本ライブはMrs. GREEN APPLE活動10周年を記念したイベントで山下ふ頭にて2日間に渡り行われた。人気バンドの周年ライブということで大盛況に終わった一方、ネットでは大音量で鳴り響く「音漏れ」に賛否の声が多く挙がっていた。
ネット上に挙がっている声によると、主に重低音が横浜に隣接する神奈川県川崎市および東京都大田区辺りまで聞こえており「騒音被害」として多数の苦情が入っているというのだ。実際に音漏れを聞いた人によると、流れてきたのは演奏や歌声などではなく、重低の激しい音であり、その音の原因が音楽ライブだと気がつかなかった人も多かったという。
現段階において、10キロ以上も離れた大田区までなぜ音が届いていたのかは明らかになっていないが、どうやら山下ふ頭のライブ会場の当日の風向きや設置されたスピーカーに原因があるようだ。通常、スピーカーは観客席に向けて設置されるが、本ライブにおいてはスピーカー配置に何かしらのトラブルがあり、歌声が風に乗って遠くまで届いてしまったのではないかという。
また、奇妙な事に歌声が聞こえたのは大田区だけではなく、品川区や江東区などの東京湾に面した区域のほか、真偽の程は不明だが千葉県浦安市、埼玉県さいたま市という神奈川・東京を越えた地域にまで音が届いていたという情報すらある。
都内はともかく埼玉まで届くとは。ここまで来ると「オカルト現象」も疑いたくなるような広範囲ぶりだが、それだけ大音量で行われた熱の入った10周年記念ライブだったということか。