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角界にも消費税アップの影響

 相撲協会が消費税率のアップに伴い、5月の夏場所から入場料金を改定すると発表した。同じく消費税が3%から5%になった平成9年以来で、実に17年ぶりとなる。

 新料金は、東京の両国国技館の場合、現行1万4300円の溜り席が500円のアップ、現行1万1300円のマス席Aが400円、同B、Cは300円値上げされる。ただし、子供の自由席だけは据え置きになる。
 「相撲協会は人気が低迷し、このところ慢性的な赤字が続いています。八百長問題も、いまだ尾を引いている感じですし…。今回の料金改定は、消費増税分を除けば値上げ幅はごくわずか。とても赤字の補填までは無理ですが、平成10年夏場所後の3代目若乃花以来の日本人横綱誕生を期待される稀勢の里や、若手の遠藤、大砂嵐らが台頭し、値上げするなら『今でしょ』という思いが協会首脳にあるのは確かです。ようやく強気になれる条件が整ってきたということですね」(協会関係者)

 問題は、彼らがどこまで銭の取れる力士になれるかだろう。
 1月12日から始まる初場所(両国国技館)の目玉、稀勢の里は「自分にはもっとやることがありますから」と年末年始のテレビ出演はもちろん、決して嫌いではないというアルコール類もセーブして稽古漬けの毎日を送っている。横審から鼻先に突きつけられている“13勝以上の初優勝”を目指し、元日以外はまわしを締めて稽古場に降りる予定だ。
 一方、左足首のケガに苦しみ、入幕2場所目の九州場所は6勝9敗と負け越した“史上最速入幕男”の遠藤も、ようやくケガが癒え、本来の動きを取り戻しつつある。

 彼らの奮闘に相撲協会のメンツが懸かる。

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