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巨人と決別か 原辰徳氏が福岡SBホークス監督就任ネット裏情報

 巨人前監督の原辰徳氏(58)が“セ・リーグ天王山”となった8月23日からの広島との3連戦で東京ドーム入りしていた。当日はニッポン放送のラジオ解説、25日は日本テレビのゲスト解説。原氏が東京ドームを訪れるのは、ヤクルトとの開幕戦以来とあって、様々な憶測が流れた。
 「ちょうどこの時期、パ・リーグも天王山を迎えており、25日に4連勝した日本ハムが今季初めて首位に立ちました。一方、6月24日の時点で2位に11.5差の絶対的リードをつけていたソフトバンクは首位から陥落。しかも、8月に入ってから、悪夢のような試合が続いていて8勝12敗(8月25日時点)。工藤監督の采配能力を疑問視する声もあり、『優勝を逃せば進退問題に発展する』と囁かれているのです」(スポーツ紙デスク)

 冒頭に記した原氏の突然の表舞台登場には、今後の身の振り方を決断する狙いが秘められていたという。巨人がこの天王山で3連勝すれば、逆転優勝の可能性も浮上する。そうなれば、巨人支援に全力投球しようと…。
 しかし、初戦こそ途中出場した脇谷亮太内野手のサヨナラホームランで先勝したものの、2戦目に満を持して登板したエース菅野智之投手が、左打者を5人並べた赤ヘル打線相手に玉砕。ゲーム差が8に開き、広島に優勝マジック「20」が点灯した。この時点で、原氏は巨人との決別に大きく舵を切ったという。

 原氏のもとには、東京五輪で復活する野球・日本代表監督のオファーが届いている。巨人監督在任12年でリーグ優勝7度、日本一が3度。日本代表監督として2009年の第2回ワールドベースボール・クラシック(WBC)を制覇した名将だ。この活躍に目をつけた安倍政権は、東京五輪で「侍ジャパンを率いて金メダル」、その後は政界入りして「スポーツ大臣」に就任するというシナリオを思い描いており、本人もそれを望んでいるという。

 問題は東京五輪までのこれからの4年間だ。選択肢は三つある。
(1)巨人に籍を置き「球団顧問」として時間待ちし、いずれ日本代表監督就任。
(2)日本代表監督に就任し、五輪準備に入る。
(3)巨人GM、または他球団の監督・GMを経て日本代表監督に−−。

 しかし、巨人復帰の可能性は皆無に等しいという。
 「巨人はすでにメジャー流のフロント主導のチーム編成にスイッチしていて、高橋由伸監督の次は松井秀喜氏で固まっています。つまり、ユニホーム組のフロント入りが消えたことで、原氏の巨人での居場所はなくなっており、今年から球団顧問という実体の分からないポストが用意されました。長嶋さんに代わって名誉監督就任も考えられますが、過去の女性問題に絡んで元暴力団員に1億円を支払ったとする週刊文春の記事が最高裁で『文春勝訴』となったことで、原氏を第一線に呼び戻そうという声は少数派になっています」(巨人関係者)

 そこで、にわかに漏れ伝わってきたのが、ソフトバンクの監督就任説だ。原家のルーツは福岡県大牟田市にあり、九州での人気は根強いものがある。来年77歳の喜寿を迎える王貞治球団会長も、自身の補佐として人となりを知る原氏のソフトバンク入りを切に願っているという。
 そんな水面下の動きがあるからか、ソフトバンクは8月に入ってから迷走を続け、歴史的な“11.5差喪失”という事態に直面。球団内には、工藤監督の責任を問う声が出始めている。
 「今季は3年契約の2年目で、契約は来季も残しています。しかも、昨季は連続日本一を達成し、今季、たとえリーグ優勝を逃してもクライマックスシリーズで日本一になる可能性は十分あります。その意味で監督交代は考え難いが、ソフトバンクは巨大戦力を抱えて、負ける要素がないに等しい常勝軍団。工藤監督が常々、優勝を逃せば辞める覚悟で臨んでいる、と口にしていることが命取りになる可能性もあるのです。実際、リーグ優勝を逃せば、辞意を固めて進退伺を出すことが予想され、球団が不測の事態に備えているのも確かです」(福岡の地元テレビ局幹部)

 天王山3連戦の結果を受けて原氏は「(巨人は)数字的には厳しい状況ではあるけど、勝負は何が起こるか分からない」とコメント。一方、工藤監督も「奇跡も起きるし、こういうことも起きるのが野球」と話した。くしくも両者は「この先、何が起こるか分からない」と口を揃えた。
 工藤監督に代わってソフトバンク監督に就くのか、王会長のもとで工藤監督をサポートしながら球界を俯瞰し、東京五輪に備えるのか−。球界の今後を左右する結論は、もうすぐ出る。

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