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女子高生ミスコングランプリに飲酒疑惑 暴露や拡散は法的責任を負う可能性も

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女子高生ミスコンの公式Xより

「女子高生ミスコン2025」において11月30日、グランプリに選ばれた福井県出身の高校1年生・なんりが未成年飲酒の疑いでSNSが炎上した。未成年者飲酒禁止法とSNS投稿、拡散など多くのリスクが浮き彫りとなっている。

「女子高生ミスコン」とは、「みんなで選ぶ、日本一かわいい女子高生」をコンセプトにしたコンテストだ。事務所に所属していない女子高生であれば誰もが参加可能で、今年は4万3000人が応募した。

なんりは、受賞後に感謝の言葉を述べ、「みんなを笑顔にできて、憧れられるような人に」と今後の目標についても語った。

しかしその後、投稿した暴露系アカウント「DEATHDOL NOTE」が、女性が酒瓶を持っている写真をX(旧Twitter)に投稿。グランプリ獲得を報じた記事を引用する形で、なんりの昔のインスタグラムに投稿されていたものであることや、写真の人物はなんりであることを本人と親が認めたと主張した。女子高生の飲酒疑惑としてこの画像はSNSで一気に拡散し、トレンド入りする事態となった。

だが、なんり側からは公式発表はなく、真偽のほどは不明である。また、酒瓶らしきものを持っているが、実際に飲酒している姿が収められているわけではない。その後、なんりを名乗る人物がXアカウントの新設を報告し、「未成年飲酒はしてません!!」と疑惑を否定。しかし、この投稿には「偽アカウントかな」「なりすましだろ」といったコメントが相次いでおり、本人のアカウントかどうかは不明だ。

近年、有名人の疑惑について発信する暴露系インフルエンサーをめぐるトラブルが相次いでいる。23年には「ガーシー」こと東谷義和氏が有名人に対する脅迫などの疑いで逮捕されたのは記憶に新しい。

SNSを利用して他人の名誉を毀損した場合、法的責任を負う可能性がある。情報がたとえ事実であったとしても、名誉毀損は成立するのだ。これは拡散した場合も同様である。2021年に下された東京地裁の判決でリツイートについても名誉毀損と判断され、賠償が命じられている。

SNSは情報収集する上で非常に便利ではあるが、使用する際は十分注意しなければならない。

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