「スーパー戦隊シリーズ」はシリーズ第1作目の『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)から数えて50年の歴史があり、長期シリーズの終了に対しネットでは惜しむ声が相次いでいる。
また、現在、宮城県仙台市にある仙台TRビルでは「全スーパー戦隊展」というシリーズ50周年を記念した展示会を来年1月4日まで行っている。本企画展は全49作品に登場した戦隊ヒーローのスーツやロボットや小道具などが多数並んでいる展示会で、仙台会場の前には8月27日に東京都文京区の東京ドームシティ、11月3日に愛知県名古屋市の金山南ビル美術館棟の巡回を終了している。
だが、ネットでは展示会に対し、会期延長を求める声が相次いでいるようだ。というのも、東京および名古屋会場にはスーパー戦隊シリーズ終了の告知が行われていない時期での開催だったのだ。そのため、今回の「シリーズ終了」のニュースを聞きつけ、戦隊シリーズを懐かしいと感じた人たちの多くは東京、名古屋会場へは行けなかったとみられる。
ネットでは「最後だと分かっているなら行きたかった」「終了報道前に知りたかった」「終了が決まってから開催した方が人が入ったのでは?」「今からでも仙台に行こうかな」と展示会の終了を惜しむ声が目立つ。
恐らく今年8月の時点では、終了が正式決定されてない時期であったため「さらば!戦隊展」というタイトルにはできなかったのだろうが、「50年の歴史を振り返る」イベントとしてはファンにとっては何とも消化不良な形になってしまった。
全スーパー戦隊展はその規模から、東京や名古屋での追加開催は難しいと思われるが、ファンたちが正式に「お別れ」を言える場所が望まれているようだ。

