スポーツ
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スポーツ 2016年09月07日 16時00分
巨人と決別か 原辰徳氏が福岡SBホークス監督就任ネット裏情報
巨人前監督の原辰徳氏(58)が“セ・リーグ天王山”となった8月23日からの広島との3連戦で東京ドーム入りしていた。当日はニッポン放送のラジオ解説、25日は日本テレビのゲスト解説。原氏が東京ドームを訪れるのは、ヤクルトとの開幕戦以来とあって、様々な憶測が流れた。 「ちょうどこの時期、パ・リーグも天王山を迎えており、25日に4連勝した日本ハムが今季初めて首位に立ちました。一方、6月24日の時点で2位に11.5差の絶対的リードをつけていたソフトバンクは首位から陥落。しかも、8月に入ってから、悪夢のような試合が続いていて8勝12敗(8月25日時点)。工藤監督の采配能力を疑問視する声もあり、『優勝を逃せば進退問題に発展する』と囁かれているのです」(スポーツ紙デスク) 冒頭に記した原氏の突然の表舞台登場には、今後の身の振り方を決断する狙いが秘められていたという。巨人がこの天王山で3連勝すれば、逆転優勝の可能性も浮上する。そうなれば、巨人支援に全力投球しようと…。 しかし、初戦こそ途中出場した脇谷亮太内野手のサヨナラホームランで先勝したものの、2戦目に満を持して登板したエース菅野智之投手が、左打者を5人並べた赤ヘル打線相手に玉砕。ゲーム差が8に開き、広島に優勝マジック「20」が点灯した。この時点で、原氏は巨人との決別に大きく舵を切ったという。 原氏のもとには、東京五輪で復活する野球・日本代表監督のオファーが届いている。巨人監督在任12年でリーグ優勝7度、日本一が3度。日本代表監督として2009年の第2回ワールドベースボール・クラシック(WBC)を制覇した名将だ。この活躍に目をつけた安倍政権は、東京五輪で「侍ジャパンを率いて金メダル」、その後は政界入りして「スポーツ大臣」に就任するというシナリオを思い描いており、本人もそれを望んでいるという。 問題は東京五輪までのこれからの4年間だ。選択肢は三つある。(1)巨人に籍を置き「球団顧問」として時間待ちし、いずれ日本代表監督就任。(2)日本代表監督に就任し、五輪準備に入る。(3)巨人GM、または他球団の監督・GMを経て日本代表監督に−−。 しかし、巨人復帰の可能性は皆無に等しいという。 「巨人はすでにメジャー流のフロント主導のチーム編成にスイッチしていて、高橋由伸監督の次は松井秀喜氏で固まっています。つまり、ユニホーム組のフロント入りが消えたことで、原氏の巨人での居場所はなくなっており、今年から球団顧問という実体の分からないポストが用意されました。長嶋さんに代わって名誉監督就任も考えられますが、過去の女性問題に絡んで元暴力団員に1億円を支払ったとする週刊文春の記事が最高裁で『文春勝訴』となったことで、原氏を第一線に呼び戻そうという声は少数派になっています」(巨人関係者) そこで、にわかに漏れ伝わってきたのが、ソフトバンクの監督就任説だ。原家のルーツは福岡県大牟田市にあり、九州での人気は根強いものがある。来年77歳の喜寿を迎える王貞治球団会長も、自身の補佐として人となりを知る原氏のソフトバンク入りを切に願っているという。 そんな水面下の動きがあるからか、ソフトバンクは8月に入ってから迷走を続け、歴史的な“11.5差喪失”という事態に直面。球団内には、工藤監督の責任を問う声が出始めている。 「今季は3年契約の2年目で、契約は来季も残しています。しかも、昨季は連続日本一を達成し、今季、たとえリーグ優勝を逃してもクライマックスシリーズで日本一になる可能性は十分あります。その意味で監督交代は考え難いが、ソフトバンクは巨大戦力を抱えて、負ける要素がないに等しい常勝軍団。工藤監督が常々、優勝を逃せば辞める覚悟で臨んでいる、と口にしていることが命取りになる可能性もあるのです。実際、リーグ優勝を逃せば、辞意を固めて進退伺を出すことが予想され、球団が不測の事態に備えているのも確かです」(福岡の地元テレビ局幹部) 天王山3連戦の結果を受けて原氏は「(巨人は)数字的には厳しい状況ではあるけど、勝負は何が起こるか分からない」とコメント。一方、工藤監督も「奇跡も起きるし、こういうことも起きるのが野球」と話した。くしくも両者は「この先、何が起こるか分からない」と口を揃えた。 工藤監督に代わってソフトバンク監督に就くのか、王会長のもとで工藤監督をサポートしながら球界を俯瞰し、東京五輪に備えるのか−。球界の今後を左右する結論は、もうすぐ出る。
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スポーツ 2016年09月07日 14時30分
ベテランがエースを育てる 超変革のキーマンはやっぱり藤浪だ!(前編)
8月30日の対中日22回戦、先発の藤浪晋太郎(22)がいきなり打者13人の猛攻を浴び、7失点と炎上した。「1イニング7失点、最速KO、自己ワースト」−−。翌朝の各スポーツ新聞は福留孝介(39)が説教をする写真も掲載し、クライマックスシリーズ進出も厳しくなってきた戦況を伝えた。 試合中に説教するということは、腹に据えかねたのだろう。福留の発した「やるべきことをやれ!」の言葉は後の藤浪の糧となるはずだ。 「同情すべき点もないわけではない。福留の言う『やるべきこと』とは、一塁のベースカバーを怠ったこと。中日の3番・森野の打球は一・二塁間を襲い、打った瞬間、『抜けた』と思いました。二塁手・大和の好プレーで捕球されたものの、藤浪も『抜けた』と思い、本塁のベースカバーに走ってしまい、一塁のベースカバーに向かうのが遅れたんです」(プロ野球解説者) 福留が叱咤した理由はまだあった。藤浪は一塁のベースカバーで全力疾走していなかった。打球の勢いからして、二、三歩遅れたとしても、藤浪が全力疾走していれば、大和は間違いなく一塁に送球していた。「セーフ」とコールされたとしても、守っている野手は「何やってるんだ!?」と、シラケた気持ちにはならなかったという。 しかし、「阪神が本当に変わった」と思えたのは、福留の叱咤が終わった後を見たときだった。タイミングを見計らい、チームリーダーの鳥谷敬(35)も藤浪のとなりまで歩を進めてきた。藤浪は鳥谷がベンチ裏の控室に行くと思ったのか、道を空けるようにして一歩下がる。すると、鳥谷は抱き寄せ、グラウンドに目線を向けながら語り始めた。 福留が怒っていたのとは対照的に、諭すような口調だった。最後に「頑張ろう」と言って去ったが、藤浪は涙を隠すように下を向いていた。 「福留さんと鳥谷さんの話していた内容はほとんど同じですよ。福留さんは思ったことをハッキリと言う人なので、鳥谷さんが念押ししたというか、改めて同じことを説明し直したというか…」(関係者) 金本知憲監督でもなければ、担当コーチでもない。「怒るべきときに怒る」の憎まれ役を買って出ることのできるベテランが阪神には存在するのだ。 その後、16年目のベテラン、狩野恵輔が藤浪のとなりに陣取る。狩野は何も言わない。懲罰で応援を科せられた藤浪は味方打線に檄を飛ばす。時間にして、10分くらいだった。藤浪の心中を確かめたのか、狩野はポンと背中を叩いていつもの定位置に帰って行った。福留、鳥谷、狩野の3人の思いは藤浪に伝わったはずだ。おそらく、狩野は「厳しく出た福留と諭すように優しく出た鳥谷」を見ていたので、「自分はどう出るべきか、どうしたら、藤浪のためになるのか」を考え、見守ることにしたのだろう。 チームが強くなるにはベテランが必要…。球界でよく言われているが、若手を指導することとは、この日の福留たちの言動を指しているのではないだろうか。
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スポーツ 2016年09月07日 11時28分
リオ五輪が教えてくれた「東京五輪の野球・ソフト」の課題
アメリカメディアが衝撃的なレポートを発表した。その内容は東京五輪の追加種目となった野球・ソフトボールにも影響を与えそうだ。 リオデジャネイロ五輪のテレビ視聴率(平均)が前回大会のロンドン五輪と比べ、15%近くも落ち込んだ−−。アメリカの3大ネットワークのひとつであるNBCがそう発表した。アメリカの視聴率調査会社のニールセンも「リオ五輪開幕式の視聴率は16.5%、ロンドン五輪は23.0%だった」と伝えている。これを聞かされた民放TV局スタッフがこう言う。 「アメリカのテレビ各局が『オリンピックは商売にならない』と判断すれば、リアルタイムでの中継数を減らしていくでしょう。東京五輪に広告出資する企業は海外メディアによる世界規模での露出度を期待していたわけですから、これから出資しようと検討していた企業は二の足を踏むことに…」 また、米国人ライターもこう付け加える。 「オリンピックそのものへの関心が薄れたということはないと思います。若い世代はスマホでオリンピック中継を観ており、こちらは視聴率には反映されません。リオと東海岸の時差はマイナス約1時間、西海岸は同約4時間。時差の影響もなかったとは言い切れません」 但し、主にスマホで五輪を観た世代は30代までとされており、若い世代がどれだけ関心を持っていたか、判断ができない。しかし、「開会式はCMが多すぎて集中できなかった」とする声も米メディアは伝えており、オリンピック中継の在り方は検討する時期に入ったのかもしれない。 日本とニューヨークの時差は約13時間(サマータイム)。自国のスター選手が出る、あるいは記録の掛かった競技でない限り、アメリカはダイジェスト編集などで東京五輪の中継の仕方を変えてくるかもしれない。その場合、メジャーリーグの公式戦が行われている時期にオリンピックの野球を大きく扱ってくれるかと聞けば、答えは「ノー」。野球・ソフトの追加種目の当選を目指した関係者の真の目的は、五輪の正式競技に復帰すること。そのためには野球大国・アメリカの協力が不可欠である。 「テレビにおけるオリンピック競技の中継時間は2時間以内が理想的とされています。野球は競技の特徴からして、2時間以内でおさめるのが難しい。北京五輪のときのようにタイブレーク制が採用されたり、あるいは7回終了なんて変則ルールになるかも」(前出・TV局スタッフ) 国内の野球ファンのことをいちばんに考えてくれるのなら、NPBと同じルールが望ましい。高校野球のように、守備のタイムに制限数を設ける方法もある。野球・ソフトが東京五輪で成功をおさめるにはクリアしなければならない難題がまだありそうだ。
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スポーツ 2016年09月06日 16時00分
金本阪神が広島マジック点灯でCS大逆転へ方向転換
8月24日、広島カープに優勝マジックナンバーがついに点灯した。25年ぶりの優勝へ向け、「最後まで我々の野球をやる」と広島・緒方孝市監督(47)は、慎重なコメントを発していたが、巨大戦力を持つソフトバンクよりも早い優勝カウントダウンが対抗する金本阪神の反骨心に火をつけてしまったようだ。 「阪神は今季、対広島戦に6勝17敗(31日時点)。広島の『貯金26』のうち、『11』を献上しています。阪神が広島を独走させたようなものです」(在阪記者) 3位争いのライバル・DeNAとは13勝5敗1分け、対ヤクルトは10勝8敗1分け、対中日は12勝9敗。広島と互角の戦いをしていたら、阪神の順位も違っていたはずだ。 広島とは残り2試合だが、これをガッチリ勝てば、クライマックスシリーズ(CS)での戦い方も違ってくる。阪神の下克上は水面下で着々と進められている。 「対戦投手、各打者のデータを再検討しています。同時に一部のスコアラーを広島専門とし、徹底分析しています」(球界関係者) 中盤戦以降の敗因は、若手の失速にあった。金本知憲監督(48)はある程度覚悟していたものの、ベテランの調子が上がってこないことは計算外だったようだ。しかし、同時に嬉しい誤算もあった。 「高山俊の復調です。25日のDeNA戦で満塁弾を放ち、チームが勢いづきました。チーム全体が『高山に一発が出ると負けない』というデータを知っているのです」(前出・在阪記者) 広島との“敗因”も承知している。まず、若きエース・藤浪晋太郎が、今季対広島戦に0勝4敗と、いいところが全くなかった。 「盗塁を許し過ぎです。藤浪ひとりで“12回の盗塁企画”を受け、刺したのは1回だけ。クセを見抜かれているんです」(同) 藤浪は17日の広島戦でも敗戦投手になっている。自己ワーストとなる9敗目を喫し、入団以来続いてきた連続2ケタ勝利にも黄信号が点滅した。チーム全体でも広島に28盗塁企画を受け、刺したのは1回。バッテリー担当の矢野燿大コーチ、金村暁投手コーチ、スコアラーが藤浪のセットポジションを分析し、緊急会議も招集された。 「17日の登板で、対応策は出来ていたようでした。試合前に『だから走られた』とする仮説が立てられ、確認したようです」(前出・在阪記者) 同じテツは二度踏まない。9月14日、22日が広島との今季最終戦となるが、ここで新クイックを見せておけば「CSファイナルで阪神とは当たりたくない」と、緒方監督にもイヤな印象を残すことが出来る。 「阪神は超変革の効果で前年比5%増の観客数が確実となってきました。1試合で2000人、ビールの売上げは1日平均2万5000杯増ですよ」(同) 3位でのCS進出は試合主催権がないので営業的効果はない。しかし、シーズン中の大儲けで、ケチはつかない。最後に鯉を食う。虎の下克上は本気だ。
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スポーツ 2016年09月05日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND16 〈“BI砲”奇跡の復活〉 プロレス夢のオールスター戦
プロレス界最大のライバル関係にあったジャイアント馬場とアントニオ猪木が、長年の確執を乗り越えて同じリングに立つ。1979年8月26日に開催されたプロレス夢のオールスター戦。その歴史的な一戦はファンを熱狂の渦に巻き込んだ。 例えば時代劇で、いくら殺陣のうまい役者が出演したところで、それで作品がヒットするわけではなく、やはり主演俳優の知名度やストーリーの面白さが重要となる。プロレスにおいても同様であろう。 ただ単に強い、技術が高いというだけでは、オリンピックのような競技としては成立しても、長期にわたってファンを熱狂させるドラマとは成り得ない。その点でいえば昭和の時代、全日本プロレスと新日本プロレス両団体によるライバル物語は、まさに“超ヒット作”であった。 日本プロレス時代に端を発した馬場と猪木の確執…エリート街道を歩む馬場に対する猪木の嫉妬心から始まったとされる遺恨は、両者が独立してからも継続し、ファン感情を大いに煽り立てることとなった。 「猪木による馬場への挑発ばかりが目立ったが、馬場も決してそれに甘んじていたわけではない。むしろ、裏では馬場のほうがガチンコだった」(全日関係者) 馬場が海外人脈をフル活用して、新日の外国人招聘ルートを遮断したのは知られたところだが、さらに直接的な“猪木潰し”も画策されていた。 「'75年に全日の開催したオープン選手権がその舞台になるハズでした。力道山の十三回忌追善を名目に、猪木にも参加を要請。先に新日の興行日程が組まれていたため実現はしなかったが、もし猪木が“馬場との対戦”に釣られて強行出場していたならば、その後の猪木の活躍はなかったかもしれない」(同) 総当たり戦ではなく実行委員会によるマッチメークで相手が決まるという、リーグ戦としてはやや特殊な形態で行われたこの大会、大相撲の取組と同じといえばそうなのだが、これには裏の意図が隠されていた。 「もし猪木が参加となったときには、ホースト・ホフマンやパット・オコーナー、ディック・マードックらの“セメント(真剣勝負)で強い”選手を次々と当てて、馬場との対戦の前に壊してしまうつもりだった」(同) 馬場としても、悪意に満ちた誹謗中傷や無法な対戦要求を仕掛ける猪木に、業を煮やしてのこと。互いにプライドと生き残りを懸け、引くに引けない状況にまでなっていたのである。 そんな暗闘が続く中で行われたのが、'79年8月26日の『プロレス夢のオールスター戦』であった。 本気でいがみ合ってきた馬場と猪木が同じリングに上がるという“事件”は、まさに全日vs新日の大河ドラマにおけるクライマックスとなった。 「東京スポーツの創刊20周年記念として企画されたこの大会は、東スポにしかできないものでした」(スポーツ紙記者) 朝刊各紙がプロレス報道を減らし、また専門誌も月ごとの発行だった当時、大々的にこれを取り扱う東スポは、団体にとって現在進行中のストーリーをファンに知らせる“営業ツール”であり、興行の成否を決める最も重要な媒体だった。 「そんな東スポでも実現できなかったのが、ファンの一番の望みである馬場と猪木の直接対決でした。そもそも馬場は当初、猪木と同時にリングに上がることすら拒絶していたそうで、それでもなんとかBI砲(馬場と猪木のタッグチーム)復活にこぎつけたのは、東スポ主催だったからこそでしょう」(同) 対戦相手は、ファン投票で選ばれたアブドーラ・ザ・ブッチャー&タイガー・ジェット・シン。両団体のトップヒール(悪役)コンビに決まる。 「実際の投票1位はテリー&ドリーのザ・ファンクスだったともいわれ、これは日プロ時代のBI砲ラストマッチで敗戦を喫した相手へのリベンジの意味もあったが、全日側の拒否によって流れたようです。BI砲とファンクスのベビーフェイス対決では、誰に勝敗をつけるかの問題があったのでしょう」(同) 馬場と猪木の決着戦というファンの第一希望からは大きく後退したが、それでも試合当日、会場の日本武道館は観衆1万7000人の超満員。さらに入り切れなかった多くのファンが「せめて場内から漏れてくる音だけでも聞きたい」と、会場を取り囲んだ。 また、馬場と猪木も、それぞれ望んだ形の試合でなかったにもかかわらず、観衆の注目に応えるべく近年にない良好なコンディションで試合に臨んだのは、さすが一流の証しであろう。馬場の十六文は相手の頭を越えるほどに高く上がり、猪木もブッチャーの巨体をブレーンバスターで投げ飛ばしてみせた。 最大の見せ場であるBI連携のアームブリーカーも無難にこなし、両雄は存分に持ち味を発揮。猪木がシンを逆さ押さえ込みで下したフィニッシュは、やや唐突な印象もあったが、それでもファンの歓声が止むことはなかった。 ただし、これは試合内容への賛辞だけではなく、「この先に馬場vs猪木がある」との期待もあってのこと。しかし、2人のドラマはついに未完のまま終わってしまったのだった。
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スポーツ 2016年09月05日 12時00分
メディア界が白熱する体操男子争奪の仁義なき戦い
リオデジャネイロオリンピックで奇跡の大逆転を成し遂げ、3大会ぶりとなる金メダルを獲得した体操男子チーム(内村航平・加藤凌平・白井健三・田中佑典・山室光史)がテレビ&広告界を揺るがせている。メンバーの誰もが“金のなる木”とソロバンを弾き、仁義なき争奪戦を展開しているというのだ。 「チームは揃いも揃ってイケメン揃い。あの5人をテレビに出せば高視聴率は確実です。バラエティー番組はタレントとして、情報番組は将来のアイドル候補としてテレビに引っ張り出したい。各局は水面下で出演交渉を始めています」(編成関係者) 気になるチームメンバーの出演料だが…。 「オリンピックのメダリストなのでゴールデン&プライム帯のバラエティー番組なら出演料は最低1本100万円〜は固い。でも、この体操チームは別格。出演料200万円〜なんて声も飛び交っている」(制作関係者) 広告界もテレビ界に負けじと、メンバーの奪い合いを展開しているという。 「今や選手らの市場価値はうなぎ登りです。5人一緒なら最低でも1億5000万円〜。3億円超えは時間の問題でしょう」(大手広告代理店幹部) メディア界は、この5人の名前の頭文字“K(加藤)・Y(山室)U(内村)・T(田中)・S(白井)”をもじって“KYUTS”(キューツ)と呼んでいるという。 「キュートにも引っ掛けている。グッズ販売も予定するほど、まさにアイドル顔負けのフィーバーぶりですよ」(広告代理店営業マン) 当然だが、芸能プロも興味津々だという。 「大手芸能プロはこぞってスポーツ選手を囲い込み、マネジメントする傾向がある。テレビやCM、グッズ、講演会、政府系の仕事などで莫大なお金が動くからです。4年後には東京五輪も控えている。彼らは本当に“金のなる木”ですよ」(広告代理店シンクタンク) 注意すべきは女性スキャンダルのみ!?
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スポーツ 2016年09月04日 16時00分
イチロー メジャー通算3000本安打の原点 〜スポーツジャーナリスト・友成那智〜
イチロー(42)のメジャー3000本安打達成は米国でも大きく報じられた。 記事で目についたのは、この快挙をバットと関連付けて報じているものが多かったことだ。 地元マイアミの最有力紙『マイアミ・ヘラルド』はイチローがバットを湿気や過乾燥から守るため、バットをジュラルミンのケースに入れて持ち運びしていることを紹介。『ニューヨーク・タイムズ』は、「イチローはバットを、ストラディバリウスのバイオリンのように大切に扱っている」と書いた。 こうした記事が次々に出たため、イチローのバットは今やメジャーで最も存在感のあるバットになったといっても過言ではない。 イチローはバットを他の選手の何倍も大切に扱っているが、バットの方も、一人三役をこなしてイチローの3000本安打達成に多大な貢献をした。 バットは投手が投げたボールを打つ道具として使われるだけ、一人一役が通常である。ところが、イチローはそれだけに限定せず、「三振を回避する道具」としてもフルに活用している。 イチローがめったに三振をしないのは、追い込まれても、ストライクかボールか判断の難しい投球にちょこんとバットを出して、ファウルに逃げる技術があるからだ。 オリックス時代、イチローはこれをあまりやらなかった。しかし、メジャーに来てからは、盛んにやるようになっている。 「日本ではピッチャーの球速が遅いので、カットしようとファウルにならずフェアゾーンに飛んで、凡ゴロになってしまう。しかしメジャーは、ピッチャーの平均球速が日本より5キロくらい速いので、カット狙いでバットを出すと確実にファウルにできるのです。だからイチローは、カットの技術をフルに活用するようになりました」(元オリックス番の全国紙記者) もし、イチローにこの技術がなければ、通算の三振数は1021ではなく2000前後になっていただろう。通算の三振数が1000増えると通算のヒットは250前後減ると考えられるので、3000本安打達成は見果てぬ夢に終わったはずだ。 カットで三振を回避することは、一見、せこいテクニックに見えるかもしれない。だが通算安打数を増やす上で、大きな役割を担っていたのだ。 イチローのバットは「バントヒット製造機」という役割も担っている。 米国では毎年8月になると老舗の『ベースボール・アメリカ』誌が監督アンケートの結果を発表する。その中には『ベスト・バンター』という項目もあり、2001年から'10年まではイチローが1位ないし2位に選ばれていた。 イチローが監督たちからバントの名手という評価を受けていたのは、送りバントがうまいだけでなく、バントヒットの成功率が際立って高かったからだ。イチローのメジャー16年間のバントヒット成功率は45.7%という高確率で75回も成功させている。 この75個は3000本安打の2.5%を占めるだけだが、あるとないとでは大違いの数字だ。仮になければ、今季中の3000本安打達成は不可能だった。 この一人三役をこなすイチローのバットは、今年で23歳になる。 誕生したのはイチローがオリックスに入団して2年目の1993年のことだ。 それまでイチローは元巨人の篠塚(和典)モデルのバットを使用していた。だが、ヘッドの部分がやや重いと感じており、先輩の小川博文内野手(現DeNA打撃コーチ)がミズノの養老工場に行く際、同行してバットの名工久保田五十一さんにそのことを相談した。 それを聞いた久保田さんは、 「それを解決する方法は二つあります。一つは、重い木を使ってヘッドの部分を少し細くするやり方です。もう一つは、軽い木を使って根元の方を少し太くするやり方です」 と述べた上で、イチローにどちらを選択するか決めるように言った。 そう言われても、当時のイチローは答えに自信がなかったので、 「久保田さんなら、どちらを選びますか?」 と尋ねた。すると間髪をおかず、久保田さんが、 「ぼくなら重い木を使ってヘッドの部分を少し細くする方を選びます」 と断言したので、イチローはそれに従った。 久保田さんはさっそく篠塚モデルのヘッドを0.5ミリだけ削ってイチローに手渡した。直径61.05ミリを60.55ミリにしただけだが、振ってみるとヘッドの重い感じが消え、抜けやすくなっていた。 こうして篠塚モデルに少し改良を加えたものが、イチローモデルになった。 それ以降、イチローは今日に至るまでバットの基本形を変えていない。 では、ほかにイチローのバットには、どんな特徴があるのだろう? 筆者は2008年に取材でミズノの養老工場を訪れた際、製作者の久保田五十一さんにそのことを尋ねたことがある。 久保田さんから頂いた答えを要約すると、以下のようになる。●スイートエリア(打芯)が狭い。●スイートエリアが先端の方にある。●細いので内角の速球に差し込まれると折れやすくなる。●アオダモで作っているのでバットのしなりが大きい。 このような特徴のあるバットは、狭いスイートエリアで打球を捉えると驚くほどいい当たりが出るが、ちょっとでもスイートエリアを外すとボテボテの当たりしか出ないので、素人には使いこなせない。しかし、バットコントロールに長けたイチローは、苦もなく使いこなし、大きな武器にしていった。 このように、同じ形状のバットを使い続けているイチローだが、重量や木の種類は必要に応じて変えている。特にメジャーに移った際は、外国人投手の速いボールに対応するため900〜915グラムあったバットの重量を880〜900グラムに下げ、使用木もアオダモからホワイトアッシュに変えた。 さらにバットの色もナチュラルカラーから黒にしている。 しかし、ホワイトアッシュを使ったのは1年だけで、翌'02年にはアオダモに戻している。 再度、ホワイトアッシュに変更したのは'15年のことだ。これはイチローの好みで行った変更ではなく、アオダモの乱伐で資源が枯渇したのが原因だった。それでもアオダモへの愛着は断ちがたいようで、バットのストックがあったため打撃練習では引き続きアオダモを使って、外野席にライナー性の大飛球を放り込んでいる。 最後にイチローとピート・ローズとの比較を少し行って、この記事を締めくくりたい。 イチローとローズはどちらも球史に残る安打製造機だ。そして、ともにミズノの久保田五十一さんが製作したバットを使用していたことで知られるが、使用しているバットは天と地ほども違いがあった。 ローズが使っていたバットはタイ・カッブ・モデルで、グリップが太く、スイートエリアも広かった。そのため水平にスイングするとヒットが出やすく、素人でも十分使いこなすことができる。それに対しイチローのバットは、グリップが細く、スイートエリアが狭かった。そのため素人にはとても使いこなせない難易度の高いバットである。 しかし、最も大きな相違点は、バットに対する姿勢にあった。 イチローはバットを自分の体の一部のように大切に扱ったが、ローズはバットを平気でインチキの道具に使った。'85年、ローズはタイカッブの通算4191安打に迫っていたが、すでに44歳になりヒットが簡単に出なくなっていたため、コルクバットでヒットを打つことを企み、工具を使ってミズノ製のバットの中にコルクを埋め込んだのだ。 中にコルクが埋め込まれたバットはヘッドが軽くなるだけでなく、バットの反発力も増すので長打が出やすくなると言われている。ローズが、このミズノのバットをくり抜いて作ったコルクバットで何本ヒットを稼いだかは定かではない。用が済んだあと、きちんと処分していれば、知られることもなかっただろう。 しかし、当時のローズは賭博で作った借金で首が回らなくなっており、試合で使ったバットを高値で買ってくれる収集家に売っては、バクチの資金を得ていた。注意力が散漫になっていたローズは、コルクを仕込んだバットまで売ってしまったため、買い主はバットの中に細工した痕跡があることを発見。X線でバットの中にコルクが入っていることが明らかになった。 ローズはこんな涙ぐましいインチキまでしてカッブの4191本を超えたのだ。 こんな人間に、イチローの日米通算4256安打を小バカにする権利があるのだろうか? 答えは聞くまでもあるまい。
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スポーツ 2016年09月04日 12時00分
絶対王者KUSHIDAを止めるのは誰だ? BUSHIが再挑戦! 【新日本9・17大田区大会展望】
新日本プロレスは9月〜10月大会の対戦カードを発表した。 昨年は9月に岡山と神戸、10月に両国で開催した秋のビッグマッチだが、今年は、9・17大田区総合体育館、9・22広島サンプラザ、9・25神戸ワールド記念ホール、そして10・10両国国技館で行われる。9月にビッグマッチを3大会も行えるところに今年の新日本の勢いと、攻めていく姿勢が感じられる。 今回は「DESTRUCTION in TOKYO」9・17大田区総合体育館大会の展望を書いてみたい。「DESTRUCTION in TOKYO」9月17日(土)大田区総合体育館 18時開始(1)タッグマッチ 20分1本勝負デビッド・フィンレー&ヘナーレ 対 ロッキー・ロメロ&バレッタ(2)タッグマッチ 20分1本勝負永田裕志&中西学 対 ヨシタツ&キャプテン・ニュージャパン(3)6人タッグマッチ 20分1本勝負真壁刀義&本間朋晃&タイガーマスク 対 天山広吉&小島聡&獣神サンダーライガー(4)6人タッグマッチ 20分1本勝負後藤洋央紀&石井智宏&外道 対 タマ・トンガ&タンガ・ロア&チェーズ・オーエンズ(5)シングルマッチ 20分1本勝負ジュース・ロビンソン 対 カイル・オライリー(6)スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイ 対 ケニー・オメガ&バッドラック・ファレ&高橋裕二郎(7)スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負マイケル・エルガン&棚橋弘至&田口隆祐 対 内藤哲也&SANADA&EVIL(8)NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負<王者>柴田勝頼 対 ボビー・フィッシュ<挑戦者>※2度目の防衛戦(9)IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負<王者>KUSHIDA 対 BUSHI<挑戦者>※6度目の防衛戦 第6試合のCHAOSとバレットクラブによる6人タッグマッチは、9・22広島大会でシングル対決が決まっているオカダとファレ、YOSHI-HASHIとケニーのダブル前哨戦。オカダはG1でファレに恥をかかされており、前哨戦を優位に進めて当日を迎えたいところ。またケニーが持つ2017年1月4日東京ドーム大会IWGPヘビー級王座挑戦権利証戦に挑むYOSHI-HASHIも、1・4ドームでのオカダ戦をぶち上げているだけに、前哨戦を制してG1の勢いが本物であったことを証明してもらいたい。 続く第7試合は、アメリカROHでエルガンがドノバン・ダイジャックを相手にIWGPインターコンチネンタル王者を初防衛したため、9・25神戸大会での内藤戦がタイトルマッチになった両選手による前哨戦。内藤が当日までに、エルガンをどのようにして精神的に追い込めるかがポイントになりそう。エース棚橋はG1で敗れたSANADAと今シリーズ連日タッグマッチが組まれており、再戦への伏線になるのか注目したい。 セミファイナルはNEVER無差別級選手権試合。王者の柴田は先月のROH遠征で、フィッシュが保持するROH認定TV王座に挑戦したが、好勝負の末敗れている。さらにフィッシュのパートナーであるカイル・オライリーにまでノンタイトル戦ながら敗れており、ここはホームである新日本のリングできっちりリベンジする必要がある。しかし柴田やG1では柴田にも勝っているEVILから勝利を収めたことにより、フィッシュ&オライリーのreDRagonが新日本マットでもジュニアからヘビー級戦線にシフトチェンジしてくる可能性も当然考えられる。 メインはスーパーJカップ2016の覇者である地元大田区出身のKUSHIDAにBUSHIが挑戦するIWGPジュニアヘビー級選手権。Jカップではプロレスリング・ノアの石森太二、拳王、鈴木軍のタイチ、そして決勝ではノアジュニアの最高峰タイトルである、GHCジュニアヘビー級王者の鈴木軍、金丸義信といった強敵を相手に4連勝しての初優勝。来年はジュニアヘビーの代表としてG1クライマックスに出場することや、日本のジュニアを背負って、世界中の団体に出ていく用意があることも明らかにした。そんな絶対王者に待ったをかけたのが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)に加入してから、存在感を増したBUSHIだ。BUSHIは2・14新潟大会で同タイトルに挑戦したときは敗れているが、6・6仙台大会で行われた「BEST OF THE SUPER Jr・XXIII」の公式戦最終戦で対戦したときにはKUSHIDAを破り、決勝進出を阻止しているだけに、今回も巧みに毒霧を使いながらラフファイトで王者を追いつめることが予想される。KUSHIDAにとって油断は禁物だ。 大田区総合体育館から開幕する新日本プロレス秋のビッグマッチも見逃せない。(どら増田)<新日Times VOL.33>
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スポーツ 2016年09月03日 16時00分
ゴジラ松井代表監督候補を悩ませる東京五輪「プロ・アマ混合」の難題
やっぱり、当選してからが本当の戦いだった。東京五輪の追加種目に決まった野球・ソフトボールの話だ。一定期間、神宮球場が使用できなくなるなど、プロ・アマが結束して乗り切らなければならない問題もある。 NPBスタッフは「覚悟していた」とは言うものの、新たに露呈した難題は“想定外”だったようだ。 「もう、心配の次元が変わってきました。日本人メジャーリーガーを招聘できないなんて次元のレベルじゃない」(球界関係者) 野球競技の参加国はホスト国・日本を除いて5カ国。計6カ国で争うことは事前に分かっていたので、「1勝でメダル獲得か」という非難は覚悟していた。侍ジャパンは日本中の支持を得るため、『監督・イチロー』や『ゴジラ松井監督-長嶋茂雄氏のサポート体制』など、スタッフの“ドリーム化”も水面下で進めていた。しかし、肝心の選手招集でベストメンバーを揃えられない可能性が浮上してきたのだ。 「東京五輪が行われる4年後のエースと4番、誰だと思います?」 先の関係者がそう聞き返してきた。大谷翔平と藤浪晋太郎が投げて、中田翔と筒香智嘉で4番を争い…。野球ファンの多くがそう予想するはずだが、4人ともメジャー挑戦の意向を秘めている。中でも、大谷は東京五輪イヤーの2020年に国内FA権を取得。「五輪を戦って、同年オフに入札」と予想されていた。 「日ハムが今春、米アリゾナでキャンプを行ったのは大谷のお披露目。メジャースカウトによる大谷の最終チェックは'17年の第4回WBCです。『選手を売る』方針のこのチームは、売り時を逃しません」(同) 今季、不振に喘ぐ中田には「得点圏打率が低過ぎる」なる評価が日ハム内にもともとあって、スカウト陣も「次の4番候補」を最重要ポイントとし、今夏の甲子園視察を続けていた。その中田は'17年オフに国内FA権を取得する。大谷との同時ポスティングが現実味を増し、メジャースカウトは「筒香と巨人・菅野(智之)」の視察にも熱心だという。NPBスタッフがベストメンバーを揃えられないと嘆く理由は、主力選手たちの去就問題にある。 「野球・ソフトの復活は学生野球連盟、高野連の協力もあってこそ。となると、東京五輪でプロだけがおいしい思いをするわけにはいかないでしょう」(関係者) 大谷たちの去就も絡み、プロ・アマ混合チーム論がよぎり始めたのだ。 「プロに対し、アマ側が遠慮するので、混合チームはシドニー五輪で失敗しています」(同) 監督候補のゴジラ松井を支えるアマの要人の名前も挙がり始めた。星稜時代の恩師・山下智茂元監督は現在フリーだが、高野連は夏の甲子園に影響を持つので「影ながら応援」にとどまると思われる。 面識のない大学関係者を選べば、ゴジラ松井に遠慮して意見を引っ込めるのは目に見えている。自国開催ながらスター不在のチームなど前代未聞。
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スポーツ 2016年09月02日 16時00分
金メダルなら報奨金500万円のはずが、柔道はゼロ! なんでそうなるの?
リオ五輪、今大会の日本のメダルの数は、金12個、銀8個、銅21個で、過去最多となる41個獲得の大躍進で閉幕した。 今回、日本人選手の大活躍に思わず眠気も吹き飛んだ人たちも多かったはず。彼らの素晴らしい功績を称えるため、JOC(日本オリンピック委員会)からはメダル獲得の報奨金が出る。今大会は金メダル獲得で500万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円。金メダルについては前回のロンドン五輪の300万円から200万円アップした。 「選手は出場競技によって所属する連盟や協会からの報奨金もありますが、あれだけ盛り上がった柔道では、どの色のメダルを取っても報奨金はありません。金メダルで言えば、水泳は200万円、体操50万円、レスリング300万円、自転車競技は何と3000万円です。このように随分と報奨金の格差が存在しているのです」(スポーツ紙記者) ところで、選手へのご褒美ともいえるこの報奨金に税金は掛かるのだろうか。 「税金が掛からない非課税枠が設けられていて、それを超える部分は対象となります。報奨金の非課税枠は金メダル300万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円になる。仮に金メダルを取ってJOCから500万円受け取っても、300万円を差し引いた200万円には税金が掛かります」(同) 選手たちは4年に一度のスポーツの祭典のため連綿たる努力を惜しまない。さらに多くは小さい頃から競技を始めており、家族のバックアップは計り知れないものがある。高額スポンサーが付く選手はほんの一握りで、ほとんどの選手は会社勤めやアルバイトをしながら競技を続ける資金を捻出している。 「そんな状況で手にした“ボーナス”に、サラリーマンと同じように税金を掛けるのは問題アリでしょう。選手をサポートするのであれば、それこそ全額非課税でもいいくらい。国民も納得すると思いますよ」(スポーツジャーナリスト) 4年後の東京五輪では日本人メダリスト全員に1億円非課税! それくらいの“おもてなし”の心意気を見せてほしいものだ。 実際は、金メダリストたちに群がる各企業のスポンサーが支払う金額は億単位であるから、金メダル500万円はおまけみたいなものかもしれない。今回活躍した柔道選手たちにも是非愛の手を!
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