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進撃の巨人ベンチ裏 巨人・原監督が猛反発! 松井次期監督含みの川相ヘッドコーチ昇格(2)

 しかし、フランシスコについては「村田の発奮材料になり得るのか」の声も聞かれる。本誌『侍メジャーリーガーの逆襲』を連載する友成那智氏が、フランシスコをこう評する。
 「打球を遠くに飛ばす力は確かにあるが、空振りも多い。守備はド下手。昨季は出場機会が少なかったですが、対左投手の成績は1割1分8厘。左投手に極端に弱く、変化球にも対応できない。守備も気掛かりで、2013年シーズンは67試合を一塁手で出場していますが、10失策を記録しています。マイナーでも契約を切られ、日本に来たわけです。アメリカ版の守備のヘタな『おかわり中村』といったところです」

 世代交代に関しては、こんな情報も聞かれた。
 「シーズン直前に、原監督は高卒ドライチの岡本和真を一軍で使いたいとコーチ陣に相談したことがあります。まだまだ守備難を克服できていないので、それはかないませんでしたが…」(球界関係者)

 首位戦線浮上の契機になったのは、新3番打者・橋本到の活躍が大きい。川相ヘッドも打ち明けているが、その橋本を一軍昇格と同時に3番で使うよう指示したのは原監督だったという。
 「インフルエンザで自宅療養していた際も、テレビの自軍中継にかじりついていたようです。チームに積極性が足りないと感じたらしく、現場に復帰した第1戦目の広島戦ではギャンブルスタートのサインを出すなど、動く采配に徹していました」(同)

 序盤の2回、1死二、三塁の場面、バットにボールが当たった瞬間にスタートを切らせた。ベテランの多いチームは受け身になりがちであり、その空気を払拭させたかったのだろう。
 「昨季の原監督も、負ける覚悟というか度胸はありました。投打ともに主力選手が成績を落とす中で優勝できたのは、勝負どころを知っていたベテランの底力でしょう。今季はさらに、あえて阿部をコンバートさせ、坂本勇人を主将にした。彼らに一層“攻めの姿勢”を促すためです」(同)

 編成スタッフとの打ち合わせでは、左投手のリストアップを要望し続けているという。内海哲也、杉内俊哉の両ベテランに代わる左の先発投手は、プロ初勝利を挙げたばかりの19歳、田口麗斗だけでは足りない。スカウトに意見を伝えるということは、次年度以降のチームも見越してのこと。原監督はヤル気十分なのである。
 今季スローガン『新成』の象徴として、近いうちに岡本の一軍デビュー案が再燃する可能性もある。原監督の“猛反発”が、がぜん面白くなってきた!

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