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新日本G1中盤戦はオカダがAブロックを独走! Bブロックは大混戦!

 新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス26』は中盤戦を終えた。

 7・28所沢大会から8・4福岡大会までを振り返りたい。

<Aブロック>
オカダ・カズチカ 5勝1敗 10点
真壁刀義 4勝2敗 8点
丸藤正道 4勝2敗 8点
棚橋弘至 3勝3敗 6点
後藤洋央紀 3勝3敗 6点
バッドラック・ファレ 3勝3敗 6点
石井智宏 2勝4敗 4点
タマ・トンガ 2勝4敗 4点
SANADA 2勝4敗 4点
天山広吉 2勝4敗 4点

▼7・28所沢
○真壁vs天山×
○SANADAvs後藤×
○石井vs丸藤×
○オカダvsタマ・トンガ×
○棚橋vsファレ×

 序盤で起きた番狂わせの嵐は中盤戦に入っても止まることがなく、SANADAが後藤から、石井が丸藤から勝利を収めた。真壁は天山を破り無傷の4連勝。一方、開幕から3連敗と連覇へ向け絶対絶命のピンチだった棚橋は、苦手のファレを下し初白星。エアギターを3回披露すると「ちょっくら2連覇してきます」と宣言。「会場の皆さーん! 愛してまーす!」の叫びで大会を締めた。

▼7・31岐阜
○タマ・トンガvs石井×
○ファレvsSANADA×
○丸藤vs真壁×
○オカダvs天山×
○棚橋vs後藤×

 岐阜大会はタマ・トンガが石井を破る波乱のスタート。丸藤は真壁のパワーに苦しむも、不知火で逆転勝ち。真壁は初黒星。後がない天山はオカダに猛攻を仕掛けるが、最後はムーンサルトを狙った天山にドロップキックを放ったオカダがジャーマンからのレインメーカーで完勝した。メインでは地元出身の棚橋がハイフライフロー2連発で勝利。「岐阜の! 誇りを胸に、『G1』、ちょっくら2連覇して来ます」と地元のファンに連覇を約束した。

▼8・3鹿児島
○ファレvs天山×
○後藤vsタマ・トンガ×
○丸藤vsSANADA×
○棚橋vs石井×
○オカダvs真壁×

 3,202人超満員の観衆で盛り上がった鹿児島大会。時代は違えどもお互いに全日本プロレス出身という共通項がある丸藤とSANADAの初対決は丸藤が接戦を制したが、試合後のバックステージで丸藤は「あいつはプロレス界の未来だ」と称賛。SANADAも「もう一度やる」と再戦を誓った。メインではオカダが今シリーズ絶好調の真壁に苦戦するもレインメーカーで勝利。同点対決を制した。試合後には「真壁さん、甘くなかったよ、ホント」と苦しい闘いだったことを明らかにした。

<Bブロック>
マイケル・エルガン 4勝2敗 8点
内藤哲也 4勝2敗 8点
柴田勝頼 3勝3敗 6点
永田裕志 3勝3敗 6点
矢野通 3勝3敗 6点
YOSHI-HASHI 3勝3敗 6点
ケニー・オメガ 3勝3敗 6点
中嶋勝彦 3勝3敗 6点
本間朋晃 2勝4敗 4点
EVIL 2勝4敗 4点

▼7・30愛知
○矢野vs本間×
○YOSHI-HASHIvsEVIL×
○中嶋vs永田×
○エルガンvsケニー×
○柴田vs内藤×

 Bブロックでも番狂わせの嵐は止まず。愛知大会では、YOSHI-HASHIがEVILに、中嶋が永田に勝利。開幕3連勝だった永田に土をつけた。セミではエルガンがケニーを返り討ち。メインでは柴田が内藤を絞め落として2勝目をあげる。試合後柴田は負傷している右肩を押さえながら「内藤、お前、この負け、なかったことにすんなよ」と内藤に対して注文をつけた。

▼8・1高松
○YOSHI-HASHIvs中嶋×
○エルガンvs永田×
○矢野vs柴田×
○ケニーvsEVIL×
○内藤vs本間×

 今シリーズ好調をキープしているYOSHI-HASHIが中嶋に勝利すると、エルガンは永田をパワーで圧倒。矢野は柴田を巧みに丸め込み僅か65秒で秒殺した。メインではかつての盟友である内藤と本間がギリギリの好勝負を展開。観客は大本間コールで後押ししたが、すべては内藤の手のひらの上に転がされていたのか、最後はデスティーノで内藤が20分を超える熱戦を制し、「LOS INGOBERNABLES de JAPONによる、LOS INGOBERNABLES de JAPONのための『G1』、この夏の結末は、もちろん! トランキーロ…あっせんなよ」と叫び大会を締めた。

▼8・4福岡
○矢野vs永田×
○エルガンvsYOSHI-HASHI×
○EVILvs本間×
○柴田vsケニー×
○内藤vs中嶋×

 矢野が永田を場外で左右の足をテーピングでぐるぐる巻きにしてリングに生還しリングアウト勝ちを収める頭脳? プレーで幕を開けた福岡大会。永田は3連勝からの3連敗という最悪の結果に。初対決となった柴田対ケニーは片翼の天使を狙ったケニーをスリーパーで捕獲した柴田がPKで勝利。メインでは地元出身の中嶋が内藤を相手に燃えていたが、必殺のパーティカルスパイクをデスティーノで切り返され万事休す。正調のデスティーノで敗れた。試合後、内藤は「ベルトは落としてしまいましたが、しっかりとメインイベンターとして福岡に帰ってきました」と堂々としたマイクで大会を締めた。

 これで、A・B両ブロックともに、公式戦6試合終了。残るは3試合となった。Aブロックでは本命のオカダが独走状態。やはり8・12両国大会の棚橋戦が鍵となりそう。ノアの威信をかけても決勝進出が義務付けられている丸藤も8.6大阪大会の棚橋戦がポイントになるだろう。連覇を狙う棚橋はオカダ戦までひとつも落とさなければミラクルが起こるかもしれない。

 Bブロックはエルガンと内藤がトップの8点だが、内藤は本人も警戒している8.7浜松大会で行われる同門対決EVIL戦の結果が大きく左右しそう。8・13両国大会ではケニーとの対決も控えている。内藤に比べるとエルガンは大物との対決を終えており、矢野、本間、中嶋を相手に取りこぼさなければ優位であることに変わりない。しかし続く6点が6選手と大混戦なだけに、Aブロックより読み難い部分がある。

 1年で一番過酷なツアーを制するのは誰だ? いよいよG1は終盤戦に突入する。

(どら増田)

<新日Times VOL.29>

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