スポーツ
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スポーツ 2015年06月09日 15時59分
無報酬で独立リーグと契約の藤川球児 今季中のNPB復帰も視野
独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス入りを決めた前レンジャーズの藤川球児投手(34)が、6月8日、入団会見を行い、今季中のNPB復帰も視野に入れていることが明らかになった。 藤川と高知との契約内容は異例なものだった。登板ごとのスポット契約となり、事実上フリーの立場。同球団の選手は月給10数万円だが、藤川はこれを辞退し、“無報酬”でプレーする。その代わり、登板試合のチケット収入の10%を児童養護施設に寄付する約束。 NPBの新規契約期限は7月31日だが、すでに、四国アイランドリーグの前期は終了し、後期の開幕は8月1日とあって、今季中のNPB復帰はないとみられていたが、ここいきて事情が変わってきた。 同球団は藤川の入団に当たって、オープン戦の開催を緊急決定。6月20日に香川オリーブガイナーズ・徳島インディゴソックス連合チーム戦、同27日に愛媛マンダリンパイレーツ戦を地元・高知球場で開催する。7月にもオープン戦を組む意向だ。藤川は20日の試合に先発予定で、中6日空くことから、故障さえなければ、27日の登板も濃厚。 公式戦でないとはいえ、これで藤川が言う「未来のスーパースターになるチャンスをもった子どもたちに、僕が投げる姿を見てもらって今後の夢につなげてもらいたい!」との約束も果たせる。 会見の質疑応答で、藤川は「力を発揮できていると感じれば。ここのレベルより、上のチームからオファーがあるか、ないか。必要だと言ってもらえるたら、しっかり話をしたい」とキッパリ。 同球団の梶田宙球団社長は「ここで終わるような選手ではない。いつ(NPBから)呼ばれても構いません」と容認する構え。 仮に短期間で、藤川が退団しても、同球団は知名度もアップし、スポンサー獲得にもつながり、オープン戦収入で潤うため、メリットは十分。 スポット契約は今季中のNPB復帰を視野に入れたものである。問題は藤川がオープン戦で、しっかり結果を出して、NPB球団からのいいオファーを受けられるかどうかだ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年06月09日 14時00分
現在の人気か、将来の戦力か 斎藤佑樹のリリーフ登板をめぐる不穏な周囲
5月27日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハムファイターズの試合で、斎藤佑樹(26)が3セーブ目を挙げた。 しかし、内容は綱渡りそのもの。九回表に3点リードで斎藤が登板。すると、楽天打線は「待っていました!」と言わんばかりに追撃態勢に入り、打者7人で3安打、1四球と襲いかかり、一発出れば逆転という場面まで斎藤を追い詰めた。 「斎藤に抑え投手の適性がないことは明白ですね…。栗山(英樹=54)監督は必死さを植え付けるために救援で起用させていますが、抑え投手として何か一つでも習得しなければ、一軍復帰はないでしょう」(プロ野球解説者) もっとも、「斎藤がリリーフで出てくると楽しい」という声も聞かれた。3セーブ目を挙げた同日の試合を指して、スポーツライターの飯山満氏が次のように話す。 「斎藤が出てくるまでスコアは6対3。完全に日本ハムペースでしたが、斎藤が投球練習を開始した七回あたりから、スタンドがざわついていました。あわや、逆転というピンチになり、最後まで試合を楽しめました」 しかし、日本ハムは二軍に白村明弘(23)、大塚豊(27)など、将来は抑え投手になるべく、救援で頑張っている投手がいる。プロ野球は実力の世界であり、どちらに将来性を感じるかといえば、その答えは明白だ。 「日本ハム内部からも、斎藤の今後に関する厳しい意見が聞かれます。大卒5年目の投手が二軍で結果を出せないようでは、お先真っ暗です。かといって、斎藤の人気は捨てがたい。復活すれば札幌ドームを満員にできるでしょう。おそらく、あと1年は猶予が与えられるのでは」(ベテラン記者) そんな球団の温情に付け込んだのか、セ・リーグからは、「日本ハムの有望な二軍投手をトレードで獲得できるのではないか」という声が挙がり始めている。現時点で、セ・リーグ6球団のなかで絶対的なクローザーを持っていないのは広島だけ。だが、DeNAの中畑清監督(61)は、ルーキーの山崎康晃(22)に頼りきった状況に一抹の不安を感じており、巨人の原辰徳監督(56)も澤村拓一(27)に繋ぐセットアッパーを補充したいと考えている。日本ハムが斎藤に固執しているうちは、有望な若手投手が格好の標的というわけだ。 「栗山監督は何度も斎藤にチャンスを与えてきました。逆に言えば、これまでの斎藤の一軍登板によって、契約金、年俸以上の儲けは得ており、斎藤に対してドライな評価を下せると見る声もある。斎藤人気を捨てがたいとする声もなくなることはありませんが」(同) 斎藤がリリーフ登板すれば、その分、他の投手がチャンスを失う。こうした状況に若手投手が「他球団でチャンスがあるなら」と考えはじめたとしても、決しておかしくはないだろう。水面下では非公式を含め、日本ハムにトレードを打診する他球団の動きがあるという。斎藤に固執するか否か、日本ハム経営陣は決断しなければならない時期に来たようだ。
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スポーツ 2015年06月09日 12時00分
【記憶に残るプロ野球選手】第8回・“こんにゃく打法”で女性ファンをとりこにした梨田昌孝
プロ野球では、落合博満(ロッテ→中日→巨人→日本ハム)の神主打法、種田仁(中日→横浜→西武)のガニマタ打法のように、独特のバッティングフォームで打つ選手もいるが、ひときわ特異なフォームをしていたのが、後に近鉄バファローズ、日本ハム・ファイターズで監督を務めた梨田昌孝(61=元近鉄)だ。梨田のフォームは、そりゃもう独特なものだった。バットは上段ではなく、腰のあたりに低く構え、腰を落として力を抜き、プルプルと体を動かしながらタイミングを取るという極めて変わったものだった。全身の力を抜いて、柔らかい体勢で構えることから、“こんにゃく打法”という奇抜なネーミングで呼ばれた。 今ではダンディな紳士である梨田。当時はBSもCSもなく、パ・リーグの選手にスポットが当たる機会は少なかったが、端正なマスクの梨田は、その特異な打法もあって、女性ファンをとりこにしたものだ。60歳を過ぎた今でも、世の熟女たちから熱い支持を得ている。普通、「あんな変わった打ち方で、よく打てるな」と思ってしまうのだが、梨田には合っていたのだろう。3割を打ったことこそ1度もないものの(規定打席到達で)、捕手としては高い打率をマーク。79年に19本塁打を記録して以降、4年連続で2ケタ本塁打を放つ長打力もあった。 長く、近鉄の正捕手として活躍したイメージがあるが、意外に出場試合は多くない。通算成績は1323試合、874安打、113本塁打、439打点、打率.254と、たいしたことはない。その理由は、同時期に同等の力をもった有田修三捕手(近鉄→巨人→ダイエー)がいて、併用されることが多かったからだ。有田は当時の近鉄の大エースで、通算317勝を挙げ、後に近鉄の監督も務めた鈴木啓示の専属捕手としても活躍した。そんな強力なライバルがチーム内にいることで、出場機会が限られたが、逆にライバルがいたからこそ、「負けられない」との思いでプレーできたのかもしれない。 1979年に有田から正捕手の座を奪うと、同年の球団史上初のリーグ優勝に大きく貢献。以降、3年連続でベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を受賞。83年には4度目のダイヤモンドグラブ賞を受賞するなど、黄金期の近鉄を支えた。強肩で全盛期の盗塁阻止率は5割前後あり、投手から絶対的な信頼を勝ち得ていた。88年シーズン限りで現役を引退すると、NHKの野球解説者に就任。パ・リーグ出身ながら、温厚な人柄と甘いマスクで人気者になった。 梨田は指導者としても有能だった。93年に一軍作戦兼バッテリーコーチとして、古巣・近鉄に復帰すると、96年から二軍監督を務め、00年には一軍監督に昇格。1年目は最下位だったが、2年目の01年には近鉄をリーグ優勝に導いた。近鉄監督は5年間務めたが、オリックス・ブルーウェーブへの吸収合併による球団消滅に伴い、04年で退任。オリックスヘッドコーチ就任の打診があり、新監督・仰木彬氏からも慰留されたが、これを固辞し、NHK解説者に戻った。 3年間、グラウンドの外から野球を見た後、新たなオファーは全く縁がなかった日本ハムからのものだった。この誘いを受けた梨田は08年に同球団の監督に就任。1年目は3位だったが、2年目の09年には見事、リーグ優勝を果たし、2球団で優勝監督となった。11年で退任したが、4年間で3度Aクラスに入った。2球団での通算9年の監督生活で、2度のリーグ優勝を経験し、Aクラスが6回。通算成績は645勝(歴代20位)594敗21分け、勝率.521と勝ち越している。日本シリーズ制覇こそならなかったが優秀な監督だった。日本ハム監督退任後も、阪神タイガースの監督候補にリストアップされるなど、その指導力は高く評価されている。 その後、再びNHK解説者に復帰。12年10月には、山本浩二監督のもと、日本代表チームの野手総合コーチに就任。13年3月に開催された第3回WBCを指導者として経験している。今後、誰もまねをすることがないとも思われる“こんにゃく打法”で、ファンの記憶に鮮明な印象を残した梨田は、監督としても、まぎれもなく“レジェンド”だ。(ミカエル・コバタ=毎週火曜日に掲載)
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スポーツ 2015年06月09日 11時45分
連敗脱出の東大野球部にプロ野球スカウトが熱い視線を注ぐワケ
東京大学野球部が連敗を「94」で止めたのは既報通り(5月23日)。2010年秋季リーグ戦・第4週第1日以来となる勝ちゲームに沸いたが、その翌日、翌々日の公式戦を落とし、再び連敗街道へ…。東京六大学リーグにおいて、東大の野球レベルだけが格落ちしている事実は否めない。 「早大、慶大、立大もスポーツでの自己推薦制度を導入したため、甲子園出場の経験者はもちろん、地方大会で散った強者が東京六大学リーグに入りやすくなりました。法大、明大はかなり前からスポーツ推薦制度を取り入れています。東大は同制度を導入する話は一切出ておりません」(大学関係者) 連敗脱出以降、東大野球部を追うマスメディアは減ったが、プロ野球スカウトは今も東大戦の視察を続けている。 スポーツのエリートではない現東大野球部に「要チェックの好投手」が出現したというのだ。2年生左腕・宮台康平(湘南高校−東大)である。春季リーグは中継ぎ役で登板し、連敗脱出を果たした法大戦にも投げているが、失点している。球速は140キロ台半ばとも伝えられているが、目立った功績はまだ無い。 宮台投手がドラフト指名の対象学年になるのは2年も先の話だが、「ほしい」と思った選手に関しては何年も費やしてデータを集めるのがスカウトの鉄則だ。 在阪球団関係者が宮台投手をこう評する。 「関東地区担当のスカウトが高校時代に見ていますが、指名リストには入っていませんでした。東大に入って伸びた投手。予想外だね」 過去、東大からプロ野球に進んだ選手は何人かいる。また、「左投手」という利点もあるのだろう。同様に、近年のドラフト会議を見れば分かる通り、救援専門投手や控え投手が上位指名されることも珍しくなくなった。宮台投手にも「将来性」という可能性を感じているのではないだろうか。 「左の中継ぎ投手を欲しているチーム、左投手の育成に自信を持っているチームは、どこまで成長するか興味を持って今後も見守っていくと思う」(前出・同) スカウトの内部情報をひとつ披露したい。 12球団スカウトが対象選手の潜在能力を見極めようとするのは当然だが、指名するか否かのボーダーライン上にいる選手、つまり、判断しかねた選手に関しては、「誰に教わったか」という経歴も加えて最終決断を下しているのだ。 「どんな指導者に教わったのか」も指名の判断基準になるというならば、2013年シーズンから“弱小・東大野球部”を率いる浜田一志監督が、プロ野球界からも一目置かれているというわけだ。勝つに越したことはないが、東大にはその指導内容で評価される監督がいる…。そう遠くない将来、東大が東京六大学リーグで『一人負けする』こともなくなるのではないだろうか。
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スポーツ 2015年06月08日 14時00分
交流戦真っ只中ベンチ裏 巨人・原⇔横浜・中畑 今オフ「監督トレード」情報の真相
球団史上初めて両リーグ30勝一番乗りを果たした横浜DeNAベイスターズ。セ・パ交流戦がスタートしてからもリーグV4を目指す巨人と激しい首位争いを演じ、地元横浜の街は盆と正月が一緒に来たようなにぎわいを見せている。 この騒ぎに拍車を掛けたのが5月26日に発表された救宴の中間発表。セの最多得票は三冠王も視野に入れるDeNAの和製大砲・筒香嘉智外野手。一方、巨人の選手は全部門で圏外。昨年もファン投票選出は捕手の阿部慎之助一人だったが、いよいよのっぴきならない状況に突入した。 そんな折、本誌に聞こえてきたのが、中畑清監督と原辰徳監督の“監督トレード”というビックリ仰天情報。話を聞くと、これがなかなか面白い。 巨人サイドが敵将・中畑監督の人気と能力を評価して呼び戻す、という話ではない。DeNAの方が原監督を次期監督に招き入れるために、チーム強化を図っているというのだ。 選手の平均年俸はプロ野球12球団で最低。にもかかわらずこれだけ勝負強いチームに生まれ変わったのは、優勝を条件に1勝1000万円規模のボーナス枠を設け、それを選手たちが奪い合っているから…との“怪情報”もある。 「この手法は、日本テレビが視聴率アップを狙ってスポンサーとなり、中畑監督の巨人選手時代には普通に行われていた。その手法を取り入れているのでしょう。DeNAが突如として戦闘力を上げているのは、これで理解できる。見逃せないのはその意図です。実は原監督に対し『DeNAは巨人に負けないチーム力と人気があります。ぜひお待ち申し上げます』というラブコールなのです」(スポーツ紙デスク) 原監督の生まれは福岡県大牟田市だが、育ちは神奈川県厚木市と相模原市。父親の貢氏が福岡県立三池工業高校、東海大相模高校、東海大学硬式野球部監督を歴任した後をなぞるように1974年、東海大相模高校に入学し野球部に入部。神奈川は、いわば東海大相模高、東海大時代に活躍した“フランチャイズ”とも言え、思い入れは人一倍強い。 その中心地、横浜は2020年東京オリンピックに向け、山下ふ頭にカジノを建設することが内定している。その前提となるIR(統合型リゾート)構想の中で、ドーム球場建設計画の機運も高まっている。 「現在の横浜スタジアムとDeNAの契約は2012年からの7年契約で、東京オリンピック開催前年の2019年で満了する。使用料は総入場料の13%の契約で年間数億円にも及ぶ。そこでDeNAには本拠地移転説がついて回っていたのですが、カジノ便乗で山下ふ頭にドーム球場ができるとなれば話は違ってくる。この計画を確実に進めるためには、申し訳ないが中畑監督では役不足。地元の超大物、原辰徳監督に旗振り役を期待しているのです」(横浜の若手財界首脳) 親会社DeNAは今年に入り、任天堂と資本提携を結ぶなど経営基盤も一段とアップ。原監督を招く環境は整いつつある。しかもソーシャルゲームの大手にとどまらず、5月28日には「自動車関連事業に参入する」と発表した。新会社『ロボットタクシー』を立ち上げ、無人運転のタクシー事業化に着手、スマホを使ったカーナビ事業へも参入するという。 「場所柄、どうしても勘繰りたくなるのが、横浜とは縁浅からぬ関係にある日産自動車です。横浜F・マリノスの本拠地でもある。日本初の試みとして、プロ野球のベイスターズとJリーグのマリノスを統合し、ビッグクラブを山下ふ頭に作ろうとしているのでしょう。そのためにも原監督のネームバリューが不可欠なのです」(地元紙記者) 原監督も親しいマスコミ関係者には「野球人生の最後は神奈川もいいね」と話しており、師と仰ぐ星野仙一氏がそうしたように、最終的にはDeNAのシニアディレクター(上席GM)も念頭にあるという。 そうなると宙に浮いてしまうのが中畑監督。しかし、幸いにも巨人監督ポストは原監督の任期満了に伴って空席となり、古巣復帰の門戸が開く、というわけだ。 今シーズン、DeNAがセ・リーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズで原巨人に敗れ、日本シリーズ出場切符をさらわれる。これを“手土産”に巨人に中畑監督が誕生する。原監督は監督任期満了で、すんなり“横浜に凱旋”−−。 「原監督は去年ここ横浜スタジアムでV3を決め、8回宙に舞いました。亡き父と過ごした思い出深い地。さぞ感無量だったことでしょう」(横浜在住のファン) 前代未聞の“監督トレード”実現は、プロ野球人気復活の最終兵器になるかもしれない。
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スポーツ 2015年06月07日 14時00分
四面楚歌の阪神タイガース 株主総会の生け贄になるのは…
阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスが、6月16日に株主総会を控えている。同日はセパ交流戦を終えた2日後で、トラの戦況が議案となるのは必至。関係者は祈るような思いでペナントレースを見守っているのではないだろうか。 「思い出してくださいよ。昨年は株主が『外国から帰って来て、全然活躍せえへん人がいますな〜』と選手名こそ挙げませんでしたが、不振だった福留、故障離脱中の西岡を非難し、最後は『続投はないと思いますが』と、和田(豊=52)監督を酷評していました。経営陣は相当堪えているはずです」(在阪メディア陣の1人) 阪神は借金4で交流戦に突入した。6月1日時点で4勝2敗と勝ち越しているものの、交流戦に強いソフトバンク、千葉ロッテとの一戦を控えている。厄介なのは、交流戦最終カードだ。2014〜15年オフでトラの補強にことごとく立ちはだかった宿敵オリックスと対戦する。中島裕之、金子千尋の争奪戦で煮え湯を飲まされた相手に、交流戦でも惨敗を喫したとなれば、株主の怒りはおさまらないだろう。 「テキサスレンジャーズを解雇された藤川球児の獲得にも失敗したことで、球団経営のトップがやり玉に挙げられると思われますが、本当の怒りの標的は和田監督でしょう。優勝から遠ざかって久しいですから」(同) その和田監督に関しては、経営陣も総会対策を練っているようだ。 昨年の株主総会直前のことだった。球団は突如、福留孝介(38)を二軍に降格させた。打率が2割を切るなど当時は絶不調で二軍落ちは当然といえば当然であったが、「このまま終わるオトコではない」と和田監督はあえて使い続けていた。周囲が降格を進言しても聞く耳を持たなかったほどだったが、株主総会直前で急に方針撤回をしての二軍降格だった。この一軍登録抹消は「総会での批判を避けるための経営判断」というのが周囲の一致した見方だった。 「むしろ、逆効果でした。福留を使い続けた方が説得力がありました。以来、和田監督の采配に関する批判が増し続けています」(ベテラン記者) タイガース批判が出る度に、南信男球団社長が答弁に立つ。昨年は「私たちは監督を信頼しておきたいと思っております」と言ったものの、「実際、ベンチで負けた試合もあろうかと思いますが」と“際どい前置き”をしていた。「勝ってくれ!」というのが、経営陣の本心であり、和田采配に一抹の不安を抱いていたが故に、思わず出てしまった言葉だろう。 かつて、城島健司氏も株主総会で非難された。その際に「不良債権」呼ばわりされて、引退を決意したとも伝えられるだけに、タイガースが6月16日を意識しているのは間違いない。 大補強を敢行したにも関わらず最下位に沈むオリックスは、成績不振を理由に森脇浩司監督(54)を休養させると発表した。株主総会をきっかけに、和田監督の休養が発表される事態も考えられる。
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スポーツ 2015年06月07日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(37)第七部・ゴルフダイエット編「梅雨のゴルフ」
6月はゴルファーにとって悩み多い時期。ご承知の通り、梅雨のシーズンに突入します。 悪環境を好むプレーヤーも存在しますが、大半は「不良馬場」は苦手。劣悪のコース環境でのゴルフは避けたいところです。 今回もダイエット編ですが、梅雨入りを迎えた事から、梅雨のゴルフをメインにしていきたいと思います。 私は基本、通年でゴルフをします。夏は、海外又は北海道、軽井沢など、比較的涼しく、ゴルフのしやすい環境を求めます。 問題なのが、この時期です。過去、北海道に行きました。東京とは環境が著しく異なり、梅雨入りは7月過ぎ。カラッとしていて気温も高くなく、プレーするには快適でしたが、北海道は気温の変化が激しく、ゴルフウェア選びに苦労します。 やはり、北海道は8月。気温は25度から30度くらいまで上昇しますが、湿度は低い。雨の心配も少ないので、6月よりは8月をオススメします。 雨が降ると私もよくキャンセルするのですが、メンバーによってはキャンセル出来ない時もあります。そういう時は、気持ちを入れてプレーします。 というのも、雨中のゴルフは全然集中出来ない。そもそも傘を持ちながらのプレー。メンタルなスポーツなので、普段と違う環境になるとスコアが露骨に乱れるものなのです。雨中のプレーで印象的な話を一つご紹介しますね。 土砂降りの雨の中、その日はカートが無く、全て歩きでした。その影響で靴はビチョビチョ。しかもその日に限って、帽子を忘れました。傘を差すのが面倒なので、ずぶ濡れでゴルフに励みました。 濡れるとクラブをしっかり握れなくなります。それを防ぐ意味で予備のグローブを持っていく。これは効果的ですよ。 その日のスコアは散々でした。カート無しで雨中、ずぶ濡れで歩き通した為、普段以上に疲労しました。雨の日に行うゴルフはとにかく「集中」。普段通りのプレーはなかなか出来ないので、我慢が要求されます。 梅雨にベストスコアを求めてもいい結果には繋がりません。この時期は「不良馬場」…劣悪コースに慣れる練習だと思って、臨む事に徹しましょう。 尚、劣悪のコースで、疲労が濃い場合は自宅でケアをして下さい。ゴルフボールを足の裏、土踏まずに一個ずつ置いて、足でコロコロと転がします。痛気持ちいい(イタキモチイイ)という感じで、効果は絶大。リンパの流れが良くなり、疲労回復に持ってこいです。 是非、お試しあれ。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年06月06日 14時00分
藤川球児はどうして帰って来ないのか 阪神ドタバタ交渉舞台裏
藤川球児(34=前レンジャーズ)の“古巣復帰”は秒読み段階と見られていたが、一転して四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに入団することを発表した。だが、その舞台裏はきな臭さが漂っていた。 5月24日に自由契約となってからの1週間。阪神タイガース帰還が自然な流れであったとはいえ、球団首脳は「状況調査中」とはぐらかし続けた。その理由は代理人である団野村氏との関係にあるという。 「アメリカで藤川との接触に成功した際、阪神球団側は“聞き役”に徹していました。藤川サイドは日本球界復帰にあたっての希望、生活環境などを伝えましたが、球団側はそれを持ち帰っただけです。まあ、藤川サイドが古巣阪神を困らせるような高待遇を突き付けたわけでもありませんが」(球界関係者) 藤川のタテジマへの愛着は疑うまでもなかったが、他球団のユニホームを着てしまう可能性も捨てきれなかったのだ。 「団氏は阪神に対し、不信感を抱いていましたし、また阪神も団氏が交渉の相手ということで、警戒心を強めていました」(同) 阪神は今シーズン、球団創設80周年のメモリアルを優勝、日本一で飾るため、大規模な補強を予定していた。しかし、中島裕之との交渉に失敗した他、国内FA組にも立て続けにヒジ鉄を食らう始末。一縷の望みを懸け、最後に残った“大物”金子千尋に超破格待遇を約束したが、それもかなわなかった。 「金子はFA宣言したものの、所属先のオリックス以外とは交渉しなかったことになっています。しかし、それは表向き。裏では代理人が内々に交渉を進めていたんです。その交渉役を務めたのが団氏です」(球団OBの解説者) 阪神も団氏の仲介で内々の交渉に参加していた。しかし、阪神と団氏は交渉を重ねても信頼関係を築けなかった。ついには「阪神に伝えた情報は全てマスコミに漏れている!」との電話抗議まで受けている。 「金子の交渉に最後まで付き合わされたのが阪神でした。他のFA選手に断られたせいもありますが、中日、ソフトバンクなどは金子のオリックス残留情報を早くに知らされ、撤退しています。団氏も阪神と接触するたびに、関西系メディアが『複数年契約の年数を変えて臨む』などと伝えてきたので、球団から情報が漏れていると不信感を抱いたようです」(ベテラン記者) 藤川は自身の故郷である高知を再出発の地に選んだ理由について、「未来のスーパースターになるチャンスを夢見る子供たちに、自分の投げる姿を見てもらいたい」とブログで語った。 補強失敗を繰り返す阪神に、ファンは怒り心頭だ。
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スポーツ 2015年06月05日 13時00分
ドリームマッチを日本で見られる? メイウェザーvs村田諒大が急浮上
5月2日(日本時間3日)、47戦無敗(26KO)で5階級制覇のメイウェザーと、64戦57勝(38KO)5敗2分けで6階級制覇のパッキャオの“夢の一戦”は、日本のボクシング界のみならずテレビ界にも大きな影響を与えたという。試合こそ3-0という大差でメイウェザーの判定勝ちに終わったが、巨額なファイトマネーが改めて世界中の人々を釘付けにしたのだ。 「米メディアの報道によると、2人の合計額は4億ドル(約480億円)。メイウェザーの取り分が60%の2億4000万ドル(約288億円)で、パッキャオが40%の1億6000万ドル(約192億円)にもなった」(関係者) そんな中、このドリームマッチを『なんとか日本でも開催できないのか!?』という声が大手広告代理店やテレビ局などから上がり始めたという。 「メイウェザーの次の対戦相手に、日本のWBC世界ミドル級7位、村田諒太(29)の名前が浮上しているんです。ウエルター級のメイウェザーが階級を二つアップする、あるいはメイウェザーも村田もそれぞれ階級を一つずつ上げ下げし、スーパーウェルター級で対決するというプランで、メイウェザーをジャパンマネーで口説き落とそうという作戦です。また、並行して“夢の一戦”のビジネスモデルを真似し、日本でも最高額となるファイトマネーや高額チケットを売り出そうというんです」(広告代理店関係者) いずれにせよ、全ては提示されるファイトマネー次第だという。 「スポンサーのCM料で入ってくる金額は約60億円。取り分はメイウェザーと村田で7:3、もしくは8:2。さらにチケットだが、最高額を50万円、最低を3万円という案が出ている」(事情通) 実現できるか!?
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スポーツ 2015年06月04日 13時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 レンジャーズ在籍わずか2日で戦力外に… 藤川球児に関する五つの素朴な疑問
今の藤川球児には、わからないことが多すぎる。 開幕時は姿が見えなかったし、5月中旬にメジャーで投げ出したと思ったら、翌日には戦力外通告だ。それを受けてメディアは勝手に日本復帰と書き立てている。阪神ファンから『どないなっとるんや』というぼやきが聞かれるようになったので、今回は藤川に関する五つの素朴な疑問を書き出し、それに手短に答えていきたい。 Q1:大リーグの常識の一つに「トミージョン手術を受けた投手は2年後に100%の状態に回復する」というのがあるが、なぜ藤川は同手術後2年経っても元の状態に戻らないのか? A:術後2年で100%の状態に戻るというのは、大まかなイメージを述べているに過ぎない。実際のトミージョン手術は結果のバラツキが大きい。(1)2割くらいの投手は速球のスピードが以前より速くなり球威も増す(特に20代前半の投手)。(2)3〜4割の投手は一般に信じられているように術後2年くらいで以前の球速を回復する。 この二つを「勝ち組」とすれば、以下の二つは「負け組」と言っていい。 (3)3〜4割の投手は以前より球速が落ちキレも悪くなる。(4)1割強の投手は手術が失敗に終わり、再びマウンドに立てないまま引退に追い込まれる。 藤川のケースは(3)のパターンだ。昨年8月上旬にカブスでメジャーに復帰したあと一時期147キロがコンスタントに出たので、(2)になる可能性もあったが、今年のキャンプでは、150キロを期待されながら143キロ程度しか出ないため(3)であることが判明した。 Q2:レンジャーズはなぜ昨年防御率が4.85だった藤川とメジャー契約をしたのか? A:4.85という防御率はリリーフ投手の平均値(3.80前後)よりかなり悪い数字で、通常ならメジャー契約にはならない。実際、昨季在籍したカブスは契約更新を見送った。 そんな中、レ軍だけが興味を示したのは、過去に大塚晶則と上原浩治をクローザー、セットアッパーとして活用した実績があり、藤川もトミージョン手術の勝ち組になれば大きな戦力になると期待したからだ。 ただギャンブル的な契約で外れる可能性も高いので、年俸は100万ドル(1億2千万円)に抑えられた。 Q3:マイナーの成績がひどいのに5月15日にメジャーに昇格したのはなぜ? A:レンジャーズとの契約で今季、藤川は球団に命じられてもマイナー行きを拒否できる。にもかかわらず、しばらくマイナーでプレーしていたのは、DL入りしたメジャー登録選手に1カ月間認められている「リハビリ出場枠」で出ていたからだ。それが限度いっぱいになったのでレ軍はマイナーに置いておくわけにもいかず、メジャーで使わざるを得なくなったのだ。マイナー(2A、3A)では11試合に登板して10回1/3で四球を9つも出す乱調。防御率も4・35というひどさだったが、それでも5月14日にメジャーに引き上げられたのは、契約のおかげと言っていい。 Q4:レンジャーズ在籍わずか2日で戦力外になったのはなぜ? A:球団がこれほど早く見切りを付けたのは、球速もキレも期待とは程遠いレベルで、トミージョン手術の「負け組」になったことは明白であるため、実戦で使ってみてダメなら戦力外にするしかないとダニエルズGMが判断したからだ。 メジャーでは30代半ばのベテランがいとも簡単に戦力外通告を受けて球団を去っていく光景が日常的に見られる。40人枠に入っていないマイナーの有望株を引き上げるには、枠を一つ空ける必要が生じるからだ。 特に30代半ばの力の落ちたベテランは消耗品扱いなので簡単に放り出される。藤川は2試合投げただけで放り出されたが、日本人投手では'12年に五十嵐亮太(当時ブルージェイズ)がわずか2試合で解雇、'13年には当時カブスの高橋尚成が3試合に投げただけで戦力外通告を受けている。 Q5:日本復帰が取りざたされているが、クローザー復帰はあるのだろうか? A:ないだろう。トミージョン手術の影響でクローザーが務まるレベルではなくなっている。 今季藤川はマイナーで11試合に投げて防御率4.35だったが、これに近い成績だったのは井川慶だ。 井川はオリックスと「年俸1億円+出来高」で契約したが、日本球界に復帰後は、冴えない投球が続いた。藤川も似たようなパターンなるように思えてならない。 阪神は藤川が去った後、守護神に呉昇桓を獲得したが、呉は2年契約が切れる来シーズンも阪神で投げることを希望している。他球団も世代交代が進み生きのいいクローザーが機能しており、ネームバリューしか残っていない藤川をレッドカーペットで迎えるような物好きな球団はないだろう。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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