スポーツ
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スポーツ 2015年05月18日 12時40分
TBS・枡田絵理奈アナが第1子妊娠も… 素直に喜べない夫・堂林の悲しい現状
昨年12月25日、プロ野球・広島東洋カープの堂林翔太内野手(23)と結婚したTBS・枡田絵理奈アナ(29)が第1子を妊娠していることが明らかになった。堂林も、その事実を認めた。関係者によると、今秋に出産予定だという。 枡田アナは3月末ですべての収録を終え、残っていた有給休暇の消化に入ったが、いまだに未消化の有給があるとは驚き。いったい、何十日残っていたのか? というわけで、まだTBSに在籍しており、6月中に退社となるようだ。 新婚夫婦にとって、第1子の妊娠は大変おめでたい話なのだが、堂林にとっては、素直に喜べない事情があるのだ。 オープン戦で絶不調だった堂林は3月14日に2軍降格。開幕を2軍で迎えるハメに陥った。ようやく、4月5日に1軍昇格したが、スタメン起用されることはほとんどなく、ベンチウォーマーが続いている。 その成績は5月17日現在、16試合に出場し、23打数5安打0本塁打0打点、打率.217と悲惨なもので、いつ2軍に落とされてもおかしくない状況なのだ。 1軍に引き上げられた12年には全試合(144試合)出場を果たした堂林だが、昨季はわずか93試合の出場にとどまり、打率.246、8本塁打28打点と自己ワーストの成績に終わってしまった。 「結婚はレギュラーを獲ってからでいい。時期尚早」との声もあったようだが、結婚に踏み切った堂林。このような成績が続くようなら、それこそ、枡田アナが“下げマン”扱いされかねない。 産まれてくる子どものためにも、この先、挽回して、レギュラー奪取あるのみだ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年05月17日 18時00分
野村克也と長嶋茂雄 厳戒「リハビリ闘病記」 〜スポーツジャーナリスト・吉見健明〜(1)
凄まじい生命力だ。 ゴールデンウイークも終盤に差し掛かった5月5日午後7時。東京・田園調布の邸宅から一人の男性が姿を現した。ノムさんこと、野村克也氏(79)である。 野村邸の勝手口から道路までは8段の階段が設置されている。ホワイトブルーと黒のスラックスという洒落たいでたちに身を包んだこの日のノムさんは、手すりもない階段を、杖や他人の介護なしに、自分の足で下りてきたのである。確かにヨチヨチとした足取りは、かなり危なっかしい。だが、それでも自力で歩くノムさんの姿は感動的だった。 階段を下りたノムさんは、2時間半以上前から待機していた愛車レクサスの後部座席に乗り込んだ。そのすぐ後に階段を下りてきたのがサッチーこと、沙知代夫人。こちらは真っ赤なドレス風の派手なワンピースといういつもの“らしい”服装だ。報道陣の存在を警戒するかのように、右左をジロリと見回しながら、ゆっくりと車に乗り込みノムさんの隣に座る。 2人を乗せた車は環八から赤坂方面にゆっくりと走り去っていった−−。 野村氏の重病説が表面化したのは昨年11月下旬のことだった。10月にTBSのレギュラー番組を休養降板した当初は病状や入院先すらはっきりしない状況の中、私はノムさんの病状を追いかけ始めた。 取材から浮かび上がってきたのは5年前(2010年)に患った胸部の解離性大動脈瘤の再発だ。昨年10月に都内の病院で手術を行っており、一旦は退院したものの、体調が優れずに再入院までしたという。 3月には私との連係プレーで、『フライデー』がホテルで息子の克則夫妻らと会食するノムさんをキャッチ。サッチーの肩を借りて歩く写真を掲載している。激ヤセしたその姿は、病状の深刻さをうかがわせるに十分なものだった。 以降、ノムさんはすっかり人前から姿を隠しており、『腰痛が激しく一人では歩けない』『克則がキャンプから帰ってきて肩を貸して歩いていた』といった話が続々流れるなど、病状は予断が許せないとの情報も飛び交っていた。 「退院後は地方の仕事は禁止となり、都内の有名ホテルをオフィス代わりにして、週に4日はここに通ってテレビや雑誌の取材などの仕事を受けていました。ただ4月になってからは自宅にいることも増えているようです」(スポーツ紙記者) この間、サッチーには、家のインターホン越しに何度も病状を直撃しているのだが、そのたびに「誰がそんなこと言っているのよ。ないわよ!」との返答だった。ノムさんに近い関係者がこう心配を口にする。 「野村さんは『早期発見で助かった。今回はメスは入れてない。1カ月も入院していれば体重が減るのはしょうがない』と言っていますが、実際は大手術をしているし、齢を考えればやっぱり心配です。まだ完全に治ったわけではないし、再発の可能性もゼロではありません。しかも、かなり腰痛がひどくて一人では歩けない状態です。サッチーは、『働かないと体は弱る一方だから、どんどん仕事しなきゃ』とテレビなどの取材を入れようとしているようですが、まだ体力も完全に戻っていないし、正直、もう少し休ませてあげてほしいところなんですが…」 こうした周囲の声もあって、私も、ノムさんはまだサッチーの肩を借りなければ一人で歩くこともできない状況なのだろうと勝手に思い込んでいた。 それだけにこの日、独力で歩くノムさんの姿を見ることができたのは嬉しい出来事だった。その姿からは、復帰に向けた執念、生きるパワーが伝わってきた。
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スポーツ 2015年05月17日 14時00分
東京五輪“協賛マネー”3000億円後押しで香川真司「FC東京」復帰
サッカー日本代表のエース香川真司(26)のJリーグ“レンタル”復帰が囁かれているが、2020年東京五輪の開催都市を本拠地とするFC東京が、獲得準備を進めているという。 発端は、香川の後ろ盾だったドルトムントのクロップ監督の今季限りでの退任が決まったこと。後任には現マインツ監督のトゥヘル氏が内定しているが、同氏は就任条件にマインツのエースストライカー岡崎慎司(29)の獲得を挙げているとされ、香川は来季構想から外れた格好なのだ。 「岡崎は自己最高だった昨季の15得点に続き、今季も2ケタ得点と評価はうなぎ上りです。'12年に英マンチェスター・ユナイテッドが香川の獲得でドルトムントに支払った移籍金は19億円。岡崎の評価はそれを上回っている。英レスターが岡崎の獲得に19億円を提示したのですが、マインツはこれを拒否しました。ドルトムントが岡崎を手に入れるには、20億円超が必要ということでしょう」(大手広告代理店) 香川と岡崎がジョイントすれば日本のサッカーファンは大喜びだが、そうはいかない。これをサッカー先進国ドイツが許すはずもなく、観客動員にも響く上、選手人件費もかさむ。そこで香川放出の流れができたのだが、すかさずこれに目を付けたのが、五輪景気を見込むFC東京だという。 「スポンサー集めに長けた五輪組織委員会には、既に3000億円超の資金が集まるめどが立った。この一部を東京五輪開催都市にあるFC東京に投入すれば、香川の獲得は容易です。これで五輪サッカーを盛り上げようという大義もある。オーバーエイジ枠で香川を起用できれば十分に元が取れるという計算でしょう」(スポーツ紙デスク) FC東京のFWで日本代表の新星、武藤嘉紀(22)の海外移籍が本格化しているのも、香川の日本復帰の布石とみられている。 日本代表ハリルホジッチ監督は「所属クラブで控えに甘んじている選手は代表には呼ばない」と語っている。エース香川に残されている選択肢は、Jリーグへの復帰しかない。
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スポーツ 2015年05月17日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(34)第七部・ゴルフダイエット編「私の失敗談」
5月の中旬だと言うのに30度を超える日が続いています。連日、真夏日の夏場は身体が慣れているので特段、注意は要りませんが、今の様に「突然の夏到来」は危険。「春仕様」で真夏日の対策が出来ていない身体だけに、熱中症を始めとする体調不良が起こりやすくなります。 これは、ゴルフでも言える事。ゴルフ場は日陰が少なく、直射日光をモロに浴びるので要注意です。この時期、ゴルフ場に行かれる方は熱中症対策を万全にとって下さい。 さて、今回のテーマは「ダイエット」。カートに乗らずラウンドした場合、消費カロリーは1000〜1200キロと言われるほど、ダイエット効果が期待できるスポーツです。 それなのに、「ゴルフダイエット」が今一つ浸透しないのは何故だと思いますか? 答えは簡単。プレー中の飲食とカートの存在です。 今回は私がデビュー前、12キロ太った話を中心に「ゴルフダイエット」の失敗談をお送りします。 1000〜1200キロカロリーと言ってもピンとこないと思います。分かりやすくランニングで比較しましょう。 時速10キロ(1キロ6分ペース)で5キロ(30分)走ると約200キロカロリー消化した事になります。それを考えたら、ゴルフは手軽で楽しく減量が出来ることが理解出来ると思います。 ここからは、私の失敗談。私はゴルフ場に到着すると必ず、レストランに入るジンクスがあり、「プレー前にはしっかり朝ごはんを摂って、コースに…」というのが私のスタイルでした。 日本の場合、ハーフに要する時間はおよそ2時間半。次のハーフに行くまで、ここで休憩…少し早いランチとなります。勿論、150分前に朝食を摂ったばかりで、全然お腹は空いていない状態。ところが1時間の休憩があるとレストランに入るモノ。そこで美味しそうな食べ物を見つけると、つい食べたくなります。 分かりやすく具体例をあげますね。7時にゴルフ場に到着。レストランに直行で朝食。8時にラウンド開始。10時半にハーフが終了。レストランでお昼。12時に後半がスタート。14時半、終了。少しお腹が減るのでレストランで軽めの食事。帰宅後、普通に晩御飯…こういった感じです。 この生活をゴルフ留学時にしていたので、私は知らず知らずのうちに12キロ増。気が付いたら「別人」になっていました。 帰国後、友達から「別人」になった事を指摘された私は、ダイエットを敢行。炭水化物をカット。就寝3時間前以降は物を口に入れない。ゴルフはカートを使わず、全て歩き、無駄な食事は控える…。この生活を貫徹出来たので、僅か2カ月でマイナス12キロに成功。留学前の身体に戻しました。 ただ、減量の弊害もありました。太っていた時はドライバーが良く飛び、球筋も「ビューン」とまっすぐ力強かった。が、元通りになった途端、球筋は弱々しく「ヒューン」と力ないモノとなりました。飛距離も4分の3程度になりましたね。 やはり、12キロ太った時は、体がずっしりしているので、下半身を固定する事が出来たので、安定して打てました。勿論、体重増で上半身も大きくなったからか、ヘッドスピードが速くなりました。 太って良い事もありますが、これは一時的な現象。やはり、健康的な容姿がゴルフ上達の道だと私は考えます。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年05月16日 14時00分
次の侍ジャパンはスカウト大集合の見本市 大学代表VS二軍選抜で力量テスト
6月29日に侍ジャパンがNPB選抜チームと試合を行うことが発表された。しかし、今回、『侍ジャパン』のユニフォームを着るのはプロ側ではない。大学生の選抜チームだ。 今回招集されるのは『夏季ユニバーシアード光州大会』(7月3日〜)に出場する大学生選抜チームの選手たち。ユニバーシアード代表の壮行試合が目的だ。NPBはイースタンリーグ(二軍)の選手を中心に選出する予定だという。 在京球団スカウトがこう言う。 「今年は大学生の当たり年。即戦力投手が多いだけではなく、レベルの高い野手も少なくない。ドラフト1位候補が一堂に集まり、かつ二軍選手と試合をするとなれば、彼らの真の実力をチェックすることが出来る。12球団が複数態勢でスカウトを派遣するでしょう」 投手では、駒大の今永昇太、明大の上原健太、早大の吉永健太朗、富士大の多和田真三郎、仙台大の熊原健人といった選手がプロから注目を集めている。野手も、明大の高山俊、慶大の谷田成吾、青学大の吉田正尚らがドラフト候補として挙げられている。当然、彼らが年齢もさほど変わらない二軍選手たちと実戦に臨むとなれば、スカウトにとってこれ以上ない視察の場となる。もっとも、試合を主催する日本野球機構(NPB)はプロアマ交流の一環であって、ユニバーシアード大会に挑む大学生たちへのエールだと強調している。 「今年のドラフトの特徴をもう一つ挙げるならば、東京六大学といった有名な強豪リーグだけではなく、地方リーグにも1位候補の投手がいることです。そこへ春のセンバツ甲子園でも活躍した高橋純平(県岐阜商)などの高校生投手も加わる。この侍ジャパンの試合で、各球団は本命を抽選で外したあとの、外れ1位候補の力量も確認することができる」(前出スカウト) NPBは“純粋”にエールを送るつもりなのかもしれないが、各球団スカウトが控えるネット裏は謀略で満ち溢れる一戦となりそうだ。 また、侍ジャパンの事業会社であるNPBエンタープライズを指して、こんな指摘も聞かれた。 「当然、侍ジャパンは興行に危機意識を持っています。3月の対欧州代表戦では集客に苦しみ、今後の興行も危ぶまれました。春と秋の年2回興行を続けていくにあたって、ドラフト候補たちとの試合は、プロ野球ファンの興味を惹くのではないか、と期待する向きもないわけではない」(ベテラン記者) 今回の壮行試合だが、過去にも例となるような試合があった。2009年11月に、26歳以下のNPB選手と、大学日本代表チームが試合を行っている。当時は、早大の3年生だった斎藤佑樹がプロ相手に投げ、翌年秋のドラフト会議までこの試合は話題となった。こうしたドラフト候補生たちとの試合は、プロ野球のニュースを盛り上げるきっかけ作りにもなるかもしれない。 「国際試合で盛り上がるのがベストとはいえ、NPBは海外代表チームの招致に苦しんでいます。海外チームは遊び半分の来日になることが多く、真剣勝負にはならない」(球界関係者) ドラフト候補との試合であれば、渡航費などの経費も掛からない。ドラフト候補との試合に期待するのは間違っていないが、商売っ気が過ぎると、侍ジャパンという日本代表が安く軽くなってしまうのではないか。
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スポーツ 2015年05月15日 16時00分
松坂大輔復帰のメド立たず 状態はキャンプ前の自主トレ以下
福岡ソフトバンクホークスの松坂大輔(34)が投球練習を再開した。オープン戦終盤に右肩の違和感を訴え、その後はリハビリの専門医の指導の下、二軍選手とも別行動を続けていたが、二軍施設の西戸崎練習場で2日連続のブルペン入りを果たした。 変化球も織り交ぜて投球練習を行ったため、早期復帰を期待する声も聞かれたが、これに対して投手陣を統括する佐藤義則コーチ(60)が衝撃的な発言をした。 「(故障離脱する)前といっしょだったら、苦しい…」 要するに、このままでは通用しないというわけだ。 佐藤コーチは千葉ロッテとの試合前(5月6日)、報道陣から松坂のブルペン入りについて質問され、球団スタッフが撮影するビデオで投球フォームをチェックしている旨を明かした後で次のようにも答えた。 「ファームで長い期間の調整が必要になると思う。しっかり修正してほしい」 その後、右肘が上がらず、踏み出す側の左足の膝を外側に折れる悪癖が全く直っていないとも話していたそうで、事実上の戦力外通告になりかねない内容だった。 「松坂自身もまだ修正段階であることは明かしていました。リハビリのためとはいえ、チームを離れたことで“自己流の調整”がさらに色濃くなり、的確なアドバイスをできる人が周りにいなくなってしまった」(球界関係者) さらに、ブルペン入りをしたといっても、松坂はまだ捕手を座らせていない。今後は、マウンドと同じ傾斜での投球、さらには実戦に必要なスタミナを養うため、100球以上の投球を重ねていかなければならない。松坂の現状を冷静に考えれば、2月のキャンプイン前に行う自主トレレベルの体の状態でしかないのだ。 「いまのソフトバンク投手陣を見渡すと、松坂が割って入る余地はありません。自主トレからここまで、全て自己流で調整したので、復活できなければその責任は全て自分ということに…」(同) 佐藤コーチがダメ出しした同日、工藤公康監督(52)は「(今後は)調子が落ちることもあるので、先のことまでは計画は立てられない。余裕を見てあげた方が…」と語ったが、その口ぶりからして戦力として見ていないことは明らか。ソフトバンクは優勝を争っている。一戦も無駄にできない以上、温情で松坂をなげさせるわけにはいかない。 「松坂にもプライドがある。キャンプ序盤から少年野球のように、衆目の前で手取り足取りの指導をされれば、悔しいと思うはず。そのへんが自己流調整を加速させたのではないか」(スポーツ紙記者) 佐藤コーチは「松坂の考えも大事にしてあげたいが、いまのフォームをどうにかしないと…」とも語っていた。松坂が投球フォームを崩したのはレッドソックス時代にさかのぼる。その後も移籍先の米球団で投球フォームの指導をされてきたが、悪癖は完全に体に染みついており、佐藤コーチも手を焼いているようだ。 4年16億円とも言われる契約だが、はたしてこれからどのくらいの価値を見出すことができるだろうか。
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スポーツ 2015年05月14日 15時30分
集客に苦しむ侍ジャパンの未来像
侍ジャパンの存在価値も考えるべきではないだろうか。 来る6月29日、侍ジャパンがNPB選抜チームと試合を行うことになった(神宮球場)。しかし、『侍ジャパンのユニフォーム』を着るのは、大学生の選抜チームの方だ。『夏季ユニバーシアード光州大会』(7月3日〜)に出場する大学生選抜チームの“壮行試合”であり、NPBの選手は主に二軍・イースタンリーグから選出される予定だという。 この壮行試合の決定を喜んだのは、12球団のスカウトマンたちかもしれない。今秋のドラフト会議は「大学生の当たり年」とされており、投手だけではなく、高評価を受けている野手も多い。スカウトの側にすれば、対プロの一戦はドラフト候補の力量を測る絶好の機会となる。 そこで思い出されるのが、2009年11月の『セ、パ誕生60周年記念イベント』だ。U-26NPB選抜選手対大学日本代表の一戦が行われ、大盛況に終わっている。観客も4万人強を集めたが、同試合で登板した斎藤佑樹、澤村拓一らを箔付けさせる一戦ともなった(翌2010年ドラフト会議指名)。 大学生は即戦力の宝庫だが、ネームバリューでは今春センバツで好投した高橋純平(県岐阜商)のほうが上だ。駒大・今永昇太投手、明大・上原健太投手、富士大・多和田真三郎投手、明大・高山俊外野手、慶大・谷田成吾外野手などの上位指名候補が同試合で活躍すれば、今秋ドラフト会議から来春のキャンプ、オープン戦まで、プロ野球への関心は高まるはずだ。 『代表チーム・侍ジャパン』はどうあるべきなのだろうか。 前述のユニバーシアード大会は大学生によって『侍ジャパン』が編成される。WBCや今年11月開催の世界大会・プレミア12は、プロ野球選手が招集される。サッカーのように年代別の代表チームがあってもおかしくないのだが、プロ野球選手対象の侍ジャパンに関しては、選手編成を根底から見直すべきである。前回WBCは“MLBの都合”もあって、日本人メジャーリーガーは一人も招集できなかった。また、小久保裕紀・代表監督は次回WBCを見越し、若手中心のチームを編成している。 今年3月の対欧州代表戦も「開幕直前」のため、全球団ともエース級の投手を出し惜しみした。 侍ジャパンを事業会社であるNPBエンタープライズは「毎年、春秋2回の国際試合を行っていく」とも語っていたが、集客率の低さが課題となっている。特に、欧州代表チームとの興行では相当苦戦させられた。某関係者は「アメリカ、キューバといった強豪チームを招聘すれば」とも話していたが、もっと手っ取り早い集客アップ策がある。ベストメンバーを揃えることだ。ベストメンバーの侍ジャパンが結集されれば、対戦チームがどこであろうと、ファンは「絶対に観たい」と思うはずだが…。
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スポーツ 2015年05月13日 16時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 大谷翔平に大リーグのスカウト20人が張り付く理由
日本ハムの大谷翔平が投手・打者として出場する試合には、いつも大リーグ球団のスカウトが15〜20人来て、スタンドで熱心にデータを取っている。大谷はまだ20歳。同じ日ハムに在籍していたダルビッシュがポスティングでメジャーに挑戦したのは25歳のときなので、まだ5年ある。今から大勢が張り付かなくてもよさそうなものだ。 大リーグ球団のスカウトが本気モードで張り付いているのにはわけがある。 彼らの多くは、早ければ3年後には日本ハムがポスティングにかける可能性がある…と見ているからだ。 「花巻東の3年生のとき、大谷はメジャー行きを希望してメジャー数球団のスカウトとも面談している。それを日ハムが強行指名して『将来メジャーに行くためにも、まずうちに来てやらないか』と説得し入団させた経緯がある。難航が予想されたわりに、すんなり入団したので、5年くらい在籍すればメジャーに行かせるという約束があったとしても不思議じゃない」(大リーグ球団の駐日スカウト) 大谷に対するメジャー球団の評価はどの程度なのだろうか? 「去年までは、素質は凄いけど、メジャーですぐに通用するレベルではなかった。162キロが出たって日本では大騒ぎしていたけど、3Aには160キロを投げる若いのがゴロゴロいるから、それで評価が跳ね上がるようなことはなかった。でも今は違う。彼は今季、ハイ・ファストボール(高目の速球)とスプリッター(フォーク)を高低に投げ分けてハイペースで三振を取れるようになった。このパターンは大リーグには一番有効だから、評価額が昨年の6千万ドル(72億円)くらいから、一気に1億ドル(120億円)くらいになった感がある」(同スカウト) 読者の中には1億ドルと聞いて、田中将大より5500万ドル(66億円)少ないと思われる方がいるかもしれないが、大谷はまだ完成度は7割程度で、まだ制球のバラツキが大きく、立ち上がりも不安定だ。それを考えれば、最上級の評価だと言っていい。 大谷はメジャーのどの球団に迎えられる可能性が高いのだろう。 本人の希望はメジャーでも「二刀流」でやることだが、今のように先発投手とDHを兼任するのはメジャーでは不可能だ。 大谷のパワーレベルではメジャーのDHはとても務まらないからだ。日本のレベルでは大谷のパワーは「上」レベルだが、メジャーのレベルでは「中の下」レベルだ。メジャーでDHをやるのはヤンキースのアレックス・ロドリゲスやレッドソックスのデービッド・オーティズに代表される守備力は落ちたが、パワーと勝負強さは依然トップレベルで30本100打点を期待できる打者だ。 昨季大谷は打者として87試合に出場し、打率2割7分4厘、本塁打10、打点31という数字を出しているが、これをメジャーに置き換えると、投手の球威や球場の広さが違うので、打率2割2分か3分、本塁打2〜3本、15打点くらいの数字しか出せなかったと思われる。だから「DH兼任」はあり得ないのだ。 打者へのこだわりを満足させる形で移籍を考えるなら、いちばん現実的なのは指名打者制のないナ・リーグのチームに行くことだ。 ナ・リーグの先発投手は年間、打席に立つ機会が80回くらいある。バッティングが自慢の投手も結構いて、そうした投手は日頃から打撃練習もしている。こうした「強打の投手」は代打で使われることも珍しくないので、大谷もそのタイプの投手になればいい。 メジャーにはポジションごとにその年のベストヒッターを選んで表彰する『シルバースラッガー賞』があり投手部門もある。日本人投手は候補になったことすらないので、大谷に、その第一号の期待がかかるが「6番打者レベル」の打力が必要なので、そう簡単にはいかないだろう。 最後にメジャーに行く場合、どの球団が有力か考えてみたい。 条件は三つある。(1)ナ・リーグのチームであること(2)1億ドル規模の契約を交わせる資金力があること(3)日本人が住みたがる西海岸の都市か、東海岸の大都市のチームであること この三つの条件に当てはまるのはロサンジェルス・ドジャースとサンフランシスコ・ジャイアンツだ。ドジャースは資金力がメジャーでダントツの1位。大谷が高校3年生のとき、もっとも熱心に獲得に動いた球団でもあるので、大本命はドジャースだろう。 そして2番手がジャイアンツ。大穴はパドレスだ。 ヤンキース、レッドソックスは投手が打席に立たないア・リーグのチームなので、今のところは圏外にあるように見える。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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スポーツ 2015年05月13日 15時30分
記録ラッシュの谷繁兼任監督に囁かれるアノ噂の真相
記録達成後、監督業に専念というのが、周囲の一致した見方だった。 中日・谷繁元信兼任監督(44)が4月30日の巨人戦で『史上2人目』となる通算3000試合出場を達成した。しかし、このメモリアル・ゲームが、選手・谷繁の今季初めてのスタメン出場を果たした一戦であった。試合後、谷繁兼任監督は自身の初スタメンについて、こう語っている。 「若い捕手も出てきていますが、少しずつ経験を積み重ねている中で、少し間を置いてあげた方がいいと思った。9連戦中に自分がアタマ(先発)からいけるように、準備はしていた」 交流戦前のハードな日程を見越しての戦略だったと、記者団に説明した。谷繁兼任監督もこの“質問の真意”は分かっていたはずだ。『記録達成=監督業専念』となるのか否か、それを確かめたかったのである。 選手・谷繁はすでに2000本安打も達成している。3000試合出場の先にあるのは、野村克也氏が持つ日本記録・3017試合だ。順調に行けば、交流戦の最中に新記録が達成されるのではないだろうか。 また、今季2度目のスタメン出場となった5月4日(阪神戦)、谷繁は自身の持つ記録を『27年連続安打、同本塁打』に更新。この日、4打数4安打と大当たりだったが、3本目のヒットを打った時点で、44歳4カ月での猛打賞はセ・リーグ最年長記録となり、『1試合4安打』は落合博満GMの持つプロ野球最年長記録を上回った。さらに通算安打数も古田敦也氏を抜いた。この“記録ラッシュ”について聞かれると、 「これで(記録を)気にせず、出来ます」 と笑っていた。 記者団に『監督業専念』の真意を聞かれる前に先手を打ち、そう答えたのだろう。 谷繁兼任監督の現役生活は、落合GMの出方次第と見る向きもある。落合氏のGM就任が決まった直後の13−14年オフ、「講演会で谷繁兼任監督の記録達成後の現役引退をほのめかした」との一報もあった。記録達成とは、野村氏の持つ出場試合数の日本記録を指していたそうだが、真相は分からない。谷繁兼任監督も自身の去就については落合GMに相談するはずだが、こんな声も聞かれた。 「中日は40代のベテランが多い。彼らが活躍すると(スポーツ新聞などで)大きく報じられます。経営サイドがベテランに長く現役を続けさせようとする向きもある」(関係者) 今季、50歳を迎える山本昌もいる。50歳の現役投手はNPB初。その偉業は米メディアでも取り上げられ、50歳で勝ち星を挙げれば、「世界記録」となる。ほかにも、今季40歳以上を迎える選手は、川上憲伸(40)、岩瀬仁紀(41)、小笠原道大(42)、和田一浩(43)がいる。レジェンドなる言葉が浸透して久しい。彼らの努力、体調管理には頭が下がるが、昨季、主催ゲーム最終戦で観客動員数をなんとか200万人の大台に乗せた事情も考えると、レジェンドの奮闘はファンアピールにもなる。 「数値だけ見れば、谷繁の盗塁阻止率は落ちています。だが、バント処理などの機敏なフットワークはとても44歳とは思えない」(プロ野球解説者) 谷繁兼任監督から『兼任』の二文字が消えるのは、もっと先の話ではないだろうか。
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スポーツ 2015年05月13日 12時00分
【甦るリング】第7回・正真正銘の“練習の虫”小橋建太
どんなスポーツでも、練習は自身を高めるために必要なこと。しかし、アスリートとて人間だ。練習が好きな選手もいれば、嫌いな選手もいる。そんな中、小橋建太は“練習の虫”として有名だったが、それはもう、偽りなく正真正銘のトレーニング好きだ。 プロレスリング・ノアに所属していた当時のとある日、東京・ディファ有明内にあるノア道場にて、マスコミ向けの小橋の公開練習が行われた。小橋が、その練習をマスコミに公開するのは、その頃では異例のことだった。その日、私は小橋の行動に絶句したのであった! プロレスに限らず、多くのプロ格闘技では、その興行のプロモーションのため、頻繁に公開練習を行う。それが記事になることで、興行のPRとなるからだ。ただ、あくまでも、マスコミ向けの場合は、絵作りや選手のコメントがメーンで、実は濃密な練習をするわけではない。それが、業界の常識でもあり、プロレス界の場合は特に顕著だ。 ところが、その常識を見事に覆した男が、何を隠そう小橋なのだ。ぶっちゃけ、マスコミ的には練習はそこそこに、各媒体で掲載する写真撮影用の絵作り、そして試合に向けてのコメントをしてくれればいいのだが、小橋だけはそれを許してはくれなかった。 「取材向けの練習はしない。ちゃんと練習を見せるのが公開練習なんだから」と言った小橋は、マスコミの前でビッチリと練習した。報道陣も心の中では、「絵作りしてくれればいいのに…」と思いながらも、相手は天下の小橋建太だ。誰も文句を言える者などいない(笑)。その真意は「俺は絵作りのための練習など絶対にしない。ふだんの練習をそのまま見せるのが公開練習」といった小橋なりのプライドだったのだろう。これこそ、“練習の虫”たる小橋らしいエピソードだ。 小橋を語る上で、トレーニングについては切り離すことができないものだ。1967年3月27日生まれ、京都府福知山市出身の小橋は、高校卒業後、一般企業に就職するも、プロレスへの夢が断ちがたく、体を鍛えていた。サラリーマンを約2年で辞めた小橋は、87年6月にジャイアント馬場率いる全日本プロレスに入門する。 全日本の場合、ジャンボ鶴田、三沢光晴、川田利明、秋山準らがアマレス、天龍源一郎、田上明らが大相撲の元関取といった具合で、トップ戦線に浮上した選手はほとんどがプロレス入り前に、格闘技で名を馳せた猛者だった。そんななか、唯一、格闘技で特段実績がなかったにもかかわらず、小橋がエース格までに登り詰めることができたのは、人一倍練習に明け暮れたからにほかならない。小橋は師である馬場の教えに習い、全日本時代、欠場することを良しとしなかった。ただその代償は大きかった。ヒザのじん帯は切れたまま、ガッチリ、テーピングして試合を続けたため、まさに満身創痍の体となった。 2000年6月に全日本を退団し、ノアへの移籍を発表した後、ヒザの手術をしたが、ノア時代は全日本での無理がたたって故障が相次ぎ、ヒザやヒジなどの手術を何度も受けざるを得なかった。06年6月には右腎臓にがんが見つかり、同年7月に摘出手術を受けた。正直、がんの手術を受けた小橋が、復帰できるとは多くの者が予想しなかっただろう。しかし、“鉄人”小橋はがんをも克服し、手術から1年5カ月後の07年12月、奇跡の復活を果たした。それは不屈の闘志、そして節制の賜物以外の何物でもない。だが、度重なるケガで欠場も多くなり、納得いくファイトができないと判断した小橋は、12年12月に引退を表明。13年5月11日、日本武道館で引退興行を開催し、26年に及ぶ現役生活にピリオドを打った。 極端な話、“客寄せパンダ”よろしく、負担を軽くして、前座戦線でファイトすることを選択すれば、まだまだ現役は続けられただろう。しかし、あくまでもトップレスラーとして、全力ファイトできなければ、リングを下りるというのが小橋の哲学だったに違いない。流した汗は、積み重ねた練習はウソをつかない。これまでも、この先も、小橋ほどトレーニングに励んだプロレスラーはおそらく二度と現れないであろう。(ミカエル・コバタ=毎週水曜日に掲載)
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