ミュゼプラチナムは、ジンコーポレーションが運営。積極的な広告展開で知名度を上げた。しかし、急成長したため、業務が追いつかず、会員の予約が取れないと解約が急増。運営会社も次々と変わることとなった。
売上は、顧客が支払った前払金を、預り金として施術ごとに売上計上する処理ではなく、一括として売上計上していたことが表面化した。
2025年3月には全国約170店舗が営業を一時停止。従業員への給与未払いや利用客への未施術を残したまま、債権者から破産を申し立てられ、破産開始が決定された。
ネット上では、「自転車操業でしかない」「前金を広告に使ってたんだから、遅かれ早かれこうなってた」「未施術分は、返金される見込みなさそう」「脱毛サロンの前金制は規制強化すべき」「美容サロン業界は何度も同じようなことを繰り返しているのでは」といった声が上がっている。
日本最大級まで成長していても、売上の計上の仕方がまずかった。売上の大半も、広告費に使っていたため、ほぼ自転車操業となっていたのだろう。予約が取れない、解約が続くと負のスパイラルに陥るのは分かりやすい。少しでも経営に強い人を入れて、やり方を変えていれば存続できたかもしれない。