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阪神FA補強でクリーンナップを「元ドラゴンズ選手」に大改造

 『異変』が起きたのは、9月18日だった。
 同日、金本阪神は巨人との23回戦を雨で流した。雨天中止が通達されるなり、阪神ナインは室内練習場に移動し、軽く汗を流したのだが、外野手の福留孝介がファーストミットをつけて内野守備に入るなど、レギュラーポジションの大シャッフルを行ったのだ。
 「今オフのFA市場は外野手の宝庫です。オリックスの糸井、日本ハムの陽、中日の平田と大島。金本監督は打線強化を補強課題としており、フロントも大砲を獲得するつもりで動いています。もしかしたら、同日のシャッフルは特定選手に向け、『ウチは獲るで』のメッセージだったのかもしれません」(トラ番記者)

 糸井嘉男については「以前よりもメジャー志望にこだわらなくなった」との情報もある。しかし、背後にいる代理人は、かつて金子千尋に「国内FA宣言+ポスティング強要」の“合わせ技”を行使させた人物だ。
 阪神は煮え湯を飲まされた経緯もあり、「回避する」と目されている。また、陽岱鋼は高山、板山の現有戦力とタイプが重なる。
 つまり、狙うのは一発のある平田良介(28)、シェアな打撃と機動力を兼ね備えた大島洋平(30)のダブル獲得と見られている。

 一方、今ドラフトでの補強はどうか。
 3年前の東京六大学リーグ戦視察でのこと。故・中村勝広GMが一目惚れした右腕がいた。
 当初の目的は有原航平(早大→日本ハム)の状態を把握することだったが、慶大の1年・加藤拓也を見て、「今すぐ連れて帰りたい」と大絶賛。ガッチリとした体格、重量感のある速球に「呉昇桓に似ている」として二重丸を付けたのだ。

 以後、阪神の関東地区担当スカウトは加藤を追ったが、創価大・田中正義などの出現でトーンダウンしてしまった。
 「今ドラフトは即戦力投手が少ない。田中に指名が集中するのは必至で、大学1年生でクローザーを務め、現在は慶大の大黒柱となった加藤の名前が再びクローズアップされました」(同)

 ストーブリーグの金本阪神は補強もドラフトも、フロント主導で行われそうだ。
 「CS進出がダメになった時点で金本監督だけに任せておけないとなり、『育成もけっこうだが、外部補強もやる』に方向転換されました。外国人選手も獲りますが、リリーフ陣の強化も課題としており、社会人、地方大学の投手を大量指名し、最初からリリーフで使う戦略です」(同)

 補強に重点を置けば、若手の出場機会は激減するが、
 「3番大島、4番福留、5番平田の“ドラゴンズ打線”に超変革するでしょう」(前出・トラ番記者)
 これぞ阪神ドラゴンズ。

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