今年のG1ではシングルのタイトルホルダーが公式戦で敗れる場面がいくつかあった。
▼2017年1月4日東京ドーム大会IWGPヘビー級王座挑戦権利証
ケニー・オメガ
<敗れた相手>
柴田勝頼、マイケル・エルガン、YOSHI-HASHI
▼IWGPヘビー級王者
オカダ・カズチカ
<敗れた相手>
石井智宏、バッドラック・ファレ、丸藤正道
<引き分けた相手>
棚橋弘至
▼IWGPインターコンチネンタル王者
マイケル・エルガン
<敗れた相手>
矢野通、内藤哲也、中嶋勝彦
▼NEVER無差別級王者
柴田勝頼
<敗れた相手>
本間朋晃、マイケル・エルガン、矢野通、EVIL
前述のとおり、ケニーはYOSHI-HASHIと9・22広島大会での再戦が決定。IWGPヘビー王者のオカダは、9・22広島大会でファレとノンタイトルで再戦したあと、10・10両国国技館大会で丸藤とのタイトルマッチが決定した。インターコンチ王者のエルガンは、8・27ROHブルックリンで防衛に成功すれば、9・25神戸ワールド記念ホール大会で内藤哲也の挑戦を受ける(防衛に失敗した場合はノンタイトル戦)。G1では4選手相手に星を落としてしまった柴田は9・17大田区総合体育館大会で、これまで新日本マットでは、カイル・オライリーとのタッグチームreDRagonとしてジュニア戦線を賑わせている、アメリカROHのボビー・フィッシュとの防衛戦が決定している。
昨年も当時インターコンチ王者だった後藤がG1公式戦でIWGPヘビー級王者のオカダに勝利を収め、ダブルタイトル戦をぶち上げたが、年内に対戦が実現することはなかった。1・4ドーム大会に向けたシングル王座戦線は、今年も年内最後の大場所、11・5エディオンアリーナ大阪大会までに決まることが予想されるだけに、残された時間も多くはない。リベンジの秋を制した者が、1・4ドームの切符を手に入れるのは間違いないだけに、新日本プロレス“闘欲の秋”に期待したい。
(どら増田)
<新日Times VOL.32>