スポーツ
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スポーツ 2015年06月26日 17時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈ドン・フライvs高山善廣〉
日本では一時期ほどの隆盛にないものの、世界的にはUFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)を筆頭に人気の定着した感のある総合格闘技。 「競技としての発展も急で、現在活躍するトップファイターは、総合のルールに適合した打撃も寝技も高レベルでこなせる選手ばかり。かつてはレスリングのタックルや、グレイシー柔術の寝技など、それぞれのバックボーンが重視されましたが、今はそれら全てをこなせないと通用しない状況です」(格闘技ライター) 何でもできるコンプリートファイター同士が競い合う。それは総合格闘技の進化に違いないが、その一方で異種格闘技的色合いの濃い闘い模様を好むファンもきっと少なくないだろう。 2002年6月23日、さいたまスーパーアリーナで開催された『PRIDE21』。このメーンイベント、ドン・フライvs高山善廣が今なお名勝負の一つに数えられるのは、ファンが高度な技術戦ばかりを好むわけではないということの表れだ。 レフェリーチェックの間も互いに一切目を離さない激しい睨み合いを続けた両者は、ゴングと同時に突進。互いに相手の頭を押さえると、もう一方の手でひたすら殴り合ってみせた。 一切ガードなしでぶん殴る、極めて原始的なその戦いぶりは多くの格闘技ファンの心をわしづかみにした。 「この大会ではエメリヤーエンコ・ヒョードルのPRIDE初参戦が話題となったものの、セミファイナルに組まれたセーム・シュルト戦は判定決着で、ぶっちゃけ退屈な試合に終わりました。そんな鬱屈とした会場の空気を2人は一気に吹き飛ばしたのです」(同) ボクシング技術では経験者のフライに一日の長があり、高山の顔面はみるみるうちに変形していく。しかし、高山もやられる一方ではない。コーナーに詰めたところからフロントスープレックスを放つと、起き上がりざまに膝蹴り一閃。フライの額を切り裂いた。その威力からして、もう一歩深く当たっていれば一撃KO勝利もあり得ただろう。 「当初、高山は得意のヒザをコツコツ当てていく作戦でいたそうです。しかし、同じNOAHからの初参戦で判定負けとなった杉浦貴も含め、すっきりしない試合が続く中“観客を沸かせたい”というプロレスラー魂が騒いだのでは?」(同) 試合後のインタビューでは「会場の“高山コール”に乗せられた」と語ったが、それだけではないプロとしての計算も、きっとあったに違いない。そして、同じくプロレス経験豊富なフライもこれに呼応したことによって、今も伝説と語り継がれる試合が成立した。 ちなみに高山は、当初出場を予定していたマーク・コールマンの欠場のため急きょの代役参戦でもあった。 試合開始から5分が過ぎたころには高山の顔面は完全に崩壊。見かねてドクターチェックが入ったものの、試合に戻ればまたもやノーガードの殴り合いだ。劣勢挽回を期した高山は再度スープレックスを狙うものの、これが崩れてフライが馬乗り。マウントパンチのラッシュでレフェリーストップの決着となった。 1R6分10秒。その試合時間の大半をハードヒットで殴り合うなどは、ボクシングでもなかなか見られるものではない。 試合後の腫れ上がった顔面が専門誌などに大きく掲載されたため、高山のやられっぷりばかりが目立ったが、フライも決して無傷ではなかった。帰国後には肩が上がらなくなり、全身の痛みから入院を余儀なくされたという。 「後にフライはこれを振り返り“バーリ・トゥードにピリオドを打つのにふさわしい試合だった”と語っています」(同) 現実には、その後もフライは総合格闘技を続け、PRIDEでの吉田秀彦戦やHERO'Sでの曙戦などを行っている。それでいて高山戦を“ラストファイト”というのは、当人にとってもそれほどまでに強烈なインパクトを残したということか。 一方の高山は、'02年大みそかの格闘技興行合戦の際、なかなか選手のそろわなかった『イノキボンバイエ』への出場が最後の総合参戦となった。しかし、ボブ・サップを相手に打撃ではなく、腕ひしぎ十字固めで完敗を喫する。 高山も、あるいはフライ戦で既に総合格闘家としては燃え尽きていたのかもしれない。
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スポーツ 2015年06月26日 14時00分
F1「日本版モナコ・グランプリ」開催すっぱ抜く
集団的自衛権行使を限定容認する安全保障関連法案をめぐってスッタモンダする国会で、興味深い動きがある。自民党の『モータースポーツ振興議員連盟』(古屋圭司会長)が「モータースポーツ推進法案」を今国会に提出し、成立を目指しているのだ。狙いはF1モナコ・グランプリのような首都圏の公道を使ったフォーミュラカーの世界大会。2020年の東京五輪に向けスポーツイベントの機運が盛り上がり、経済も右肩上がり。「法案出すなら今でしょ!」というわけだ。 同議員連盟は昨年1月に活動開始。衛藤征士郎元衆院副議長が音頭を取り、元レーサーでもある三原じゅん子参院議員が事務局長。宮崎政久、笹川博義、神田憲次、島田佳和各衆院議員ら会員38人で発足した。元F1ドライバーの中嶋一貴氏、元世界GPライダーの平忠彦氏など日本を代表する4輪、2輪レース関係者がサポートしている。 「表向きには自動車文化の向上、モータースポーツを通じた社会貢献をうたっていますが、本音は日本の自動車、オートバイ輸出の底上げです。また、観光庁が推進するスポーツツーリズムの狙いとも合致する。東京五輪で日本を訪れる世界各国からの観光客を一過性で終わらせず、毎年アピールしようというものです。特にモータースポーツに興味を持ち始めた中国、東南アジアの富裕層を首都圏に呼び込もうという狙いがある」(全国紙経済部記者) これまで日本で行われたF1レースは鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)、岡山国際サーキット(岡山県美作市)と、いずれも市街地から遠く離れた場所で開催されてきた。「モナコ・グランプリのように都心で華やかな公道レースを」と望む声はかなりあったが、障害も多々あり、実現は夢のまた夢の話だった。 ネックになっていたのが“レースのための道路使用”と“騒音”。この問題がともにクリアされる見通しが立ったことで、にわかに法案成立に走りだしたのである。 「自動車に深くかかわる国の中で、公道レースが認められていない国は日本だけ。バブル期に大分県知事がモナコ・グランプリをまねて別府温泉の公道を使ってF1を開催する計画を打ち出したのですが、道路の使用許可が下りず断念した。その際、『日本は公道使用はおろか、ポリスエスコート(警察の先導)もできない』という話を聞いたFOCA(F1製造者協会)のバーニー・エクレストン会長は、怒りより先に笑いだしたそうです。しかし、元国家公安委員長の古屋圭司氏がモータースポーツ振興議員連盟の会長に就き、状況は大きく変わった。道路使用許可などの行政手続きを円滑化する『モータースポーツ推進法案』を取りまとめ、障害を取り除いた。古屋衆院議員は安倍首相の成蹊大の先輩で昵懇の関係。野党にも賛同する議員がおり、成立するのは確実です。東京、横浜の中心部で自動車レースをやれば、興行的な成功が約束されたようなもの。やろうと思えば、来年にも実現するでしょう」(大手広告代理店担当者) F1の醍醐味は、恐竜が咆哮するような甲高いエキゾーストノート(排気音)にある。これが騒音問題となり、都市部での開催が難しかった。 「昨年9月からEV(電気自動車)エンジンを使ったフォーミュラカーレース『フォーミュラE』が始まり、人気を集めている。このレースは市街地が条件でベルリン、ロンドン、北京、リオデジャネイロの公道を使い、先週もモスクワで開催されたばかり。エンジン音がほとんど出ず、都心で開催しても問題はない」(連盟所属議員秘書) テレビ局では、早くも日本初の本格的公道レース開催の綱引きが始まっているという。“お台場=フジテレビ”と“横浜=テレビ朝日”の2陣営で、どちらにも可能性がある。 視聴率低下による広告収入の低迷に悩むフジテレビは、三井不動産、鹿島建設と3社でお台場のフジテレビ本社前にショッピングモールやホテルなども建設し、“お台場カジノ”を計画してきた。しかし、東京五輪を抱える舛添要一都知事はカジノには消極的で、林文子横浜市長が旗を振る“横浜カジノ構想”に横取りされた格好。そこでカジノには見切りを付け、日本版のモナコ・グランプリをお台場で開催することで、収益アップの起爆剤にしようとしているのだ。 「確かにフジはF1開催に実績があり、FIA(国際自動車連盟)の覚えもめでたいが、フォーミュラEにいち早く目を付け、現在全戦中継しているのはテレビ朝日です。こちらも日本開催を目指し、カジノ解禁に合わせて横浜グランプリを計画している。テレビ朝日は朝日新聞、日産自動車などと主に11月に横浜国際女子マラソンを主催してきましたが、昨年で終了した。関係者の間では、このマラソン大会のスタート・ゴール地点だった山下公園周辺の公道を自動車レース用に様変わりさせるのでは、と噂されています」(横浜地区財界関係者) 現在、フォーミュラEに日本人ドライバーは参戦していないが、次戦ロンドン大会(6月27、28日)から元F1ドライバーの山本左近が鈴木亜久里氏率いる『アムリン・アグリ』から参戦することが決まった。 まさに、機を見るに敏。2020年東京五輪に乗じて、F1“日本版モナコ・グランプリ”開催が本格的に動きだしている。
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スポーツ 2015年06月25日 14時00分
記録達成の露出増が目的? 中日が超ベテラン選手たちで戦い続ける理由
中日の和田一浩外野手(42)が6月11日の対千葉ロッテ戦で通算2000安打を達成した。大学、社会人野球を経ての大台突破はプロ野球史上3人目、42歳11カ月での達成は最年長記録になった。 「敵陣営のスタンドからも拍手が贈られました」(スポーツ紙記者) これが、中日経営陣の求めていた光景でもあった。苦労人のベテランが長い歳月を掛けて大記録を達成する。その姿にファンが共鳴し、観客増員へと繋がっていく…。 「次の目玉は、山本昌ですよ。49歳、50歳での先発勝利となればギネス級です。昨年オフの時点で、山本のもとには海外メディアからの取材も殺到していました」(中京地区在住記者) いまさらだが、中日には“レジェンド”が多い。いや、多すぎる。和田、山本昌のほかにも、川上憲伸(40)、岩瀬仁紀(41)、荒木雅博(38)、森野将彦(37)、小笠原道大(42)といったところが在籍している(年齢は今季誕生日のもの)。谷繁元信兼任監督も今年45歳になるが、現役引退説は否定している。チーム関係者によれば、契約更改の席で「本人から引退を言い出さない限り、契約続行です。もっとも、落合(博満=62)GMは容赦なく減俸提示しますが」とのこと。一方で、2014年オフには15名の中堅や若手選手が戦力外になっている。 「全ては落合GMの考え方次第。可能性がないと見た中堅、若手は容赦なく切り捨てますし、練習をしない選手は大嫌い。レギュラーになるまで苦労しても、長くレギュラーポジションを確保できる選手になれとも考えています」(球界関係者) その通りだとすれば、中日の世代交代がなかなか進まなかった理由はベテランを脅かせなかった中堅、若手にも責任があるというわけだ。 「大袈裟な話ではなく、中日のベテランは目の下にクマを作って球場入りします。『疲れた、ダメだ』を連呼していますが、練習をしながら精気を取り戻していく。生き残ったベテランたちは『疲れた』とは言うものの、球場入りする時間も早いし、岩瀬や山本昌は一年中練習しているんじゃないかな」(前出チーム関係者) 生き残ったベテランたちはもっと評価されてもいいのではないだろうか。彼らの姿は共感を呼ぶ。2000安打を達成した和田にしても、西武時代にレギュラーポジションを獲ったのは30歳になってからだった。 しかし、ベテランの頑張りが観客動員数のアップに直結するかといえば、必ずしもそうではない。昨季は200万912人を動員したが(主催ゲーム)、主催最終戦でやっと200万人を突破したのが実情だ。ベテランが健在なだけでは人気に繋がらない。しかし、そのベテランが記録を達成すれば、箔付けがされる。マスコミへの露出度も増え、経営陣も「球団の宣伝になれば」と考え方を変えてきた。ベテランたちは練習熱心さが評価されて契約更改となった部分もあるが、今季は和田の2000安打、谷繁兼任監督の最多出場記録、山本昌のギネス挑戦が掛かっていた。こうした状況が他のベテランの残留にも繋がったのだろう。 しかし、この先の何年もベテランたちがチームで成績を残せるわけではない。戦力、経営ともに、ベテランに頼りきった状況を打破する若手が現れなければ、中日のペナントレース後半戦はつまらないものになってしまいそうだ。
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スポーツ 2015年06月24日 14時00分
内海、村田、フランシスコ… 巨人二軍のビッグネームはシーズン終盤の秘密兵器だ
原巨人が交流戦期間にセ・リーグの首位に立った。とはいえ、交流戦前まで首位だったDeNAの大失速のおかげで、巨人自体も交流戦を7勝11敗の負け越しで終えている。故障者続出や主力選手の不振によってベストメンバーを組めないのが原因だが、ライバル球団は、「ベテランが帰って来たら不気味。彼らも実績があるだけにこのまま終わらないでしょう」と警戒を解いてはいない。 「内海(哲也=33)が復調して帰って来たら厄介です。近年は変化球に頼りすぎた配球で失敗していますが、真っ直ぐのキレが戻ればすぐにでも復活します」(在阪球団スタッフ) その左前腕部炎症で出遅れていた内海は、今季の58試合目、6月5日の対福岡ソフトバンク戦で初先発した。しかし、4回途中5失点でノックアウト。だが、こんな指摘があった。 「この日の内海の投球を結果だけ見れば最悪ですが、初回の投球内容はよかった。復活の可能性はありましたし、内海がセットアッパーに配置換えされるようなことになれば…」(プロ野球解説者) 内海の配置換えは十分に考えられる。この日の内海の先発登板は、これまで5勝を挙げているポレダがクイックモーションの再調整のためにローテーションを飛ばしたために回ってきた。ポレダがローテーションに戻り、さらに新外国人マイコラス、新人の高木勇、2年目左腕の田口ら、これまでに勝ち星を挙げている投手の健闘を考えると、内海の先発復帰は考えにくい。そして、内海は翌6日に再び二軍降格した。 「内海は先発へのこだわりがまだあるのかもしれない。しかし、『4年総額16億円』の大型契約が来季まで残っており、このままでは契約満了と同時に解雇、よくても大幅減は避けられません。先発投手として復帰できなければ、生き残る新たな道を模索した方がいい」(前出・プロ野球解説者) 内海が二軍で救援投手として再調整し、春先からブルペンと支えてきた投手たちに疲れが見え始める夏場に、内海がブルペンを支えるようになれば、巨人の追い風になりそうだ。 そして、打撃に関してはホアン・フランシスコ(27)と村田修一(34)がカギを握りそうだ。 「フランシスコは二軍戦で計5本のホームランを放ちましたが、ベンチ裏の素振り室に入るとそのまま座っているだけ。セペダにしても、ほとんど同じです」(球界関係者) こんな調子だけに、「フランシスコとセペダはこのまま消える」と見るスコアラーも少なくない。だが、二軍戦とはいえ、フランシスコに一発が出たのは日本人投手の配球に適応しつつあるからだろう。ペナントレース佳境に代打で起用された場合、これまでと同じ配球では一撃を食らう危険性がある。二軍で日本流の配球に慣れてきたら、一軍でも大きな当たりを連発する可能性だってあるのだ。 そう考えると、目下、戦線から離脱している内海たちは、シーズン終盤へ向けた秘密兵器と言えるだろう。そして、そういう切り札のカードを多数抱えている巨人は、他のセ・リーグ5球団に対して、心理状態を揺さぶることができる。 シーズン後半に秘密兵器たちは起爆剤になれるだろうか。
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スポーツ 2015年06月23日 14時00分
巨人新GMのお粗末手腕「イージートレード」に隠された陰謀
巨人が2対2の交換トレードを成立させたのは6月10日のこと。外野手の矢野謙次(34)と左腕投手の須永英輝(29)を放出し、北海道日本ハムファイターズから中継ぎタイプの矢貫俊之(31)と左打ちの外野手・北篤(26)を獲得した。 ひと月前に新GMに就任した堤辰佳氏の“お手並み拝見トレード”にしては、何とも小粒と言わざるを得ない。 「日ハムと巨人は、菅野智之“強行指名”以外はこの10年、友好関係にあります。堤GMでなくても成立できたはず。出場機会に恵まれなかった矢野を思っての温情放出だと見る向きもありますが」(ベテラン記者) このトレードにはウラがありそうだ。 まず、堤氏がGMに就任した際、注目されたのは学生時代の経歴。慶応大学野球部元主将ということは高橋由伸(40)の直系の先輩であり、「矢野が放出されたことで高橋由の出番が増える」と思われた。 「放出された矢野もアヤシイ。矢野はFA権を取得しており、日ハム内部からは『オフに話し合わなければ』と懸念する声も聞かれました」(球界関係者) 後輩・高橋由の働き場を確保し、帰還可能な人員を一時異動させる策略だとすれば、とても“イージートレード”とは言えない。 「巨人が矢貫を獲った理由も勘ぐりたくなりますね。彼は仙台育英の出身ですが、3年間ベンチに入れず、常磐大学で努力して這い上がった投手。キャプテンシーもあり、引退後はコーチもフロント要職も託せる好人物ですよ」(関甲信新学生野球連盟の1人) 矢貫は昨季15試合しか投げていない。北も日ハムの外野定位置争いに敗れている。移籍即スタメンで大活躍の矢野と比較して、混戦のセ・リーグを抜け出すプラス要素とはとても思えない。 「ここ最近、巨人の外部補強は他球団の控えや2番手以降の投手ばかり。是非はともかく、チームが小粒になってしまいました。その流れを止められるか否かで堤GMの真価が問われると思われたのですが…」(前出・ベテラン記者) 無名選手を獲得して活躍すれば、編成スタッフとGMは評価される。中日はホークスの育成でくすぶっていた亀澤恭平(26)を見出し、正二塁手に押し上げた。そういう落合博満GMのような眼力が求められるのだが、今回のトレードからは政治的謀略のにおい以外は伝わってこない。 「主砲・阿部の離脱が長期化しそうなので、第2、第3の補強トレードがある」との噂も駆けめぐっているが、第2の亀澤を探すより大型トレードを仕掛けなければ、チームに緊張感を与えられないだろう。 その方が巨人らしい。
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スポーツ 2015年06月23日 12時00分
【記憶に残るプロ野球選手】第10回・“弱小球団”大洋の光だったオバQ・田代富雄
野球ファンの皆さんは、大洋ホエールズ(後に横浜大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ→横浜DeNAベイスターズ)にどんな印象をお持ちだろうか? 1980年代、90年代前半まで、大洋はまさに暗黒時代だった。80年から96年までの17年間で、Aクラスは83年、90年(ともに3位)の2度だけ。78年に本拠地を神奈川県の川崎から横浜に移転し、79年に2位になったが、その後、なかなかチーム状態が上向くことはなかった。 そんな中、松原誠(大洋→巨人)とともに、“弱小球団”大洋を支えたのが、オバQのニックネームで親しまれた田代富雄内野手(60)だった。そう呼ばれた由来は、プロ入りした当初、天然な受け答えをしていたからとの説がある。2000安打も達成し、好打者で“柔”のイメージがあった松原に対し、豪快な特大ホームランをかっ飛ばす田代は、まさに“剛”。負けてばかりの大洋にあって、田代が放つホームランは希望の光であったのだ。 田代は73年のドラフトで3位指名され、神奈川・藤沢商業から大洋に入団。2年間、2軍暮らしが続いた後、76年に1軍初昇格。77年は4月に11本塁打を放って、月間MVPを獲得。三塁のレギュラーの座を奪い、全試合(130試合)に出場し、35本塁打、88打点、打率.302をマーク。以後、長年、大洋の主力打者として活躍した。80年の36本を最高に、77年から10年連続2ケタ本塁打を記録。通算278本塁打は歴代49位(15年6月10日現在)。その一方で、3割を打ったのは77年の1度だけで、通算打率は.266と高くはなかった。また、三振が多く、77年、80年、82年にはセ・リーグの最多三振を記録している。 86年6月、左手首を骨折し、その影響で成績は下降。出場機会は激減することになり、91年シーズン限りで引退。同年10月に組まれた引退試合では、満塁ホームランを放ち、田代らしい最後を飾った。9年間、大洋のレギュラー三塁手として活躍した田代だが、同時期に掛布雅之(阪神)や衣笠祥雄(広島)らがいたため、好成績を収めても、1度もベストナインに輝いたことがなく、オールスター戦にも77年の1回しか出場していない。その意味では、なんとも不運な選手だった。 指導者としても、田代は有能だった。引退後はテレビ、ラジオの野球解説者やラーメン店経営をしていたが、97年に2軍打撃コーチとして、古巣・横浜に復帰。4年間、同職を務め(00年〜10年まで、横浜の2軍は湘南シーレックスと称していた)、村田修一内野手(現巨人)、吉村裕基外野手(現ソフトバンク)といった和製長距離砲を育てた他、多村仁志外野手、金城龍彦外野手(現巨人)らを一流の打者に育成した。02年は1軍打撃コーチになり、03年は2軍打撃コーチ、04〜06年は1軍打撃コーチを務め、07年から2軍監督に就任。09年5月18日、大矢明彦監督の無期限休養に伴い、1軍の監督代行になったが、チーム状態は上向かず、ぶっちぎりの最下位。田代が指揮を執った107試合の成績は、38勝69敗、勝率.355と悲惨なものだった。当時のチーム力を考えると、いたしかたない結果だったが、田代は育成能力にたけていても、監督には向いていなかったのかもしれない。 翌10年には2軍監督に復帰し、同年オフには、その功績を評価され、球団からフロント入りを打診されたが、現場にこだわった田代は、これを辞退し退団。11年には韓国に渡って、SKワイバーンズのコーチに就任。12年には楽天の2軍打撃コーチとなり、13年より1軍の打撃コーチを担当。同年のパ・リーグ初制覇、日本一に指導者として貢献した。古巣の横浜が“大魔神”佐々木主浩を擁して、98年に38年ぶりのリーグ優勝、日本一を果たした年、田代は2軍担当。つまり、選手、指導者時代を通じ、田代にとっては、1軍で味わう初めての優勝となった。 今年のDeNAは開幕から好調で、10年ぶりのAクラスを視野に入れるが、同球団は田代のような優秀な指導者を流出させてしまった。暗黒時代の大洋にあって、豪快なホームランで光を放った田代もまた、忘れることができないレジェンドの一人である。(ミカエル・コバタ=毎週火曜日に掲載)
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スポーツ 2015年06月23日 11時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 ダル提案「先発6人制」が無視されるのはなぜ? 異常に高い日本人投手 トミージョン手術率の原因
ここ数年トミージョン手術(以下TJ手術)を受ける日本人投手が急増している。この10年間のデータを見ても日本人投手のTJ手術率は25%(24人中6人)という高い率で大リーグ平均の16%よりずっと多い。 それに加え、日本人投手は手術が失敗に終わるケースが多い。同手術を受けた6投手のうち今年3月に受けたダルビッシュは来年にならないと結果が判明しないが、すでに結果が出ている5人は、大塚晶則が再起不能、松坂大輔と藤川球児は大幅なレベルダウンで投手生命の危機を迎えている。この3人を失敗と定義すれば失敗率は6割(5例中3例)にもなる。メジャーの投手の失敗率は3割前後と推定されているので、TJ手術はメジャーで投げる日本人投手にとって生殺与奪権を握る手術になったといっても過言ではない。 これらは、すでにメジャーの球団関係者や記者連の間で知れ渡っており、日本人投手の評価が暴落する最大の要因になっている。 「これまでメジャーの金満球団は日本のスター投手に、1億ドル(120億円)超の投資をしてきたけど、TJ手術で莫大な金が無駄になっている。レッドソックスは松坂に1億300万ドル(124億円)の投資をしたがTJ手術で3400万ドル(約41億円)が無駄になったし、レンジャーズもダルビッシュに投資した1億700万ドル(128億円)の3割くらいが死に金になるのは確実だ。これほどリスクが高いと当然どの球団もおよび腰になる。当分は、日本の大物投手がメジャー行きを表明しても契約規模が1億ドルを超えることはないだろうね」(契約関係に詳しい大リーグ球団のスカウト) 日本人投手の暴落はすでに現実のものとなっていて、前田健太も少し前までは1億ドル級の契約になると予想されていたが現在は3割ないし4割、契約規模の予想値が下がっているという。 メジャーでは日本人投手のTJ手術率が高いのは、高校時代からのヒジの酷使や120〜150球が当たり前の前近代的な野球環境でヒジが脆弱になっているのが根本的な原因とみる傾向が強い。 しかしこれは、ヒジを消耗品と考えるメジャー独特の発想が作り上げた仮説にすぎず、具体的な根拠がある主張ではない。確かに日本のプロ野球の投手は、大半が高校時代に酷使された経験があり、プロ入り後は150球前後投げることが当たり前と思って投げている。しかし、ヒジの腱を痛めてトミージョン手術を受ける投手は3.6%でメジャーの16%よりはるかに少ない。 ダルビッシュは、原因が先発投手を5人で回すメジャーのシステムにあると見て、昨年、田中将大がヒジの故障でDL入りした折に、先発ローテーションを6人制にすべきだと主張し、米国のスポーツメディアで大きく報じられた。しかし、それに対する反応は鈍く、ほとんど無視された。 理由ははっきりしている。先発を6人にすれば、リリーフ投手が7人から6人に減り、皆、登板過多でパンクするからだ。 メジャーではどのチームも投手を12人ベンチに入れ、5人を先発、7人をリリーフで使っている。リリーフ投手は1試合平均で3人登板するので、登板数は1シーズン=162試合でのべ486登板になる。そのため7人いても一人当たりの登板数は70試合前後になる。 日本では年間60試合程度が限度で70試合投げさせると壊れると思われている。その壊れるとされる試合数をメジャーのリリーフ投手は普通に投げているのだ。そんなギリギリの状態なのに、定員が1人減れば一人当たりの登板数は80試合になり壊滅状態になる。 それを考えればリリーフの枠を先発に一つ回すことは不可能なのだ。 メジャーではベンチ入りできる選手は25人で大半の球団が野手13人、投手12人の配分で戦っている。野手のレギュラーはDHも入れて9人なので、控え選手は4人しかいない。180日間の間に162試合も戦う超過酷なスケジュールを乗り切るには、野手を休ませながら使わざるを得ないので、野手の定員を一つ減らして先発を一人増やすこともできない。 現実的に考えるとベンチ入り25人、1シーズン180日で162試合という縛りの中でダルの言う6人ローテを実現するのは無理がある。一番いいのは日本のようにベンチ入り選手を28人、試合出場選手を25人にすることだ。米国の経営者は効率を最大限追求するので180日間で162試合を戦うシステムを変えることは難しいだろう。しかしベンチ入り枠を三つ増やして、6人目の先発投手、8人目のリリーフ投手、内野の控え1人の計3人が増えても出費増はたかが知れている。 プロ野球の国際化が急速に進み、わが国では大リーグ使用球を公式球にする動きが加速している。ならばその見返りに、日本側からメジャー側に、ベンチ入り規定に関しては、日本のものを国際ルールに採用するよう提案するくらいの積極性があってもいいのではないだろうか。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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スポーツ 2015年06月22日 17時00分
復帰戦混乱 浅田真央がトヨタと専属契約失敗で中京大“留年”の裏事情
フィギュアスケートの浅田真央(24)が、今年3月に卒業したばかりの中京大学のアドバイザーに就任した。現役続行を決意したのと同時に新たな所属先を探していたのだが、最終的に母校のリンクを拠点にすることを選んだようだ。 「浅田クラスのビッグネームともなれば、どの企業も所属先として名乗りを上げたはずなのに…」(日本体育協会担当記者) 確かに、地元愛知県のトヨタ自動車を予想する関係者は多かった。 「浅田が第一線に復帰できるのは、もっと先になるとの判断が企業側にあったのでしょう。10月下旬からは来季のGPシリーズが始まります。浅田は過去の実績から出場する権利を持っていますが、ブランクがあり、昨年の世界選手権でショートプログラムの歴代最高を出した時点からは程遠い。一応、GPシリーズの出場は、ぎりぎりで決断したようですが」(同) 企業側も浅田の人気は認めている。しかし、所属先となって“専属契約料”を払うとなれば、年間数億円の複数年は必至。大会スポンサーになるのとはワケが違う。たとえGPシリーズに出場したとしても、大金に見合う活躍はまだ期待できないと判断されたのだろう。 「本人も準備不足は認めています。6、7月はアイスショーに出て感覚を取り戻し、それから自身の演技プログラムを作成する予定なので、本当ならGPシリーズに間に合うタイミングとはいえません。とはいえ、GPシリーズに出場しないで来春の世界選手権を目指すとなれば、代表最終選考を兼ねた12月の全日本選手権に出場し、そこで優勝か、それに準ずる成績を収めなければなりません。そちらの方がハードルは高いでしょう」(同) 復帰の肩慣らしの場ともなるアイスショー『TheICE2015』の関係者によれば、収益は「浅田効果で5億円」だという。しかし、公式大会でブザマな滑りしかできなかった場合、協賛企業が一気に離れてしまう危険性もある。 「留年したのと同じだと陰口する人もいますが、中京大のリンクは慣れているし、練習環境としては最適だと思いますよ」(地元関係者) 年末の全日本選手権に出場するためには、元世界チャンピオンといえども地区予選から突破していかなければならない。 地方の“どさ回り”をする真央−−。それはそれで見てみたいが…。
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スポーツ 2015年06月22日 14時00分
ソフトバンク・松坂大輔「食ってすぐ寝る」習慣に引退勧告
どうやら肩の調子だけの問題ではないようだ。 予定されていた二軍戦の登板を直前で回避した松坂大輔(34=福岡ソフトバンクホークス)に、引退を勧告する声が囁かれている。 「気持ちの問題です。本人は先発で使ってもらえれば結果を出せると思い込んでいた。でも、投球フォームは修正できず、気持ちばかりが焦り、かつ復帰してみせるという思いまで萎えてしまった」(ベテラン記者) チーム内でも孤立しつつある。今はリハビリ組が練習する福岡市内の西戸崎合宿所を離れ、県外のリハビリ施設を一人で転々としている。「試合で投げて痛めたものではないので、肩の痛みはさほど重傷ではない」(同)とのことだが、「こんなはずじゃない」という落ち込んだ気持ちに、孤立感が拍車を掛けている。 「松坂は3月のオープン戦の際、30分近く遅刻をしています。周囲は笑っていましたが、実際は違う。ホークス選手は放っておいても練習する精鋭集団。プロとしての心構えができていない。監督、コーチ、スタッフもそれを口に出していないだけです」(球界関係者) 佐藤義則、吉井理人両投手コーチは「罰金を払えば…」としか言わなかったが、以後、松坂は試合で名誉挽回すらできていない。 「松坂は食べたらすぐ寝る体質。だから眠りも深いし、目覚ましが鳴っても起きられないんです。そういう子供みたいな習慣は西武の新人時代から変わっていません」(前出・記者) 野球に関する心構えも成長していない。 松坂は股関節が硬い弱点があった。若い時分はストレートの速さでいくらでもごまかせたが、年齢的な衰えと同時にそれができなくなった。若手時代に「ストレッチや股関節の柔軟運動を必死にやった」という話もなく、これがメジャーの硬いマウンドに適応できなかった遠因となり、結果としてトミー・ジョン手術を受けなければならなくなるまでに至ったといわれている。その後、体はさらに硬くなり、今のメチャクチャなフォームにつながったというわけだ。 若手時代にサボってきたツケが、今日になって回ってきたのである。 「せっかくホークスでチャンスをもらったのに遅刻するなんて、精神的な甘さは変わっていないということ。入団して以来、自己流調整を許されてきた上、結果を出せないとなれば全て自己責任。球団が県外での単独リハビリを認めたのは、ラストチャンスという意味でしょう」(前出・関係者) 事実上の戦力外通告か…。せめて“食べたらすぐ眠くなる”という子供みたいな体質だけでも改善されれば救いようがあるのだが、チーム関係者は「故障前よりも太った」と嘆いている。
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スポーツ 2015年06月21日 14時00分
ペナントレース再開「隠し球」 広島カープ動く! 絶好の中継ぎ藤川球児獲得(2)
高知はかつて、藤川の実兄がGMを務めた経緯もある。まさに郷土愛を感じさせるが、藤川自身は無報酬だという。 「阪神以外のNPB各球団は、復活に一抹の不安を抱いていました。一昨年の6月にトミー・ジョン手術を受けていて、復活したのか否かを判断するデータが少な過ぎたのが積極的になれなかった理由です。ただし、これからは藤川を視察するために米テキサスまで行く必要はなく、中国・四国地区担当のスカウトが確認できますからね」(前出・球界関係者) NPB各球団は高知での試合を見て、「復活した」と判断すれば、そこから動きだす作戦に変更したのだ。 「四国リーグのフロントの方に話を聞くと、『トランジット』という言葉をよく口にされます。つまり、NPBから戦力外通告を受けた選手が『一時的に立ち寄る場所』でもあり、それも同リーグの存在価値だと話していました。確かに四国リーグには元NPB選手も多いのです」(スポーツライター・美山和也氏) ここで急浮上してきたのが、セ・リーグ優勝候補に挙げられながら下位に低迷している広島カープ。高知の監督は巨人、旧横浜などでコーチを務めた弘田澄男氏だが、もともと四国リーグと太いパイプを持っているのが広島なのだ。 「広島は若手選手を四国リーグに派遣して“武者修行”させています。今シーズンの広島は、中継ぎと抑えで泣かされている。期待していたヒース、あるいは中崎翔太がパッとせず、ついには昨季の新人王、大瀬良大地をコンバートさせました。それでも、まだ勝ちパターンを構築できていません」(ベテラン担当記者) 12球団のうち、クローザーが決まっていないのは緒方カープだけ。NPBは7月末まで選手の支配下登録が可能だ。藤川の復活を見極めるには「十分な時間がある」と言っていい。 「阪神時代、藤川は米挑戦を願い出ても受け入れられず、苦しみました。わだかまりがあったとすれば、やはり今回の帰還にも影響したのではないか」(前出・在阪記者) いきなり阪神以外と契約すれば、非難もあるだろう。そして、クローザーの絶対的地位を保証できるのは広島カープだけ−−。 郷土愛を背負ってマウンドに立つ藤川への“トランジット大作戦”が、水面下で始まっている。
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