2013年のプロ野球界は、球団創設9年目にして、パ・リーグ初制覇を果たした楽天が巨人を破って、日本シリーズを制して幕を閉じた。
そこで、「Yahoo!ニュース」では、“ミスター・タイガース”掛布雅之氏が選んだ「2013年野球界10大ニュース」をもとに、「2013年のプロ野球界、最も記憶に残るニュースは?」との意識調査を12月19日から実施しており、26日午後3時現在で、8592票(男性=86.6%、女性=13.4%)の回答があった。
ファンの記憶に最も残ったのは、やはり日本新となる開幕24連勝(無敗)をマークした楽天・マー君こと田中将大投手の連勝記録で、4099票(47.7%)と約過半数の票を得た。
2番目は「楽天の球団創設初の日本一」で、1574票(18.3%)を集め、楽天絡みで66%を占めた。
3番目は王貞治(巨人)、タフィ・ローズ(近鉄)、アレックス・カブレラ(西武)の55本を抜き、最多本塁打記録となる60本を放ったウラジミール・バレンティン(ヤクルト)の日本記録樹立で、852票(9.9%)を集めたが、田中の日本記録と比べれば、ファンの印象度は薄かったようだ。
4番目はシーズン中に明らかになった「統一球の極秘変更問題」で、565票(6.6%)。5番目は意外にも、「広島の16年ぶりのAクラス(初のCS=クライマックスシリーズ=進出)」で、550票(6.4%)。
以下、6番目は「ルーキー投手(ヤクルト・小川泰弘、巨人・菅野智之、阪神・藤浪晋太郎、楽天・則本昂大)の大活躍」で、199票(2.3%)。7番目は「WBCでのV逸とWスチール失敗」で、194票(2.3%)。8番目は「ルーキー、大谷翔平(日本ハム)の二刀流」で、153票(1.8%)、9番目は「アラフォー選手の活躍(引退)」で、77票(0.9%)。10番目は「元プロ選手の高校野球指導者への道の緩和」で、55票(0.6%)。「その他」への回答も、273票(3.2%)あった。
掛布氏は「“個の野球”が久しぶりに注目を浴びたシーズン」と分析した。田中やバレンティンの日本記録更新や、新人投手の活躍など、まさに“個”が印象に残るシーズンだった。
2014年は、プロ野球界でどんな出来事が起きるのか? 今から楽しみだ。
(リアルライブ編集部)