今回は「海外のゴルフ場」の部ですが、実はGWを狙っての企画。まだ、大型連休に予定が立っていない方は、海外でのゴルフをおススメします。
これは私に限った事ではありませんが、国内よりも海外でプレーした方がスコアはいい。「気分が高揚して…」など、メンタル的な理由もあるのでしょうが、決定的な違いは「習慣」。これだと感じています。
というのも、海外のゴルフではハーフタイム…いわゆる「ランチタイム(飲酒タイム?)」はありません。1番ホールから18番ホールまで一気に回ります。
ここが大きく異なるところ。日本では前半、好スコアであっても「飲酒タイム」が入り、後半グダグダになるケースはよくあります。又、中休みで集中力が切れて後半、雑になる事も多々ありますね。
海外でのゴルフは休んでいる暇は無いので、「流れが変わる」という事は原則ありません。
しかも、前述の通り「気分が高揚している」為、ハイテンションでプレー出来る。こういった場合はスコアがいい。環境が変わり、気分が前向きになる為、冷静に「攻めのゴルフ」が出来るからなのです。
ベストを狙うなら海外。騙されたと思って一度、挑戦してみては如何でしょうか−−。
私は豪州にゴルフ留学をしていた関係で、海外のゴルフ場はよく知っていると思います。その中で、「面白かった」と思えるのはタイ。ここはかなり、楽しかったですよ。
タイでは、プレーヤー一人につきカートが1台。つまり、1組で4代のカートが出動します。それもフェアウェイ走行が可能なのでコース中にカートが“散乱”している状態。冗談抜きで「カート渋滞」があります。
カートが4台出動すると言う事はキャディーさんも4人。プラス料金でサブのキャディーさんも雇えます。サブは傘持ちがメインですが、時には団扇でパタパタと煽って頂ける事もあり、女王様気分が味わえます。
タイのゴルフ場は、カートも多ければキャディーさんも多い。「御一行様」の移動となります。
最近では、日本のゴルファーが数多く訪れる事もあり、キャディーさんは基本、日本語が話せます。勿論、片言の場合もあるので、「話が伝わらないな」と思った時は英語で話してあげると喜ばれますね。
私はタイ語をかじっているので、キャディーさんにはタイ語で話しかけます。グリーン場でキャディーさんに「ラインを教えて」と尋ねると、よく「トントン」という返事がきます。これはタイ語で「まっすぐ打て」という意味。妙に日本語の上手なキャディーさんがいて、これは痛快でした。そのキャディーさんは「右ニチョット、ヒネルヨ…」。間違いではないですが、「捻る」は想定外。思わず吹き出しました。
プレー代は日本と同じくらい。ただ、キャディーさんの手配料は格安で、一人辺り約2000円。こちらはチップなので「気持ち」ですが…。キャディーさんの待機場所には大勢(のキャディーさんが)いらっしゃいますが、セレクトは出来ません。事前に担当が決まっている様です。
以前、やたら「おにぎり」を持っているキャディーさんがいてビックリしました。タイでもご飯が主食なので、「おにぎり」そのものは問題ないのですが、その数の多さは仰天。「何十個単位」です。それを「ゴハンタベナ」とむやみやたらと勧めてくる。プレーどころではありませんでした。
これはレアケースで、一般的には「どこから来たの?」「何才?」といったテーマですね。
それ以外の仰天エピソードは動物。ラウンド前、売店でチキンを購入した時の事です。さくさく食べてプレー開始。調子が良く、浮かれ気味に2ホール目に入ったその時…。私の目の前には数え切れないほどの鶏が出現したのです。
「もしかしたら、あのチキンは…」
これまでの「ウキウキ感」は何処へやら。一気に興醒めでホールアウトまで「あのチキンは、あの鶏?」が脳裏を駆け巡っていました。
それにしてもタイは「自然」です。ビックリするくらい野良犬が多く、彼らはゴルファーを気にしない。こちらがビビっているのに彼らは泰然自若。これが意外と厄介でしたね。さらに山に生息する大きなトカゲ君ともよく遭遇します。これは予期していないので、眼と眼が合った時は飛び上がってしまいます。恐らく皆さんも、そうなるでしょう…。
ゴルフどころではなくなってしまい、近年、タイでのプレーは写真に撮りまくり。この間は、何故か馬が走っていました。この馬は「野馬」なのでしょうか? ナゾです。
最後にタイの暑さは強烈です。女性は日焼けを意識して長袖シャツを着用しますが、これは「熱中症」と直結。私自身、一度、それで熱中症になり、39度の高熱に悩まされました。くれぐれも、ご注意くださいね。
小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」
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