まきに妙にマッチするからだろう。あちこちの神社仏閣から引っ張りだこだったのだ。 「平成の初め、若貴フィーバー真っ盛りのころの人気力士たちは、1日に3、4カ所をハシゴして豆まきをするのは当たり前。曙なんか、移動時間を節約するためにヘリコプターを使ったこともあります」(大相撲関係者) 昔も今も、節分は力士たちの大事な副業の日というわけだ。初場所優勝の横綱・白鵬などは、千葉県成田山新勝寺で行われた豆まきに参加、「もう恒例になっていますからね。これをやらないと正月が始まらないって感じです」と話していた。 そんな中、先輩力士たちも脱帽のモテモテぶりだったのが、人気急上昇中の遠藤。節分前日の2日は京都府宇治市にある龍宮総宮社で、「(入門して)1年も経たずにこうなるとは想像もできなかった。うれしい」と初の豆まき。翌日は白鵬らと一緒に成田山でファンの歓声を浴びた。 「頑張れば頑張るほど、いいことがある。これからも向上心を持ってやる材料になりました」と遠藤。その後も連日いろいろなところからの招きを受け、節分翌日の2月4日には、所属する追手風部屋がある管内の税務署で若い社会人の一人として17日から受け付けが始まった確定申告をPR。11日は東京・両国国技館で行われた日本相撲協会公式ツイッターのフォロワー3万人特別企画「関取にお姫様抱っこ」に参加し、8000人を超える応募から当選した都内在住の女性を、長時間にわたって抱っこし続けた。 横綱、大関に本格的に挑戦する春場所も楽しみ。もはや遠藤を抜きにして大相撲は語れない。
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スポーツ 2014年02月20日 20時00分
マー君入団でイチロー放出危機
2月11日“163億円男”田中将大投手がヤンキースの入団会見を行った。厳しい環境は田中自身も覚悟の上。だが、そんな“主役”の渡米で、あのイチローがトバッチリを食いそうになっている。 「メジャーのキャンプは投手と野手に分かれて行われます。当初、田中の教育係はイチローとみられていましたが、そのこともあって、田中の教育係は黒田になりそうなのです。しかし、黒田はすでに今季の開幕投手も言い渡された主力投手であり、中5日のローテーションで動くため、チームに帯同しない日も多い。アドバイスくらいは送るでしょうが、基本的には田中のためを思って突き放すのでは」(在米記者) そうなると、イチローの評価もだいぶ違ってくるという。昨年オフ、ヤンキースは田中獲得に先駆け、長距離タイプの外野手も補強。それを受けて、他球団は「俊足外野手のガードナーを使わないのか?」と、ヤンキースにトレードを申し込んできた。その答えは「ノー」だったが、レッズなど一部の球団はトレードの標的をイチローに切り換え、田中獲得後もその推移を見守ってきた。 「もともとイチローはトレード要員と見られていました。田中獲得で一段落していますが、ヤンキースの補強ポイントはとにかく先発投手。田中獲得が終焉ではなく、念には念を入れ、さらに投手を獲得するとの見方もいまだにされています。その場合、FA市場には好投手は残っていませんし、トレードしか選択肢はない」(関係者) 昨季のイチローは守備固めでの途中出場が多かった。出場機会を増やしたいのならトレードの流れに従い、新天地を求めた方が良さそうだ。田中にそういう大人の生き方を見せるのも、先輩の役目だと思うが…。
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スポーツ 2014年02月20日 15時15分
浅田真央、キム・ヨナ、リプニツカヤ… ソチ五輪女子フィギュアで金メダルを手にするのは?
ソチ五輪中継のテレビ観戦で、寝不足が続いている読者の方も多いことだろう。 五輪もいよいよ、佳境に入ってきたが、残された最大の注目競技は、なんといっても、女子フィギュアだ。 日本時間2月19日深夜(20日未明)には、ショートプログラム(SP)を終えた。その結果は、キム・ヨナ(韓国=23)が1位、アデリナ・ソトニコワ(17=ロシア)が2位、カロリナ・コストナー(27=イタリア)が3位。“日本のエース” 浅田真央(日本=23)はミスを連発して、よもやの16位。金メダル候補の“ロシアの新星” 15歳のユリア・リプニツカヤは5位となった。同20日深夜(同21日未明)に行われるフリーで雌雄が決する。 ちまたでは、10年バンクーバー五輪の金メダリストのヨナ、同銀メダリストの浅田、新種目の団体でロシアの優勝に大きく貢献したリプニツカヤの3人が金メダル候補と呼ばれていたが、果たして、誰が栄誉を手にすることができるのか? そこで、「Yahoo!ニュース」では、「真央、ヨナ、リプニツカヤ、金メダルを手にするのは?」との意識調査を、2月12日〜19日に実施。10万3924票(男性=70.3%、女性=29.7%)の回答があった。 期待度もあってか、いちばん多くの票を集めたのは、浅田で4万6780票(45.0%)。続いて、リプニツカヤの3万7395票(36.0%)。ヨナはブランクもあってか、評価が低く、1万6104票(15.5%)にとどまった。「3人以外」との回答は、3645票(3.5%)だった。 今シーズン限りでの引退を表明している浅田だけに、金メダルを獲って、有終の美を飾ってほしいところだが、現実は厳しいものとなった。しかし、逆境を跳ね返して、なんとかフリーで挽回してほしいものだ。 もちろん、バンクーバーでは8位に終わって悔しい思いをした鈴木明子(28)=SP8位=、初出場・村上佳菜子(19)=SP15位=のフリーでの逆襲にも大いに期待したい。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年02月20日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第10R “新日最強の男”が本領を発揮するとき〈坂口征二〉
かつて新日本プロレスのレフェリーだったミスター高橋は、その著書などでたびたび「新日最強はアントニオ猪木ではなく坂口征二」との旨の発言をしている。柔道全日本王者という肩書きもさることながら、身長194センチ(柔道時の登録データ。プロレス入り後のプロフィールは196センチ)、体重100キロ超という、外国人にも全く引けを取らない体躯。肥満体や巨人症ではなく、均整の取れた身体でのその数値は、今現在の目で見ても日本人としてはズバ抜けている。 競技人口の多い柔道界においても、これだけの体格を誇る選手はそうそう見当たらず、そんな坂口がなぜプロレス入りしたのかといえば、これはもう時代の巡り合わせとしか言いようがない。 1964年の東京五輪で初の正式種目となった柔道だが、日本勢は重量級でアントン・ヘーシンクに完敗。そこから決死の巻き返しを図るも、次のメキシコシティ五輪では競技自体が実施されなかった。日本柔道界の将来には暗雲が垂れ込め、それはまた坂口にとっても同じだった。 そんなとき、日本プロレスからの誘いがかかる。スカウトの席で分厚いステーキが振る舞われ、「こんないいものが食えるのか」と心揺らいだとの逸話からも、当時の坂口および日本柔道界の不遇の様子がうかがわれる。 しかし、坂口は同時に弱点も抱えていた。柔道時代に痛めた腰の不安である。 「ブリッジなどの練習は、ほとんどしなかったと聞きます。身体を反るスープレックス系の技もまず使わない」(古参プロレス記者) たまに繰り出したブレーンバスターも相手を後ろに投げ放つのではなく、頭上に抱え上げたところで自ら尻もちをつくように落とすもので、まさしく和名通りの“脳天砕き”。あまりにも危険だからと、いつしか封印されてしまった。 「相手にボストンクラブをかけられそうになれば、やはり腰の不安から慌てて跳ねのける。互いに使える技が限られてしまうから、どうしても試合が単調になりがちでした」(同・記者) アメリカでUN王座を獲得した試合('72年、対キング・クロー)でも、「アトミック・ドロップ6連発でフォール」と、いかにも大味なものであった。 坂口のそんな“粗さ”も、相手次第では“荒々しさ”となってプラスに転じた。坂口自身も名勝負として挙げるドリー・ファンク・ジュニアとのNWA王座戦('71年)は、ドリーのテクニックと坂口のパワーが実にうまくかみ合った試合となった。 坂口は柔道で寝技の基礎ができているからグラウンドでの攻防もスムーズで、そこが他の単純なパワーファイターとは異なる点だ。両者はよほど手が合ったようで、坂口の修行時代のアメリカでも、ドリーとは60分フルタイムの試合を行っている。 また因縁、遺恨のある相手との対決というのも、坂口の本領が発揮される舞台となる。 日プロ末期の因縁を引きずる大木金太郎戦−−。 互いに“裏切り者”と憎み合うリング上に、多彩な技など必要ない。大木の原爆頭突きに坂口が力任せのラフ殺法で立ち向かい、新日での都合3度の対決は、いずれも無効試合などの不透明決着。それでも、2人の感情ほとばしる試合は今も伝説として語り継がれている。 イデオロギー対決となった新日対UWFの5対5勝ち抜き戦−−。 次鋒として登場した坂口は、当時としては格下だった高田伸彦(現・延彦)、山崎一夫を次々と蹴散らし、「坂口強し!」をあらためて印象付けた。そんな坂口の姿に新日ファンは快哉を叫んだものだった。 「おやじは強かった。でも優しすぎた」 坂口の息子で俳優の坂口憲二が、テレビの企画でカール・ゴッチを訪れた際に掛けられた言葉である。 坂口が、そんな優しさのリミッターをリング上で常に外すことができれば、もしかすると猪木以上のスターとなったのかもしれない。 「それでも、サカさんが常に猪木さんより一歩引いて事務方に専念してくれたからこそ、新日本は幾度ものピンチにもつぶれずに存続することができた。その意味では、新日本の一番の恩人なんです」(元・新日関係者)。〈坂口征二〉 1942年、福岡県久留米市出身。'65年、全日本柔道選手権優勝。'67年、日本プロレス入団。'72年、新日本プロレスへ移籍し、猪木に次ぐスター選手に。'90年、社長業に専念するため引退。次男は俳優の坂口憲二。
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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2025年07月21日 12時00分
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2025年07月14日 17時00分
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2025年04月28日 19時03分