スポーツ
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スポーツ 2016年10月06日 14時00分
横浜DeNA ラミレス監督続投裏に「ハマの番長」三浦コーチ入閣
ハマの番長・三浦大輔(42)が今シーズン限りでの引退を表明した。2014年からは兼任コーチとしてもチームを牽引してきたが、今春のキャンプは「投手三浦」よりも、「コーチ三浦」のほうに長く時間を割いていた。関係者は「やっぱり」と思いつつも、一抹の寂しさを感じていた。 「ラミちゃんの次は三浦かもしれませんね。三浦は投手陣だけでなくチーム全体に睨みが利くし、DeNAファン以外からも認知された看板選手ですから」(ベテラン記者) DeNAはこれと前後して、ラミレス監督(41)の続投を発表している。初のCS進出を決定させた功労者であり、「奇策で目立つことはしなかったが、堅実な采配」に徹したことで、「ひょっとしたら名将!?」の声もチーム内外から出ているという。そのラミレス監督のもとで、DeNAの次世代を託す準備も始まった。 「三浦は兼任コーチと言っても、投手起用や一、二軍の入れ替えについて意見を求められることはほとんどなかったはず。練習のお目付役でした」(同) 投手部門は篠原貴行、木塚敦志両コーチが仕切っている。また、ヘッドコーチは進藤達哉氏が務めているように、DeNAは旧ベイスターズOBを呼び戻す戦略を中畑時代から続けてきた。「将来的には旧ベイスターズOBが監督になって、優勝を」の目標もあるからで、番長三浦にもその一端を託そうというわけだ。 「木塚投手コーチがその部門に長けた専門家だとしたら、三浦は監督タイプ。どんなに負けが込んでいたときも一番に球場入りして必死に練習し、若手はその背中を見て『自分も』と思ってきました。多くを語らず、でも自身の立ち居振る舞いでチームを牽引できる人。ラミレス監督も認めており、『三浦入閣』をすでに了承しているとも聞いています」(球界関係者) また、三浦は自分自身を発信できる選手だった。ブログが好評なのは有名だが、『自撮り』の素質はプロ級とも言われており、「どうやって撮ったんですか?」と、テレビ取材を受けたこともあった。インターネット事業が中心のDeNAは観客増のため、積極的な経営展開を続けてきただけに、三浦の自己発信力は手放したくないと思っている。 「外で勉強させるのも悪くない。でも、三浦も芸能プロと契約しているので、退団させたらバラエティー番組に染まってしまう危険性がある」(同) 三浦にはFA宣言して残留した経緯があり、その“愛社精神”は旧横浜がDeNAに「忘れないでくれ」と継承させたという。大魔神・佐々木や谷繁前中日監督よりも三浦。ラミちゃんの参謀として番長はどんな睨みを利かせるのか。
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スポーツ 2016年10月05日 14時00分
阪神FA補強でクリーンナップを「元ドラゴンズ選手」に大改造
『異変』が起きたのは、9月18日だった。 同日、金本阪神は巨人との23回戦を雨で流した。雨天中止が通達されるなり、阪神ナインは室内練習場に移動し、軽く汗を流したのだが、外野手の福留孝介がファーストミットをつけて内野守備に入るなど、レギュラーポジションの大シャッフルを行ったのだ。 「今オフのFA市場は外野手の宝庫です。オリックスの糸井、日本ハムの陽、中日の平田と大島。金本監督は打線強化を補強課題としており、フロントも大砲を獲得するつもりで動いています。もしかしたら、同日のシャッフルは特定選手に向け、『ウチは獲るで』のメッセージだったのかもしれません」(トラ番記者) 糸井嘉男については「以前よりもメジャー志望にこだわらなくなった」との情報もある。しかし、背後にいる代理人は、かつて金子千尋に「国内FA宣言+ポスティング強要」の“合わせ技”を行使させた人物だ。 阪神は煮え湯を飲まされた経緯もあり、「回避する」と目されている。また、陽岱鋼は高山、板山の現有戦力とタイプが重なる。 つまり、狙うのは一発のある平田良介(28)、シェアな打撃と機動力を兼ね備えた大島洋平(30)のダブル獲得と見られている。 一方、今ドラフトでの補強はどうか。 3年前の東京六大学リーグ戦視察でのこと。故・中村勝広GMが一目惚れした右腕がいた。 当初の目的は有原航平(早大→日本ハム)の状態を把握することだったが、慶大の1年・加藤拓也を見て、「今すぐ連れて帰りたい」と大絶賛。ガッチリとした体格、重量感のある速球に「呉昇桓に似ている」として二重丸を付けたのだ。 以後、阪神の関東地区担当スカウトは加藤を追ったが、創価大・田中正義などの出現でトーンダウンしてしまった。 「今ドラフトは即戦力投手が少ない。田中に指名が集中するのは必至で、大学1年生でクローザーを務め、現在は慶大の大黒柱となった加藤の名前が再びクローズアップされました」(同) ストーブリーグの金本阪神は補強もドラフトも、フロント主導で行われそうだ。 「CS進出がダメになった時点で金本監督だけに任せておけないとなり、『育成もけっこうだが、外部補強もやる』に方向転換されました。外国人選手も獲りますが、リリーフ陣の強化も課題としており、社会人、地方大学の投手を大量指名し、最初からリリーフで使う戦略です」(同) 補強に重点を置けば、若手の出場機会は激減するが、 「3番大島、4番福留、5番平田の“ドラゴンズ打線”に超変革するでしょう」(前出・トラ番記者) これぞ阪神ドラゴンズ。
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スポーツ 2016年10月05日 12時14分
森繁和監督代行の形式昇格に秘められた中日の近未来像
中日ドラゴンズが森繁和監督代行(61)の昇格を発表した(9月29日)。候補者とされた小笠原道大二軍監督(42)は来季もファームの指揮を執ることになった。その森新監督が会見で放ったコメントが意味シンである。 「監督が代わる度にコーチが代わるようではダメ。先々を見ないと同じことの繰り返し。次の監督になるヤツを育てるということが今までの中日にはまったくなかった。これから誰をコーチに入れていくか、ガッツともそういう話はしている」 ガッツとは、小笠原二軍監督のこと。コメントの内容からして、森新監督は自らを「次の若い監督への繋ぎ役」と言いたかったのだろうが、「小笠原二軍監督と話をしていく」ということは、「森−小笠原の継承」が前提とされているのだろう。 「中日は変わらないということ。落合GM(博満=62)が仕切る体制のまま、今後もチーム編成が進められていくのでしょう」(ベテラン記者) 谷繁元信監督が成績不振で休養となった際、「チームの戦力補強を託された者」として、落合GMの引責論も唱えられた。中日グループには“落合アレルギー”を持つ要人も少なくないとされ、「落合GMの影響下にない者が新監督に選ばれるのでは」との見方もされていたが、実際はそうではなかった。 また、森新監督と落合GMの信頼関係は説明するまでもないだろう。 「落合体制をこのまま押し通すのかどうか。反対派を鎮めるためにGM制をやめて、落合氏の肩書を編成部長に変えるなどの折衷案も考えられるが…」(前出・同) 落合−森体制が再構築されたことで、気になるのは、ベテラン選手たちの処遇だ。球団は岩瀬仁紀投手(41)、荒木雅博内野手(39)、森野将彦内野手(38)と来季も契約を結ぶ旨を発表しているが、こんな見方もされている。 「岩瀬たちの処遇については落合GM以外の球団首脳陣から出た情報なので、もう一度話し合うことになると思う」(前出・同) 「最終決定ではない」と見る声に対し、反対の意見もある。 「谷繁前監督の休養が発表されたのが8月12日、岩瀬たちの処遇について球団が彼らと話し合いの場を設けたのは、同月末。谷繁前監督を休養させた時点で中日は来季に向けて動いていたし、選手人事は落合GMに決定権がある。落合GMにこれまでのような独断決定権がないとしても、チーム功労者である彼らに花道を用意してやりたいと思う球団スタッフはたくさんいます」(球界関係者) 荒木はこの時点で、通算2000安打まで残り44本だった。記録達成までサポートした直近の前例もあるだけに無下な対応はしないだろう。 また、ベテランたちの処遇のカギを握るとされるのが、落合GMの後ろ楯でもある白井文吾オーナー(88)だ。同オーナーは国内FA権を取得した大島洋平(30)、平田良介(28)の両外野手の慰留について、一部メディアの質問を受け、「宣言残留を認める」と話していた。「宣言残留」とはFA権を行使し、他球団と交渉したうえでチームに残ることを許すというものだが、過去、中日はほとんどのFA選手にそれを許していない。「だったら、出て行け」の発想であり、それを認めるとするオーナー発言は「大島、平田を必要な戦力」と見ているのだろう。しかし、その発言が出た4日後の9月20日だった。白井オーナーは来季以降のチーム編成について、「目利きに期待する」とニュアンスを変えている。「目利き」とは、落合GMのことである。 どの選手を残し、また、どんな選手を獲るのか、全ては落合GM次第ということか…。谷繁前監督の途中休養からの混乱を指して、中日はGM制をやめるとの見方も聞かれた。落合氏は肩書こそ変わるかもしれないが、今後も中日球団に大きな影響をもたらしていくようだ。
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スポーツ 2016年10月04日 14時00分
本誌独占入手! 落合GMが「江川中日」に失敗したお家騒動舞台裏
1997年以来の最下位が確定した中日が、抜本的なチーム改革に乗り出す。8月9日に早々と谷繁元信監督の“事実上の解任”となる休養を発表。以降、今シーズンは森繁和ヘッドコーチが監督代行を務めてきたが、その後も浮上することなく、19シーズンぶりの6位に沈没。その一方で、昨季より1日早い70試合目でホーム観客200万人(計202万313人)を突破していた。 「白井文吾オーナー(88)は落合博満GM(62)の減益増収の手腕に信頼を寄せていますが、ファンの感情はまるで違う。喧嘩両成敗じゃないが、球団が谷繁監督の解任を決めた時点で、落合GMの責任を求める声が渦巻いていました。そんな状況下で、次期政権は監督として4度リーグ優勝を果たし、GMとして選手年俸を大幅に削減し球団赤字の解消に貢献した“オレ流改革”を突き進めるのか、それとも抜本的な方向転換を図るのか。前者なら森監督代行の続投か小笠原道大二軍監督(42)の昇格。後者なら山本昌氏(51)、立浪和義氏(47)、山崎武司氏(47)ら、中日OBへの先祖返りです」(中日担当記者) 西山和夫球団代表は9月23日、新チーム体制について「10月3日の宮崎フェニックスリーグ開幕までに新しいスタートを切らないといけない」と発言。今季最終戦となる28日の巨人戦後に、新監督を発表したい意向を示していた。しかし、すでに白井オーナー、佐々木崇夫球団社長、西山球団代表で最終的な話し合いがもたれており、小笠原の昇格でほぼ固まっていたという。 昨季限りで現役を引退した小笠原は、就任1年目にして過去4年で最下位3度、4位1度だったファームを、ウエスタン・リーグでソフトバンクと首位争いするほどの2位に押し上げた。コーチ陣とのコミュニケーションも円滑で指導も熱心。選手の信頼も厚い。オーナーも高く評価しているものの、残る問題が落合GMとの関係だけだった。 スポーツ紙などの報道によると、日本ハム時代から師弟関係にある落合氏と小笠原の関係は良好だという。その後、巨人で戦力外扱いとなっていた小笠原を中日に呼び寄せ「再生」させたのも落合氏。今回の監督選考では、落合氏が小笠原を強くプッシュし、院政を敷こうとしているとの見方が一般的だったが…。 「とんでもない。落合GMの本音は、腹心の森氏の正式監督就任。だから新監督発表に時間がかかっていたのです。9月12日に行われたオーナー会議で白井オーナーは『(次期監督問題は)進んでいない。ペナントレースが終わってからだ』と困惑した表情で話していたのも、そのためです」 このように話す野球解説者によれば、実はこの半月余りで中日の監督問題はチーム内外の混乱も加わり、二転、三転したという。 最大の要因は、辻発彦作戦守備コーチの中日退団が不可避になったことにある。落合ファミリーで森氏の信頼も厚かった辻氏に西武監督の話が舞い込み、落合GMは『森次期政権構想』の見直しを迫られたのだ。 「来季は中日で“森監督-辻ヘッド”だったのが、一転して西武で“辻監督-森ヘッド”となる可能性が出てきた。森氏は元々、西武にドラフト1位入団した生え抜き投手で、古巣復帰に問題はない。中日の落合体制崩壊を察知し、2人そろって緊急脱出という情報もある」(スポーツ紙デスク) これを受けて球団は小笠原監督に舵を切ったのだが、今度は生え抜きのOB連が反発。42歳の小笠原の監督誕生となれば、年齢的に上となる山本昌、立浪、山崎3氏の出番は遠のくし、生涯順番が回ってこない可能性もある。彼らが密かに望んでいたのは、「森氏のワンポイント監督」であり、「3人への監督禅譲」だ。 それを受けて落合氏が考え出したウルトラCが、江川卓氏(61)の監督案だった。この情報を流すことで、宙に浮いた3氏を味方につけたのだという。 「落合氏と江川氏は現役時代から交流があり、『互いが天才』と認める仲です。江川氏も、巨人の次期監督は松井秀喜氏で決まっているし、ワンポイント登板があったとしても、DeNAでの実績が評価されている中畑清氏の次という扱い。つまり巨人監督の目が消えたことで、落合氏の打診に乗り気だったのです。江川氏と関係が良好な川相昌弘巨人三軍監督も中日に呼び寄せる。さらに入閣候補として江川人脈から元木大介氏、達川光男氏、袴田英利氏の名前も飛び交っており、中日新聞社会部が身体検査の調査を始めた、という話でした」(落合氏と親しいマスコミ関係者) だが、時すでに遅し。小笠原の監督昇格に待ったをかけるには至らず、“安普請”を目指す球団の意図が叶ったかたちだ。 ただし、組閣人事で金がかかる今オフのFA補強は見送り、平田良介、大島洋平外野手のFA移籍は容認。「弱い」、「給料が安い」、「すぐクビになる」と、昨今の中日はドラフト選手にとにかく不人気。新監督が、就任要請をためらう可能性もあるが…。 来年1月に契約が切れる落合GMがこのまま引き下がるとは思えず、監督発表後でも、騒動はまだひと山もふた山もありそうだ。
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スポーツ 2016年10月03日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND20 〈あまりに高い鶴田の壁〉 バックドロップ3連発で三沢散る
1990年に超世代軍を結成し、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセンらトップ選手越えを宣言した三沢光晴。だが、相手の壁はあまりに高く、鶴田の三冠王座に挑んだ'91年には急角度のバックドロップ3連発で完敗。 鶴田の強さばかりが際立つ結果となった。 '90年春、天龍源一郎が新興団体SWSへの移籍を表明。天龍同盟vs正規軍を興行の柱としていた全日本プロレスは、これにより“団体崩壊”が囁かれることになる。 窮地脱出のため、まず目指したのはWWF(現WWE)との本格提携であった。この前年にはWWFによる東京ドーム大会『日米レスリングサミット』に全日が全面協力するなど、両団体は良好な関係にあった。 問題はWWF側の目的が、あくまでも世界戦略の一環としての日本市場進出にあったこと。そのとき日本の既存団体は、たとえ提携先でも競合するライバルとなってしまう。 全日の利にもなる提携合意に至るには相応の交渉が必要で、これは長期に及ぶことが予測された。そこで持ち上がった対案が、天龍に代わる自団体ニュースターの育成…すなわち2代目タイガーマスクとして活躍していた三沢光晴の格上げである。 ただし、これも問題がないわけではなかった。ジュニアクラスでは抜群の才を発揮していた三沢タイガーだが、当時は「ジュニアはヘビーの格下」というのが“常識”であり、ヘビー級での実績のない三沢を無理に持ち上げたところで説得力に欠ける。 まあ、身長196センチ、体重127キロの鶴田と比べれば、ほとんどの日本人レスラーは見劣りするのだが、背に腹は代えられぬ。WWFとの提携が一朝一夕で決まらぬ以上、まずは近々の興行を穴埋めするためにも、三沢の格上げ路線が実行されることになった。 天龍離脱騒動のさなかの試合において、サムソン冬木(のち冬木弘道)の“執拗なマスク剥ぎ”に怒った三沢は、これを脱ぎ捨てると、以後、素顔で活動することを表明。後輩の川田利明、小橋健太(のち建太)らと『超世代軍』を結成した。 そうして素顔に戻ってから、わずか1カ月後の'90年6月8日、三沢は鶴田とのシングル戦で見事勝利を収める。 「三沢の勝利は多くのファンに歓迎されましたが、あくまでも全日の存立危機という状況下でのこと。丸め込み合いをなんとか制した偶然の要素の強い勝ち方で、試合後もマットに伸びたままの三沢に比べて、ジャンボは元気いっぱいレフェリーに抗議していた。とても鶴田越えを果たしたとは言えない内容でした」(スポーツ紙記者) 事実、この試合から3カ月後の9月1日に行われた再戦では、鶴田がラリアットからのバックドロップ・ホールドで完全勝利を奪っている。 「それでも三沢と超世代軍を応援する声は日増しに大きくなり、全日の会場は常に熱いファンで埋まるようになりました」(同) この頃から三沢は、のちに代名詞となるエルボーを多用するようになる。 「プロレスでのエルボーといえば、本来は腕の筋肉部分を相手に当てるもの。しかし、三沢は肘から全力で当てていった。直撃したときの威力は拳のパンチ以上です」(プロレスライター) 同じ超世代軍である川田のキックも、この頃から相手の顔面など急所を狙うものに変わっていった。そんなプロレスの範疇を越える危険な技も、相手が鶴田という怪物だからこそ許された。それぐらいやらねば勝負にならないという意味では、鶴田の強さへの信頼の表れとも言えようか。 こうして進化していった危険技が、のちに全日を支える“四天王プロレス”のベースになったことを思えば、鶴田こそが四天王プロレス生みの親と言えるのかもしれない。 だが、そこまでしても三沢は鶴田にかなわなかった。'91年4月18日、王者の鶴田に三沢が挑戦した三冠ヘビー級選手権。エルボーやグラウンドで攻め込む三沢に対し、鶴田はキチンシンク1発で流れをつかむと、ラリアットで吹き飛ばす。 「フィニッシュとなったバックドロップ3連発の際、実況の若林健司アナが『鬼か悪魔か怪物か、息をのむほどの強さ!』と、叫んだのがすべてでしょう。三沢コール一色だったはずの館内が、試合後にはすべて“鶴田オー!”に変わってしまった。気持ちの上では三沢を応援していても、鶴田の強さにはあらがえなかったというわけで、両者の実力差はそれほど歴然としていました」(同) この試合後、鶴田は「三沢たちの高い壁になる」と宣言し、続けて「ハルク・ホーガンと戦いたい」とも表明している。 WWFはすでに天龍の移籍したSWSと提携していたが、この1カ月前に開催された東京ドーム大会が不調に終わったこともあり、あらためて全日との提携を画策していた。そのことが鶴田の発言からうかがえる。また、鶴田に対抗できる新たな敵を必要とする団体事情もあっただろう。 しかし、その翌年に鶴田はB型肝炎を発症。希代の怪物も病には勝てず、後進の壁となることもホーガンとの対戦もかなわぬまま、第一線から退くことになった。
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スポーツ 2016年10月02日 16時00分
吉田沙保里 リオ五輪敗退で浅田真央に転がり込む“CM女王”の座
「ねえ、沙羅ってどうよ?」 昨今、広告業界ではこんな声が聞こえてくる。女子スキージャンプの高梨沙羅(19)を指しての質問だが、リオデジャネイロ五輪を終え、スポーツ界のCM女王の座も変わろうとしている。日本勢はリオで金メダル12個を含む計41個のメダルを獲得する大活躍だったが、CM業界は違う見方をしていたようだ。 「リオに出場した選手はインパクトに欠けていました。レスリングの吉田沙保里(33)も決勝で敗れ、かといって若い選手が新たに出たわけではなく、それまでいた選手が堅実に勝ったというイメージですからね」(広告代理店スタッフ) そこで、急浮上してきたのが、少々早いウインタースポーツの選手たちである。「企業広告の取れそうな冬の女王」に、高梨が再検討されたのだという。 「ただ、高梨は親しみやすさもあって好感度は高いが、すでに何本かのCMに出演しているため新鮮さに欠ける。そこで再浮上してきたのが、浅田真央(25)。オトナの女性らしさを出すようになった彼女の方に注目が集まっているんです」(同) 高梨の方は現在、サマージャンプ大会で3連勝と絶好調。2年後の平昌冬季五輪(韓国)の金メダル候補だが、そういう売り出し方はまだ早過ぎるのか。 本誌が調べた限りだが、2014〜'15年シーズンの高梨の獲得賞金額は2万8890スイスフラン(日本円で約350万円)。当然、海外での長期遠征の多いスキー競技を続けるには赤字だが、同シーズン、世界トップの女子ジャンプの選手が高梨とほぼ同額で、男子賞金ランク6位の葛西紀明が1500万円ほど。 また、これまでの高梨のCM出演料は1本4000万円強。そこへ近年、浅田の出演料も高梨まで下がってきたという。 「リオで活躍した選手に企業側がさほど興味を示さないとなれば、先行投資で冬季選手を推すしかない。浅田が漁夫の利で新たなCM契約を取りそう」(同) 大人の色気とエロスを備えた真央チャンが、高梨にとって最大のライバルとなるのか。
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スポーツ 2016年10月02日 15時30分
新日本、内藤哲也インターコンチ奪取! 気になる次期挑戦者は?
新日本プロレスは9月25日に神戸ワールド記念ホールで、秋の三大ビッグマッチの最終戦「DESTRUCTION in KOBE」を開催。5,432人(満員)の観衆を集めた。 第2試合では、ヨシタツが、キャプテン・ニュージャパンのハンタークラブ入りを問う、ツイッターでの投票結果を発表。結果は賛成が3,072、反対が4,090と大差で反対が賛成を上回り、キャプテンのハンタークラブ入りは却下された。するとキャプテンがパートナーのヨシタツを背後から急襲。これに対戦相手であるバレットクラブの高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズも加担し、ヨシタツをKO。試合後もキャプテンはヨシタツに攻撃を加えて、バレットクラブ勢とともに退場。バックステージでは、その他のメンバーにも迎え入れられ、リーダーのケニー・オメガからキャプテンのバレットクラブ入りが認められた。ただし、リングネームやコスチュームの変更を指示しており、キャプテンも「ヒーローごっこはこれで終わり」とコメントを出しているので、4年9か月に渡ったキャプテン・ニュージャパンというリングネームはこれが見納めになりそうだ。 10・8新潟大会でBONE SOLDIERなる選手の参戦が、バレットクラブの新メンバーとして発表されており、10・15台湾大会ではヨシタツとのシングルが組まれている。シルエットもキャプテンに酷似していることから、このBONE SOLDIERが新たな顔になることが予想される。キャプテンになる前は凱旋帰国からキャラクターの迷走期間が長かっただけに、今回のバレットクラブ入りで、本来持ち合わせているはずの強さを開花できるのか注目される。 メインでは、内藤哲也が「G1クライマックス26」公式戦で勝利を収めたマイケル・エルガンが持つIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦。内藤は珍しくロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)勢を従えずに入場。序盤から中盤は前哨戦で破壊し続けたエルガンの膝に狙いを定め、関節技と打撃の双方でダメージを与え、エルガンは大量の汗とともに苦悶の表情を浮かべていた。しかし内藤の“間”を読んだエルガンは、内藤の立体的な技をかわすだけではなく、飛んで来た内藤を捕まえてから投げるなど、規格外のパワー殺法で形勢を逆転する。しかし膝へのダメージは重かったようで、力技と膝狙いの攻防で形勢がめまぐるしく変わるという、手に汗を握る展開に。最初は内藤コールが押していたが、エルガンの粘りに対し、終盤は声援が拮抗していた。 試合の流れが変わったのは、エルガンが得意の雪崩式ファルコンアローを返され、勝負にでたパワーボムを狙ったが、内藤がうまく海野レフェリーを巻き込み、海野レフェリーがダウン。これを合図に、控室からL・I・J勢が乱入し、エルガンを急襲。リングは無法地帯と化す。棚橋弘至とKUSHIDAがエルガンの助っ人に駆けつけるも、KUSHIDAがBUSHIの毒霧を喰らってしまうなど人数に勝るL・I・J勢が優勢な状況に変わりはなかった。しかし、エルガンの驚異的なパワーでL・I・J勢を何とか排除すると、この隙をついて内藤が必殺技デスティーノを決める。しかしダメージが残る海野レフェリーのカウントにも助けられ、エルガンはキックアウト。会場はここから大興奮状態に。試合時間が30分を経過しながらも続く一進一退の攻防だったが、最後はエルガンボムをあり得ない返し方で、デスティーノで切り返し、さらに正調デスティーノを決めた内藤が勝利。新王者となった。 翌日行われた会見では、ミスター・インターコンチとも言われていた中邑真輔(1月に退団)の色を払拭することを明言。次期挑戦者については「トランキーロ」と煙に巻いていたが、来年1・4東京ドーム大会や、節々に発しているファン投票の実施についての質問についても、内藤流にうまくかわしていた。 次回のビッグマッチ、10・10両国国技館大会では、防衛戦が組まれず、L・I・Jのフルメンバーで棚橋&エルガン&KUSHIDA&ジェイ・リーサルとの対戦が発表された。このメンバーの中から次期挑戦者が現れる可能性は極めて高い。インターコンチの特性から予想すると、8月のアメリカROH遠征で仲間割れをしたリーサルが有力ではないだろうか。 10・10両国大会でどんな展開が待っているのか非常に楽しみである。(どら増田)<新日Times VOL.37>
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スポーツ 2016年10月01日 16時00分
木村沙織『スポーツと結婚相手』で1位は納得…でも吉田沙保里が4位のフ〜ン?
“スイカのような超巨乳”と“愛くるしい顔”! リオデジャネイロ五輪でバレーボール日本代表主将を務めた木村沙織(30)が、メダルならぬ「結婚したいNo.1」を獲得した。 「ワタベウェディングという海外挙式サービスを専門とする会社が、今夏の五輪にちなみ『スポーツと結婚相手』に関するアンケートを行ったんです。その結果、なかなかおもしろいデータが出ました」(芸能記者) そのインターネット調査によると20〜40代の男女420人にアンケートを実施。男性の3分の1が「スポーツ選手」と結婚したいという中、見事“サオリン”こと木村がトップに輝いたのだ。 「木村の1位は納得です。童顔で明るいキャラ、身長185センチで、何よりバスト92センチのGカップ乳が魅力ですからね。アタックするたびにブルブル揺れまくる超爆乳は、たまりませんよ」(同) リオ五輪は、残念ながら準々決勝で敗退。前回、銅メダルを獲ったロンドン五輪の結果を下回ったものの、彼女の評価は技術、ルックスともにうなぎ上りだという。 「サオリンは中学時代から注目を集め、高校のときに全日本代表に選出されました。その抜群の身体能力の高さと同時に、胸で目立っていたから代表になれた、なんていう笑い話さえありました」(バレーボール雑誌編集者) その後も順調に成長し、選手としてのキャリアをどんどん高めていった木村。 「ロンドン五輪ではエースとして銅メダルに貢献。その力は誰もが認めるところでした。しかも、スゴいのはそれだけじゃありません。実はその当時、胸が1メートルを超えていたといいます。ネットでも、当時のエロスマッシュ画像が多数流出しているくらいです」(同) 誰もが認める巨乳が、票に貢献したことは間違いない。ちなみに2位以降のランキングを紹介すると…。 2位:福原愛(卓球) 3位:石川佳純(卓球) 4位:吉田沙保里(レスリング) 同票4位:松友美佐紀(バドミントン) 「この結果で見えてくるのが、今の男性の草食化。1位の木村しかり、吉田が4位に食い込んでいるというのは、それだけ強い女性とのSEXを求めている証拠です。背が高く、筋肉隆々の女性の方が魅力的なのでしょう」(前出・芸能記者) しかし、こう言っては何だが、レスリングの女王・吉田沙保里様とベッドを共にしたい男がたくさんいることに驚きを隠せない。それならば、国民栄誉賞の伊調馨が入っていないのは何故だろう。
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スポーツ 2016年10月01日 15時15分
ヨシノブ巨人の来季像『菅野がチームを仕切る日』
“菅野巨人”になる。菅野がオフの自主トレで『最大派閥』となり、ヨシノブ巨人の中核選手に上り詰める。 「巨人では昨年あたりから、大勢のグループで自主トレをするのではなく、ごく少数で行う傾向が強まってきました。ただ、ベテラン、中堅が面倒を見なければならない選手もいるので、その役目を菅野が担うことになりました」(ベテラン記者) 野球協約によれば、12月1日から1月31日までは、球団主導による試合や練習、技術指導が禁止されている。今さらだが、選手たちは2月1日のキャンプインをベストコンディションで迎えるため、自主トレを行うのだが、複数の選手が集まる合同自主トレのスタイルが定着している。 若手は自主トレでチームの中心選手と一緒に練習することで「学ぶ」。調整法や体調管理はもちろん、野球に対する考え方も学び、そこから自分流のやり方を築いていく。自主トレ期間の施設使用費、宿泊代、食費は先輩の奢りとなる場合が多いという。したがって、「自主トレに何人の若手を連れて行ったか」で、その選手の影響力、人望をはかることもできる。 「巨人は大きく分けて、阿部慎之助を中心とするグループと、高橋由伸監督(現役時代)のグループに分かれていました。高橋は監督となり、阿部は不振や故障が続いたため、長野久義、坂本勇人が代わってグループをまとめるようになりました」(前出・同) 投手陣では内海哲也が影響力を持ち、自主トレ途中から阿部グループに合流していた。しかし、菅野智之はやんわりとそのグループからの誘いを断り、自身の一派を形成。意識して対抗したわけではないが、近年では西村健太朗、澤村拓一らのグループと途中合流するなどし、それなりの影響力を持つようになってきた。 「澤村は一人と一人、練習のメニューが違うとし、単独での自主トレを望むようになりました。長野も30代となり、チームの将来のため、若い選手が自主トレを仕切ったほうが良いとし、菅野を後押しするような言い方をしています」(球界関係者) 菅野は大田、橋本といった野手にも自主トレ合流を呼び掛けたこともあった。すでに「影響力のある選手」「チームをまとめる立場」となっていたようだが、長野たちが「オマエが仕切るべき」と言うのなら、その存在感はさらに増していく。 「菅野は一人でも練習できるんです。自分で練習メニューを作ってそれを黙々とこなし…。学生時代からそういう鍛えられ方をされたようですね」(前出・同) ドラフト1位選手であり、球団は菅野が仕切ることをむしろ歓迎しているという。 ペナントレース公式戦はまもなく終了する。巨人はCSを戦う。日本シリーズ進出の可能性はまだゼロになっていない。しかし、早々にオフの過ごし方についてが聞こえてくるということは、“逆転進出”よりも来季を見据えているからだろうか。
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スポーツ 2016年10月01日 11時00分
ドラフト戦線異常アリ 将来性重視で無名投手が上位指名される
「○○県の甲子園予選、取材した? ××高校のA投手の写真あったら、売ってくれないかなあ」 テレビ、新聞など大手メディアのアマチュアスポーツ担当スタッフが高校野球を取材するフリーランスの記者、カメラマンにそんな電話を掛けている。 今秋のドラフト会議は「将来性」に重点を置くか、少数精鋭の指名にいずれかになると思われる。即戦力系の投手が少ないからだが、それに加えて、早々に進学を表明した有力高校生も多い。そのため、一軍戦力になるまで4年以上掛かるかもしれない“原石”の指名も起こり得る状況となってきた。 こうしたプロ野球各球団の動きを早々に察した大手メディアの取材力はさすがだが、地方大会で散った原石の写真、詳細な試合データがないのである。 高校野球の専門誌スタッフがこう言う。 「地方では有名かもしれませんが、指名リストにも残らない選手というが毎年出るんですよ。そういう選手の名前を出したり、簡単な特集記事は作ります。インタビューしたことはあっても、公式戦は見落としてしまうのも多くて…」 ドラフト会議本番が近づくにつれ、各社ともデータを集め、補う作業もすることになりそうだが、すでにスカウト部長が現地視察した“無名投手”もいた。 本格的に投手になってまだ2年弱、最速146キロをマークした右腕が茨城県にいた。つくば秀英高校の長井良太投手である。 「夏の甲子園予選一回戦に9球団20人強のスカウトが大挙してきました。巨人、中日はスカウト部長が足を運んでいます」(専門誌スタッフ) 巨人・山下哲治スカウト部長は「素材的に申し分なし」と評すれば、中日・中田宗男スカウト部長は「3位くらいまでに消えるだろう」と、上位指名候補であることを伝えた。 しかし、地元関係者によれば、オリックス、ソフトバンクのスカウトは長井投手の才能にかなり早い時期から気が付いていたと話す。 「オリックスは同校の塚原頌平投手(2010年)を指名しており、昨年も同校から野澤佑斗投手がソフトバンクに育成で指名されております。野澤も将来性に太鼓判を押された投手でしたが、目敏いスカウトは野澤を見ながらも、長井の素質にも気づいていたようです」(前出・専門誌記者) 長井投手は2回戦で散ったが、かなり早い時期から「プロ志望届を出す」と表明している。即戦力投手の宝庫とされる年であれば、育成枠だったかもしれない。同校の森田健文監督はまだ31歳だが4人のプロ投手を輩出しており(育成枠、大学・社会人経由も含む)、「この人に見込まれて投手に転向したのだから、間違いない」と話すスカウトもいた。 「広島・鈴木誠也の活躍が影響しています。鈴木の才能には12球団が気づいていました。でも、即戦力投手の獲れる2位で広島が指名し、他球団は地団駄を踏むしかなかった。素材として間違いないのなら、上位指名すべきとの空気も強まってきました」(在阪球団スカウト) 今秋のドラフト会議は、近年とは違う指名順位になりそうだ。(スポーツライター・飯山満)※巨人山下スカウト部長、中日中田スカウト部長のコメントは共同通信等の配信記事から抜粋いたしました。
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