スポーツ
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スポーツ 2015年05月26日 11時45分
クローザー転向は失敗!? 一軍復帰が遠のく斎藤佑樹の苦悩
斎藤佑樹(26=北海道日本ハムファイターズ)が二軍戦ながら、“プロ初セーブ”を挙げたのは5月4日だった。 「野手の正面に飛び、救われたようなもの」 イースタンリーグに詳しい関係者はそう言って、斎藤のリリーバーとしての適性を疑っているが、もともとは制球力の高い投手である。テストする価値はあるのではないだろうか。投手出身のプロ野球解説者がこう言う。 「斎藤をリリーフに転向させる案は、14−15年オフに栗山監督が口にしていました。捕手だった近藤健介を三塁手で使ったシーズン後でもあったので、マンザラではないなと思いました。同時に、今のままでは斎藤は通用しないと心配していたんでしょう」 斎藤は今季、開幕ローテーション入りを果たしたが、連続KOを食らい、二軍落ち。二軍でも精彩を欠き、栗山英樹監督(54)の「ガムシャラになれ!」との檄で5月4日の“リリーフテスト”に至った。その二軍戦の結果を記者団に質問された際、栗山監督は嬉しそうな顔で斎藤を褒めていた。○5月10日対DeNA、1回失点0、対戦打者数5、被安打1、与四球1、2セーブ目○5月16日対東京ヤクルト、1回失点2、対戦打者数6、被安打3、与四球0○5月20日対埼玉西武、1回失点2、対戦打者数5、被安打1、与四球1 初のクローザー登板を果たした5月4日の次に投げたのは、中5日を置いた同10日。その後も同16日、同20日と『登板間隔』が空いている。救援投手はある程度の連投ができなければ一軍で通用しない。一般論として、二軍戦ではその日に投げるピッチャーが決まっており、一軍戦のように勝利至上主義で調子の良い救援投手を注ぎ込んでいくことはしない。 だが、日本ハム二軍には『クローザー候補』として勉強中の投手がほかにもいる。プロ2年目の白村明弘(23)、大塚豊(27)がそうだ。白村、大塚もチャンスは限られているが、ともに防御率は2点台。それに対し、斎藤は7.16。クローザーで4試合を投げ、計4失点だから、先発で投げていたときよりも防御率は悪くなっている。 「斎藤に欠けているのは闘争心。救援転向の真意はそういう必死さを表に出すため」(前出・プロ野球解説者) 斎藤の長所は応用力ではないだろうか。先発登板し、一巡目で打たれた打者に対しては次打席目で配球を修正してくる、という…。要するに1イニングで勝負するクローザーよりも、ある程度のイニングを投げる先発か、2イニング以上を投げる中継ぎ役でなければ長所は発揮されないわけだが、一軍では先発しても試合中盤にスタミナ切れして連打される失敗を繰り返している。栗山監督はそれを「必死さがない」と怒っている。斎藤にクローザーの適性が乏しいことは初セーブ後の3試合を見て分かった。“長所”を発揮できる先発への復帰、あるいは、ミドルリリーバーのポジションを得るには『クールガイ』を返上すべきだろう。
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スポーツ 2015年05月25日 16時46分
照ノ富士が白鵬自滅でたなぼたの優勝 またも“時期尚早”の大関誕生へ
大相撲夏場所(5月10日〜24日=両国国技館)は、関脇・照ノ富士(23=伊勢ヶ浜)が12勝3敗で逆転優勝を飾り、大関昇進を確実にした。 まさかの展開だった。11日目、照ノ富士は1敗の横綱・白鵬に敗れ、3敗に後退。この時点で、横綱・日馬富士も3敗で、白鵬の7連覇は濃厚とみられ、照ノ富士は優勝はおろか、大関昇進は露と消えたと思われた。 ところが、白鵬が12日目に大関・豪栄道の首投げに不覚を喫すると、緊張の糸が切れてしまったかのように、14日目には苦手とする大関・稀勢の里に敗れ、3敗で照ノ富士と並んでしまった。 照ノ富士は春場所、13勝2敗で準優勝の星を残したが、同場所後に昇進の目安とされたのはハイレベル(14勝以上)での優勝だった。だが、14日目を終えて、優勝の可能性が出たことで、なぜか昇進問題が突如浮上。日本相撲協会審判部は照ノ富士が優勝した場合、大関昇進を諮る臨時理事会の開催を要請することを決めてしまったのだ。 迎えた千秋楽で、照ノ富士は西前頭6枚目・碧山を破り、3敗をキープ。一方、白鵬は照ノ富士の兄弟子である日馬富士に敗れて4敗となり、優勝決定戦に持ち込まれることなく、照ノ富士の初優勝が決まった。 大鵬のもつ歴代最多優勝記録を更新した白鵬は、目標を失ってモチベーションが低下したのか、終盤の4日間で1勝3敗のていたらく。白鵬の自滅で、たなぼたの優勝を果たした照ノ富士だが、成績は12勝3敗と低レベルで、とても力でもぎ取った優勝とはいいがたかった。12勝での優勝は、12年夏場所で平幕優勝した旭天鵬以来、3年ぶりのこと。 これを受けて、北の湖理事長(元横綱)は理事会の招集を明言。27日に開かれる番付編成会議と臨時理事会で、大関・照ノ富士が誕生することが確実となった。 大関昇進の目安とされているのは、直前3場所で33勝。照ノ富士はギリギリでクリアしているが、この目安はあくまでも“三役”であることが前提。2場所前は前頭2枚目で8勝どまり。三役での実績はこの2場所しかないだけに、審判部内には“時期尚早”との意見もあったようだが、昇進を推す声が大勢を占めたようだ。 時期尚早といえば、先に大関に昇進した豪栄道は直前3場所で32勝と目安に満たなかったが、14場所連続で関脇を守った安定感が評価された。だが、昇進後は勝ち越すのが精いっぱいで、2ケタどころか9勝もできていない。 その前に昇進した稀勢の里も、32勝と目安に満たなかったが、将来性を買われて昇進。一時は綱獲りのムードもあったが、ここ1年は低迷。2ケタ勝てない場所も多くなってきた。 稀勢の里以降、次々に時期尚早とみられる大関が誕生することになるが、この2場所の照ノ富士を見るかぎり、現役のどの大関より大関らしい相撲を取っているのは事実。今場所、皆勤で負け越した琴奨菊を含め、大関陣のだらしなさが目立っているだけに、時期尚早とはいえ、“強い大関”への期待感は高い。しかも、日馬富士と同部屋で対戦することがないため、白鵬や他の大関より有利になる利点もある。 本人の努力次第だが、年齢的にも若く、十分横綱を狙える素材であることに間違いない。照ノ富士が期待通り、伸びてくれれば、白鵬の“ひとり勝ち”状態は終えんを迎えることになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年05月25日 14時00分
安藤美姫の二の舞か 浅田真央を現役続行させた「3人の女」(1)
フィギュアスケートの浅田真央(24)が現役に復帰する。浅田は昨年のソチ五輪後に去就について聞かれ「ハーフハーフ」と独自の言い回しを残して長期休養に入ったが、そのまま引退との見方が支配的だった。しかし、昨年末から「やむを得ない事情で銀盤に帰ってくる」との声も囁かれていた。その背後に“3人の女”の影が…。 「休養中、テレビ各局はスポーツキャスター、フィギュア中継の専属解説者の打診をしましたが、色よい返事はもらえませんでした。プロとしてスケートショーを開催すれば、かなりの収益を得るのは間違いありませんでしたが、目下、その方面で絶大な人気を誇っているのは荒川静香です。その彼女も結婚出産後は演技力が落ち、十八番のイナバウアーもできないときもありましたが“美”は健在。また、荒川はショーの構成、演出も手掛けており、他のスケートOGを自分の傘下に置いているようなもの」(関係者) それを見て、プロ転向は得策ではないと思ったかもしれない。 また、ひと足先にタレント活動を始めた姉・浅田舞の存在も大きかった。Gカップ爆乳の豊満バディ、それを惜しみなく披露した写真集は売れ行き絶好調。“真央ネタ”の暴露でも人気を博している。 「姉の舞は間違いなく真央以上にタレント性がある。豊満バディもそうだが、『真央との仲は悪かった』とか、キム・ヨナを指して『何であんなに点数が出るの? 審査員の方が好きなんですかね』と痛烈。その場の空気に適したコメントも言えます」(テレビ誌記者) フィギュア選手としては姉よりもはるかに上でも、今芸能界入りすれば、その後塵を拝することになる。荒川との差にしても、やはり金メダルの有無の差は大きい。長期休養中だった浅田はこうした状況を見据え、現役復帰に傾いたのだろう。 「休養中、友人たちも浅田を励まし、交遊を続けていましたが、その大半はスケート仲間。シーズンが始まれば付き合ってばかりもいられない。そういう寂しさもあったようです」(前出・関係者) 浅田は昨年10月に練習を再開。この時点では、あくまでも年末年始のアイスショーに出演するためだったが、やはりここで心境の変化が起こったようだ。「早くリンクに立ちたい」と周囲にこぼすようになっていたという。 「復帰の正式発表が5月まで持ち越されたのは、再スタートの足場を整える必要もあったからです。浅田がアイスショーに出演していた年末年始、中京大学の卒業にもめどが立ち、新たな所属企業を探す必要もあったのです」(同)
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スポーツ 2015年05月24日 13時00分
シーズン序盤でGMをすげ替えた巨人 その先にあるチーム改革とは
巨人がシーズン途中でフロント人事にメスを入れた。原沢敦専務取締役球団代表が兼務していたGM兼編成本部長を解き、その後任に読売新聞社運動部長(東京本社)の堤辰佳氏を任命した。 「原沢君は去年から『専門のGMを』と陳情を散々していた。(中略)そしたら、1週間くらい前にだな、慶応(大学)の野球部のキャプテンを運動部長(の堤氏)がやっていたと聞いて…」 電撃人事から2日後の5月13日に、人事の仕掛け人である渡辺恒雄最高顧問は記者団にそう説明していた。前もって準備していた人事異動だと思われるが、原沢、堤両氏の周辺からは「当日に全てを知った」といった声も聞かれている。会見翌日には原沢氏が球場入りし、「こういう時期に申し訳ない」と巨人ナインに頭を下げている。 「昨年オフのFA補強が、金城、相川とショボかったことも関係していますが、途中加入のフランシスコが使い物にならなかったことが決め手だったようです。メジャーリーグ時代のフランシスコの映像は原監督も見ています。でも、映像と実物は体型が全く違っていました。映像でのフランシスコはスリムだったそうです。昔の映像しか入手できなかった編成部の不手際を考えると、渡辺顧問の判断もあながち間違っていたとは言えません」(ベテラン記者) 近年は、原辰徳監督(56)が自らのツテを頼ってまとめた補強もあったという。編成部が補強に次々と失敗し、戦力を見誤っていたということならば、時期はともかく、フロント強化という手段は間違ってはいない。しかし、堤氏はGMに着任した以上、当然、今季で契約任期が満了する原監督の去就にも影響を持つことになる。 「堤氏がGMとして成功すれば、慶応大学の繋がりで、兼任コーチの高橋由が監督候補最有力になる」(同) 高橋由伸(40)も慶応大学野球部のOBだ。堤氏が“高橋政権”の後ろ楯になることは、決して不自然な話ではない。次期監督の本命である松井秀喜氏(40)がいまだ色好い返事をしない以上、高橋体制に舵を切り直す可能性も高い。とはいえ、高橋由は「まだ現役に未練がある」とも伝えられている。 「堤氏は渡辺顧問が選んだGMです。松井秀喜氏の説得に当たる可能性もなくはない」(同) それと同時に巨人内部にあるのは、原監督を評価する声だ。渡辺顧問はシーズン前に再々続投もあり得る旨も語っていたが…。 「原監督はネットワークの広さに一目置かれています。日本中にいる東海大学グループ卒のアマチュア指導者から、ドラフト候補に関する情報も寄せられています。監督在任中に堤氏との信頼関係を築ければ、将来的にフロント入りするのでは」(球界関係者) 長期に渡って指揮を振るってきた功労者でもある以上、任期満了で「ハイ、サヨウナラ」というわけにもいかないだろう。侍ジャパンを運営するNPBエンタープライズの社長は、日本テレビからの出向であるため、そのルートで侍ジャパンの要職に着く人事異動も考えられる。 いずれにせよ、今回のシーズン序盤での人事異動は、選手補強だけではなく、思惑があってのことらしい。新体制の編成部は手始めに国内トレードをまとめるようだが…。
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スポーツ 2015年05月24日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(35)第七部・ゴルフダイエット編「クラブの活用」
5月も中盤戦を過ぎ、梅雨の季節が間もなく到来します。連日、夏日を超える暑い日が続き、ともすれば減量とは真逆な時季だと思われがちですが、喉の渇きからジュースやビールを過剰に摂取するのでウエイトオーバーに陥りやすいシーズンでもあります。本格的な夏が来る前にシェイプアップしましょう。 ゴルフに限らず、満腹状態は集中力が欠落。睡魔に襲われるものです。特にご飯を始めとした炭水化物を摂り過ぎると血糖値がグンと上がり、太りやすくなるのは勿論、睡魔にも襲われやすい環境となるもの。 よくある話として、「午前中は絶好調も午後は一転、絶不調」−−。これは95%、昼食が原因。ゴハンの食べ過ぎで眠くなり、集中力が低下した証です。 ゴルフ場に着くなり、レストランに直行…というパターンが一般的ですが、出来れば、朝食は自宅で摂りましょう。実際、ゴルフ場で食事をしてから練習に入ると満腹の為、身体が回らず、キレが生まれない。 よほどの事が無い限り、食事は自宅、ハーフタイムでは軽食…おつまみ程度にしましょう。 さて、ここからがゴルフダイエットの本題。以前、書いた事がありますがクラブを2本持っての素振り−−。これは体幹も腹筋も鍛えられ、ダイエット効果が望めます。 ポイントは「お腹に力を入れながら振る」事です。息を吐いた時、お腹が凹みますよね。凹んだ時に力を入れ、息を吐いたところでスイング。キツイですが、これを意識して自分のモノになるまで素振りをしましょう。一日150スイング位すると、お腹が凹むと同時に体重減も見込めます。自宅で出来るので是非、実践してみて下さい。 次はクラブを使った筋トレ。クラブを横にした状態で右手と左でクラブのヘッド、グリップをそれぞれ持ちます。頭上でクラブを持ち、そのまま後ろに倒します。すると、肩甲骨周辺が広がり肩のストレッチに持ってこい。リンパの流れが良くなり、肩こり、四十肩にも有効です。回数は前後に40秒。一日に5〜10分でいいと思います。 さらに私が欠かさず行っているのは前述と同じ状態でクラブを握り、後ろでは無く左右に倒すトレーニング。これを左右継続的に倒す事1分。これを2セットすれば普段、全く鍛えない側筋のトレーニングになります。 さらに練習場での打ち込みは1回1時間くらい。調子がいい時は100〜150球打ちましょう。ダイエットを意識した場合は、前述のお腹を意識したスイングを心掛けて打ちます。この場合は、50球くらいで効果あり。この練習は、脂肪燃焼や基礎代謝が上がり、痩せやすい身体となります。 ダイエットのみならず、ゴルフの上達は(ラウンド中の)食事の摂り方と日々のトレーニングで十分。他のスポーツや無理なダイエットは必要ないでしょう。 「ダイエット」という目的だけでやるのはキツイ。ゴルフの練習を兼ねてやるのがラフな感じですと気持ちも窮屈にならず、いいと思いますよ。 夏場のゴルフは、体重がホントに減ります。あとは、生活習慣予防。なんだかんだで、8km歩きますし。立派な有酸素運動だと思います。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年05月23日 13時00分
藤川球児戦力外で獲得に動く日本球団は…
藤川球児(34)がテキサスレンジャーズから戦力外通告を受けた。 藤川は契約条項に「本人の合意がなければマイナー落ちを決定できない」とする文言を加えていたため、レ軍は藤川サイドにマイナー降格を打診。藤川側は降格を拒否したため、ウェーバー公示となり、今後は藤川獲得の意思を示す米球団が現れなければ、日本の球団も交渉が可能になる。そうなると、気になるのは古巣阪神の出方だ。 「阪神の坂井信也オーナーは獲得に否定的でした。『藤川サイドから話があれば』という言い方でした」(在阪記者) だが、他の日本の球団は藤川獲得にかなり早い対応を見せている。中畑監督が救援投手の増員を求めているDeNAや、巨人、楽天は交渉解禁待ちとされ、「阪神も裏では身辺調査を終えている」(同)との情報もある。 「レンジャーズにはこれといった左のリリーバーがいません。トレード補強しても期待外れだったので、この先、新たな補強をしなければなりません。それに対し、右の救援投手は余剰が出ている。だから、メジャー昇格が可能なロースター枠に空席を作るため、藤川が標的にされました。日本の球団の渉外担当者は、こうしたレ軍の投手事情を調査してきました」(現地特派記者) 一部報道によれば、「藤川に近い関係者の証言」として、日本帰還の意思も伝えられている。だが、「規定上、本人と日本球団は接触できない。カムフラージュではないか?」(ベテラン記者)との声もある。 「藤川の帰還に対する条件は起用法です。右肘は完治しているはずだが、先発転向を希望しているとも聞いている。リリーフならば、中継ぎではなく、クローザーが絶対条件になるようです」(同) 阪神は藤川から呉昇桓への継投リレーをイメージしているという。中継ぎNGの条件が本当なら、坂井オーナーの慎重な物言いにも合点がいく。 「藤川同様、日本の球団が身辺調査を進めているのが、カブスの和田毅です。和田は先発枠を争いましたが、故障で出遅れ、マイナーで開幕を迎えました。チーム事情で中継ぎにまわされた時期もあり、先発枠を争い続けるとしてもライバルが多すぎる。藤川、和田はともにチャンスの少ない米球団にいます」(前出特派記者) ロースター枠の問題で、和田も戦力外になる可能性は捨てきれない。巨人の本命は和田との見方もある。両投手とも力が衰えたわけではないので、日本帰還後も戦力となるのは必至。しかも、外国人選手のように一軍登録枠を気にしないで済む。 「呉昇桓は2年契約の切れる今季が見納めかもしれない。阪神は若いクローザーがまだ育っていないうえに、球団創設80周年だというのに最下位争いから抜け出せないでいる。藤川が他球団に加入する事態は防ぎたいはずだが…」(前出ベテラン記者) DeNAはグリエルに払うはずだった5億円がそのまま残っている。阪神の出方次第では、藤川争奪戦はマネーゲームになる。
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スポーツ 2015年05月22日 14時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 観客動員はリーグ最低だったが… マーリンズの視聴者数が50倍に “イチロー効果”に注目せよ
マーリンズがストーブリーグ終盤の今年1月になって、行き先が決まっていなかったイチローと契約したのは、独特のチーム編成方針があるからだ。それは、レギュラー陣を自前で育てた優秀な若手で固め、それに実績のある大ベテランを一人付けてお手本、ないしは助言者として活用するというもので、球団は最終候補に41歳のイチローと31歳のネイト・シアーホルツをリストアップし、最終的にまったく接点がなかった日本のマーケットや球界と関係を切り開くチャンスにしようということでイチローを4人目の外野手として迎え入れた(シアーホルツは広島カープでプレーすることに)。 この判断を下したのは、ワンマンオーナーのジェフリー・ロリアだ。 マーリンズはメジャーきっての不人気球団だ。'12年に新球場ができたのに'13年'14年と2年連続で観客動員がリーグ・ワーストだったのは、ロリアオーナーが住民の税金で新球場を建ててくれれば我が球団は補強に大金をつぎ込むと約束していながら、約束を守らなかったからだ。地元ファンはこれに怒って球場観戦ボイコット運動まで繰り広げたため、新球場は閑古鳥が鳴くことになった。 地元ファンに愛想を尽かされた影響はテレビ視聴者の激減にもつながり、地元局のマーリンズ戦実況中継の視聴者数は一時2万以下になった。その後、スタントン、イェリッチ、オスーナら魅力的な若手の台頭で多少盛り返したとはいえ、昨年も視聴者数は3〜6万人台にとどまっている。 イチロー効果が真っ先に表れたのは、テレビ視聴者数と広告収入だ。 今季NHKはイチローの移籍に合わせてマーリンズ戦の実況中継を90試合前後、放映する予定だ。イチローは4人目の外野手という立場で、スタメン出場するのは50試合程度と予想されていたが、それでも他の日本人選手より視聴率が稼げるため、マーリンズ戦が優先されることになったのだ。 NHK-BS放送の大リーグ中継の視聴率は、10年くらい前には松井とイチローが直接対決する試合で10%を超えたことがあったが、最近は休日で2〜3%台、平日は1.5〜2%程度と見積もられている。それでも視聴者数は150〜300万人に達する。それにより、マーリンズのテレビ視聴者数は一気に50倍になった。 日本で90試合もマーリンズ戦が放送されるとなると、スポンサーもテレビに映るバックネット・フェンスの広告に魅力を感じる。イチローをCMに起用している佐藤製薬は機敏に動いて開幕からユンケルの広告を展開。他の日本企業からの引き合いも来ているようだ。 こうした「イチロー効果」は、悲願であるメジャー3千本安打達成の大きな助けになるだろう。なぜなら3000本まで150本を切った今のイチローにとって、一番必要なのは「今季の330打数」と「来季の200打数」だからだ。 年齢的な衰えが進行するイチローに打率3割を期待するのは酷というものだ。しかし2割6分ないし7分くらいなら十分可能だ。今季330打数欲しいのは、2割7分なら89安打、2割6分なら86本安打を加えて今季末の時点で通算2940本くらいまで持っていくことが可能になり、さらに、来季の契約も手繰り寄せることができるからだ。 今季330打数を確保するには、先発出場が70試合前後、代打出場が80試合前後必要になるが、マーリンズはイチローを毎試合出すことを自分たちの義務であるかのように開幕から毎試合代打で起用。オスーナが練習に遅刻したときは、イチローにスタメン出場の機会を与えた。さらに昨年ゴールドグラブの左翼手イェリッチが4月下旬、腰に張りが出てDL入りすると、ジェニングスGMは無理に早期復帰させずイチローをしばらくスタメンで使い続けた。こうした判断はイチローを優先的に使うという球団の意思が働いているように思えてならない。 マーリンズは1993年創設の歴史の浅い球団なので、チームに在籍する選手が球史に残る大記録を達成したことがない。それもあって先日イチローが王貞治の通算得点記録を更新したときは、他球団だったら無視したと思われるのに、電光掲示板でそのことを知らせ、イチローがスタンドのファンのオベーションを受けられるよう配慮している。チームメートの態度も敬意に満ちたものだった。メディアの扱いも破格の大きさで、大記録慣れしていないことを窺わせた。 それを考えれば、米国でも大記録と見なされている3千本安打達成のときは、かなりの騒ぎになることは容易に察しが付く。抜け目のない経営で知られるロリアオーナーは、日本のマーケットを睨みながら、それを営業面での切り札としてフルに活用するのではないだろうか。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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スポーツ 2015年05月22日 11時00分
幕内出場歴代最多 角界のレジェンド旭天鵬の脅威の身体能力
大相撲夏場所(両国国技館)は終盤戦に突入。優勝争いも佳境だが、その奮闘ぶりがひときわ光っているのが、サッカーのカズ、野球のイチロー、スキージャンプの葛西などと並ぶ角界のレジェンド、幕内の最高齢力士、旭天鵬(40)だ。 今場所で幕内在位98場所目。あと2場所で史上2人目(1位は魁皇の107場所)の100場所に到達する。今場所5日目には魁皇の持つ幕内出場回数1444回を上回り、こちらは史上1位に躍り出た。 「そのうちに大相撲界の記録は全部、モンゴル力士に塗り替えられてしまうよ」 ある大相撲関係者はそう言うが、ほぼいつ十両に落ちるかわからない平幕で暮らしながら、これだけの出場回数を積み重ねてきたのだから、やはり素直に褒め称えるべきだろう。この旭天鵬の長持ちの秘密はどこにあるのか。 「本人は次の3つを挙げています。一つ目は決して無理をせず、食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲む。次に常に前向きでいること。年齢のことを言われても、逆によくやっているじゃないかと褒められていると受け取ることにしているとか。そして決して怠けないこと。毎日、必ず稽古場に降りて体を動かすようにしている。汗をかくと心が落ち着くそうです。どれも納得できることばかりで、中高年の人にはぜひ参考にしてほしいですね」(担当記者) 次々に塗り替えていく記録も、今では大きな活力剤になっている。 「どんなものであれ、次はこうしてやると目標を持っていた方がいい。そうしないと、気持ちが動かないこともあるから」と旭天鵬は話し、身近に置いているティッシュの箱に達成できそうな記録を紙に書いて貼っている。こんないつまでも年齢を感じさせない旭天鵬に、これまたさまざまな記録を更新中の横綱・白鵬も「2人でゆっくり話してみたい。きっと参考になることも多いはずだから」と一目置き、魁皇の記録に肩を並べた4日目の夜にはさっそく夕食を共にした。 モンゴル人同士の連帯感もバッチリ。これでは日本人力士の出る幕がない。
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スポーツ 2015年05月21日 14時00分
大相撲人気復活の陰で… 日本人力士のホープ・遠藤「引退危機」(2)
しかし、この早過ぎる復帰には周囲から疑問の声も上がっている。 自身も左膝の靭帯を痛めたことがあるベテランの若の里も「周りの筋肉を鍛えるといっても限界があるし、膝の関節がグラつくことで他の部分も痛めやすい。引退間近の力士ならともかく、まだ20代前半なんだから、思い切って手術して根本からしっかり治した方が絶対にいい」と話している。 過去に膝の故障が原因で大成できず、引退に追い込まれた有望力士は、それこそ枚挙にいとまがない。遠藤もその危険性が十分にあるのだ。果たして、この強行出場が吉と出るのか、それとも凶なのか。もし凶と出れば、せっかく盛り上がっている大相撲人気に頭から冷水を浴びせることにもなりかねない。 そうでなくとも、白鵬、照ノ富士、逸ノ城ら、話題になるのは相変わらずモンゴル人力士ばかり。これでは相撲協会も、ブーム再来と喜んでばかりはいられないだろう。 史上初の2度目の7連覇に挑む横綱・白鵬も、いまひとつスッキリしない。 初場所、ご法度ともいえる審判部批判をして逆に自分が批判されると、一転して報道陣に背中を向け、千秋楽まで無言で通したのはまだ記憶に新しい。以来、報道陣との関係が修復されたとはとても言えない。 「むしろ陰にこもってますます不穏になったといえるでしょう。何しろ白鵬は、例の審判部批判問題に加えて新たに愛人問題を抱えていますから。これまで大相撲界きっての愛妻家で通っていたのに、都内の渋谷のマンションに同じモンゴル出身の若い女性を囲っていた、という報道は衝撃的でした。現役の横綱にこんなスキャンダルが持ち上がるのは非常に珍しいことですよ。白鵬からは、このことについて何の反応もなく、また報道陣もあまりにも生々しくて切り込めずにいますが、もしも変な形で優勝が途切れたり、もう一度トラブルでも起こしたら一斉に叩きに出るでしょう。朝青龍のような土俵の去り方だけは見たくはありませんが…」(担当記者) 白鵬は、きらびやかな実績とは裏腹に評価は急降下する一方で、もはやこれまでのような優等生ではない。そうかと言って他の2人の横綱である2場所連続休場の鶴竜や8場所も優勝から遠ざかっている日馬富士では代役は務まらないし、話題の若手、照ノ富士や逸ノ城らも、スージョのハートを遠藤並みに熱くはできないだろう。 日本人力士の優勝は平成18年初場所の栃東を最後に途切れたまま、もう9年も現れていない。八百長、新弟子暴行死事件、野球賭博問題などを乗り越え、ようやく回復した大相撲人気も、その実態は実に危ういものなのだ。 この夏場所で、関取の象徴である大銀杏を初めて結うことができた遠藤には、ますます協会からの重圧がのしかかりそう。一日でも長く、その勇姿を見ていたいのだが…。
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スポーツ 2015年05月20日 14時00分
大相撲人気復活の陰で… 日本人力士のホープ・遠藤「引退危機」(1)
スージョ(相撲女子)なる新たなファンも出現し、相撲の街、東京・両国が沸き立っている。今年に入ってずっと続いている大入り満員は、5月10日から始まっている夏場所も継続するのは確実な状況だ。 幕内の取組を盛り上げる懸賞も天井知らず。これまでの1場所の最多懸賞数は今年初場所の1625本だが、この夏場所はこれを軽く更新して1800本台に達する勢い。その恩恵を最も受けそうなのが大関・稀勢の里で、ジャポニカ学習帳のショウワノートや、集英社の漫画雑誌グランドジャンプの『喝風太郎!!』、ユンケルの佐藤製薬などが新たにスポンサーに名乗りを挙げ、かかる懸賞数は先場所から倍増する。 まさに相撲協会も力士も笑いが止まらないといった感じだが、そんな中で悲壮感漂うのが、この大相撲人気を演出し支えてきた遠藤である。 遠藤が左膝の半月板と前十字靭帯を損傷する重傷を負ったのは、先場所5日目の松鳳山戦だった。ただちに大阪・堺市内の病院に担ぎ込まれ、全治2カ月と診断されてそのまま入院。千秋楽を待って埼玉県草加市内の追手風部屋に松葉づえをついて戻った。 当初は都内の病院に再入院して手術する予定だったが、思ったよりも痛みがなく腫れも少なかったため手術を回避し、4月初めにはまわしを締めて土俵に降り、トレーニングを開始した。 その後も稽古を続け、直前の5月5日に「思ったよりも動けている。これからもドンドン良くなることを想定し、いいふうに、いいふうに考えて出場することを決めました」と強行出場することを表明した。 表向きには誠に順調な回復ぶりでめでたい限りだが、内実は決してそうではない。この膝の治療には手術して根底から直す方法と、膝の周りの筋肉をトレーニングで強化する方法の2つがあり、遠藤が選択したのは後者の筋肉強化法。これは完全に治すまでには時間がかかり、また痛めた靭帯は手付かずのため、なかなか完治は難しい。どうして遠藤はこのやっかいな手術回避策を選んだのか。 「ひと言で言えば、時間を惜しんだんですよ。手術すれば長期休場は避けられない。最近も栃ノ心が4場所連続休場して、幕内から西幕下55枚目まで急降下しています。今場所、ライバルの照ノ富士が優勝か、14勝以上すれば大関の声が掛かるでしょうし、逸ノ城も小結に昇進し、後に続けと燃えている。遠藤はベッドの上で彼らの活躍を見るのは忍びなかったんじゃないですか。もう一つ下衆の勘繰りをすれば、幕内にいれば人気者ですから毎日10本以上、お金にして40万円もの懸賞がかかります。そんな優雅な幕内の生活を捨て切れなかったこともあるでしょう」(大相撲関係者)
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スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分