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小塚桃子ゴルフ連載(30)第六部・世界のゴルフ場「日本・お花見ゴルフ編」

 4月も中旬になり、スギ花粉の飛散もようやく落ち着きました。花粉症の方々にとって、いよいよ本格的なゴルフシーズン到来です。

 今回は海外のゴルフ場の「面白話」を3回綴ります。日本では考えられないエピソードがてんこ盛り。海外旅行に行かれた際は是非、お役立て下さい。とはいえ、1回目の今回は日本編。私が先日、プレーした「お花見ゴルフ」について、ご紹介しますね。

 4月3日、埼玉のゴルフ場でプレーしました。目的は何と「お花見」。桜満開の時期は、ゴルフ場でお花見する事をオススメします。

 プレーする方はご存じかもしれませんが、ゴルフ場にはかなりの数で桜の木があります。お花見シーズンは18ホールくまなく咲いている桜を見ながら、のんびりゴルフを楽しむプレーヤーが年々、増えてきています。私もこの時ばかりはスコアよりもエンジョイ。今回は友達が缶チューハイ片手にラウンドしていました。こんなゴルフの楽しみ方は日本だけ。公園でのお花見も楽しいですが、趣味のゴルフをしながら満開の桜を楽しむ−−これもオツです。

 因みにこの日は花冷えで極寒。ヒートテックと防寒ジャケットを着込んでプレー開始。時刻は8時半でした。ところが、プレーで身体が温まったのか5ホール目には汗が大量に出てきました。気温は低いのですが、ヒートテック効果はハンパでは無い。6ホール目にはついに半袖になりました。

 こうなると、お花見をしながらエンジョイプレー。私は基本、プレー中は呑まないのでハーフまではスコアの崩れがありません。この日は前半43で回りました。

 スタートが8時半なので、ハーフタイムは10時半頃から。そこで、かなり早い昼食をクラブハウスで摂りましたが、そこからも満開の桜を見る事が出来ました。気分は最高。その為か、高揚した私はビールとハイボールをゴクリ。完全にお花見モード。最も、パーティーを組んだ友達3人も完全に酒三昧。後半がある事を感じさせない酒盛りでした。

 そんなこんなで後半を迎えたのですが、お分かりの通り、私のスコアはズタズタ。やはり酔っているとパターにボロが出ます。僅か30センチの距離であっても見事に外しました。

 で、後半のスコアは51。前半が43だったので順当にいけば80台が出たところですが、それが叶わず94…お酒のラウンドなので、それもそれでありでしょう。

 だが、しかし…。皆がワイワイやっている中、一人、淡々とお酒を飲みながら、黙々とプレーしていたパートナーがいたのです。恐らく、多少は酔っているのでしょうが、彼女は真剣勝負。何と72。普段から70台なので、お酒のある無しに関わらず安定していますね。

 私は「仕方がない。酔っているから」と妥協している傍で彼女は「自分に負けない」ゴルフをしていたのです。勿論、この時期のゴルフは私が主流。彼女の様なストイックなプレーヤーは珍しい。私たちの前組は80代の方でしたが、本当に楽しそう。お花見がてら…は勿論ありますが、真剣の中に相手を立てる、という気配りがありました。私たちも会話をさせて頂きましたが、気配りの術はさすが。勉強になりました。

 今回はここまで。(ゴルフの)コースに出ると何キロ位歩くと思いますか? 全てカートを使わず歩いた場合、何と、1万5000歩。距離にして7〜8キロにも及びます。「これをダイエットに生かさず、何に生かすのか」−−。こちらは、この部が終わり次第、綴りますね。

小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」
http://ameblo.jp/koduka-momoko/

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