スポーツ
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スポーツ 2016年10月09日 14時00分
ハリル監督不満タラタラでも手倉森代表コーチ就任の理由
いまだに“本田圭佑頼み”のチームということか。 ハリルジャパンの“コーチ変更”が決まった。目下、'18年ロシア・ワールドカップ出場を懸けたアジア最終予選の真っ最中だが、この時期に内閣改造ということは、また内部でひと悶着起きていたのだろう。 「リオデジャネイロ五輪代表チームを指揮した手倉森誠氏と、彼をサポートした日本サッカー協会の霜田正浩氏の入閣が検討されています。リオ本番では決勝トーナメントに進めませんでしたが、手倉森氏は戦力不足と言われ続けたチームを五輪出場まで押し上げ、選手を見事に掌握して見せました。それに日本人ですからね」(専門誌記者) ハリルホジッチ監督の周りは外国人スタッフで固められている。ユーゴスラビア出身の同監督が「自国語で自由に会話でき、気心の知れた盟友で」と思うのは当然だが、アジア最終予選が黒星スタートとなったことで、日本はW杯出場が危ぶまれている。「起死回生のため、ハリル監督に少々折れてもらって」と、協会が考えるのも分からなくない。 「ハリル監督はJリーグ所属の選手をイマイチ信用していません。加えて、海外組は所属チームのスタメンを外れるなどで調子が安定しない。手倉森氏がコーチとして入れば、国内組を上手に使ってくれるとの期待もある」(同) 手倉森氏が戦力的に劣るU-23代表をリオ五輪まで押し上げたのは、気配りによるもの。所属チームでスタメンを勝ち取れない選手がいれば、実戦感覚を取り戻させるために別メニューを与え、時にはカウンセラーのように語り合うなどしてきた。 本田は所属チーム・ACミランで“お呼びではない”状態。手倉森氏に本田を再び輝かせてもらいたいとの期待も寄せられているのだ。 「ハリル監督は手倉森氏の入閣を事後報告として伝えられ、怒っています。両者が手を携えてともに戦えるのか心配です」(取材記者) 海外組でスタメンを勝ち取れていないのは本田だけではない。前途多難なハリル・ジャパンで、手倉森氏の苦労は続く…。
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スポーツ 2016年10月09日 12時00分
いよいよ10・10新日本両国決戦! オカダvs丸藤! タイガーマスクWがデビュー!
新日本プロレスは10日(月・祝)、10月のビッグマッチ「KING OF PRO-WRESTLING」を両国国技館(16時開始)で開催する。前売りチケットの売り上げも順調で、都内開催としては年内最後のビッグマッチということもあり、注目を集める大会となっている。 試合開始前の15時30分からは、10月よりテレビ朝日系列で放送が開始したテレビアニメ「タイガーマスクW」の放送開始記念スペシャルマッチとして、タイガーマスクW対レッドデスマスクというカードがラインナップ。「タイガーマスクW」ではオカダ・カズチカや棚橋弘至など新日本プロレスの実在の選手がアニメに登場しており、「タイガーマスクW」に登場するオリジナル選手が、新日本のリングにも登場することが、予告されていた。これは80年代に一世を風靡した初代タイガーマスク(テレビアニメ「タイガーマスクII世」)と同じメディアミックスである。 初代タイガーは当時の蔵前国技館でデビューを飾り、デビュー戦のインパクトの凄さから、ワンマッチ出場のはずが継続参戦となり、社会的なブームを巻き起こした。今回のタイガーマスクWが1回限りのものなのか? ヘビー級か? ジュニアヘビー級か? そして正体は誰なのかは全く知る由もないが、第0試合という位置づけではあるものの、初代と同じ国技館でデビューというのは期待せずにはいられない。当日は15時30分に着席しておく必要があるだろう。 セミファイナルでは、1・4東京ドーム大会 IWGPヘビー級選手権試合挑戦権利証争奪戦としてケニー・オメガ対後藤洋央紀が、メインイベントではIWGPヘビー級選手権試合、オカダ・カズチカ対丸藤正道がラインナップされた。両国大会が終わっても、まだ11・5エディオンアリーナ大阪大会という年内最後のビッグマッチを残しているが、ここ数年の傾向を見ると、この勝者同士が来年1月4日の東京ドーム大会で対戦する可能性が高い。オカダ対ケニー、オカダ対後藤、丸藤対ケニー、丸藤対後藤。両国大会のセミとメインの結果によって、4通りのカードが考えられる。セミのケニー対後藤は、8月のG1クライマックス優勝決定戦の再戦となった。後藤にとっては願ってもないリベンジのチャンス。9月シリーズの後藤は絶好調だっただけに、ケニーは初のIWGPヘビー級王座挑戦に向けて最後にして最大の難関を乗り越える必要がある。 メインはこちらもG1の開幕戦で丸藤に敗れたオカダにとってリベンジのチャンス。オカダも他団体の選手に負けたまま、王者として東京ドームの花道を歩くわけにはいかない。一方の丸藤はプロレスリング・ノアの選手として初のIWGPヘビー級王者になるチャンスであり、G1で決勝に残れなかった悔しさもあり、オカダに連勝してベルトを巻くことで、個人として、ノアとして存在感を示したいところである。 その他のカードも11・5大阪大会や1・4東京ドーム大会に向けて、重要なカードがズラリと並んでいる。ひと足早く東京ドームに駒を進めるのは誰か? 両国決戦を見逃すな!(どら増田)<新日Times VOL.38>
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スポーツ 2016年10月09日 12時00分
2016年ドラフト情報「即戦力か、将来性?」 スカウトの眼力が試される難解の年(オリックス編)
直前まで1位候補が決まらないかもしれない。あくまでも10月上旬での情報だが、瀬戸山隆三球団本部長は福良淳一監督の「先発が試合を作ってくれたら、なんとかなる」の要望に応えるつもりだった。つまり、田中正義(創価大/右投右打)の指名である。しかし、夏の甲子園大会後と9月の両スカウト会議で寺島成輝(履正社/左投左打)を推す声が強くなり、「田中正義(創価大)か、大阪出身の好左腕か」で、二分されたという。 「寺島は一軍デビューまでにさほど時間が掛からないはず。『即戦力』の報告がされたから、田中か寺島かでモメ始めたんです」(関係者) 昨夏、甲子園を沸かせた小笠原慎之介(東海大相模−中日)も一軍戦力となった。チーム事情でプロ初勝利は遅れたが、「寺島を即戦力」と見た評価も間違っていない。 「2位、3位でも即戦力投手の指名にこだわる」(前出・同) 他球団はオリックスについてこんな見方もしている。 「吉田正尚(15年)、山崎福也(14年)、吉田一将(13年)と3年連続で1位指名の重複を避けてきました。12年、競合覚悟で藤浪晋太郎の指名に参加し、2回目の入札でも外れクジを引き、松葉貴大の指名となりました。オリックスは抽選のリスクを考えているのでしょう」(在京球団スカウト) 田中、寺島のどちらに決まるにせよ、重複は覚悟しなければならない。重複を避ける場合、もしくは「外れ1位候補」だが、オリックスは立正大の右腕・黒木優太(右投左打)を好評価しているという。黒木は「天性の先発投手」とも評されている。立ち上がりから9回のゲームセットまで150キロ近い真っ直ぐの速度が落ちない。「下半身が使い切れていない」との手厳しい評価も聞かれたが、大学で急成長した投手なので「伸びしろはある」とも解釈できる。 また、現在の一軍投手構成を見ると、左投手が少ない。先発には松葉、山田修義がいるが、「リリーバーは海田智行だけ」で臨む試合も多かった。寺島が強烈にプッシュされた理由はこのへんにもありそうだが、神奈川大の左腕・濱口遥大(左打)も浮上してきそうだ。濱口の実力は2年、3年時に大学日本代表に招集されたことで証明済み。身長173センチと小柄だが、真上から投げ下ろすフォームには力強さが感じられた。この振り下ろすフォームと同じ腕の振りでスローカーブ(チェンジアップ?)も投げてくる。 笠原祥太郎(新潟医療福祉大/左投左打)は、関甲新学生野球連盟の奪三振ショーを繰り広げてきた。140キロ台のストレートはもちろんだが、こちらもストレートと同じ腕の振りで変化球を投げ込んでくる。とくにスライダーがいい。「真横に曲がる」と言ったら大袈裟だが、鋭角に曲がる軌道はスタンドから見ていても分かった。このエグイ軌道で右打者の膝元を襲うわけだから、右バッターとも勝負できる左腕と言っていい。 高校ナンバー1左腕は高橋昂也(花咲徳栄/左打)だろうが、こちらも「重複」の可能性が高い。早川隆久(木更津総合/左投左打)もいるが、彼の周辺からは「進学」の話も出ている(10月6日時点)。夏の北北海道大会で20奪三振の新記録を達成した古谷優人(江陵高/左投左打)は速球派。「変化球がショボイ」なる厳しい意見もあったが、真っ直ぐの速い左腕は稀少だ。堀瑞輝(広島新庄高/左投左打)は肘が下がる独特のフォームに賛否両論だったが、夏の甲子園で早川と投げ合った際、「オレはこっちを推すね。テンポがいい」と堀を褒めるスカウトもいた。 「白鴎大・中塚駿太(右投右打)を熱心に追い掛けている」との情報も聞かれた。中塚は191センチで体重100?を越える巨漢。「スピードは田中正義以上」で、その巨漢から投げ下ろすわけだから、球質も重い。ただ、好不調が激しく、目立った成績は残していない。球質の重いタイプだからか、先のチーム関係者は「野茂の真っ直ぐを思い出した」とも話していた。高校生外野手の鈴木将平(静岡高/左投左打)も高く評価しているそうだ。広角に打ち分ける技術、守備範囲の広さもそうだが、チーム関係者は「走塁センスがいい」と話していた。こちらはイチローを重ねて見ているのだろうか。 オリックスは近年中に三軍制を取る。その前準備として「育成枠」を含め、大量指名となりそうだ。
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スポーツ 2016年10月08日 16時55分
2016年ドラフト情報「即戦力か、将来性?」 スカウトの眼力が試される難解の年(巨人編)
「即戦力投手が少ないと言われているようだけど、ウチはそうは見ていない」(関係者) その言葉からして、即戦力投手を補強すると見て間違いないだろう。 「夏の甲子園大会後のスカウト会議で、今年のドラフト戦略が決まりました。Aランクを付けた選手は全部で9人。うち7人が投手でした」 別の関係者もそう証言していた。そのなかでも『特A』の最高評価をしているのが、創価大・田中正義。また、巨人は北海道・東北地区担当スカウトだった大森剛氏(現:国際部課長)の子息が桜美林大学野球部に在籍していた関係で、右サイドに近いスリークオーターの佐々木千隼(右投右打)を早くからマークしていた。社会人・山岡泰輔(東京ガス/右投左打)は瀬戸内高時代から追い掛けており、この3投手から1位入札が選ばれるのではないだろうか。 「9月10日、堤辰佳GMが田中を直接視察しています。田中は右肩痛からの復帰マウンドでしたが、『大人の投球ができている』とコメントしていました」(ベテラン記者) また、先の8月スカウト会議で「Aランク」に繰り上がったのが、今井達也(作新学院・右投右打)だという。高校生投手では高橋昂也、寺島成輝、藤平尚真を高評価しているが、山下哲治スカウト部長が「素材的には申し分ナシ」と絶賛した投手もいる。つくば秀英の長井良太(右投右打)だ。長井は茨城県大会2回戦で散ったが、その時点で「プロ志望届を出す」と明言し、同校の森田健文監督はまだ31歳だが4人のプロ投手を輩出した“ピッチャー・メーカー”である(育成枠、大学・社会人経由も含む)。長井は投手に転向して、まだ2年だ。巨人は2位指名からのウェーバーでは10番目となる。他球団も長井を好評価していたが、状況次第では指名順位を繰り上げるかもしれない。 山下スカウト部長が称賛した“無名投手”がもう一人いる。独立リーグ・兵庫の山川和大(右投左打)を視察し、「投げっぷりがいい」と評している。山川の球歴はちょっと変わっている。芦屋学園から芦屋大学に進んだが、高校時代は軟式野球部で、同大学は連盟に加盟する硬式野球部がない。そのため、大学生のままで独立リーグ・兵庫に参加した。しかし、2年生のときにオリックス二軍との交流試合で好投し、各球団の関西地区担当スカウトを慌てさせた。どの球団も「大学在籍の独立リーグ投手は指名可能か?」と、NPB本部に問い合わせをしていたほどで(当時)、NPBが「独立リーグ所属でも大学在籍と見なす」と回答しなければ、2年前に指名されていたという。他球団スカウトの言葉を借りれば、「全身がバネ。躍動感がある」とのこと。巨人は本格派右腕が菅野だけなので、この山川を他球団以上に「欲しい!」と思っているのではないだろうか。 「山川は教職課程の授業を取っており、教育実習を11月に控えています。授業の準備で練習が不足し、調子を落としている」(球界関係者) 現場は阿部慎之助、村田修一がベテランとなったため、「打てる野手」の補強も求めている。俊足堅守の内野手を補強するとしたら、京田陽太(日大/右投左打)、吉川尚輝(中京学院大/右投左打)、石井一成(早大/右投左打)、右の強打者タイプの内野手ならば、大山悠輔(白鴎大)がいる。大山は主に三塁手だが、二遊間も守れる。坂本勇人、クルーズの二遊間コンビがスタメンから外れた場合、巨人は得点能力を落とす。守備に課題は残るが、社会人1年目から強豪・東芝の4番を任されてきた金子聖史(右投右打)にも一目置いているという。 投手陣の再整備、内野のレギュラー候補。巨人はドラフト指名に失敗すれば、世代交代で苦しむことになるだろう。
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スポーツ 2016年10月08日 14時00分
福原愛 台湾式ご奉仕の“奥義”に歓喜の叫び!
「ひさびさの明るく幸せな話題に、日本中をホッコリさせてくれましたね」 ワイドショー関係者がそう話すのは、リオ五輪で団体銅メダルを獲得した卓球日本代表の福原愛(27)の結婚のこと。お相手は、台湾人の卓球選手・江宏傑(27)。爽やかなイケメンで世界ランキングは47位。世界のトップ選手とは言えないが、リオ五輪にも出場を果たしており、 「キレイなフォームから打ち出されるパワードライブが持ち味。フェアで素直な卓球ですから、もう少しズルさが出てくれば、今後、ランクが上がってくる可能性は十分あるでしょう」(卓球専門誌記者) 台湾では国民的人気のスター選手で、芸能界からも熱い視線が注がれており、現役を退いても引く手あまたといわれている。 「台湾人男性は、非常に女性に優しいことでも知られていますからね。あのイケメンにお姫様扱いをされて、愛ちゃんはすっかりメロメロになってしまったのでしょう」(台湾事情に詳しい女性旅行記者) なんでも、台湾人男性の多くは、尽くし上手で連絡がとてもマメ。どんなことでも彼女に合わせ、愛情表現もストレート。日本人男性からすると、「そこまでやらなくても」ということを、ごく普通にやれるのが特徴だというのだ。 「男性が食事を取り分けてくれるし、焼肉を焼くのも男性の役目。魚の骨やエビの殻なども剥いで渡してくれるし、手が汚れればナプキンも取ってくれる。口元を拭いてくれる男性も多いんです」(同) また日本では、女性の長い買い物に積極的に付き合おうという男性は少ないが、台湾ではそれも当たり前。彼女が美容院でカットやパーマをしているときも、店内で待っているような男性も少なくないという。 「風呂上がりには、マッサージをしてくれる男性も多いといいます。当然、夜の方も完全ご奉仕型。それでいて性欲が強い。ハマってしまう日本人女性は、昔から多いんですよ」(同) ということは、愛ちゃんも歓喜の叫びを…。いつまでもお幸せに!
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スポーツ 2016年10月07日 14時00分
友成那智 メジャーリーグ侍「007」 MVP級の活躍が期待される「ダルビッシュ有」と上原浩治
メジャーリーグは10月2日にレギュラーシーズンが終了し、ポストシーズンゲーム(プレーオフ)に突入する。今季は日本人大リーガーが4人出場するが、それぞれの期待度はどれくらいあるのだろう?■ダルビッシュ有(レンジャーズ)活躍期待度:A レンジャーズはレギュラーシーズンをア・リーグの最高勝率で終える可能性が高い。バニスター監督はポストシーズン進出が早い段階で確実になったため、9月中旬にローテーションを組み換え、先発の2本柱であるコール・ハメルズ(左腕、今季14勝5敗、防御率3.42=数字はすべて9月21日時点)とダルビッシュ有(右腕、今季5勝5敗、防御率3.81)が地区シリーズの第1戦と第2戦に、万全の状態で先発できる体制を作った。 第3戦は8月末から好投が続く若い左腕マーチン・ペレス、第4戦はポストシーズンで活躍した実績があるコルビー・ルイス(ないしはホランド)が起用されると思われるが、第5戦は先の1、2戦で先発したハメルズとダルビッシュのうち、調子のいい方が起用されるだろう。 同監督が特に大きな期待を寄せているのがダルビッシュだ。なぜならハメルズがシーズン終盤、深刻なスランプに陥っているからだ(9月の月間防御率9.88)。 ダルビッシュもシーズン終盤はジェットコースターのように調子の波が大きい展開になっているが、万全の状態でマウンドに立った時のダルは速球、スライダーともキレがよく好投するケースが多い。 ベストのシナリオは、ダルビッシュが地区シリーズで2勝してチームをリーグ優勝シリーズに導き、このシリーズでもダルが2度先発して2勝し、チームのワールドシリーズ進出を実現するという展開だ。 ダルビッシュはトミージョン手術から復帰後、速球のスピードが2、3キロアップし、好調時はスライダー依存をやめて、150キロ台中盤の豪速球で押しまくるパワーピッチングを見せるようになった。地区シリーズ、リーグ優勝シリーズで対戦が予想される4チームのうち3チームは、まだパワーピッチャーに変身したダルと対戦していないので、変身したダルを打ちあぐねる可能性は大いにある。■前田健太(ドジャース)活躍期待度:B マエケンは先発3番手としてポストシーズンに臨むことになる。シーズン後半(7月15日以降)、マエケンは7勝3敗でコンスタントに白星を稼いでいるが、4回までは好投しても5回〜7回にかけて連打を浴びるケースが多く、投球内容は前半より悪くなっている。そのため地区シリーズでは先発で好投してもロバーツ監督は大事を取って5回終了時点で交代させるだろう。出来がイマイチの場合はもっと早い時点での交代もあり得る。そのため、マエケンは勝ち投手になるならないよりも、まずゲーム中盤の踏ん張りが重要になる。■上原浩治(レッドソックス)活躍期待度:A 上原は7月中旬、胸の筋肉を傷めDL入り。時間がかかることが多いPRP療法(多血小板血漿療法)による治療を受けていたため、今季中の復帰は絶望的と思われていたが、同療法が効いて回復がことのほか早く、9月上旬に復帰が叶った。 復帰後は伝家の宝刀スプリッターの制球が安定し好投が続いている。そのため、セットアッパー陣が弱体というチーム事情もあり、ポストシーズンでは8回担当の守護神として出番が多くなりそうだ。'13年のリーグ優勝シリーズではMVPになった実績もあるので、地元ボストンでは「コージ」への期待が高まっている。■田澤純一(レッドソックス)活躍期待度:B 田澤は8月に入って一発や四球から失点するケースが多くなり、8月18日に滅多打ちにあったのを機にセットアッパー(勝ちパターンのリリーフ)からミドルリリーフ(負けパターン、点差が開いた場面のリリーフ)に降格となった。そのため、ポストシーズンゲームのメンバーに入れない可能性が出ていたが、9月中旬に復調し何とかメンバー入りはできそうだ。しかし今季は、走者が塁にいる場面で火消し役に起用されると、やたらに打たれるケースが多く、ファレル監督の信用を失っている。'13年のポストシーズンのように、味方がピンチになるたびに田澤が呼ばれるようなことはないだろう。■川崎宗則(カブス)メンバー外 カブスはワールドシリーズ優勝の本命と見なされているが、川崎がカブスのポストシーズンゲームのメンバーに入る可能性はほとんどない。カブスは内野の陣容がメジャー1と言っていいレベルで、内野の控え1番手のハビエア・バエズが13本塁打50打点、2番手のラステラもトップレベルの出塁率をマークしている。川崎は内野の控えの3番手だが、ポストシーズンでメンバー入りできる内野の控えは2人までなので、バエズかラステラが故障しない限りチャンスはない。ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2016」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2016年10月06日 14時00分
横浜DeNA ラミレス監督続投裏に「ハマの番長」三浦コーチ入閣
ハマの番長・三浦大輔(42)が今シーズン限りでの引退を表明した。2014年からは兼任コーチとしてもチームを牽引してきたが、今春のキャンプは「投手三浦」よりも、「コーチ三浦」のほうに長く時間を割いていた。関係者は「やっぱり」と思いつつも、一抹の寂しさを感じていた。 「ラミちゃんの次は三浦かもしれませんね。三浦は投手陣だけでなくチーム全体に睨みが利くし、DeNAファン以外からも認知された看板選手ですから」(ベテラン記者) DeNAはこれと前後して、ラミレス監督(41)の続投を発表している。初のCS進出を決定させた功労者であり、「奇策で目立つことはしなかったが、堅実な采配」に徹したことで、「ひょっとしたら名将!?」の声もチーム内外から出ているという。そのラミレス監督のもとで、DeNAの次世代を託す準備も始まった。 「三浦は兼任コーチと言っても、投手起用や一、二軍の入れ替えについて意見を求められることはほとんどなかったはず。練習のお目付役でした」(同) 投手部門は篠原貴行、木塚敦志両コーチが仕切っている。また、ヘッドコーチは進藤達哉氏が務めているように、DeNAは旧ベイスターズOBを呼び戻す戦略を中畑時代から続けてきた。「将来的には旧ベイスターズOBが監督になって、優勝を」の目標もあるからで、番長三浦にもその一端を託そうというわけだ。 「木塚投手コーチがその部門に長けた専門家だとしたら、三浦は監督タイプ。どんなに負けが込んでいたときも一番に球場入りして必死に練習し、若手はその背中を見て『自分も』と思ってきました。多くを語らず、でも自身の立ち居振る舞いでチームを牽引できる人。ラミレス監督も認めており、『三浦入閣』をすでに了承しているとも聞いています」(球界関係者) また、三浦は自分自身を発信できる選手だった。ブログが好評なのは有名だが、『自撮り』の素質はプロ級とも言われており、「どうやって撮ったんですか?」と、テレビ取材を受けたこともあった。インターネット事業が中心のDeNAは観客増のため、積極的な経営展開を続けてきただけに、三浦の自己発信力は手放したくないと思っている。 「外で勉強させるのも悪くない。でも、三浦も芸能プロと契約しているので、退団させたらバラエティー番組に染まってしまう危険性がある」(同) 三浦にはFA宣言して残留した経緯があり、その“愛社精神”は旧横浜がDeNAに「忘れないでくれ」と継承させたという。大魔神・佐々木や谷繁前中日監督よりも三浦。ラミちゃんの参謀として番長はどんな睨みを利かせるのか。
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スポーツ 2016年10月05日 14時00分
阪神FA補強でクリーンナップを「元ドラゴンズ選手」に大改造
『異変』が起きたのは、9月18日だった。 同日、金本阪神は巨人との23回戦を雨で流した。雨天中止が通達されるなり、阪神ナインは室内練習場に移動し、軽く汗を流したのだが、外野手の福留孝介がファーストミットをつけて内野守備に入るなど、レギュラーポジションの大シャッフルを行ったのだ。 「今オフのFA市場は外野手の宝庫です。オリックスの糸井、日本ハムの陽、中日の平田と大島。金本監督は打線強化を補強課題としており、フロントも大砲を獲得するつもりで動いています。もしかしたら、同日のシャッフルは特定選手に向け、『ウチは獲るで』のメッセージだったのかもしれません」(トラ番記者) 糸井嘉男については「以前よりもメジャー志望にこだわらなくなった」との情報もある。しかし、背後にいる代理人は、かつて金子千尋に「国内FA宣言+ポスティング強要」の“合わせ技”を行使させた人物だ。 阪神は煮え湯を飲まされた経緯もあり、「回避する」と目されている。また、陽岱鋼は高山、板山の現有戦力とタイプが重なる。 つまり、狙うのは一発のある平田良介(28)、シェアな打撃と機動力を兼ね備えた大島洋平(30)のダブル獲得と見られている。 一方、今ドラフトでの補強はどうか。 3年前の東京六大学リーグ戦視察でのこと。故・中村勝広GMが一目惚れした右腕がいた。 当初の目的は有原航平(早大→日本ハム)の状態を把握することだったが、慶大の1年・加藤拓也を見て、「今すぐ連れて帰りたい」と大絶賛。ガッチリとした体格、重量感のある速球に「呉昇桓に似ている」として二重丸を付けたのだ。 以後、阪神の関東地区担当スカウトは加藤を追ったが、創価大・田中正義などの出現でトーンダウンしてしまった。 「今ドラフトは即戦力投手が少ない。田中に指名が集中するのは必至で、大学1年生でクローザーを務め、現在は慶大の大黒柱となった加藤の名前が再びクローズアップされました」(同) ストーブリーグの金本阪神は補強もドラフトも、フロント主導で行われそうだ。 「CS進出がダメになった時点で金本監督だけに任せておけないとなり、『育成もけっこうだが、外部補強もやる』に方向転換されました。外国人選手も獲りますが、リリーフ陣の強化も課題としており、社会人、地方大学の投手を大量指名し、最初からリリーフで使う戦略です」(同) 補強に重点を置けば、若手の出場機会は激減するが、 「3番大島、4番福留、5番平田の“ドラゴンズ打線”に超変革するでしょう」(前出・トラ番記者) これぞ阪神ドラゴンズ。
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スポーツ 2016年10月05日 12時14分
森繁和監督代行の形式昇格に秘められた中日の近未来像
中日ドラゴンズが森繁和監督代行(61)の昇格を発表した(9月29日)。候補者とされた小笠原道大二軍監督(42)は来季もファームの指揮を執ることになった。その森新監督が会見で放ったコメントが意味シンである。 「監督が代わる度にコーチが代わるようではダメ。先々を見ないと同じことの繰り返し。次の監督になるヤツを育てるということが今までの中日にはまったくなかった。これから誰をコーチに入れていくか、ガッツともそういう話はしている」 ガッツとは、小笠原二軍監督のこと。コメントの内容からして、森新監督は自らを「次の若い監督への繋ぎ役」と言いたかったのだろうが、「小笠原二軍監督と話をしていく」ということは、「森−小笠原の継承」が前提とされているのだろう。 「中日は変わらないということ。落合GM(博満=62)が仕切る体制のまま、今後もチーム編成が進められていくのでしょう」(ベテラン記者) 谷繁元信監督が成績不振で休養となった際、「チームの戦力補強を託された者」として、落合GMの引責論も唱えられた。中日グループには“落合アレルギー”を持つ要人も少なくないとされ、「落合GMの影響下にない者が新監督に選ばれるのでは」との見方もされていたが、実際はそうではなかった。 また、森新監督と落合GMの信頼関係は説明するまでもないだろう。 「落合体制をこのまま押し通すのかどうか。反対派を鎮めるためにGM制をやめて、落合氏の肩書を編成部長に変えるなどの折衷案も考えられるが…」(前出・同) 落合−森体制が再構築されたことで、気になるのは、ベテラン選手たちの処遇だ。球団は岩瀬仁紀投手(41)、荒木雅博内野手(39)、森野将彦内野手(38)と来季も契約を結ぶ旨を発表しているが、こんな見方もされている。 「岩瀬たちの処遇については落合GM以外の球団首脳陣から出た情報なので、もう一度話し合うことになると思う」(前出・同) 「最終決定ではない」と見る声に対し、反対の意見もある。 「谷繁前監督の休養が発表されたのが8月12日、岩瀬たちの処遇について球団が彼らと話し合いの場を設けたのは、同月末。谷繁前監督を休養させた時点で中日は来季に向けて動いていたし、選手人事は落合GMに決定権がある。落合GMにこれまでのような独断決定権がないとしても、チーム功労者である彼らに花道を用意してやりたいと思う球団スタッフはたくさんいます」(球界関係者) 荒木はこの時点で、通算2000安打まで残り44本だった。記録達成までサポートした直近の前例もあるだけに無下な対応はしないだろう。 また、ベテランたちの処遇のカギを握るとされるのが、落合GMの後ろ楯でもある白井文吾オーナー(88)だ。同オーナーは国内FA権を取得した大島洋平(30)、平田良介(28)の両外野手の慰留について、一部メディアの質問を受け、「宣言残留を認める」と話していた。「宣言残留」とはFA権を行使し、他球団と交渉したうえでチームに残ることを許すというものだが、過去、中日はほとんどのFA選手にそれを許していない。「だったら、出て行け」の発想であり、それを認めるとするオーナー発言は「大島、平田を必要な戦力」と見ているのだろう。しかし、その発言が出た4日後の9月20日だった。白井オーナーは来季以降のチーム編成について、「目利きに期待する」とニュアンスを変えている。「目利き」とは、落合GMのことである。 どの選手を残し、また、どんな選手を獲るのか、全ては落合GM次第ということか…。谷繁前監督の途中休養からの混乱を指して、中日はGM制をやめるとの見方も聞かれた。落合氏は肩書こそ変わるかもしれないが、今後も中日球団に大きな影響をもたらしていくようだ。
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スポーツ 2016年10月04日 14時00分
本誌独占入手! 落合GMが「江川中日」に失敗したお家騒動舞台裏
1997年以来の最下位が確定した中日が、抜本的なチーム改革に乗り出す。8月9日に早々と谷繁元信監督の“事実上の解任”となる休養を発表。以降、今シーズンは森繁和ヘッドコーチが監督代行を務めてきたが、その後も浮上することなく、19シーズンぶりの6位に沈没。その一方で、昨季より1日早い70試合目でホーム観客200万人(計202万313人)を突破していた。 「白井文吾オーナー(88)は落合博満GM(62)の減益増収の手腕に信頼を寄せていますが、ファンの感情はまるで違う。喧嘩両成敗じゃないが、球団が谷繁監督の解任を決めた時点で、落合GMの責任を求める声が渦巻いていました。そんな状況下で、次期政権は監督として4度リーグ優勝を果たし、GMとして選手年俸を大幅に削減し球団赤字の解消に貢献した“オレ流改革”を突き進めるのか、それとも抜本的な方向転換を図るのか。前者なら森監督代行の続投か小笠原道大二軍監督(42)の昇格。後者なら山本昌氏(51)、立浪和義氏(47)、山崎武司氏(47)ら、中日OBへの先祖返りです」(中日担当記者) 西山和夫球団代表は9月23日、新チーム体制について「10月3日の宮崎フェニックスリーグ開幕までに新しいスタートを切らないといけない」と発言。今季最終戦となる28日の巨人戦後に、新監督を発表したい意向を示していた。しかし、すでに白井オーナー、佐々木崇夫球団社長、西山球団代表で最終的な話し合いがもたれており、小笠原の昇格でほぼ固まっていたという。 昨季限りで現役を引退した小笠原は、就任1年目にして過去4年で最下位3度、4位1度だったファームを、ウエスタン・リーグでソフトバンクと首位争いするほどの2位に押し上げた。コーチ陣とのコミュニケーションも円滑で指導も熱心。選手の信頼も厚い。オーナーも高く評価しているものの、残る問題が落合GMとの関係だけだった。 スポーツ紙などの報道によると、日本ハム時代から師弟関係にある落合氏と小笠原の関係は良好だという。その後、巨人で戦力外扱いとなっていた小笠原を中日に呼び寄せ「再生」させたのも落合氏。今回の監督選考では、落合氏が小笠原を強くプッシュし、院政を敷こうとしているとの見方が一般的だったが…。 「とんでもない。落合GMの本音は、腹心の森氏の正式監督就任。だから新監督発表に時間がかかっていたのです。9月12日に行われたオーナー会議で白井オーナーは『(次期監督問題は)進んでいない。ペナントレースが終わってからだ』と困惑した表情で話していたのも、そのためです」 このように話す野球解説者によれば、実はこの半月余りで中日の監督問題はチーム内外の混乱も加わり、二転、三転したという。 最大の要因は、辻発彦作戦守備コーチの中日退団が不可避になったことにある。落合ファミリーで森氏の信頼も厚かった辻氏に西武監督の話が舞い込み、落合GMは『森次期政権構想』の見直しを迫られたのだ。 「来季は中日で“森監督-辻ヘッド”だったのが、一転して西武で“辻監督-森ヘッド”となる可能性が出てきた。森氏は元々、西武にドラフト1位入団した生え抜き投手で、古巣復帰に問題はない。中日の落合体制崩壊を察知し、2人そろって緊急脱出という情報もある」(スポーツ紙デスク) これを受けて球団は小笠原監督に舵を切ったのだが、今度は生え抜きのOB連が反発。42歳の小笠原の監督誕生となれば、年齢的に上となる山本昌、立浪、山崎3氏の出番は遠のくし、生涯順番が回ってこない可能性もある。彼らが密かに望んでいたのは、「森氏のワンポイント監督」であり、「3人への監督禅譲」だ。 それを受けて落合氏が考え出したウルトラCが、江川卓氏(61)の監督案だった。この情報を流すことで、宙に浮いた3氏を味方につけたのだという。 「落合氏と江川氏は現役時代から交流があり、『互いが天才』と認める仲です。江川氏も、巨人の次期監督は松井秀喜氏で決まっているし、ワンポイント登板があったとしても、DeNAでの実績が評価されている中畑清氏の次という扱い。つまり巨人監督の目が消えたことで、落合氏の打診に乗り気だったのです。江川氏と関係が良好な川相昌弘巨人三軍監督も中日に呼び寄せる。さらに入閣候補として江川人脈から元木大介氏、達川光男氏、袴田英利氏の名前も飛び交っており、中日新聞社会部が身体検査の調査を始めた、という話でした」(落合氏と親しいマスコミ関係者) だが、時すでに遅し。小笠原の監督昇格に待ったをかけるには至らず、“安普請”を目指す球団の意図が叶ったかたちだ。 ただし、組閣人事で金がかかる今オフのFA補強は見送り、平田良介、大島洋平外野手のFA移籍は容認。「弱い」、「給料が安い」、「すぐクビになる」と、昨今の中日はドラフト選手にとにかく不人気。新監督が、就任要請をためらう可能性もあるが…。 来年1月に契約が切れる落合GMがこのまま引き下がるとは思えず、監督発表後でも、騒動はまだひと山もふた山もありそうだ。
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