スポーツ
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スポーツ 2016年09月27日 16時00分
最下位争い金本阪神に突きつけられる超変革「白紙撤回」(1)
「超変革」の主導権は、アニキからフロントへ−−。 Bクラスが確定した阪神で、掛布雅之二軍監督(61)の一軍ヘッドコーチ昇格が検討されている。金本知憲監督(48)が掲げた超変革は最下位争いの現状を受け、白紙撤回も含めた上で見直されることになった。 そのフロント主導となる『超変革第二章』の手始めが、掛布二軍監督の一軍昇格案だという。 「掛布二軍監督の昇格案は、交流戦の頃から出ていました。若手が一軍でチャンスをもらっても好調を維持できない。そういった現状を改善するため、指導役の掛布二軍監督を一軍スタッフに加えるべきではないか、と…」(球界関係者) だが、阪神グループにはタイガースタウン計画(仮称)がある。二軍の鳴尾浜球場ではなく、2万人以上の観客を収容できる球場と球団ミュージアム、大型グッズ店などが合体した“都市計画”である。二軍戦の集客力アップにレジェンド・掛布二軍監督が必要なのは、GW期間中に3試合連続で1万人以上を集めたことでも証明済みだ。 「掛布人気は営業的に不可欠です。今季、鳴尾浜の外野フェンスに広告が入ったほどです。一軍に昇格させるとなれば、単なる打撃コーチではダメ。それでは、高代延博ヘッド、平田勝男総合コーチ、そして、若い矢野燿大作戦兼バッテリーコーチよりも『下』ということになってしまいます」(同) 昇格させるときはヘッド格…その場合、高代ヘッド以下3人のコーチが、代わって二軍を託される。高代ヘッドは金本監督が広島時代から慕っていた恩人で、唯一甘えられる存在。腹心・矢野コーチとの信頼関係は言うまでもないだろう。 「今の阪神は一、二軍のコミュニケーションはすこぶる順調で、それを継続させるという大義名分もあります。金本監督は矢野コーチに愚痴をこぼしたこともありました。高代、矢野両コーチを失えば、金本監督はホンネを語れる相手がいなくなります」(同) コーチ人事が改造されれば、これまでのようにアニキの独壇場とはいかない。もっともフロントは金本監督を信頼はしても、意見の相違はこれだけではない。 「今秋のドラフト1位を話し合う会談が東京遠征中の10日深夜に行われました。四藤慶一郎社長、高野栄一本部長は即戦力投手の獲得を訴え、金本監督は今季の敗因を『打線の低迷』と伝えていました。補強ポイントが食い違ったので、話は噛み合いませんでした」(在阪記者)
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スポーツ 2016年09月27日 15時22分
世界遺産「スタリ・モスト」でのレッドブル・クリフダイビング決勝、ナヴラティルとリチャードが優勝
ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルで開催された「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ」第7戦の2日目が24日にあり、男子は“クリフダイビング界のスーパーマン”ことミハル・ナヴラティル(チェコ)が、女子はライザン・リチャード(カナダ)が優勝。共にシーズン2勝目を挙げた。 1メートル84センチの高身長に鍛え上げられた逆三角形の身体。そのダイビングスタイルからスーパーマンの愛称で親しまれるナヴラティル。第6戦での初勝利に続き、この日も世界遺産の石橋「スタリ・モスト」から華麗なダイブを披露して勝利をつかんだ。 対する王者ギャリー・ハントは、3回目のダイブで大きな水しぶきをあげるまさかの着水ミス。最終4回目のダイブではジャッジ全員が9点台(10点満点中)の採点を出したミラクルライブを披露するも、総合得点でナヴラティルにあと一歩及ばず2位でフィニッシュした。 「これまでの経験が結果に出始めているんだ。自分が何をすべきか、しっかりと集中して、やるべきことをやる状態になれている」とナヴラティルは喜びを爆発させた。 女子は、162センチの小柄な体格ながら3児の母親でもあるライザン・リチャードが優勝。「優勝を意識せずに、とにかく良いダイブをすることだけを意識していたの。結果に結びついて本当にハッピーね」と白い歯をこぼした。 この日は2万人以上の観客が集まり、選手たちの勇猛果敢なダイブにギャラリーから溢れんばかりの声援が送られ、大会は大盛況のうちに幕を閉じた。 次戦の第8戦は10月15日、16日に和歌山県の白浜町の三段壁で日本初開催。大会期間中は観戦エリア(無料)が設けられると共に、観戦用の船(有料)も運行される。また、現地での興奮の様子はインターネットテレビ局のRed Bull TV(http://www.redbull.tv/live/AP-1KNHPR8C11W11/red-bull-cliff-diving-world-series)及びAbema TVで生中継される予定。日本でもクリフダイビングの興奮を楽しめる機会がもうすぐやってくる。【Red Bull Cliff Diving】http://www.redbullcliffdiving.com/ja_JP
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スポーツ 2016年09月27日 15時00分
超変革第二章は中村遺産? 3年前に一目惚れした右腕が再浮上
即戦力投手の指名へ。ペナントレース終盤の金本知憲監督(48)のグラウンド外の動向を見る限り、阪神は今秋のドラフト会議で即戦力投手の1位指名を狙っているようである。 「東京遠征の最終試合前夜(9月10日)、金本監督は四藤(慶一郎)球団社長、高野(栄一)球団本部長に招かれ、会食をしています。会食の目的はドラフト会議に向け、1位指名候補の確認でした。高野本部長は即戦力投手を指名すべきとの意見でした」(球界関係者) 一部報道によれば、高野本部長は即戦力投手の指名を推す理由として、「今季低迷の敗因は投手陣の低迷」と伝えたそうだ。ドラフト上位で即戦力投手を獲得し、下位でリリーフのできる社会人投手を指名するプランだったが、金本監督は投手力の強化こそ反対しなかったが、敗因は打線にあるとの持論を展開した。 「今はスカウトたちが意見をぶつけ合う時期でもあるんです。阪神スカウトのなかには将来性で高校生投手を推す者も少なくありません。『ポスト鳥谷』として、右投げ左打ちの内野手をリストアップしてきたスカウトもいます」(プロ野球解説者) しかし、本部長が遠征先の東京まで球団社長をわざわざ連れてきたとなれば、金本監督も折れるしかないだろう。 トップ会談から約2週間が経ち、阪神の新たなドラフト戦略も聞こえてきた。 “中村遺産”が再浮上してきたのだ。慶應大の右腕・加藤拓也投手が上位指名リストに加えられた。 「今年のドラフトは即戦力投手が少ないですからね。将来性で高校生を上位指名する余裕がある球団はともかく、ほとんどの球団は上位で即戦力の投手を獲りたいと思っているはず。即戦力投手を指名するとなれば、1位指名での競合は覚悟の上で、下位チームから始まる2位以下の指名も『どの投手を先に指名するか』の駆け引きが繰り返されるでしょう」(前出・関係者) 話は3年前に逆上る。東京六大学リーグ戦の視察に訪れた故・中村勝広GMが「あれ、4年生?」とお供のスタッフに質問したという。加藤投手を見るなり、故人の目付きが鋭くなったそうだ。スタッフが1年生投手であることを伝えたが、「今すぐ連れて帰りたい」と絶賛。視察の目的は有原航平(早大−日ハム)であり、慶應大学の試合観戦はそのついでだった。しかし、加藤のガッチリとした体格、重量感のある速球に「呉昇桓に似ている」と唸り、関東地区スカウトにドラフト対象年までの追跡調査を命じたという。以後、創価大田中正義などの出現でトーンダウンしてしまった。 「中村さんが視察されたころの加藤君はクローザーでした。現在はチームの大黒柱として力投していますが、金本監督はクローザー不在で泣かされ、救援投手の頭数も少なくなっている。クローザーの適性を備えた加藤君をほしいと思うのは当然でしょう」(前出・同) 阪神は8月27日にもスカウト、編成スタッフを集めた会議を行っており、この時点では「指名候補者を拡大した」という。自分たちがほしいと思っている選手は他球団もそう考えているわけで、「お目当ての選手を先に指名されても困らないように」の目的で、指名候補者数を増やしたのだ。 「1位候補が即戦力投手となれば、阪神も本命は創価大の田中正義でしょう。佐々木千隼(桜美林大=22)に対し、阪神スカウトが熱心だとも聞いているけど…」(ライバル球団スカウト) 加藤の重量感のあるストレートには他球団スカウトも高く評価している。中村遺産を他球団に略奪される屈辱に耐えられないとすれば、1位指名も十分に考えられるのだが・・・。
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スポーツ 2016年09月26日 14時00分
プロレス解体新書 ROUND19 〈“大巨人”に完勝した猪木〉 生涯唯一のギブアップ負け裏事情
1986年6月17日、IWGPリーグ戦の愛知県体育館大会。アントニオ猪木は“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントを相手に腕固めで勝利を収める。アンドレのプロレス人生において、最初で最後のギブアップ負けだった。 「年俸世界一(40万ドル)のプロレスラー」として、'74年度版のギネスブックに掲載されたアンドレ・ザ・ジャイアント。 当時の為替レートは1ドル300円前後、円換算で1億2000万円と聞けばさほどの額とは感じられないかもしれないが、しかし「年俸10万ドル超が一流メジャーリーガーの証し」とされた時代のことである。 アンドレがプロレス界を超えた超一流であったことに間違いはない。この前年に、リングネームを以前のモンスター・ロシモフから改名し、WWWF(のちWWF、現WWE)プロモーターのビンス・マクマホン・シニアと契約したアンドレは、それから一気に人気と知名度を上げていったことになる。 大ブレイクの裏には、ビンスの独特なマネジメント法があった。アンドレを自分の団体の専属とせず、積極的に世界各地を転戦させたのだ。 「一つのリングに上がり続ければ、いくら怪物でも希少性が薄れていく。ならば他団体のリングに派遣して、そのブッキング料で稼ごうというわけです」(プロレスライター) その結果、やはり'74年からアンドレは定期的に新日本プロレスへ参戦することとなった。 「ただ、日本ではヒール役であり、アンドレがベビーフェイスとして世界的に人気だったと聞いても、あまり実感の湧かないファンが多いのでは?」(同) 晩年、全日本プロレスに参戦したアンドレは、ジャイアント馬場のパートナーというベビー役であったが、全盛期の動きとは程遠く、日本のファンからすると、アンドレが善玉ヒーローとして活躍するイメージはなかなかつかみ難い。 「バトルロイヤルやハンディキャップマッチで、圧倒的な強さを見せつけるというのが、善玉アンドレの一つの典型。あるいは、ある団体が強大な敵に襲われ、従来のエースだけではとても歯が立たないところにアンドレが現れる。強敵を倒すための最終兵器的な助っ人というわけです」(同) マクガイア兄弟やグレート・アントニオのように、自分勝手に暴れ回るだけの巨漢怪奇派レスラーとは異なり、動ける上にレスリングの技術もあるのがアンドレ最大の強み。相手との攻防ができて試合をつくれるから、ストーリーも組みやすい。 アンドレを招聘する団体からすれば、世界的なVIPということもあり、基本的に負け役に回すことはない。たとえ負けるにしても、リングアウトや反則などのアクシデント的なものに限られていた。 そんな全盛時のアンドレから唯一ギブアップを奪って勝利したのが、アントニオ猪木であった。 WWFに定着して以降はフォール負けも普通のことになったし、モンスター・ロシモフ時代には、カール・ゴッチがジャーマン・スープレックスで3本勝負のうちの1本を奪っているが、それらはいずれも全盛時とは時期が異なる(ブルーザー・ブロディとローラン・ボックにそれぞれ敗れたとする説もあるが、非公式のもので事実確認はできていない)。 そんな中にあっての猪木の勝利は、まさに偉業といえよう。では、なぜ勝てたのか。 「日本でヒール役だったというのが大きな理由の一つ。アンドレ自身、他国での扱いと異なる悪役を楽しんでいる節がありました」(スポーツ紙記者) ジャイアント・マシンのマスクを気に入ってノリノリでかぶったのも、日本での試合をエンジョイしていたことの表れで、しょせん極東の地のこと、という気安さもあったのだろう。 '86年6月17日のIWGP公式リーグ戦。試合中、コーナーポストの金具で負傷したアンドレの左肩を、猪木はアームブリーカーや連発ストンピングで集中攻撃。延髄斬りで巨体を倒すと、その左肩にまたがって腕固めを極め、耐えに耐えたアンドレがついにギブアップの声を発するという、猪木の完勝劇であった。 “無敗”のアンドレがこれほどの負け方を受け入れた裏には、当然、猪木への敬意もあっただろうが、他にもさまざまな事情が重なっていた。 「まず、直近のシングル対決ではアンドレが猪木にピンフォール勝ちしており、この負けで“行って来い”というのはあったでしょう。また、猪木はこのリーグ戦の序盤、写真誌に不倫現場を撮られてケジメの丸坊主にしていた。汚名返上のためにも劇的な勝ち方が必要でした」(同) この試合と同年の4月29日、アンドレは前田日明との伝説の不穏試合で実質的な敗戦を喫しており、猪木としてはそれを越える完勝を望むところも当然あっただろう。 さらに、アンドレはWWFの世界戦略に専念するため、新日参戦はこれが最後と決まっていて、だからこそ“完全決着を”という伏線もあった。 勝敗にさまざまな事情が複雑に絡み合う、これもプロレスの味わい深さの一つと言えようか。
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スポーツ 2016年09月25日 14時00分
友成那智 メジャーリーグ侍「007」 今季メジャーで大活躍する「呉昇桓」(元阪神)と「バーネット」(元ヤクルト)
今季、阪神とヤクルトがBクラスに甘んじている要因の一つに、頼れるクローザーだった呉昇桓(オ・スンファン)とバーネットが退団し、メジャーに移籍したことがある。できるなら来季は戻ってきてほしいところだが、2人とも期待をはるかに上回る働きを見せており、日本復帰は100%あり得ない状況になっている。 昨年末の段階で、メジャー入りは呉にとって、なしうる唯一の選択だった。韓国の暴力団幹部がマカオで経営する私設カジノに行って多額のカネを賭けていたことが発覚。司法当局から事情聴取を受けたため、阪神残留の目がなくなり、韓国リーグに復帰しても長期間の出場停止が避けられない情勢になっていたからだ。 しかし、呉にはメジャー球団が欲しがる二つの要素があった。一つは、伝家の宝刀スライダーで狙って三振を取れる点と、与四球が少なく無駄な走者を出さない点である。 しかもメジャー球団は暴力団との交際や賭博疑惑といった程度のスキャンダルは何とも思わないので、名門カージナルスが獲得に乗り出し、阪神時代より5000万円低い基本年俸2.5億円で1年契約が成立。賭博疑惑のことなど誰も知らない新天地でマウンドに立てることになった。 呉は開幕後、トップセットアッパーとして起用されるやハイペースで三振を奪い高い評価を得た。しかもクローザーを務めていたT・ローゼンソールが序盤大乱調で用をなさないため6月末にクローザー失格となり、呉が後任に指名された。 その後は18回のセーブ機会のうち16回を成功させており(9月7日現在)、クローザーの地位は盤石なものになっている。 金銭的にも呉の阪神復帰の可能性はなくなっている。基本年俸は阪神時代よりやや低いが、登板数やゲームを終了させた回数に応じて出来高ボーナスが最高5.5億円まで出る。そのため今季、呉がカ軍から受け取る金額の総計は8億円前後になるからだ。 メディアの評価も高い。 「オ(呉)の一番いいところは、何といってもハイペースで三振を取れることだけど、それ以外にもいい点がたくさんある。初球ストライク率の高さ(66%)はメジャー屈指のレベルだし、ボールになる変化球を振らせる技術もピカ一だ。フォーシーム(直球)は時速150キロ程度だけど、スピン量が多いので空振り率がものすごく高い」(スポーツ専門局の記者) 契約では来季、球団が希望すれば今年と同じ基本年俸2.5億円(+出来高=最高5.5億円)で契約できることになっているので、来季もカ軍で投げることは確実になっている。故障しない限り、来季終了後には、3年30億円レベルの契約を新たにゲットすることになるだろう。日本復帰の目は当面なさそうだ。 バーネットは日本に来る前、万年マイナーのピッチャーだった。ヤクルトと契約する前年('09年)はダイヤモンドバックスの3Aで先発投手として使われていたが、防御率が5.79。奪三振率も平均よりずっと低く、誰が見てもメジャー昇格の可能性はゼロというピッチャーだった。 しかし、ヤクルトに在籍した6年間でバーネットは制球が見違えるように安定。変化球のレパートリーも日本人投手並みに増やしていった。特に高速スライダー(カッター=カットボール)に磨きをかけ、ストライクゾーンからボールになる軌道にコンスタントに投げられるようになったため、クローザーとして活躍できる投手に成長した。 別人のように成長したバーネットは31歳になっていたが、昨オフ、レンジャーズから2年契約のオファーがあり、念願のメジャー入りを果たす。日本駐在スカウトから強い推薦があったためGMがゴーサインを出したのだ。シーズン開幕直後から勝ちパターンのリリーフ(セットアッパー)やピンチの火消し役として起用され、防御率はレ軍のリリーフ投手で断トツの1位。現在クローザーを務めるダイソンに赤信号が灯った場合、後釜はバーネットという声が高くなっている。 球団関係者やメディアから聞かれるのは、「バーネットは日本人ピッチャーそのものだ」という声だ。 「彼は七つも球種を持つ。主体はフォーシームとカッターだけど、それ以外にもシンカー、カーブ、スライダー、スプリッター(フォーク)、チェンジアップの七つだ。メジャーの投手は三つか四つしか球種がない。これほど多いのは日本人投手とバーネットだけだよ」(スポーツ専門局の記者) バーネットが最も高く評価されているのは、どのカウントからでもすべての球種でストライクを取れる点だ。これは日本人投手の最大の長所だ。同じレ軍のルイス(元広島)も日本で大化けしたが、日本化したという点ではバーネットの方が上のようだ。ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2016」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2016年09月25日 12時00分
新日本10・10両国で実現か? 後藤がケニーに再戦要求!
新日本プロレスは17日に大田区総合体育館で、22日に広島サンプラザで、それぞれ秋のビッグマッチ「DESTRUCTION」を開催した。 大田区大会のセミファイナルでは、柴田勝頼とボビー・フィッシュによるNEVER無差別級選手権が行われ、フィッシュの猛攻に、胸椎負傷によりこの大会まで2試合を欠場していた王者の柴田が終始劣勢の展開。しかし、フィッシュアローを不時着すると、自らの額が割れるほどのヘッドバットを叩きこみ、スリーパーからPKの必勝パターンで、防衛に成功した。試合後、フィッシュのセコンドに付いていたreDRagonのパートナー、カイル・オライリーが挑戦表明。柴田は先日のアメリカROH遠征でオライリーにもシングルで敗れており、挑戦を受諾したが、無理を押しての出場が響いたのか、19日の滋賀大会から再び欠場に追い込まれた。 メインでは、“絶対王者”KUSHIDAにBUSHIが挑戦したIWGPジュニアヘビー級選手権が行われ、BUSHIは12日の後楽園大会のメインで自身の影武者として登場させた男と同じく、銀仮面にスーツ姿の格好をした“パレハ”と入場。この男はそのままセコンドに付き、場外から試合にも介入した。またレフェリーが誤爆で失神すると内藤哲也が乱入しBUSHIに加担する。こうした無法状態のなか、マイケル・エルガンが現れ内藤を追い回し退場させた。しかしここで完全にペースを狂わせられたKUSHIDAの隙をBUSHIが見逃さず、カナディアンデストロイで形勢を逆転するとコーナー2段と最上段からのエムエックス2連発で完璧なスリーカウントを奪い王座奪取に成功した。 広島大会はメインで、1・4東京ドーム大会IWGPヘビー級王座挑戦権利証を賭けて、権利証保持者のケニー・オメガとYOSHI-HASHIが激突。G1クライマックスでケニーに勝利を収めているYOSHI-HASHIは前哨戦も優位に進めていた。試合も前哨戦の勢いと熱を見せつけ、観客の大声援もYOSHI-HASHIを後押ししたが、試合のペースを握られながらも、冷静さを失わなかったケニーが、前回敗れたYOSHI-HASHIの必殺技カルマをかわすと、リバースフランケンシュタイナー、ランニングニーで動きを止めて、片翼の天使が決まりピンフォール。権利証の防衛とG1のリベンジに成功した。 メイン終了後、YOSHI-HASHIのセコンドに付いていた後藤洋央紀がリングに上がり、挑戦表明。ケニーは観客の反応を確かめながらも応じる姿勢を見せた。インタビュールームで後藤は「両国の屈辱は忘れない」と発言。G1クライマックス26決勝のカードが、10月10日に場所も同じ両国国技館で行われることが濃厚となった。また広島ではKUSHIDAがBUSHIへのリターンマッチを要求する場面も見られ、BUSHIは「簡単には挑戦させない」と言っているが、今後の展開が注目される。 10・10両国大会のカード発表が非常に楽しみになってきた。(どら増田)<新日Times VOL.36>
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スポーツ 2016年09月24日 16時22分
世界遺産の石橋から生身のまま超絶ダイブ。レッドブル・クリフダイビング、ボスニア・ヘルツェゴビナで開幕
最高28メートルの高さから水面に飛び込むクリフダイビングの国際大会「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ」第7戦が23日、東欧ボスニア・ヘルツェゴビナの観光地モスタルで開幕した。大会初日は男子第1ラウンド、女子第1・2ラウンドが行われ、男子は過去5回の年間王者に輝く”王者”ギャリー・ハント(英国)が絶好調を維持し、ミハル・ナヴラティル(チェコ)と同率首位、女子はヤナ・ネスチャラバ(ベラルーシ)がトップを走っている。 レッドブル・クリフダイビングは、断崖絶壁から身一つで水面に飛び込む、エクストリームスポーツ。オリンピック競技の10メートル高飛び込みを優に超える最高28メートルの高さから崖下の海や湖に飛び込む。踏み切り、空中での姿勢、着水の3項目で採点され、その合計に技の難易度を掛けたスコアを競い合う。男子は4ラウンド(ダイブ4回)、女子は3ラウンド(同3回)を行い、総合得点の最も高いダイバーがその大会の優勝者となる。1997年の初開催以降、年を追うごとに規模が拡大し、世界各地でファンが広がっている、近年人気急上昇中のエクストリームスポーツだ。 第7戦はボスニア・ヘルツェゴビナの最も有名な観光名所である石橋「スタリ・モスト」を舞台に開催された。エメラルド色に輝くネレトヴァ川に架かるスタリ・モストは16世紀の橋で、川に隔てられた旧市街を結ぶ。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1993年に破壊されるも、川底から拾い上げた石材を使って再建。2005年に世界遺産に登録された。 世界遺産から飛び込みをしてよいのかと心配になるところだが、その歴史は古く、地元土産店の店主は「年に一度の祭りのときは、街の勇気ある若者たちがこの橋から飛び込むんだ。450年続く伝統行事なんだよ」とほほ笑む。しかし、実際に川辺に降りてみるとネレトヴァ川の流れはとても早く、9月だというのに川の水はキンキンに冷え切っていた。 そんな過酷な状況下の中で、大会では女子は橋の頂上24メートルから、男子はさらにその上に設置された飛び込み台からダイブを試みる。特別に記者も男子の飛び込み台にあがらせてもらったが、その高さは異次元。さえぎるものなく広がる美しい絶景と眼下のギャラリーからの視線に恍惚を感じる一方で、止まらぬ足の震えは地面に降りてからも小一時間続いた。 大会初日は、選び抜かれた世界屈指のクリフダイバー男女22名がアーチ橋から次々と果敢に飛び込み、華麗な技を披露。「バンッ」という音を響かせながら着水を決めるたび、詰めかけた数百人のギャラリーが沸き上がった。大会は24日もあり、男女の決勝が行われる。なお、次回の第8戦は10月15日、16日の両日、和歌山県白浜町の三段壁で日本初開催されることになっている。
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スポーツ 2016年09月24日 14時00分
経済効果332億円! “セ界”の黄金カードになる広・横戦
広島が25年ぶりにリーグ優勝を決めたことで、プロ野球の人気復活が加速する。カープ女子など若いファンが急増したのが原因だが、おかげで“セ界”の勢力地図も一変。「巨神」全盛時代から、「広横」黄金時代に突入−。 プロ野球に新しい潮流が押し寄せている。広島が優勝を決めた東京ドーム外野席にはカープ女子が全国からどっと押し寄せ、赤一色に染まった。 近年、プロ野球のテレビ視聴率の低迷が叫ばれているが、その一方で入場者は増えている。地上波の中継が消えたことで、球場に足を運ぶファンが増えたのだが、けん引しているのはちょっと前まで「お荷物球団」と言われた広島カープと横浜DeNAの2球団なのだ。 「この流れは、来年はもっと顕著になるでしょう。プロ野球がテレビ観戦から、スマホ観戦に変わってきたからです。今年7月、Jリーグと英国のパフォーム・グループが10年間で約2100億円の放映権契約を締結し、傘下の『DAZN(ダ・ゾーン)』が来季からJリーグの試合をスマホ配信することが決まりました。ダ・ゾーンは英国プレミア・リーグ、NFL、F1も高画質で中継し、月額1750円ですべて楽しむことができる。プロ野球では広島とDeNAを組み込んでおり、両球団のファンが急増しているのです」(スポーツ紙デスク) 広島は女性向けのプロモーション「カープ女子」が大成功。JR広島駅から徒歩10分の地に新設したマツダスタジアムへ向かう“カープロード”沿いの飲食店には、赤色の看板が並び、ワクワク感を演出する。スタンドの座席も34種類あり、フードやショッピングも充実。ファンサービスに徹した米国仕様が功を奏した。 カープ女子の急増で選手も奮起。チーム打率2割7分6厘だけでなく、本塁打、盗塁、得点もリーグ1位。防御率もNo.1で球団創設67年目にして初の80勝の大台をクリア。ここに「快適な球場→女性歓迎→ファン急増→選手奮起=V」の優勝方程式が完成した。 全国で赤ヘル優勝セールがスタートしたが、関西大学の宮本勝浩教授によると、経済効果は広島県内だけでおよそ331億5000万円。'14年阪神の429億円には及ばないが、'10年中日の220億円、'13年楽天の230億円を大きく上回るという。 そのカープ人気に猛チャージをかけているのがDeNAだ。今年、横浜スタジアムを横浜市から74億円で買い取り、球場の改革に着手。靴を脱いで試合観戦できる「リビングBOX」をはじめ、試合の満足度に応じて返金する「全額返金チケット」などの企画を試み話題をさらった。 球場内の飲食店も見直し、独自の醸造ビールを販売するなど収益は上昇。徹底した「コミュニティーボールパーク」化でテレビ放映料に頼らない球団経営に取り組み、球団初のCS進出も手中にしている。 かたや、従来の古い体質から抜け出せない巨人、阪神、中日、ヤクルトのセ4球団。人気の上では、すでに勝負はついたようだ。
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スポーツ 2016年09月23日 17時00分
相撲協会の咆哮! 稀勢の里がダメなら“誰が? いつ”(日本人)横綱になるんだ〜
豪栄道(30)が優勝戦線トップに躍り出て、大相撲秋場所(両国国技館)は大盛り上がりだが、場所前から注目を集めた大関稀勢の里(30)の綱取りはほぼ消滅した。横綱白鵬(31)不在の場所を誰が制するのか。ヤキモキする土俵が続いているが、期待したのはやっぱり稀勢の里の動向だった。 今場所、星数はともかく「優勝さえすれば横綱」という、これまでよりも緩い条件を掲げられていたが、いきなり黒星発進。3日目にも2つ目の黒星を喫し、大関同士の豪栄道戦も負けて、貴乃花が引退して以来13年半も途絶えている“和製横綱”の誕生を待ちわびていたファンや関係者をがっかりさせた。 とりわけ、協会関係者の落ち込みようはひどかった。八角理事長(元横綱北勝海)も、初日の波乱の主役が自分の愛弟子である前頭筆頭の隠岐の海(31)だったにもかかわらず、まるで稀勢の里応援団長のようにがっくりと肩を落とし、「最後まで粘り強くいけば、まだチャンスは出てくる」と懸命にエールを送る始末。 それにしても、どうしてこんなに協会関係者が新横綱誕生に必死になるのか。今場所も大相撲人気は沸騰。初日の3日前に相撲協会は早々と15日間全部の前売り券の完売を発表している。この人気を不動のものにするために、今、なんとしても和製の目玉が欲しいのだ。 しかし、その大本命である稀勢の里がつぶれてしまったらどうなるか。番付を見渡しても、稀勢の里に続く第2、第3のホープが見当たらないのだ。 「十両の人気者の宇良も、幕内上位で大暴れするような器ではない。今場所、横綱、大関を次々に倒して大旋風を巻き起こした隠岐の海も、来場所はどうなるか分かりません。改めて見てみると、本当に大相撲界は玉不足なのです」(担当記者) 3横綱はいずれも30代。稀勢の里もすでに30歳を超し、たとえ横綱に上がったとしても、長期政権は築けない。 秋場所を見る限り、日本人横綱への可能性を感じさせてくれるのは、今場所小結に復帰した高安だ。幕内では、遠藤が盛り返してきた。これがホンモノなら、綱への可能性がないこともないのだが…。 「日本人横綱は誰が、いつ?」相撲協会の咆哮はしばらく続きそうだ。
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スポーツ 2016年09月23日 14時00分
ポスト緒方に浮上した石井琢朗打撃コーチ
四半世紀ぶりのペナント制覇、その大きな勝因は打線の好調さだろう。 マジック1で敵地・東京ドームに乗り込んだ時点でのチーム打率は12球団トップの2割7分6厘。総安打数1237、同本塁打数141も12球団でもっとも多い。興味深いのは、総三塁打の数。こちらも12球団トップの33で、機動力の広島野球を再認識させられた。 「今年の広島打線は2ストライク後からが粘り強いんです。足を上げてフルスイングしていたバッターが2ストライク後は、摺り足打法に変えてきます。より確実にミートするためで、右打者の右方向へのヒット数も増えました。打線全体に『つなぐ』という意識が浸透していました」(在京球団スコアラー) 今季の広島は『打撃コーチ3人制』。打線好調の理由は、単にコーチの人数が増えたからではない。打撃陣の「つなぐ」意識改革に取り組んだ石井琢朗コーチ(46)の功績によるものだ。 「緒方監督はもちろん、選手、フロントからの信頼感も厚い。将来の広島監督候補はメジャー経験のある黒田であり、他球団に属したことのある新井や前田智徳氏(45)などが挙げられます。ですが、こうした生え抜きの面々を選ぶ前に、石井コーチを挟む可能性も出てきました。石井コーチを外様と位置づける人は1人もいません」(球界関係者) 影の功労者・石井コーチが『ポスト緒方』に急浮上してきたのだ。 同コーチは'08年オフ、旧横浜から戦力外通告を受け、広島に拾われた。「まだ出来る」という思いと古巣への雪辱を胸に、'12年シーズンまで現役を続けた。引退と当時にコーチ業に専念したが、特筆すべきは現役最後のシーズン。“外様”でありながら、兼任コーチを託されているのだ。 「広島での現役4年間は単身赴任でした。でも、コーチ就任と同時に家族を広島に呼び寄せています。こちらに骨を埋める覚悟を固めた証しでしょう」(前出・同) 守備走塁部門からスタートした。そして、緒方監督の誕生と同時に、“指揮官の分身”でなければ務まらない三塁コーチ役を任された。打撃担当となったのは昨秋キャンプからだが、異例の3人制は緒方監督のたってのお願いだったという。 「3人制となり、コーチが選手を個人指導する時間も増えました。ティー打撃ではボールに500円玉ほどの大きさの文字を書き、それを音読させながらやっていました。ボールをしっかり見極める意識改革の第一歩でした」(スポーツ紙記者) また、石井コーチには別の任務も託されていたようだ。二軍コーチ補佐を兼務していた東出輝裕(36)が正式に引退し、打撃コーチとなった。東出はその次の世代の監督候補である。これも緒方監督の石井コーチへの信頼によるものだろう。 「石井の現役引退により、テスト生入団選手が消滅しました。ドン底から這い上がってきた根性は広島選手の気質にも合う」(同) “広島のオトコ”となった石井コーチが緒方路線を継承する。
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