スポーツ
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スポーツ 2015年05月27日 11時45分
藤川の日本帰還に積極的になれないトラの事情
テキサスレンジャーズから事実上の戦力外通告を受けた藤川球児(34)の周辺が、慌ただしくなってきた。 古巣阪神の坂井信也オーナーが関西系メディアの取材を受け、「向こうからのお話しがなかったら、こっちも何も動くことはできない。それからの話ですね」(5月18日)と答えた。額面通りに受け止めれば、藤川獲得の意思ナシということになるが、実際は違う。阪神も、今季中に藤川が獲得可能な選手リストに入ってくる情報を把握していたのだ。 「藤川はメジャーに昇格しにくい、あるいはマイナーに落とされやすい状況にあったと言っていいでしょう。レ軍は右の救援投手層が厚く、本当に欲している戦力は、左のリリーバーでした」(米国人ライター) レ軍は先発陣が不振。今後、先発か、左のリリーバーを補強するにあたって、メジャー昇格可能な40人の選手人数枠に『空き』を作らなければならない。右のリリーフである藤川は現有戦力と重なるので弾き出されたというわけだ。 藤川はレ軍入りする際、契約に「本人の合意がなければマイナー落ちさせることはできない」とする条文を入れていた。そのため、レ軍はまずマイナー降格を藤川に打診。藤川サイドが拒否したため、事実上の戦力外通告となり、ウェーバー公示となった。今後、藤川獲得の意思を示す米球団が現れなければ、日本球界とも交渉できる。その交渉解禁は現地時間で5月21日だが−−。 「カブスを退団した14−15年オフ、巨人が藤川獲得に動いていました。巨人、DeNAが交渉解禁と同時にラブコールを送るものと思われますが(19日時点)、古巣阪神がどう出るのか…」(球界関係者) 坂井オーナーの口ぶりは消極的だが、阪神も藤川が右の救援投手層の厚いレ軍と契約した時点で、“生き残りレース”を強いられるのは分かっていた。 「藤川は阪神と喧嘩別れしたわけではないので、『帰って来い』のひと言で(交渉は)まとまるのではないか。近年、クローザーの呉昇桓に繋ぐセットアッパーがいなかった。そこに藤川をはめれば」(球界関係者) しかし、悲観的な声も聞かれた。 資金力豊富なDeNAも藤川に興味を示しているという。一部報道でも伝えられたが、中畑監督はグリエルとの再契約を進めていた昨年オフ時点から、「グリエルがダメなら、ケツ(クローザー)を獲ってくれと言おうと思っている」と何度か口にしていた。そのグリエルと再契約を交わしたものの、来日を拒むようなゴタゴタがあり、契約は破棄された。そのグリエルに用意した年俸5億円が“手付かず”のまま、球団にストックされているという。 「藤川サイドが先発での起用を要望しているとの情報も交錯しています。その通りだとすれば、巨人、DeNA、阪神は救援での起用を予定しているのでスンナリとまとまらないかもしれない。DeNAが交渉に乗り出せば、藤川争奪戦はマネーゲームになる」(同) 阪神は藤川の付けていた背番号22を呉昇桓に渡している。守護神の絶対的地位もそうだ。阪神サイドから交渉に積極的な言動が聞かれないのはそのためだろう。 藤川サイドにも日本帰還に関する条件、要望はあるかもしれないが、阪神は球団創設80周年のメモリアルだというのに、下位に低迷したまま。巨人、DeNAにかつての守護神を奪われたとなれば、精神的ダメージも大きい。トラはオフの補強に失敗したので、その軍資金でDeNAに対抗すればいい。上位チームとのゲーム差が広がり、諦めムードが漂う前に『藤川帰還』をまとめるべきだと思うが…。
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スポーツ 2015年05月26日 15時30分
最下位でも組織票に走る広島ファン
NPB(日本野球機構)は5月25日、「マツダオールスターゲーム2015(第1戦=7月17日・東京ドーム、第2戦=同18日・マツダスタジアム広島)のファン投票第1回中間発表をした。 オールスター戦のファン投票といえば、昨年は広島東洋カープのファンが組織票に走り、セ・リーグの11枠中8枠を広島勢で占める異常事態となった。 今季の広島は開幕から低迷が続き、なかなか最下位から脱出できない状況。それでも、今年は地元・広島でゲームがあることもあって、広島ファンは組織票に走っているようだ。 第1回中間発表で、各ポジションのトップに立った広島勢は、黒田博樹(先発投手)、会沢翼(捕手)、新井貴浩(一塁手)、菊池涼介(二塁手)、丸佳浩(外野手)の5人。活躍している黒田、会沢、菊池の3人はいいとして、新井は規定打席不足、丸は打率.239と低調だ。 ただ、今年は首位を独走するDeNAベイスターズのファンも黙っていない。田中健二朗(中継ぎ投手)、山崎康晃(抑え投手)、アーロム・バルディリス(三塁手)、筒香嘉智(外野手)、梶谷隆幸(外野手)と、広島勢と同じ5人がトップに立った。広島と違うのは、この5人はしっかり結果を残しており、他球団のファンも異論をはさむ余地がない点だ。 残りの1枠は、阪神タイガースの鳥谷敬(遊撃手)で、第1戦が本拠で開催される読売巨人ジャイアンツからは1人もトップに立っていない。 昨年は組織票の影響で、規定打席に遠く及ばなかったキラ・カアイフエ(一塁手)、堂林翔太(三塁手)がファン投票で選出されてしまう事態に陥っている。 オールスター戦はまさに“夢の球宴”で、その名の通り、活躍しているスター選手が出るべきものだ。ファンには、“夢の球宴”にふさわしい選手への投票を望むばかりだ。 なお、ファン投票は6月20日で締め切られ、その最終結果は同26日に発表される。(落合一郎)*写真はグラビア界のカープ女子・菜乃花
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スポーツ 2015年05月26日 14時00分
安藤美姫の二の舞か 浅田真央を現役続行させた「3人の女」(2)
現在、フィギュア関係者の間で最有力とみられているのがトヨタ自動車だ。浅田には約10社の企業スポンサーが付いており、1社あたり推定年3000万円の契約とされているが、トヨタは破格の10億円を用意するとの噂もある。 「浅田は各企業との契約途中で長期休養に入りました。このセミリタイアしていた時期の分を、各企業関係者は取り戻そうと意気込んでいますが、世界のトヨタが相手では現状継続が精いっぱいかもしれません」(名古屋在住記者) トップ選手の引退、セミリタイアは大きな痛手となる。経済事情が異なるため一概には比べられないが、同年齢の永遠のライバル、キム・ヨナを失った韓国では3兆ウォン(約3000億円)の経済損失があったという。 そのキム・ヨナは次回冬季五輪・平昌大会(韓国)で、広報大使を務める。平昌大会が競技施設の建設も滞るなど行き詰まっているのは既報通りで、もし「ライバルの浅田がキム・ヨナと手を取り合って金メダルを目指す」の図式となれば、日本企業が同大会を援助する可能性も出てくる。そんなキム・ヨナ周辺の事情も、今回のカムバックにつながったようだ。 「荒川と浅田の関係、ブランクによる実力減はキム・ヨナともにある。いくら人気があっても、競技引退後の活動に影響が出ることは浅田自身も実感しているようです」(スポーツ紙記者) とはいえ、浅田の復帰を最も望んでいたのは日本スケート連盟だ。同連盟が開示する正味財産によれば、浅田がシニアデビューした'06年6月時点では、約4億6000万円。だが、浅田がソチ大会を終えた後の'13年6月には13億円強に膨れ上がっている。現金預金も9億円ほどまで増えた。まさに“浅田バブル”なのである。 「各競技を支援する文科省のマルチサポート事業が見直され、女子フィギュアはトップのAからCに格下げされました。Cとは、メダル獲得の見通しナシとの評価です。男子はAを維持しましたが、中心選手の羽生結弦を公私にわたってサポートしているのが、元フィギュア強化部長の城田憲子氏。城田氏には'06年の不正会計問題で連盟の理事を引責辞任した過去があります。連盟は羽生の活躍を喜びつつも、城田氏の復権を快く思っていません。再度の浅田バブル、城田阻止のためにも浅田を呼び戻したかったのです」(前出・関係者) 浅田はソチ五輪のフリー演技が完璧だったため、燃え尽き症候群になって休養が長引いた。さらに、平昌五輪を目指すとなればルールに従い、予選から戦わなければならない大会もある。 “カネとオンナ”に振り回される真央−−。未婚出産後に復帰してズタボロになった安藤美姫の二の舞いにならなければいいのだが…。
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スポーツ 2015年05月26日 12時00分
【記憶に残るプロ野球選手】第6回 ずんぐりむっくりの体型でファンに愛されたドカベン香川
“おデブちゃん”のプロ野球選手といえば、最近では“おかわりくん”こと中村剛也内野手(西武)がいるが、まさにずんぐりむっくりの肥満体型でファンに愛されたのが、“ドカベン”こと香川伸行(南海→ダイエー=現ソフトバンク)だ。アスリートにとって、太るのはご法度であるが、香川は相撲取り並みの体型と明るいキャラクターで、関西のファンに親しまれた。晩年の江夏豊投手は腹が大きく突き出していたが、それとはまた違って、長いプロ野球の歴史上、これだけ太っていた選手は、香川のほかにはいないだろう。 香川は高校時代から注目の的だった。水島新司の人気野球漫画「ドカベン」の主人公・山田太郎と同じポジション(捕手)で、かつ体型が似ていることから、“ドカベン”のニックネームが付けられたのだ。浪商(現・大体大浪商)高校では、横浜で監督も務めた牛島和彦(中日→ロッテ)とバッテリーを組み、3年の春には甲子園で準優勝。夏の甲子園では準決勝で敗れたが、香川は3試合連続本塁打を放つなど、体型とともに、その豪打は強烈なインパクトを残した。 しかし、なんせあの体型だ。バッティングは良くても、超鈍足。肩も決して強くはなく、打つだけの香川に対するプロ側の評価は厳しいものがあったが、79年のドラフト会議で地元・南海が2位指名して、プロ入りする。高卒ルーキーながら、1年目(80年)の7月に1軍昇格すると、初打席で日生球場の場外へ特大の本塁打を放ち、非凡な打撃センスを披露。この年は50試合に出場し、8本塁打、打率.282をマークした。 その才能が開花したのが、4年目(83年)で、105試合に出場。規定打席には到達しなかったが、15本塁打、61打点、打率.313を記録して、ベストナインに選出され、初のオールスター戦出場も果たした。鈍足ながら、意外にも盗塁も5個成功させている。豪快な一発が、その魅力であったが、あの体型でシュアな打撃技術も持ち合わせていた。だが、まだ22歳時のこの年の成績がキャリアハイとなってしまったのは、なんとも悲劇というしかない。その後の香川は体重の増加に苦しむことになる。 一人前の野球選手となった香川のもとには、関係者から夜のお誘いも多く舞い込むようになる。食の誘惑には勝てず、体重はドンドン増加していき、ピーク時には150キロまで増えたともいわれている。それに伴い、成績は下降。球団もダイエット作戦に取り組んだが、なかなか思うように減量は図れなかった。86年には捕手失格のらく印を押され、三塁コンバートに挑戦したが、うまくいかなかった。南海がダイエーに身売りし、本拠地が福岡に移転した89年を最後に香川は戦力外通告を受け、28歳の若さで引退を余儀なくされた。 10年間で残した成績は、714試合出場、460安打、78本塁打、270打点、打率.255と平凡なもの。しかし、その人気はピカイチで、まさに記憶に残る選手だった。バッティング技術は卓越したものがあったが、守備、走塁面に難があり、レギュラーとして定着することはできなかった。もっと、ちゃんとダイエットに取り組んでいれば、とんでもないバッターになっていたかもしれない。 引退後は福岡に残り、野球解説者の他、事業にも乗り出し、少年野球の指導や社会人野球の監督を務めるなどしたが、ユニフォームを脱いだ後の香川は不運続きだった。私生活では2度の離婚を経験。01年には腎臓病を発症し、08年からは人工透析を受けなければならなくなっていた。療養のため、経営していた飲食店は閉店し、自宅は差し押さえられ、09年には自己破産した。さらに、腎臓の他、心臓の病気も患い、昨年9月26日、心筋梗塞のため、52歳の若さで帰らぬ人となってしまった。 球団の管理が行き届いた近代野球では、香川ほど太った選手はもう2度と出ないのではないだろうか? その意味では今後、不世出の愛すべキャラクターであった。(ミカエル・コバタ=毎週火曜日に掲載)
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スポーツ 2015年05月26日 11時45分
クローザー転向は失敗!? 一軍復帰が遠のく斎藤佑樹の苦悩
斎藤佑樹(26=北海道日本ハムファイターズ)が二軍戦ながら、“プロ初セーブ”を挙げたのは5月4日だった。 「野手の正面に飛び、救われたようなもの」 イースタンリーグに詳しい関係者はそう言って、斎藤のリリーバーとしての適性を疑っているが、もともとは制球力の高い投手である。テストする価値はあるのではないだろうか。投手出身のプロ野球解説者がこう言う。 「斎藤をリリーフに転向させる案は、14−15年オフに栗山監督が口にしていました。捕手だった近藤健介を三塁手で使ったシーズン後でもあったので、マンザラではないなと思いました。同時に、今のままでは斎藤は通用しないと心配していたんでしょう」 斎藤は今季、開幕ローテーション入りを果たしたが、連続KOを食らい、二軍落ち。二軍でも精彩を欠き、栗山英樹監督(54)の「ガムシャラになれ!」との檄で5月4日の“リリーフテスト”に至った。その二軍戦の結果を記者団に質問された際、栗山監督は嬉しそうな顔で斎藤を褒めていた。○5月10日対DeNA、1回失点0、対戦打者数5、被安打1、与四球1、2セーブ目○5月16日対東京ヤクルト、1回失点2、対戦打者数6、被安打3、与四球0○5月20日対埼玉西武、1回失点2、対戦打者数5、被安打1、与四球1 初のクローザー登板を果たした5月4日の次に投げたのは、中5日を置いた同10日。その後も同16日、同20日と『登板間隔』が空いている。救援投手はある程度の連投ができなければ一軍で通用しない。一般論として、二軍戦ではその日に投げるピッチャーが決まっており、一軍戦のように勝利至上主義で調子の良い救援投手を注ぎ込んでいくことはしない。 だが、日本ハム二軍には『クローザー候補』として勉強中の投手がほかにもいる。プロ2年目の白村明弘(23)、大塚豊(27)がそうだ。白村、大塚もチャンスは限られているが、ともに防御率は2点台。それに対し、斎藤は7.16。クローザーで4試合を投げ、計4失点だから、先発で投げていたときよりも防御率は悪くなっている。 「斎藤に欠けているのは闘争心。救援転向の真意はそういう必死さを表に出すため」(前出・プロ野球解説者) 斎藤の長所は応用力ではないだろうか。先発登板し、一巡目で打たれた打者に対しては次打席目で配球を修正してくる、という…。要するに1イニングで勝負するクローザーよりも、ある程度のイニングを投げる先発か、2イニング以上を投げる中継ぎ役でなければ長所は発揮されないわけだが、一軍では先発しても試合中盤にスタミナ切れして連打される失敗を繰り返している。栗山監督はそれを「必死さがない」と怒っている。斎藤にクローザーの適性が乏しいことは初セーブ後の3試合を見て分かった。“長所”を発揮できる先発への復帰、あるいは、ミドルリリーバーのポジションを得るには『クールガイ』を返上すべきだろう。
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スポーツ 2015年05月25日 16時46分
照ノ富士が白鵬自滅でたなぼたの優勝 またも“時期尚早”の大関誕生へ
大相撲夏場所(5月10日〜24日=両国国技館)は、関脇・照ノ富士(23=伊勢ヶ浜)が12勝3敗で逆転優勝を飾り、大関昇進を確実にした。 まさかの展開だった。11日目、照ノ富士は1敗の横綱・白鵬に敗れ、3敗に後退。この時点で、横綱・日馬富士も3敗で、白鵬の7連覇は濃厚とみられ、照ノ富士は優勝はおろか、大関昇進は露と消えたと思われた。 ところが、白鵬が12日目に大関・豪栄道の首投げに不覚を喫すると、緊張の糸が切れてしまったかのように、14日目には苦手とする大関・稀勢の里に敗れ、3敗で照ノ富士と並んでしまった。 照ノ富士は春場所、13勝2敗で準優勝の星を残したが、同場所後に昇進の目安とされたのはハイレベル(14勝以上)での優勝だった。だが、14日目を終えて、優勝の可能性が出たことで、なぜか昇進問題が突如浮上。日本相撲協会審判部は照ノ富士が優勝した場合、大関昇進を諮る臨時理事会の開催を要請することを決めてしまったのだ。 迎えた千秋楽で、照ノ富士は西前頭6枚目・碧山を破り、3敗をキープ。一方、白鵬は照ノ富士の兄弟子である日馬富士に敗れて4敗となり、優勝決定戦に持ち込まれることなく、照ノ富士の初優勝が決まった。 大鵬のもつ歴代最多優勝記録を更新した白鵬は、目標を失ってモチベーションが低下したのか、終盤の4日間で1勝3敗のていたらく。白鵬の自滅で、たなぼたの優勝を果たした照ノ富士だが、成績は12勝3敗と低レベルで、とても力でもぎ取った優勝とはいいがたかった。12勝での優勝は、12年夏場所で平幕優勝した旭天鵬以来、3年ぶりのこと。 これを受けて、北の湖理事長(元横綱)は理事会の招集を明言。27日に開かれる番付編成会議と臨時理事会で、大関・照ノ富士が誕生することが確実となった。 大関昇進の目安とされているのは、直前3場所で33勝。照ノ富士はギリギリでクリアしているが、この目安はあくまでも“三役”であることが前提。2場所前は前頭2枚目で8勝どまり。三役での実績はこの2場所しかないだけに、審判部内には“時期尚早”との意見もあったようだが、昇進を推す声が大勢を占めたようだ。 時期尚早といえば、先に大関に昇進した豪栄道は直前3場所で32勝と目安に満たなかったが、14場所連続で関脇を守った安定感が評価された。だが、昇進後は勝ち越すのが精いっぱいで、2ケタどころか9勝もできていない。 その前に昇進した稀勢の里も、32勝と目安に満たなかったが、将来性を買われて昇進。一時は綱獲りのムードもあったが、ここ1年は低迷。2ケタ勝てない場所も多くなってきた。 稀勢の里以降、次々に時期尚早とみられる大関が誕生することになるが、この2場所の照ノ富士を見るかぎり、現役のどの大関より大関らしい相撲を取っているのは事実。今場所、皆勤で負け越した琴奨菊を含め、大関陣のだらしなさが目立っているだけに、時期尚早とはいえ、“強い大関”への期待感は高い。しかも、日馬富士と同部屋で対戦することがないため、白鵬や他の大関より有利になる利点もある。 本人の努力次第だが、年齢的にも若く、十分横綱を狙える素材であることに間違いない。照ノ富士が期待通り、伸びてくれれば、白鵬の“ひとり勝ち”状態は終えんを迎えることになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年05月25日 14時00分
安藤美姫の二の舞か 浅田真央を現役続行させた「3人の女」(1)
フィギュアスケートの浅田真央(24)が現役に復帰する。浅田は昨年のソチ五輪後に去就について聞かれ「ハーフハーフ」と独自の言い回しを残して長期休養に入ったが、そのまま引退との見方が支配的だった。しかし、昨年末から「やむを得ない事情で銀盤に帰ってくる」との声も囁かれていた。その背後に“3人の女”の影が…。 「休養中、テレビ各局はスポーツキャスター、フィギュア中継の専属解説者の打診をしましたが、色よい返事はもらえませんでした。プロとしてスケートショーを開催すれば、かなりの収益を得るのは間違いありませんでしたが、目下、その方面で絶大な人気を誇っているのは荒川静香です。その彼女も結婚出産後は演技力が落ち、十八番のイナバウアーもできないときもありましたが“美”は健在。また、荒川はショーの構成、演出も手掛けており、他のスケートOGを自分の傘下に置いているようなもの」(関係者) それを見て、プロ転向は得策ではないと思ったかもしれない。 また、ひと足先にタレント活動を始めた姉・浅田舞の存在も大きかった。Gカップ爆乳の豊満バディ、それを惜しみなく披露した写真集は売れ行き絶好調。“真央ネタ”の暴露でも人気を博している。 「姉の舞は間違いなく真央以上にタレント性がある。豊満バディもそうだが、『真央との仲は悪かった』とか、キム・ヨナを指して『何であんなに点数が出るの? 審査員の方が好きなんですかね』と痛烈。その場の空気に適したコメントも言えます」(テレビ誌記者) フィギュア選手としては姉よりもはるかに上でも、今芸能界入りすれば、その後塵を拝することになる。荒川との差にしても、やはり金メダルの有無の差は大きい。長期休養中だった浅田はこうした状況を見据え、現役復帰に傾いたのだろう。 「休養中、友人たちも浅田を励まし、交遊を続けていましたが、その大半はスケート仲間。シーズンが始まれば付き合ってばかりもいられない。そういう寂しさもあったようです」(前出・関係者) 浅田は昨年10月に練習を再開。この時点では、あくまでも年末年始のアイスショーに出演するためだったが、やはりここで心境の変化が起こったようだ。「早くリンクに立ちたい」と周囲にこぼすようになっていたという。 「復帰の正式発表が5月まで持ち越されたのは、再スタートの足場を整える必要もあったからです。浅田がアイスショーに出演していた年末年始、中京大学の卒業にもめどが立ち、新たな所属企業を探す必要もあったのです」(同)
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スポーツ 2015年05月24日 13時00分
シーズン序盤でGMをすげ替えた巨人 その先にあるチーム改革とは
巨人がシーズン途中でフロント人事にメスを入れた。原沢敦専務取締役球団代表が兼務していたGM兼編成本部長を解き、その後任に読売新聞社運動部長(東京本社)の堤辰佳氏を任命した。 「原沢君は去年から『専門のGMを』と陳情を散々していた。(中略)そしたら、1週間くらい前にだな、慶応(大学)の野球部のキャプテンを運動部長(の堤氏)がやっていたと聞いて…」 電撃人事から2日後の5月13日に、人事の仕掛け人である渡辺恒雄最高顧問は記者団にそう説明していた。前もって準備していた人事異動だと思われるが、原沢、堤両氏の周辺からは「当日に全てを知った」といった声も聞かれている。会見翌日には原沢氏が球場入りし、「こういう時期に申し訳ない」と巨人ナインに頭を下げている。 「昨年オフのFA補強が、金城、相川とショボかったことも関係していますが、途中加入のフランシスコが使い物にならなかったことが決め手だったようです。メジャーリーグ時代のフランシスコの映像は原監督も見ています。でも、映像と実物は体型が全く違っていました。映像でのフランシスコはスリムだったそうです。昔の映像しか入手できなかった編成部の不手際を考えると、渡辺顧問の判断もあながち間違っていたとは言えません」(ベテラン記者) 近年は、原辰徳監督(56)が自らのツテを頼ってまとめた補強もあったという。編成部が補強に次々と失敗し、戦力を見誤っていたということならば、時期はともかく、フロント強化という手段は間違ってはいない。しかし、堤氏はGMに着任した以上、当然、今季で契約任期が満了する原監督の去就にも影響を持つことになる。 「堤氏がGMとして成功すれば、慶応大学の繋がりで、兼任コーチの高橋由が監督候補最有力になる」(同) 高橋由伸(40)も慶応大学野球部のOBだ。堤氏が“高橋政権”の後ろ楯になることは、決して不自然な話ではない。次期監督の本命である松井秀喜氏(40)がいまだ色好い返事をしない以上、高橋体制に舵を切り直す可能性も高い。とはいえ、高橋由は「まだ現役に未練がある」とも伝えられている。 「堤氏は渡辺顧問が選んだGMです。松井秀喜氏の説得に当たる可能性もなくはない」(同) それと同時に巨人内部にあるのは、原監督を評価する声だ。渡辺顧問はシーズン前に再々続投もあり得る旨も語っていたが…。 「原監督はネットワークの広さに一目置かれています。日本中にいる東海大学グループ卒のアマチュア指導者から、ドラフト候補に関する情報も寄せられています。監督在任中に堤氏との信頼関係を築ければ、将来的にフロント入りするのでは」(球界関係者) 長期に渡って指揮を振るってきた功労者でもある以上、任期満了で「ハイ、サヨウナラ」というわけにもいかないだろう。侍ジャパンを運営するNPBエンタープライズの社長は、日本テレビからの出向であるため、そのルートで侍ジャパンの要職に着く人事異動も考えられる。 いずれにせよ、今回のシーズン序盤での人事異動は、選手補強だけではなく、思惑があってのことらしい。新体制の編成部は手始めに国内トレードをまとめるようだが…。
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スポーツ 2015年05月24日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(35)第七部・ゴルフダイエット編「クラブの活用」
5月も中盤戦を過ぎ、梅雨の季節が間もなく到来します。連日、夏日を超える暑い日が続き、ともすれば減量とは真逆な時季だと思われがちですが、喉の渇きからジュースやビールを過剰に摂取するのでウエイトオーバーに陥りやすいシーズンでもあります。本格的な夏が来る前にシェイプアップしましょう。 ゴルフに限らず、満腹状態は集中力が欠落。睡魔に襲われるものです。特にご飯を始めとした炭水化物を摂り過ぎると血糖値がグンと上がり、太りやすくなるのは勿論、睡魔にも襲われやすい環境となるもの。 よくある話として、「午前中は絶好調も午後は一転、絶不調」−−。これは95%、昼食が原因。ゴハンの食べ過ぎで眠くなり、集中力が低下した証です。 ゴルフ場に着くなり、レストランに直行…というパターンが一般的ですが、出来れば、朝食は自宅で摂りましょう。実際、ゴルフ場で食事をしてから練習に入ると満腹の為、身体が回らず、キレが生まれない。 よほどの事が無い限り、食事は自宅、ハーフタイムでは軽食…おつまみ程度にしましょう。 さて、ここからがゴルフダイエットの本題。以前、書いた事がありますがクラブを2本持っての素振り−−。これは体幹も腹筋も鍛えられ、ダイエット効果が望めます。 ポイントは「お腹に力を入れながら振る」事です。息を吐いた時、お腹が凹みますよね。凹んだ時に力を入れ、息を吐いたところでスイング。キツイですが、これを意識して自分のモノになるまで素振りをしましょう。一日150スイング位すると、お腹が凹むと同時に体重減も見込めます。自宅で出来るので是非、実践してみて下さい。 次はクラブを使った筋トレ。クラブを横にした状態で右手と左でクラブのヘッド、グリップをそれぞれ持ちます。頭上でクラブを持ち、そのまま後ろに倒します。すると、肩甲骨周辺が広がり肩のストレッチに持ってこい。リンパの流れが良くなり、肩こり、四十肩にも有効です。回数は前後に40秒。一日に5〜10分でいいと思います。 さらに私が欠かさず行っているのは前述と同じ状態でクラブを握り、後ろでは無く左右に倒すトレーニング。これを左右継続的に倒す事1分。これを2セットすれば普段、全く鍛えない側筋のトレーニングになります。 さらに練習場での打ち込みは1回1時間くらい。調子がいい時は100〜150球打ちましょう。ダイエットを意識した場合は、前述のお腹を意識したスイングを心掛けて打ちます。この場合は、50球くらいで効果あり。この練習は、脂肪燃焼や基礎代謝が上がり、痩せやすい身体となります。 ダイエットのみならず、ゴルフの上達は(ラウンド中の)食事の摂り方と日々のトレーニングで十分。他のスポーツや無理なダイエットは必要ないでしょう。 「ダイエット」という目的だけでやるのはキツイ。ゴルフの練習を兼ねてやるのがラフな感じですと気持ちも窮屈にならず、いいと思いますよ。 夏場のゴルフは、体重がホントに減ります。あとは、生活習慣予防。なんだかんだで、8km歩きますし。立派な有酸素運動だと思います。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年05月23日 13時00分
藤川球児戦力外で獲得に動く日本球団は…
藤川球児(34)がテキサスレンジャーズから戦力外通告を受けた。 藤川は契約条項に「本人の合意がなければマイナー落ちを決定できない」とする文言を加えていたため、レ軍は藤川サイドにマイナー降格を打診。藤川側は降格を拒否したため、ウェーバー公示となり、今後は藤川獲得の意思を示す米球団が現れなければ、日本の球団も交渉が可能になる。そうなると、気になるのは古巣阪神の出方だ。 「阪神の坂井信也オーナーは獲得に否定的でした。『藤川サイドから話があれば』という言い方でした」(在阪記者) だが、他の日本の球団は藤川獲得にかなり早い対応を見せている。中畑監督が救援投手の増員を求めているDeNAや、巨人、楽天は交渉解禁待ちとされ、「阪神も裏では身辺調査を終えている」(同)との情報もある。 「レンジャーズにはこれといった左のリリーバーがいません。トレード補強しても期待外れだったので、この先、新たな補強をしなければなりません。それに対し、右の救援投手は余剰が出ている。だから、メジャー昇格が可能なロースター枠に空席を作るため、藤川が標的にされました。日本の球団の渉外担当者は、こうしたレ軍の投手事情を調査してきました」(現地特派記者) 一部報道によれば、「藤川に近い関係者の証言」として、日本帰還の意思も伝えられている。だが、「規定上、本人と日本球団は接触できない。カムフラージュではないか?」(ベテラン記者)との声もある。 「藤川の帰還に対する条件は起用法です。右肘は完治しているはずだが、先発転向を希望しているとも聞いている。リリーフならば、中継ぎではなく、クローザーが絶対条件になるようです」(同) 阪神は藤川から呉昇桓への継投リレーをイメージしているという。中継ぎNGの条件が本当なら、坂井オーナーの慎重な物言いにも合点がいく。 「藤川同様、日本の球団が身辺調査を進めているのが、カブスの和田毅です。和田は先発枠を争いましたが、故障で出遅れ、マイナーで開幕を迎えました。チーム事情で中継ぎにまわされた時期もあり、先発枠を争い続けるとしてもライバルが多すぎる。藤川、和田はともにチャンスの少ない米球団にいます」(前出特派記者) ロースター枠の問題で、和田も戦力外になる可能性は捨てきれない。巨人の本命は和田との見方もある。両投手とも力が衰えたわけではないので、日本帰還後も戦力となるのは必至。しかも、外国人選手のように一軍登録枠を気にしないで済む。 「呉昇桓は2年契約の切れる今季が見納めかもしれない。阪神は若いクローザーがまだ育っていないうえに、球団創設80周年だというのに最下位争いから抜け出せないでいる。藤川が他球団に加入する事態は防ぎたいはずだが…」(前出ベテラン記者) DeNAはグリエルに払うはずだった5億円がそのまま残っている。阪神の出方次第では、藤川争奪戦はマネーゲームになる。
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スポーツ
GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
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スポーツ
三沢に負のスパイラル
2007年03月07日 15時00分
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スポーツ
新日本プチシルマ争奪戦勃発
2007年03月07日 15時00分
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スポーツ
大日本 関本が破天荒トレ
2007年03月07日 15時00分
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スポーツ
K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
2007年03月05日 15時00分
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スポーツ
K-1新遺恨 魔裟斗vsTBS
2007年02月27日 15時00分
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スポーツ
棚橋時代到来
2007年02月19日 15時00分
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スポーツ
アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
2007年02月19日 15時00分
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スポーツ
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
2007年02月06日 15時00分
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スポーツ
輪島氏 自爆テロ
2007年01月24日 15時00分
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スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分