山口敏太郎
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ミステリー 2019年09月01日 23時00分
スフィンクス、指輪…火星に先史文明の痕跡? 異星人と古代文明には密接な関係が?
先史文明というと、かつては我々現生人類による四大文明から始まる今の文明より以前の文明を指してきた。それはレムリアであり、ムーであり、アトランティスであった。 だが、ここ数年、先史文明という概念が宇宙全体に拡大されつつある。つまり、火星や月に先史文明の存在がささやかれているのだ。8月29日発売の「新説! 超古代文明の謎 最新版」(TJMOOK)では、山口敏太郎も火星に残された先史文明について紹介している。 そもそも、地球に一番近い惑星である火星には、異星人の拠点となっているのか、知的生命体が存在していないにも関わらず、人工物や生命の痕跡らしきものが探査機からの画像等で確認されることがある。有名なところでは「人面岩」などがある。この人面岩は発見された当初から、エジプトのファラオが被っているかつらを着けているように見えていたため、エジプトのスフィンクスの原型となった?というトンデモな見解を出す人も存在していた。 だが、近年では、実際に「火星にもスフィンクスが存在した!?」という衝撃の報告が海外のUFO研究家から寄せられている。問題の画像は火星探査機ローバー(愛称・キュリオシティー)が搭載していたカメラが捉えていたもので、確かに地表に、エジプトのスフィンクスに酷似した形状の階段状になっている地形が存在している。他にも、火星上にはギザのピラミッドに酷似した四角錐の構造物などが存在しているため、「やはり古代文明は異星人によってもたらされたものではないか」とする意見が出てきているようだ。 また同様に、火星の探査機が送ってきた写真の一部を拡大すると、岩に半ば埋もれるようにして、奇妙な形状のものが存在している事が解る。この物体がなんと、世界中の遺跡で発見されている装身具、指輪やブレスレットに酷似しているというのだ。 果たして、火星で発見される数々のものは何を意味しているのか。もしかすると、火星の地下には高度な文明遺跡が埋もれているのかもしれない?(山口敏太郎)
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社会 2019年09月01日 22時30分
19歳の少女が青酸ソーダで家族4人を毒殺、衝動的な犯行理由とは【背筋も凍る!女の事件簿】
「もはや戦後ではない」の流行語の元に、戦後復興まっただ中の1956年(昭和31年)。東京都江戸川区の某住宅街で19歳少女が、家族4人を毒殺するという痛ましい事件が発生した。 3月某日、この住宅街に住む5人家族の長女が「お母さんや弟の様子がおかしい」と近隣住民に助けを呼んだ。住民達がその長女の家に立ち入ると、そこには、母親と弟3人の計4人がもがき苦しみながら助けを呼んでいた。4人はすぐに救急車へ運ばれが、母親(46)と末弟(8)は既に絶命しており、残る長男(17)、次男(13)もしばらくして死亡した。 死因は青酸ソーダを飲み込んだことによる中毒死で、家族は長女以外、全員死亡してしまった。警察は動揺する長女に事情を聴いたところ、「母が子供たちに出すジュースに何かを入れていた。私が飲もうとしたら母が『飲むな』と言ったので飲まなかった」と供述していることから、母を中心とした一家心中事件ではないかとされた。 しかし、警察が調べると、ジュースを飲んだ茶碗が台所の水場に漬けてあったことなど、疑わしい点があったため、改めて取り調べたところ、長女は「自分の犯行である」と自白した。 長女には結婚を前提にした交際相手がいたが、長女には父親がおらず、巡回理容師の母とメッキ工場で働く長女の2人で弟3人を育てていた。しかし、交際相手の男性は、長女が3人の弟を育てており今後の生活費がかかること、彼女の住んでいる家が6畳一間しかなく、同居が不可能なことを理由に別れてしまった。 それから長女は荒んだ生活となり、勤めていたメッキ工場を辞め、友人の自宅を転々とするなどしていた。 一家皆殺しの決意は衝動的で、この日、母と弟達が狭い六畳一間で口喧嘩をしていた際、長女も「もうこの家にはいられない」と青酸ソーダによる殺害を思い立ったという。なお、この長女は当初、自分のしたことがよくわかっておらず、留置所へ入れられた際、自分が家族を皆殺しにした罪に震え、大泣きし出したという。 高度経済成長が始まる数年前、東京の中心でも、このような家族はまだまだ多かったのである。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年08月31日 23時00分
本当は怖い「崖の上のポニョ」? 大物漫画家と宮崎駿にまつわる都市伝説が
先日、夏場などになるとよく地上波で放送される、スタジオジブリの映画作品にまつわる都市伝説を紹介させていただいた。 先日の8月23日も「崖の上のポニョ」が金曜ロードショー(日本テレビ系)で放送された。以前紹介した「千と千尋の神隠し」然り、「崖の上のポニョ」もいくつかの都市伝説が存在する作品だ。 有名なものとして、「崖の上のポニョ」はクトゥルフ神話と関係性が深いのではないかというものがある。主人公の5歳の男の子、宗介が出会う魚の子、ポニョは人間になりたいと願い、次第に姿も人間に近づいていく。しかし人間の血をなめてから半魚人に姿を変える。その半魚人状態の姿がユーモラスでありながら、どことなくグロテスクな点もあるため、クトゥルフ神話に登場するインスマス人のようだとする指摘が当初から存在していた。 また、ポニョの母親であるグランマンマーレはあまりに巨大であり、やはり巨大な姿をした母なるハイドラとの類似が指摘されていた。また父親のフジモトはクトゥルフ神話に登場する魔術師の立場だと考える人もいた。このように話の要素一つ一つが似ているという指摘が多かったのだ。 また、筆者のコラムが都市伝説を生んだこともあったようだ。2008年10月6日に、当時のweb版・内外タイムズに、筆者は以下のような指摘を行った。 「まずポニョの父・フジモト。彼は人間を捨て、魔法を操る海の住人となった。フジモトは、ポニョが人間社会の醜い部分に染(ま)ることを嫌悪している。また、フジモトのキャラデザイン、乗り物、海中の家、全てが手塚治虫チックだ。つまり、このフジモトは宮崎監督の手塚治虫へのリスペクトの反映ではないだろうか。(中略)そのフジモトが作った結界を破り、外に飛び出たのがポニョであり、宮崎駿であった。宮崎駿は先人・手塚のようにロマンチックなものを魔法=アニメには求めなかった。『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』のようにリアルな人間の性(さが)を描写することも厭わなかった。宮崎駿、つまりポニョの偉大なる冒険であったのだ」 「さらに、明らかに海を越えてやってくる白人と思えるポニョの母親は、ディズニーではないだろうか。フジモトの、妻に対する『あの人』という呼称には、明らかに憧れがこもっている。手塚治が生前、ディズニーに憧れを持っていたのは事実だし、ディズニーは人魚姫という作品を制作している。つまり、ポニョの父・フジモトは、手塚治虫であり、ポニョの母である人魚は、ディズニーなのだ」 このように書いたのだが、これが裏設定ではないかと流布されている。 もちろんこれは作家・山口敏太郎の深読みでしかない。しかし、ジブリの作品からさまざまな読み取り方ができるということは、それだけ人々の脳内を刺激する名作ぞろいであるということの証左なのではないだろうか。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2019年08月31日 21時30分
【放送事故伝説】出演タレントがまさかの不祥事!ひな壇に現れた「巨大モザイク」の正体は?
テレビで活躍していた芸能人が不祥事を起こした際、編集で姿を消された状態で放送されることがある。 近年では、吉本興業に所属する雨上がり決死隊の宮迫博之が、いわゆる闇営業問題で謹慎した際、彼の出演していた番組の全てで出演シーンがカットされたことが話題になった。 もっとも、編集作業は人間の手で行うため、どうしてもミスが生じてしまうものである。現に宮迫に関しても6月25日放送の『痛快!明石家電視台』(MBSテレビ)は差し替えが間に合わなかったのか、番組冒頭の5分間、宮迫の登場シーンが放送される「事故」が発生していた。 さて、差し替え編集だが、今から3年前の2016年、テレビ史上に残る「名カット」があった。 今年3月までレギュラー放送されていた日本テレビ系の人気番組『1周回って知らない話』。2016年9月7日の初回は2時間スペシャルだったのだが、最初から最後までひな壇席にグレー色の巨大モザイクが浮かんでいたことがネットで話題になった。 このモザイクの主は2016年8月にホテルの女性従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された俳優・高畑裕太。高畑の出演シーンは本来、全カットとなるはずだったが、この回では高畑がひな壇の中心に座っていた。初回スペシャル版でお蔵入りさせるわけにもいかず、仕方なくモザイクを付けて放送したものと思われる。 この不思議な映像は当時、ネットで大きな騒ぎに。事情を知らない視聴者は「ひな壇に幽霊が座っている!」「なにあのモザイク!」と大騒ぎしていた。 また、『1周回って知らない話』の数日後に放送されたTBS系のバラエティ『7時にあいましょう』では、高畑裕太と共に母親の高畑淳子も出演していたが、この番組も、ひな壇中央に座っていたためにカットが不可能だったようで、同じくグレー色の巨大モザイクが終始かかるという、なんともシュールな絵面となった。 高畑裕太の事件以来、この巨大モザイクがテレビに登場したことはないが、今後高畑のような売れっ子タレントが不祥事を起こし、どうしてもカットできない際には、再びあの幽霊のような巨大モザイクがお目見えするのではないだろうか。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年08月25日 23時00分
近代オカルトのベースを創った『竹内文書』とは?
『竹内文書』がなければ、近代日本のオカルトシーンはさぞ退屈なものになっていたであろうと筆者は断言したい。別名『磯原文書』とも『天津教文書』 とも言われている同文書は、『カタカムナ文書』『上記(うえつふみ)』『秀真伝(ほつまのつたえ)』『東日流外三郡誌』『富士文献』と同様に、神代文字で記され偽史と認識されている。 同文書は、武烈天皇の命により平群真鳥が神代文字で記されていた古伝承を再編したものと言われており、平群真鳥の末裔である竹内家に養子に入った竹内巨麿が、1928年(昭和3年)3月29日に文書を公開したのが最初である。この内容は当時日本中で物議を呼び、1930年と1935年の二回に渡り、天津教弾圧事件を引き起こす結果となった。その論争は最高裁判所まで至り、無罪が確定したものの、一部の文献は返却されず、大部分の文献は東京大空襲により焼失してしまった。 幸い竹内巨麿が残していた写しやメモがあり、証拠押収の際に撮影された写真も残されていたことから、その内容はおおむね復元された。皇祖皇太神宮の神宝「モーゼの十戒石」を含む数千点に及ぶ資料は膨大で、戦後のオカルト界に大きな影響を与えた。 同文書によると、天皇家は『天神7代』から始まり、『上古25代』『不合朝(あえずちょう)72代』と続き、現在の天皇家は『神倭朝(かむやまと ちょう)』であるという。また、キリストやモーゼなど世界の指導者は一度は来日しており、天皇に仕えたとも記述されている。このあたりは日本中心主義の影響が見て取れる。 また、世界には五色人という人種がおり、黄人、赤人、青人、黒人、白人に分類されるという。さらに、アトランティス伝説に出てくるオリファルコンと関連あるのではないかと言われている謎の金属・ヒヒイロカネについても記述されているのだ。 特筆すべきは、ミヨイ・タミアラという未知の大陸が描かれた世界地図が含まれている点だ。この大陸こそが、伝説のアトランティス大陸やムー大陸だったのではないかという指摘もなされている。 さらに、聖書に記されている「モーセの十戒」は「表十戒」に過ぎず、「裏十戒」「真十戒」などが天津教に保管されていたというのだから凄い。 また、これは古代のUFOではないかと思われる物体が「天の浮舟」である。なんと、古代の天皇は「天の浮舟」を駆使して、世界中を飛行し統治したとされているのだ。高速で空を飛ぶ飛行物体が日本にあったとは俄かに信じがたいが、ロマンあふれる内容であることは言うまでもない。 筆者はこれらの偽書とされる文書が全く価値がないとは思わない。その成立背景にある社会背景や人間の心情など考えると、これもまた日本人の精神活動の記録だと思えてくる。『竹内文書』が退屈な現代人の心を救ってくれているのは事実であろう。(山口敏太郎)
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社会 2019年08月25日 22時30分
「殺し屋」に夫を殺害するよう頼んだ毒妻、浮気から始まった計画の無惨な末路は【背筋も凍る!女の事件簿】
殺人を請け負うことで金銭的利益を得る職業「殺し屋」。 近年ではあまり聞かれなくなった職業ではあるが、昭和の末期には「殺し屋」はアウトローの世界ではまだまだ現役であり、世間を賑わせていたのである。 1988年(昭和63年)2月、千葉県某所で40歳の女性Aと、同い年のその恋人Bが殺人容疑で逮捕された。この二人は共謀し、Aの夫である浄化槽清掃会社の社長C氏を「殺し屋」を雇って殺そうとし、さらには自らゴルフクラブを持ってCを殴り殺した。 事件のきっかけは、前年の1987年に遡る。AとBはもともと中学の同級生で同窓会時に再会。そのまま恋仲となり、Aは夫であるCが疎ましく思えてきた。 そして、AはBに「夫が酒に酔っては乱暴する」と大げさに話し同情を買い、Aの気持ちに答えようとしたBは知り合いの暴力団関係者に頼み、「殺し屋」を派遣しCを事故に見せかけ殺害するよう依頼したのだ。 ところが、AとBが依頼した「殺し屋」は80年代という時代の影響もあり、(当時、暴力団対策法が施行される数年前であり、以前に比べ思うように身動き取れなくなっていた)、暴力団員は300万円を受け取りながらも、なかなか実行に移せない日々が続いていた。 そんな中、ついにCにAとBが浮気していることがバレてしまった。激怒したCは5000万円から7000万円の慰謝料を要求した上、「Aの両親を巻き込み裁判する」と言われたため、殺し屋の殺害を待てなかった二人は自らの手でCを殺害することを決意。 Cが自宅で酒を飲み酔っぱらったところを、AとBがゴルフクラブを手にCの頭を殴り撲殺。その後、証拠隠滅のため灯油をしみ込ませた布にライターで火をつけてCの自宅を全焼させたのである。 「これで幸せになれるね……」 二人はそう顔を見合わせたが、幸せな日々はそう続かなかった。犯行現場の近くで凶器に使ったゴルフクラブが発見された上、「殺し屋」を依頼された暴力団員がAとBの関係を警察に話したため、二人は即日逮捕となったのだ。 「殺し屋」をも巻き込んだ、昭和末期のロマンス物語はこうして終わりを遂げたのであった……。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年08月24日 23時00分
幻のエンディング、為替相場との連動…スタジオジブリ作品と都市伝説
夏場などになると、よく地上波で放送されるのがスタジオジブリの映画作品の数々。先日の8月16日も、「千と千尋の神隠し」が金曜ロードショーで放送され、多くの人々が楽しんでいた……のだが、放送後のTwitterでは「『千と千尋の神隠し』って、こんな終わり方だっけ?」という奇妙な感想が複数確認されたのだ。 問題のエンディングには諸説ある。普通に放送されるバージョンでは、現実社会に戻った千尋が再び車で父母と走り出して終わっているが、エンディングには以下のパターンがあると噂されているのだ。 まず、一つ目のパターンはこれだ。車が走り出し、自分の髪留めがいつものやつと違っており、あっちの世界でもらったものとすり替わっていることに気が付き、異世界での経験が幻覚ではなかったと自覚して終わりというもの。 また、こんなエンディングパターンもある。新居に着くと、既に引っ越し業者が来ており、引っ越し作業が始まる。新居の横には小さいが綺麗な流れの川があり、生まれ変わったハクの姿であることに気が付くというもの。 さらに、三つ目のパターンは、新しい学校での生活も数か月が過ぎ、転校生がやってくる。先生が連れてきた転校生を見ると、ハクそっくりの男の子が立っているという、ありがちなエンディングパターンもあるとか。 いずれも実際に放送されていたのか確認できないため、結局都市伝説の可能性が高いと考えられている。類似の都市伝説として、「『天空の城ラピュタ』には別パターンのエンディングがある」というものが存在しているため、今回もその別バージョンだと言えるだろう。ジブリの生み出す秀逸なアニメは、視聴者の脳内に新作ストーリーさえ生み出してしまうのかもしれない。 興味深いのが、相場好きの間で囁かれているある都市伝説だ。それは「ジブリ作品が地上波で放映されると、同じタイミングで為替相場は荒れる」というものである。単なる偶然と思いきや、放映される日に平均の2倍以上動いた日もあったという。 実はこれには論理的な説明が可能だ。ジブリ作品が放送されるのは月初に集中しており、夜9時からの「金曜ロードショー」(日本テレビ系列)が多い。つまり、世界の経済に大きな影響を与えるとされている、毎月第1金曜日の米国雇用統計発表と重なっているためではないかと考えられている。 ジブリの作品から様々な都市伝説が生まれるのは、それだけ人々の脳内を刺激する名作揃いであるということなのかもしれない。(山口敏太郎)
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社会 2019年08月24日 21時30分
【放送事故伝説】『NHKのど自慢』は放送事故だらけ!?伝説の音声トラブルとは?
2019年8月18日に放送された『NHKのど自慢』で、出場者のおばあさんが、ゲストの鳥羽一郎が歌っている最中、体調を壊し運び込まれる放送事故があった。 このおばあさんは81歳の女性で、出番は無事に終わったが、ラストの出場者紹介まではひな壇の後ろで待機する決まりで、この女性はずっと口を押えながらフラフラと動いており、途中隣の出場者へ寄りかかるような姿も放送されていた。NHKによると、この女性は放送後病院へ運び込まれ、現在は無事に回復しているという。 さて、『NHKのど自慢』だが、1946年の放送開始以来(この時はラジオ番組だった)、実に70年以上の歴史のある生放送であるため、これまで数々の放送事故が目撃されている。 近年、特に話題になったのが、冒頭から約3分間、音声が重なった状態で放送された 2016年6月5日の放送事故である。原因は未だ不明となっているが、発生したのは、一度流れた音声が10秒後に再び流れるというトラブルであり、あの特徴的なOPソングの鐘の音がズレて聞こえたり、出場者の歌っている音声が重なって聞こえるなど、大規模な音声トラブルが発生した(この事故はテレビだけで、ラジオ放送は問題なかった模様)。 この現象は3分程度で直り、この後は特に問題はなく放送は続けられたのだが、ドタバタに影響されたのか、出場者の一人が歌い出しが分からなくなり、最初から歌い直した(かなり例外である)など、とにかくトラブルが多い回だったようだ。 なお、司会の小田切千アナウンサーは、2013年から『のど自慢』の司会として毎週各地へ飛んでおり、今回の出場者が倒れる事故も冷静に対応していたが、さすがに2016年の機材トラブルは防ぎようがなかったようで、次回の開催予定地をド忘れしてフリーズするなどのトラブルもあったようだ。 生放送だけに、何かが起こるかわからない『NHKのど自慢』。放送事故ファン(?)は是非、注目してほしい番組である。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年08月18日 22時00分
「浮気癖を止めるには…」37歳年上妻が起こした夫の“局部切り取り”愛憎劇とは【背筋も凍る!女の事件簿】
1936年(昭和11年)5月18日、性交中に愛人の男性を殺害し、局部を切り取り持ち帰るという「阿部定事件」が発生した。 阿部定事件はそのセンセーショナルさから、事件発生当時から現代に至るまで語り継がれている有名猟奇事件だが、実は「阿部定事件」から振り返ること50年前の明治期、東京のド真ん中で「元祖阿部定事件」とも呼ぶべき、「チン切り」事件が発生していたことはあまり知られていない。 事件は、元旦早々1月1日の1886年(明治19年)東京府は神田豊島町(現在の東京都千代田区東神田近辺)にて発生した。この土地に住んでいた呉服店を生業とする石井(35歳)という家主が、酒に酔って寝ている最中、妻(37歳)にカミソリで陰茎を切り取られるという事件が起こった。妻は自分のしたことに強い罪悪感を覚え、血まみれのまま警察に自首してきたというのだ。 石井はよく働く良き、評判の良い好男子であったが、いささか女性ルーズな面があり、遊郭(風俗店)に出かけては朝帰りになったり、近所の若い奥さんを冷やかしたりしていたため、妻は「いつ夫が浮気してしまうのか」とヒヤヒヤしていたという。 大みそかの晩、石井は各お得意さんの家へ、暮れの挨拶に出かけたのだが、無類の酒好きでもあった石井は客の薦められるままに酒を飲み、1月1日の早朝、泥酔状態で帰ってきた。 「また、朝っぱらに帰ってきて!」 妻は石井を引っぱたいて起そうかと思ったが、ふとこんな悪心が芽生えた。 「この人の浮気癖を止めるには、今しかないのでは」 妻は夫が二度と浮気ができないよう、カミソリで夫の陰茎を切り取ることを思いついた。そして、押し入れから研ぎたてのカミソリを手にすると、プツリと夫の陰茎を切り取ってしまったのだ。 「これでこの人が浮気をする心配は無くなった」 と一旦は安堵の気持ちになったものの、血まみれになった愛する夫の姿を見て、強い罪悪感が芽生えてしまい、直ぐに大泣きしてしまった。 妻は寝ている夫の傷を止血した後、まっすぐ交番へ向かい、自分が夫を傷つけたことを自首した。罪を認め自首してきたこともあり、刑が軽減され禁固刑1年6か月の判決を受けることになったのだが、その後、石井の股間が元に戻ったのか、そして妻と再びよりを戻せたのかは明らかになっていない。 東京のど真ん中で発生した、どこか切なくもおかしい珍事件であった。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年08月17日 21時30分
【放送事故伝説】100m走選手がまさかの大遅刻! オリンピックの珍しい事故
2020年東京オリンピックまであと1年。今回の「放送事故伝説」は、過去のオリンピックで発生した珍しい放送事故を紹介しよう。■ソウル五輪鳩丸焼き未遂事件 これは1988年に開催されたソウルオリンピックの開会式時に発生した放送事故である。 この大会の聖火点灯式は、高いポールに掲げられた点灯台にランナーたちが一斉に火をつける演出であった。ところが、オリンピック準備委員会が平和の象徴である「白い鳩」を誤って大量に放ってしまったためか、大量の鳩がポールの頂上に集まってしまった。そして、鳩が集まっている中、ランナーが火をつけ、あわれなことに鳩は燃え盛る火の餌食になってしまったのだ。 この模様は全世界に生中継され、各国からクレームが入ったが、ソウルオリンピックの組織委員長によると、「点火の直前、聖火用の高圧ガスが噴出していたので鳩は全部避難できていたはずだ」と鳩の犠牲はなかったと説明したそう。しかし真相は不明だ。なお1994年のリレハンメル冬季オリンピック以降、生きた鳩を演出に使うことは禁止され、鳩は映像や着ぐるみなどで登場している。■ミュンヘンオリンピック遅刻事件 選手が自分のレースに遅刻し参加できなかった……そんな珍事件が発生したのが1972年のミュンヘンオリンピックだ。 男子100m走競技において、当時世界記録を保持していたアメリカ代表のエディ・ハートとレイ・ロビンソンがレース開始時刻になっても会場に現れないという前代未聞の事態が発生した。「おい!どうしたんだ!」という野次が飛ぶ中、2人の居場所はつかめずオリンピック委員会は仕方なく、2選手を失格とした。 そしてレース終了から数十分後、2人は真っ青な顔をしながら会場に到着。失格になった事実を知るとがっくり肩を落としてしまったという。 2人が会場に現れなかった理由は、コーチの持っていたスケジュール表にあった。このスケジュール表は1年以上も前に作成されたもので、情報が更新されないまま選手とコーチに手渡されてしまったのだ。 レースが始まった時、エディ・ハートとレイ・ロビンソンはテレビ局におり、関係者と雑談していたのだが、突然自分たちが走るはずのレースの放送が始まりビックリ仰天。タクシーを乗り継いで会場へ向かったが、当然間に合うはずもなく失格となってしまったのだ。 今となってはちょっと笑える事故だが、ミュンヘンオリンピックでは、パレスチナのテロリストによってイスラエルのアスリート11名が殺害される事件(黒い九月事件)が発生した。事件に巻き込まれた可能性もあり、とても笑える事態ではなかったようだ。 2020年の東京オリンピックは何事もなければいいが……。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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マレーシアに現れた謎の獣人の正体は!? 高い知能を所持していることが判明!?
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2015年12月05日 15時48分
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これぞ伝説のUMAの証拠か!? 捕獲されて切り取られた中国のUMA「野人」の手
2015年11月28日 16時03分
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テレビ画面に移りこむ心霊写真 赤ちゃんの霊の正体は…
2015年11月21日 17時05分
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波の向こうに人間の顔二つ…? ウォータータウン号の怪異
2015年11月03日 16時55分
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「小人のミイラ」は実在した? 正体は宇宙人説もアリ
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これが世界最古のUFO写真? 19世紀後期に撮影された葉巻型UFO
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