スポーツ
-
スポーツ 2016年07月29日 12時24分
良好関係に亀裂? 選手会とNPBを引き裂いたコリジョンルールと日程問題
NPBとプロ野球労組・選手会の今後が懸念されている。しかし、本当の“労使交渉”の焦点は1つではないようだ。 「オールスター戦から『コリジョンルール』の見直しがされました。シーズン途中での見直しに選手会は反発し、NPB側は理解を求める説明にけっこうな時間を要しました」(ベテラン記者) いまさらだが、コリジョンルールは本塁上での衝突事故を防ぐために導入されたもの。守備者は走路を防いではならないとあるが、ペナントレース前半で判定が「セーフ」に覆ったプレーは4件。その“セリーグ第一号”の餌食にされた阪神・金本知憲監督(48)は球団を介して抗議書を送っており、どのチームも同ルールの導入を歓迎しているようには見えなかった。それでも、選手会がゴネた理由は「シーズン途中での変更は現場を混乱させる」とのこと。説明にあたったNPB側は「ルール変更ではなく、運用基準を見直すだけ」と伝えたが、選手会側は納得していない。 「コリジョンルール導入を強く訴えたのも選手会なんです。昨季まで阪神に在籍していたマートンにタックルされ、病院送りにされた選手もいましたかね。1年早く同ルールを導入したメジャーリーグでも最初は混乱していました」(前出・同) 選手会が噛み付いたのは、コリジョンルールのことだけではなかった。 「来季の開幕戦の日程を巡って、NPBは再度選手会を説得することになりました」(球界関係者) 来季の開幕戦はセ、パともに3月31日となる。しかし、その前に重要イベントが控えている。第4回WBC大会だ。選手会側は同大会とペナントレース開幕日が「近すぎる」とし、4月7日開幕を訴えた。 「3月31日開幕」は発表されているので、決定事項なのだが、こんな声も聞かれた。 「WBCの前回大会前、選手会は『出ない』とギリギリまでゴネていました。コリジョンルール、日程の件で選手会は労使交渉2連敗です。このまま引き下がるとはと思えません」(プロ野球解説者) コミッショナーが熊崎勝彦氏に代わって以来、NPBと選手会は良好な関係を築いてきた。NPB側は交渉を押し切ったものの、関係亀裂を懸念している。 「熊崎コミッショナーは評判が良い。過去のコミッショナーと違い、ほぼ毎日事務局に来て、書類に目を通し、担当職員とも打ち合わせをし、球団、選手会、取引先との相談事にも自ら加わっています。その熱心さに当初、氏のコミッショナー就任に反対だったパ・リーグも考えを改め、選手会とも良好な関係を築くことができました。コリジョンルール、日程問題など、話し合いだから、意見衝突があって当然ですが、今の熊崎体制を壊したくないという思いもあるようです」(前出・関係者) コリジョンルールの運用基準については見解の違いをなくすため、再度の話し合いが行われる予定。日程問題でこじれ、第4回WBC大会を戦う侍ジャパンの士気に影響するようなことがなければいいのだが…。
-
スポーツ 2016年07月28日 14時00分
マリーンズ身売り!? 創業者の長女逮捕でロッテ財閥解体危機
日本では「お口の恋人」として子供の頃から親しみがあり、お隣の韓国では5位の巨大財閥であるロッテが、創業以来最大の危機に瀕している。 「創業者の重光武雄(韓国名・辛格浩)氏の長男・重光宏之(韓国名・辛東主)氏が日本法人、次男の重光昭夫(韓国名・辛東彬)氏が韓国法人の経営を任され、お互い不可侵を守ってきた。しかし、昨年末に長男の宏之氏がグループ3社の取締役を解任され、今年1月にはグループ持ち株会社ロッテHDの副会長の座からも外されたことをきっかけに、父親をも巻き込んでの兄弟ゲンカへと発展したのです」(経済ライター) そして今回、その“内輪もめ”さえ吹っ飛ぶ事件が勃発。武雄氏の長女(兄弟2人の異母姉)で、ロッテ奨学財団理事長の辛英子容疑者(73)が、背任収財や横領の疑いで韓国検察に逮捕されたのである。ロッテ免税店への出店の便宜を図る見返りに、日本円で約3億円の裏金を受け取ったという容疑だ。 日韓のロッテグループ売上高('13年度)の比率は、日本が4000億円で、韓国は4兆9000億円と差は大きいが、日本のロッテグループの利益率は高い。実はその中で目立っているのがプロ野球球団、千葉ロッテマリーンズの赤字だ。 「創業者の武雄氏は野球好きで知られ、日本では千葉ロッテ、韓国ではロッテジャイアンツと二つのプロチームを所有している。ところが、マリーンズの累積赤字は27億円ともいわれ、'10年に西村徳文監督が率いてリーグ3位からCSを勝ち上がって日本一になった“下剋上優勝”のときでさえ、20億円近い赤字だったといいます。実際、これまで何度も身売りが取り沙汰されてきましたが、武雄氏が首を縦に振りませんでした。だが、今回の騒動でマリーンズをこよなく愛する武雄氏が完全に経営から外れることになった。韓国検察はロッテ財閥の解体を狙っているとされ、そうでなくても球団が身売りされる可能性が現実味を帯びてきました」(同) かつて「ジプシー・ロッテ」と揶揄された不遇時代に逆戻りしてしまうのか…。ファンの心配は尽きない。
-
スポーツ 2016年07月27日 14時00分
広島・黒田200勝達成で加速する「8月V」へ緒方マジック(2)
一般論として、球宴の監督推薦枠は、前年優勝チームの指揮官が独断で決めるものではない。相手球団の指揮官とも相談し、球団、選手の負担にならないよう、事前に意見交換するのだ。緒方監督はセ・リーグを指揮するヤクルト・真中満監督に「球宴2日前の7月13日が黒田の登板日である旨」を伝え、候補メンバーから外させたという。 「黒田を見たいと思うファンも多かった。でも、昨年の球宴登板が黒田の肉体的負担になったことも事実です。『監督推薦から外してくれ』とは言わず、登板予定日を伝えることで、そう仕向けたんです」(同) 指揮官2年目で、緒方監督もしたたかになっていた。 「黒田は自分が主役になるのはイヤみたいです。あくまでもチームに尽くす考えで、早く200勝を達成し、マスコミの喧騒を終わらせたいと思っています」(前出・スポーツ紙記者) 前半戦好調の要因は、『打線爆発』と『黒田効果』。黒田の速球に往年のスピードはないが、駆け引きでは凄味を増している。内外角に変化球を投げ分ける投球術が、広島が苦手とした交流戦の戦い方も変えた。 「セ・リーグの打者は変化球を捉える傾向が強く、パ・リーグの打者は外角球を踏み込んでフルスイングするイメージです。内角に変化球を投げ込む黒田の投球術に捕手の石原慶幸が覚醒し、若手投手にもどんどん内角球を要求していました。これが交流戦を勝ち越し、独走の足場固めに繋がりました」(スポーツライター・飯山満氏) 緒方監督は打線に“つなぐ意識”も徹底させた。 「レフト方向への安打が多かった菊池涼介ですが、今年は安打の半分以上が右方向です」(飯山氏) ちなみに1番・田中広輔の出塁率は3割8分4厘。2番・菊池の右方向へ打球が飛ぶ割合は、52.3%。3番・丸佳浩の打点はチーム2位の56。一発のあるエルドレッド、安打数の多いルナ、そしてチームトップの打点を稼ぐ新井と続く打線を、緒方監督は構築した(前半戦終了時点)。田中、菊池、丸の3人が活躍できる打線編成は、緒方監督のお手柄と言っていい。 「黒田はエース。主力の姿を、自身の背中で後輩たちに伝えようとしています。200勝達成時は派手なガッツポーズは取らないでしょうが、優勝と同じくらい、チームは盛り上がるはず」(前出・球界関係者) 2位巨人以下の勝率は、5割を切っている。黒田が後半戦の斬り込み隊長となれば、8月中の胴上げも見えてくる。メークドラマのリベンジ、25年ぶりのリーグ優勝('91年)は、男気・黒田の力投によって果たされる。
-
-
スポーツ 2016年07月27日 11時30分
契約満了の優良助っ人の気になる去就
セ・リーグは広島が混戦状態を完全に抜け出し、マジックナンバー点灯も時間の問題となった(7月24日時点)。パ・リーグも北海道日本ハムが追撃しているが、福岡ソフトバンクの牙城は切り崩せそうにない。その影響だろう。水面下で『来季の補強』を検討し始めたチームも出始めた。 「今オフは外国人選手の動きが活発になるかもしれない」(球界関係者) 日本通算6年目、シーズン60本塁打の日本記録を樹立したヤクルト・バレンティンと、阪神の投打の主軸、メッセンジャーとゴメスが今季で契約を満了する。チーム内での評価、置かれた立場等から、「動く=他球団移籍」と見る関係者は少なくない。 「バレンティンに2013年の力はもうないよ」(プロ野球解説者) 60本塁打を放った2013年と比較すれば、衰えは否定できない。近年では速球派投手に差し込まれ、凡フライを上げるシーンも目立つ。しかし、打率2割9分台で、本塁打17はリーグ4位。打点61の数値から「まだまだチャンスには強い」とも評価する者もいた。ヤクルトは日本人野手が順調に成長しており、「バレンティンの残留は執着しない」との見方がされている。 「年俸3億6000万円(推定)。この年俸なら、少なくともフルシーズン出てもらわないと…」(前出・同) 高額年俸がネックとなりそうだ。クリーンアップではなく、その脇を固めるポジショニングでと外国人選手の補強を考えているチームならば、バレンティンは魅力的な選手というわけだ。 メッセンジャー、ゴメスの去就も気になる。 「メッセンジャーは『エース』の自負が強く、開幕投手の座を藤浪と争うなど、チームに対する愛着も強い。但し、残留となれば、現在の3億円(推定)以上を求めてくるでしょう。阪神が3億円以上を出すかどうかが分かれ目になる」(前出・関係者) “他球団移籍”の可能性がもっとも高いのは、ゴメスだろう。ゴメスはスタメン落ちや代打を送られる屈辱を味わった。理由は自身の不振とはいえ、元メジャーリーガーのプライドを考えれば、この先、モチベーションが上がるとは思えない。 「阪神の渉外担当は中南米系の選手獲得がスムーズにいくよう、定期的に現地入りしているそうです。中南米系選手の獲得ルートができたのは、ここ2、3年かな。今年1月からシーズン序盤に球団上層部も現地関係者に会うなどし、関係強化に努めていました」(同) このとき、球団上層部が現地入りしたのは「将来のためのパイプ作り」だろう。だが、ゴメス、メッセンジャーの慰留に失敗した際のことも念頭にあったはずだ。 今季、外国人選手に泣かされたチームがいくつかある。巨人のギャレットは守備難で、DeNAはクリーンアップを予定していたロマックが機能しなかった。 「ゴメスは一塁しか守れないし、バレンティンも守備は決して巧くない。DH制のパ・リーグ球団が獲得に動くかもしれない。2割7分台、本塁打20本台でいいという計算なら、両選手とも確実に計算できます」 近年のプロ野球では、他球団が解雇した外国人選手を獲得する傾向もある。爆発的な活躍はないが、確実に計算できるからだ。来季の補強策として、ゴメス、バレンティンの周辺調査が始まった。
-
スポーツ 2016年07月26日 14時00分
広島・黒田200勝達成で加速する「8月V」へ緒方マジック(1)
メークドラマの引き立て役にされた屈辱を晴らす−。前半戦を首位で折り返した緒方カープは「黒田の200勝達成」で、8月優勝を目指して猛進撃だ。 「'96年、最大11.5ゲーム差もあったのに、広島は当時の長嶋巨人にひっくり返され、『メークドラマ』の引き立て役にされてしまいました。当時のことを体験した選手はいませんが、緒方孝市監督(47)や一部コーチはまだ覚えています。新井貴浩も'08年に、阪神で『メークレジェンド』の引き立て役にされた悔しさは忘れていません」(地元メディア陣の1人) 広島版メークドラマが始まった。今シーズン前半戦の牽引役が2000本安打を達成した新井だとすれば、勝負どころの後半戦、チームのまとめ役となるのは、男・黒田博樹(40)である。 「新井が2000本安打を達成する直前、チームは『1日でも早く』と盛り上がっていました。黒田はチーム内に強い影響力を持ったエースです。その男が節目の200勝を達成するとなれば、チームはさらに活気づくはず」(同) 今の広島に対し、「好調過ぎる。一度はつまずくのでは?」と懸念する声もないわけではない。だが「神ってる」とも称される広島について、優勝を確証するデータも出てきた。 プロ野球の過去の歴史を振り返ると、2位に10ゲーム以上引き離して首位ターンしたチームの出現は'03年の阪神以来、9年ぶり。今季の広島は9チーム目となるが、過去8チームはすべて優勝している(メークドラマ時は10ゲーム以内)。 また、7月13日の前半戦最終ゲームでのことだ。同日は黒田が200勝達成に挑戦した2度目の試合でもあった。ここで黒田が勝っていたら、2位巨人とのゲーム差は「12」に広がっていた。メークドラマが「11.5」だったわけだから、2位ヨシノブ巨人にとってそれ以上の過酷な数字、事実上の終戦となっていた。 「黒田の200勝をかけた挑戦ですが、本人はあまりこだわっていないようです。でも、広島打線は逆に緊張してた」(スポーツ紙記者) この現象は、優勝候補の筆頭に挙げられながら、実力を発揮できなかった昨季と同じだ。しかし、今季は違う。緒方監督はしたたかな一手をすでに打っていた。 「広島からオールスター戦に選ばれたのは7人。投手では野村祐輔と中崎翔太の2人だけ。黒田も選ばれて当然でしたが、緒方監督が巧く交渉したようです」(球界関係者)
-
-
スポーツ 2016年07月26日 11時23分
暗黒時代突入? 金本監督の「鳥谷スタメン落ち」が遅れた真相
7月24日、虎のキャプテン・鳥谷敬(35)がスタメンから消えた。連続フルイニング出場の記録は、667でストップした。今季は攻守ともに絶不調であり、金本知憲監督(48)の決断を批難する声は聞かれなかった。しかし、後半戦の舵取りはさらに難しくなってしまったようだ。 虎の後半戦は連敗スタート。本拠地・甲子園で対巨人3連戦を全敗し、次の広島3連戦でも連敗。広島との2戦目となる7月23日には黒田博樹(41)の日米通算200勝目を献上してしまった。 「打撃好調だった西岡剛を怪我で失い、今の阪神には『軸』になる選手がいません。鳥谷とゴメスの打撃不振は完全な計算外、藤浪が勝てないのも痛い」(プロ野球解説者) 後半戦のスタートとなる巨人3連戦を終えた時点で、「甲子園での対巨人戦勝ち星ナシ」。これは、1990年と同じだ。データ上、万年最下位候補だった『暗黒時代』と重なってしまったのだ。 こんなことがあった。関西系メディアが阪神OBによる金本知憲監督(48)へのインタビューを試みた。その際、インタビュアのOBは「わりとニコニコしてるな。もっとイライラしてると思っていた」と切り出すと、金本監督は、 「イライラしてるよ。試合中は!」 と返した。本心だろう。チーム再建の超変革はまだ始まったばかりであり、時間が掛かるということを金本監督も痛感しているのではないだろうか。 主砲・ゴメスをスタメンから外した後、金本監督は捕手・原口文仁(24)の一塁守備をテストしている。原口を将来の大砲候補として育てていくのか、「打てる捕手」として鍛えていくのか、迷っているのだろう。 金本監督のいちばんの悩み、迷いは鳥谷の処遇だった。関係者によれば、金本監督はコーチスタッフに「鳥谷のスタメン外し」を何度も相談していたそうだ。 「鳥谷は攻守ともに絶不調で、『鳥谷は体調が悪いのではないか?』『今後も守備負担の大きいショートで起用し続けていいのか?』などを口にしていました。球宴前までは、安心してショートを託せる代わりの選手がいないとし、鳥谷を使い続けたんですが」(関係者) 新遊撃手として、名前が上がった選手も何人かいたそうだ。北條史也(21)の名前が真っ先に出て、次に大和(28)。今は二軍だが、植田海(20)の名前も出たそうだ。しかし、ショートは重要ポジションであり、いくら不振でも、鳥谷が外されたとなれば、チーム全体が動揺する。金本監督はその連鎖反応を恐れたという。 「試合前、早出練習を毎日しているのが鳥谷です。その鳥谷の背中を見て、若手がマジメに練習しているのも事実であって、鳥谷を使い続けた金本采配も間違っていなかったと思います」(前出・関係者) 鳥谷を外した7月24日の試合後、何人かの阪神首脳陣は、代わりにショートを守った大和の「守備センス」を口にしていた。 「鳥谷が海外FA権を行使した14年オフ、当時の指揮官だった和田監督が真っ先に後継遊撃手に指名したのも大和でした。真弓明信氏が監督を退いた11年オフ、『サード・鳥谷、ショート・大和』のコンバート案も出ていました」(プロ野球解説者) 「試合中、イライラしている」という金本監督の言葉は、「我慢して使っている」の意味にも聞こえる。若手を使うということは、ベテランと主力が安定した力を発揮していることが大前提となる。鳥谷、ゴメス、藤浪、そして結果を出しても長続きしない若手…。超変革が達成できるかどうか、まずは鳥谷が不振から脱することではないだろうか。
-
スポーツ 2016年07月25日 14時00分
プロレス解体新書 ROUND11 〈“選ばれし神の子”の試練〉 中邑真輔vsダニエル・グレイシー
今春、新日本プロレスから米WWEへと活動の場を移した中邑真輔。デビュー当初の格闘スタイルから変貌し、「イヤァオ!」と叫びながら体をクネらせる独自のファイトが、いまや米マット界でも認められつつある。 新日入団当初から大きな期待を寄せられた中邑だが、果たしてそれは当人の望むものだったのか…。中学の頃からプロレスラーに憧れていたが、周囲の勧めもあって青山学院大学に進学。中邑は同大レスリング部の主将まで務めた。 ようやく新日入門となったのは2002年。しかし、当時のプロレス界、中でも新日は総合格闘技という荒波に飲み込まれようとしていた。 PRIDEに参戦した藤田和之を筆頭に、永田裕志、安田忠夫、石澤常光(ケンドー・カシン)、小原道由らが相次いで総合格闘技のマットに挑戦。その当初には、藤田が“霊長類最強”とうたわれたマーク・ケアーに勝利し、'01年の大みそかには安田もジェロム・レ・バンナに涙の勝ち名乗りを上げる金星もあったが、一方で同年には藤田と永田がミルコ・クロコップに連敗するなど、格闘技路線における新日の先行きは決して明るいものではなかった。 そこに入門してきたのが中邑である。レスリングの実績があり、さらには和術慧舟會で総合の練習もしていた。加えて、体格に恵まれマスクもいいとあっては、新日関係者が色めき立つのも当然だった。 デビュー戦は'02年8月、藤田和之プロデュースと銘打たれた新日の日本武道館大会。相手に選ばれたのは元IWGP王者で、当時は魔界倶楽部のリーダー格だった安田。試合順は休憩明けの第7試合という破格の扱いだった。 いざ試合となっても素早いタックルからマウントを奪い、安田の巨体をジャーマン・スープレックスで投げ捨てるなど見せ場はたっぷり。結果、安田のフロントチョークで敗れたとはいえ、今後の飛躍を大いに期待させるパフォーマンスを披露してみせた。 これにより中邑には“選ばれし神の子”というキャッチフレーズが与えられた。 「この頃の新日で“神”といえば、もちろん創業者であるアントニオ猪木のこと。つまり、猪木に選ばれた中邑が、当時、猪木が執心していた格闘技路線に進むことを意味していました」(プロレスライター) だが、幼い頃から祖母に抱かれてテレビのプロレス中継に親しみ、プロレスゲームに熱中してきたという中邑にとって、格闘技路線は本来の望む姿とは別物だった。 「新日入団前のファンの時代には、『誰かプロレスラーが格闘家に落とし前をつけてくれ』との思いを抱いていたそうで、それを自身が担うことにも矛盾はなかったでしょう。それでもプロレスラーとしての修行もそこそこに、格闘技路線へ進むことへの違和感は少なからずあったのでは…」(同) しかし、そんな中邑の本音から離れて事態は進んでいく。デビュー戦を終えると間もなく米国の新日LA道場へ飛び、総合格闘技のトレーニングを積むことになった。 そうして迎えた同年の大みそか『INOKI BOM-BA-YE2002』において、中邑のデビュー第2戦が行われた。 人気急上昇中のボブ・サップvs高山善廣をメーンとし、藤田vsミルコのリベンジマッチ、吉田秀彦vs佐竹雅昭の柔道と空手対決などがラインナップされる中、中邑はヘンゾ・グレイシーの従弟にして弟子のダニエル・グレイシーに挑むことになった。 ところが、周囲の期待も空しく、試合はダニエルの完封といっていい内容に終わった。左のリードブローからタックルに入ったものの、中邑はそこからの攻め手を欠いた。 途中で眉尻をカットする不運もあったが、終始、グラウンドで主導権を握るダニエルに対し、中邑は反撃らしい反撃もできず、最後は見え見えの腕十字狙いからしっかりと極められて、2Rタップアウトとなったのだった。 「ダニエルもそれまでプロとしては、ノアの杉浦貴に勝ったのみで、中邑と同じくデビュー2戦目でしたが、長きにわたり柔術を学んできた経験値が違う。付け焼刃の特訓でかなう相手ではありませんでした」(格闘技記者) その後も中邑は、アレクセイ・イグナショフとの無効試合をめぐるいざこざなどがあり、格闘技戦において目覚ましい結果を残すことはなかった。 「中邑がいい意味で開き直ったのは'03年の大阪ドーム大会。新日マットに格闘色を求める猪木に反旗を翻し、リング上で鉄拳制裁された一件からです。これ以降、猪木の呪縛から解き放たれたのではないでしょうか」(前出・プロレスライター) '04年、IWGP王者のボブ・サップに挑戦表明した際、中邑は「K-1とかPRIDEとかよく分かんねえけど、一番スゲエのはプロレスなんだよ」と言い放ったが、その言葉通り格闘技のイメージを離れて、純プロレスラーとしてスター街道を歩み始めることになる。
-
スポーツ 2016年07月24日 12時00分
ライガー「これが『J-CUP』だ!」Jr.オールスター『SUPER J-CUP』開幕!
プロレスジュニアヘビー級選手16人(8団体と鈴木軍)参加によるオールスター戦『SUPER J-CUP 2016』が20日後楽園ホールで幕を開けた。準々決勝、準決勝、決勝戦は8月21日に有明コロシアムで行われる。 「『J-CUP』面白いじゃないか。新日本のファンも知らなかったと思う、Eita選手のこと。知ってても、今日の試合後のあのコール、あれが『J-CUP』だよ。拳王とやったグルクン、彼もそんなに新日本のファンに知名度があるわけじゃない。けど、試合が終わってみれば、“グルクン大合唱”だよ。これが、『J-CUP』なんだ。これが、『J-CUP』の意味するところなんだよ」 DRAGON GATEのEitaを破り、1回戦を突破した獣神サンダー・ライガーは、試合後バックステージに現れると『J-CUP』の存在意義について一気にまくし立てた。 プロレスジュニアヘビー級のオールスター戦『SUPER J-CUP』は1994年に「団体を背負っているヘビー級の選手にはできないオールスター戦を、ジュニアの選手ならできるんじゃないか?」とライガーが雑誌の企画で行われた他団体のジュニアヘビー級選手との対談で提唱したことがキッカケで実現。新日ジュニアの中心選手はもちろん、当時新日本と交流があったWARからは折原昌夫が選ばれていたが、怪我により外道が代打出場。また逆に新日本と交流がなかったFMWのリッキー・フジ、ハヤブサ、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケ、スペル・デルフィン、TAKAみちのく、SPWFの茂木正淑が参戦を果たしている。16人参加のワンナイトトーナメントで開催された第1回大会では、提唱者のライガーが準決勝でサスケに敗れるハプニングがあり、会場はサスケコールが大爆発。その模様がテレビ朝日系列『ワールドプロレスリング』で全国放送されたことにより、サスケとみちのくプロレスの名を全国区に押し上げた。 ライガーが語った「『J-CUP』の意味するところ」というのは、サスケをはじめとしたみちのく勢や、一回戦でライガーと対戦し、インパクトを残したハヤブサのような選手を生み出す力が『J-CUP』にはあるということだろう。 『SUPER J-CUP 2016』トーナメント1回戦 7・20後楽園ホール大会試合結果○マット・サイダル<ROH>(7分56秒 エア・サイダル→片エビ固め)●梶トマト<K-DOJO>○拳王<NOAH>(11分33秒 羅喉→体固め)●グルクンマスク<琉球ドラゴン>○タイチ<鈴木軍>(12分5秒 ラストライド→エビ固め)●青柳優馬<全日本>○獣神サンダー・ライガー<新日本>(9分12秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め)●Eita<DRAGON GATE>○ウィル・オスプレイ<CHAOS>(9分14秒 オスカッター→片エビ固め)●ティタン<CMLL>○金丸義信<鈴木軍>(10分25秒 タッチアウト→片エビ固め)●BUSHI<ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン>○田口隆祐<新日本>(14分56秒 どどんスズスロウン→片エビ固め)●原田大輔<NOAH>○KUSHIDA<新日本>(16分25秒 ミスティカ式ホバーボードロック)●石森太二<NOAH> 今回の『J-CUP』は新日ジュニアとノアジュニアで活躍している選手の強さが目立ち、普段、新日本またはノアのリングに上がっていない参加選手は一人も1回戦を突破できなかった。しかし冒頭のライガーの発言にもあるように、Eitaやグルクンマスク、梶トマトといった選手は『J-CUP』らしいインパクトを残したと言ってもいい。全日本の青柳優馬も恵まれた身体を活かして異彩を放っていた。 また新日本とノアの本隊ジュニア頂上決戦的な意味合いもあった、セミとメインの試合はどちらも手に汗を握る大熱戦で、試合中、何度も後楽園ホールが揺れた。ノア勢にとっては悔しい結果になってしまったが、田口に敗れた原田は「ノアと新日本のジュニアの闘いはまだ終わらない」と再戦を要求している。新しい闘いのキッカケになる可能性を秘めているのも『J-CUP』の魅力だ。 一回戦の結果を受けて8・21有明コロシアムで行われる準々決勝のカードが次のとおり決定した。▼ウィル・オスプレイ<CHAOS> 対 マット・サイダル<ROH>▼金丸義信<鈴木軍> 対 田口隆祐<新日本>▼獣神サンダー・ライガー<新日本> 対 タイチ<鈴木軍>▼KUSHIDA<新日本> 対 拳王<NOAH> IWGPジュニアヘビー級王者のKUSHIDAが本命であることには変わりないが、NOAHで唯一残った拳王の存在は非常に不気味。GHCジュニアヘビー級王者の金丸と田口のカードが発表されると、後楽園ホールからはどよめきが起こった。こちらも注目のカードだ。そして16年ぶり3回目の優勝を狙っているライガーは「別にこれが挑戦者決定戦とは思わないけど」と前置きをした上で、「優勝したらIWGPジュニアに挑戦したいと言ってもいいと思う」と優勝の先の目標を口にした。 ジュニア戦士たちには現在開催中の『G1』に負けない熱を『J-CUP』で見せつけてもらいたい。(どら増田)<新日Times VOL.27>
-
スポーツ 2016年07月23日 14時00分
友成那智 メジャーリーグ侍「007」 MVPは「田中将大」 最も期待を裏切った選手は?
メジャーリーグは7月10日に前半戦が終了。15日から後半戦に入る。今週は日本人大リーガーの「シーズン前半の総括」を行ったうえで、前半のMVP(最優秀選手)を選出し、併せて米国流にLVP(最も期待を裏切った選手)も選んでみたい。■前半戦の総括 昨季、メジャーの日本人選手は故障者が続出し稼働率が極端に低下。総年俸に対する実際の働きは52.7%しかなかった。総年俸は5960万ドル(63億円)だったので30億円くらいが無駄になったことになる。そのため今季は、何が何でも年俸に見合った働きができることを示す必要があった。 結論から言うと、今季前半は、その命題を何とか達成することができたと言える。 今季の日本人メジャーリーガーの総年俸は6548万ドル(68.8億円)なので、前半戦の俸給の総計はその半分の3274万ドル(34.4億円)となる。 それに対し、WARベースで算出した前半戦の実際の働きは3440万ドル(36.1億円)で、俸給の総額をわずかに上回った。オールスター選出者がゼロだったのを見ても分かる通り、今季前半、日本人メジャーリーガーには際立った働きをした者がいなかった。しかし、DL入りしたのはトミージョン手術明けのダルビッシュ有だけで稼働率がたいへんよく、「カネの分は働いた」と言える結果になった。■シーズン前半のMVP 候補:田中将大、イチロー 受賞者:田中将大 田中将大は7月6日現在、勝ち星が六つしか付いていないため、今季は不調だと思っているファンが少なくない。しかし、勝利数が少ないのは、ひとえにヤンキース打線の得点力不足に原因がある。今季のヤ軍は、打線の中軸がまったく機能せず、チーム得点はア・リーグ15球団中13位というひどさだ。その影響をもろに食ったのが田中なのだ。 田中は、昨年までは相手打線を自責点2以内に抑えれば、8割方勝ち星がついた。しかし、今季はそうならない。自責点2に抑えた試合はこれまでに6試合あったが、勝ち星が付いたのは1試合だけだ。それ以外にも自責点1の試合で負け投手になった試合と、8回まで無失点に抑えながら勝ち星が付かなかった試合が一つずつあり、今季はとことん勝ち運に見放されたシーズンになってしまった。 しかし、勝ち星以外はハイレベルな数字が並ぶ。 防御率(3.12)はア・リーグ9位、貢献ポイントであるWAR(3.1)は同4位、安定感の指標であるWHIP(1.05)は同5位、耐久性を見る投球イニング数(112回1/3)は同6位である。 田中はヒジの故障リスクを減らすため、今季は三振を狙わず、打たせて取ることに徹している。投球スタイルの転換を図りながら、これだけハイレベルな数字を出していることは称賛に値する。 マーリンズのイチローはメジャーの野手で最高齢の42歳になりながら、オフの間、徹底的に下半身を鍛え、全盛期に近いスイングスピードを取り戻し序盤からヒットを量産。6月上旬には日米通算でピート・ローズの通算安打記録4256本を更新。メジャー3000本安打の達成も時間の問題となった。打率3割4分はナ・リーグの150打数以上の打者では2位、出塁率4割1分3厘は同3位、得点圏打率4割3分5厘は同2位である。 ただ、マ軍は若くて優秀な3人のレギュラー外野手を擁しているため、依然4人目の外野手という位置づけで使われており、出番が限られている。そのため、チームへの貢献度では田中に大きく後れを取っており、どちらがMVPにふさわしいか考えた場合、田中将大に軍配が上がる。■LVP(最も期待を裏切った選手) 候補:青木宣親、上原浩治 受賞者:青木宣親 青木はオフにマリナーズと契約し、トップバッターとして期待されていた。しかし、以前は得意だった左投手を苦にするようになり、序盤から打率が低迷。6月半ばにはトップバッターから8番打者に降格。さらに6月23日には3Aに降格となった。日本のファンは、イチローの指定席だった「マリナーズのトップバッター」に青木が入ることに大きな期待を寄せていただけに、落胆は大きい。 レッドソックスの上原は新加入のキンブレルにクローザーの座を明け渡し、今季はトップセットアッパーに回った。これにより負担が軽くなったため、今季はフルシーズン、レベルの高い活躍をしてくれるのではないかと期待が高まった。しかし、伝家の宝刀スプリッターが落ちずに、甘く入って痛打されるケースが頻発。最大の武器が最大のリスクになってしまった。 レ軍は今季、地区優勝を狙える戦力を十分備えているが、上原の不振は首位争いでオリオールズに後れを取る一つの要因になっている。 ただ、青木と比較した場合、上原はここ一番というところで度々見事な働きを見せているので、LVPは青木で決まりだ。ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2016」(廣済堂出版)が発売中。
-
-
スポーツ 2016年07月22日 16時00分
失速のトラを救う掛布プラン 二軍後半戦の戦い方が一変する?
二軍の戦い方が変わる。掛布雅之二軍監督(61)は独自のやり方で金本監督を支えるつもりでいるようだ。 「掛布二軍監督も坂井(信也=68)オーナーと直接会談しています。おそらく、自身の考えていること、やりたいことをその席上で伝え、お墨付きをもらったのではないか」(球界関係者) 話は少し逆上るが、トラの総帥・坂井オーナーが金本知憲監督(48)と会談の場を設けたのは、6月中旬。同オーナーが現場トップとこうした話し合いの場を設けることはこれまでもあった。ただ、前任者時代は常に進退問題が騒がれていたため、キナ臭い様相も漂っていた。同オーナーは会談前後に「全面支援」を何度も口にしたのは、下位に低迷する金本阪神への配慮もあったのだろう。掛布二軍監督とも会談したのは、その後の6月27日だった。 「金本監督とは少し早いですが、オフの補強のことも触れたそうです。外国人スラッガーの緊急補強やトレードの用意ができている旨も伝えたと聞いていますが、金本監督が現有戦力で戦いたいと突っぱねたそうです」(前出・同) 現有戦力で戦うとする一軍指揮官の言葉を受けた後での『掛布会談』だったので、その中身は、二軍調整中の中堅、若手に関する状況確認がメインになったという。しかし、それだけではなかった。掛布二軍監督は「二軍の在り方」についての持論をオーナーに訴えていたそうだ。 「掛布二軍監督は、二軍戦を前半と後半に分けて内容を変えたい、と。これから始まる後半戦は不振で一軍登録を外された中堅以上の選手を優先的に使い、二軍は再昇格のために徹するべきと訴えたそうです。前半戦と後半戦の在り方を変えることで一軍をサポートすべきだ、と」(同) オーナーはこの掛布案を了承したという。その通りになれば、後半の二軍戦は“一軍別動隊”のようなラインアップとなる。後半戦全てを一軍経験者の調整に当てることはないだろうが、掛布二軍監督も前半戦とは異なる采配をしなければならなくなる。 「一般論として、二軍戦では『経験』を積ませるため、代打を送るべき場面でも打たせたり、イニングの途中で投手を交代させることは極めて少ない」(プロ野球解説者) 一軍経験者が『調整』で二軍戦に出るとき、実戦感覚を取り戻そうとするため、ヒットが出たかどうかの結果にはあまりこだわらない。しかし、一軍に再昇格してすぐに戦力になるように調整させるとなれば、結果も求められる。掛布二軍監督は一軍指揮官のような采配を振るうことになるのではないだろうか。 「金本監督の前半戦を振り返ってみると、二軍から上がってきた若手をすぐに使い、彼らもその期待に応えましたが、長続きしませんでした。今後、彼らの教育係である掛布二軍監督を一軍コーチに配置換えするというコーチスタッフの改造案も出てくるのでは?」(前出・プロ野球解説者) 掛布二軍監督のサポート案は「一軍コーチ昇格の含みも?」と思うのは、穿った見方だろうか。
-
スポーツ
GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
-
スポーツ
三沢に負のスパイラル
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
新日本プチシルマ争奪戦勃発
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
大日本 関本が破天荒トレ
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
2007年03月05日 15時00分
-
スポーツ
K-1新遺恨 魔裟斗vsTBS
2007年02月27日 15時00分
-
スポーツ
棚橋時代到来
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
2007年02月06日 15時00分
-
スポーツ
輪島氏 自爆テロ
2007年01月24日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分