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新日本、内藤哲也インターコンチ奪取! 気になる次期挑戦者は?

 新日本プロレスは9月25日に神戸ワールド記念ホールで、秋の三大ビッグマッチの最終戦「DESTRUCTION in KOBE」を開催。5,432人(満員)の観衆を集めた。

 第2試合では、ヨシタツが、キャプテン・ニュージャパンのハンタークラブ入りを問う、ツイッターでの投票結果を発表。結果は賛成が3,072、反対が4,090と大差で反対が賛成を上回り、キャプテンのハンタークラブ入りは却下された。するとキャプテンがパートナーのヨシタツを背後から急襲。これに対戦相手であるバレットクラブの高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズも加担し、ヨシタツをKO。試合後もキャプテンはヨシタツに攻撃を加えて、バレットクラブ勢とともに退場。バックステージでは、その他のメンバーにも迎え入れられ、リーダーのケニー・オメガからキャプテンのバレットクラブ入りが認められた。ただし、リングネームやコスチュームの変更を指示しており、キャプテンも「ヒーローごっこはこれで終わり」とコメントを出しているので、4年9か月に渡ったキャプテン・ニュージャパンというリングネームはこれが見納めになりそうだ。

 10・8新潟大会でBONE SOLDIERなる選手の参戦が、バレットクラブの新メンバーとして発表されており、10・15台湾大会ではヨシタツとのシングルが組まれている。シルエットもキャプテンに酷似していることから、このBONE SOLDIERが新たな顔になることが予想される。キャプテンになる前は凱旋帰国からキャラクターの迷走期間が長かっただけに、今回のバレットクラブ入りで、本来持ち合わせているはずの強さを開花できるのか注目される。

 メインでは、内藤哲也が「G1クライマックス26」公式戦で勝利を収めたマイケル・エルガンが持つIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦。内藤は珍しくロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)勢を従えずに入場。序盤から中盤は前哨戦で破壊し続けたエルガンの膝に狙いを定め、関節技と打撃の双方でダメージを与え、エルガンは大量の汗とともに苦悶の表情を浮かべていた。しかし内藤の“間”を読んだエルガンは、内藤の立体的な技をかわすだけではなく、飛んで来た内藤を捕まえてから投げるなど、規格外のパワー殺法で形勢を逆転する。しかし膝へのダメージは重かったようで、力技と膝狙いの攻防で形勢がめまぐるしく変わるという、手に汗を握る展開に。最初は内藤コールが押していたが、エルガンの粘りに対し、終盤は声援が拮抗していた。

 試合の流れが変わったのは、エルガンが得意の雪崩式ファルコンアローを返され、勝負にでたパワーボムを狙ったが、内藤がうまく海野レフェリーを巻き込み、海野レフェリーがダウン。これを合図に、控室からL・I・J勢が乱入し、エルガンを急襲。リングは無法地帯と化す。棚橋弘至とKUSHIDAがエルガンの助っ人に駆けつけるも、KUSHIDAがBUSHIの毒霧を喰らってしまうなど人数に勝るL・I・J勢が優勢な状況に変わりはなかった。しかし、エルガンの驚異的なパワーでL・I・J勢を何とか排除すると、この隙をついて内藤が必殺技デスティーノを決める。しかしダメージが残る海野レフェリーのカウントにも助けられ、エルガンはキックアウト。会場はここから大興奮状態に。試合時間が30分を経過しながらも続く一進一退の攻防だったが、最後はエルガンボムをあり得ない返し方で、デスティーノで切り返し、さらに正調デスティーノを決めた内藤が勝利。新王者となった。

 翌日行われた会見では、ミスター・インターコンチとも言われていた中邑真輔(1月に退団)の色を払拭することを明言。次期挑戦者については「トランキーロ」と煙に巻いていたが、来年1・4東京ドーム大会や、節々に発しているファン投票の実施についての質問についても、内藤流にうまくかわしていた。

 次回のビッグマッチ、10・10両国国技館大会では、防衛戦が組まれず、L・I・Jのフルメンバーで棚橋&エルガン&KUSHIDA&ジェイ・リーサルとの対戦が発表された。このメンバーの中から次期挑戦者が現れる可能性は極めて高い。インターコンチの特性から予想すると、8月のアメリカROH遠征で仲間割れをしたリーサルが有力ではないだろうか。

 10・10両国大会でどんな展開が待っているのか非常に楽しみである。

(どら増田)
<新日Times VOL.37>

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