山口敏太郎
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ミステリー 2019年10月06日 23時00分
ピエロ姿の人物にご用心!?都市伝説の怪人「ファントム・クラウン」
10月になると、欧米ではハロウィン一色になる。日本のハロウィンは10月31日が近づくと一気に盛り上がるが、本場の欧米では重要な季節のイベントの一つなのだ。 そんなハロウィンの迫るアメリカで、危険視されているものがある。ハロウィンになると風習もあってお化けに扮する人も少なくないが、特にピエロの衣装を着る怪人物に注意すべき、という話が出ているのだ。 近年アメリカでは、ピエロ姿の怪人物に遭遇し、追いかけられたり、時には襲われたりするという体験談が続出し、また動画もアップされ話題になっている。特に変わった扮装をする機会が増えるハロウィンの時期になると頻発するとして、注意喚起されているのだ。 例えば2016年9月2日にはサウスカロライナ州で、赤と黄色の派手な服を着た白塗りのピエロが目撃され、住民を怯えさせて警察が出動する事態になっている。同日にはオハイオ州コロンバスでも黒い服にピエロのマスクの人物が、通行人を追いかける事案が起こった。また、2018年10月にはペンシルバニア州で、闇の中から不気味なピエロ姿の人物が車に襲いかかる様子が目撃され、動画が話題になった。 これらの不気味なピエロ姿の人物は、とある都市伝説がモデルになっているという。「ファントム・クラウン」と呼ばれるもので、カラフルなピエロの衣装に身を包み、フレンドリーな笑顔とひょうきんな動きで子供に近づき、そのままさらって隠し持っていたナイフで殺してしまう、というものだ。話にはバリエーションがあるが、子供を狙い最終的には子供が殺されてしまうという点が一致している。 この都市伝説は古今東西問わず存在する怪談に、アメリカで有名な連続殺人犯の事件が加わったものだと考えられている。 モデルになった連続殺人犯は、普段は地元で有名な篤志家。ピエロの格好をして慈善事業も行っていた。しかし、実際は裏で多くの子供に性的暴行をはたらき、あげく殺害していたのである。彼はメディアによって「キラー・クラウン」、殺人ピエロと渾名された。この事件や、事件をモデルにした創作物から「ファントム・クラウン」の都市伝説が生まれたとみられる。 そして現在、この都市伝説は予想外の広がりを生んでいる。悪質ないたずらを行って人を怯えさせたり、逆にその一部始終を動画で撮影して、注目を集めようとアップする行為が頻発している。 現地ではハロウィンに合わせてこのような悪質ないたずらが増える可能性もあるとして、注意するよう呼び掛けられているという。ハロウィンは化け物の目をごまかすために化け物の仮装をするのだが、身も心も化け物のような人々が出てしまったということなのかもしれない。(山口敏太郎)
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社会 2019年10月06日 22時30分
現役キャビンアテンダントが麻薬密輸!【背筋も凍る!女の事件簿】
King & Princeの永瀬廉が主演したスペシャルドラマ『FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました』(フジテレビ系、9月24日放送)をはじめ、11月からスタートするドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)など男性CA(キャビンアテンダント)のドラマが好評だ。今回の「女の事件簿」は、1980年代に発生した現役CAによる凶悪犯罪をご紹介したい。 1983年11月10日の午後7時、フィリピン・マニラ空港から成田空港へ飛び立った航空機に一組の日本人カップルが搭乗していた。 男性は当時26歳の大学生、女性は当時23歳の女性で、彼らは成田空港に着いた途端、待機していた税関職員に捕まった。容疑は大麻の密輸であった。 彼らはフィリピンで手に入れた大麻300グラムを下着部分に入れたり、靴の土踏まずの部分に入れたりと、あらゆる方法を使い大麻を仕込んだ。特に女性側は念入りで、下着の中に大量の大麻の袋をパンパンになるまで詰め込んでいたという。 しかし、税関職員が驚いたのは大麻の量よりも彼女の職業だった。 なんと、彼女は日本の某航空会社で現役のキャビンアテンダントとして働いていた。成田空港の職員とも顔なじみの存在。彼女は休暇中で「大学生の恋人とフィリピンへ行く」と同僚に語っていたばかりだったのだ。 なぜ、彼女は現役CAでありながら大麻の密輸に手を染めたのか……。 供述によると、逮捕された男性は麻薬密輸の常習犯であり、より大量に密輸するために現役CAと協力しようと画策。その中で知り合ったのがこの現役CAだった。彼女は「税関は女性の下着までは確認しない」「成田空港の抜け道」など、現役でないと知らない情報を教えた。しかししょせんは素人仕事。計画は完璧だったが、密輸する度胸が足りず不自然な動きが目立ち、怪しんだ税関職員が声をかけたのだ。 休暇中とはいえ、現役のCAが麻薬密輸で逮捕されたのは本件が初めてであり、また「女性が下着に入れて密輸」という方法も本件が初だった。現在の麻薬捜査官の間では有名な事件のひとつとなっているようだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年10月05日 23時00分
日本の冥界「黄泉」はどこから来たのか
過去、インターネット上で死者と生者が交信・情報交換できるサイト『黄泉ネット』というものが存在するという都市伝説が流布された。 われわれ日本人は古来から死後の世界を夢想し、それが実在すると信じてきた。少なくとも豪族たちが群雄割拠した古墳時代には、この世に黄泉路が存在するという神話があり、『黄泉の国』との境目には『黄泉比良坂』があると考えられてきた。 記紀神話にも『黄泉の国』の概念は出てくる。イザナギは、死んでしまった愛妻・イザナミの後を追って『黄泉の国』に侵入したが、『黄泉の国』の食べ物を既に口にしてしまっていたイザナミの姿は、ひどく変貌していた。驚いたイザナギが『黄泉の国』から命からがら逃げ帰ったという神話は広く知られている。 この『黄泉』という言葉の由来には諸説ある。もともと死者の世界を表す言葉として、大和言葉に「ヨミ」という単語があり、その音に漢語の『黄泉』という文字を充てたという説が有力である。 死者の魂が行く場所である冥土は、”地下の泉”を意味し、同時に地下に存在する”死者の世界”という意味も持っている。「冥府」「冥土」「冥界」「よもつ国」「あの世」とほぼ同じ意味であるが、土の中、地下にあるという設定が大きなポイントである。 古代人がこの『ヨミ』に『黄泉』という言葉を充てたのにも理由がある。古代中国でも”死者の世界”は地下にあると考えられ、『黄泉』という言葉で表現されていたのだ。また、五行思想では黄色という色は、地下をさしており、日本語に導入するには最も適切な言葉であったといえよう。 さらに『ヨミ』という大和言葉の発音の由来に関しても諸説ある。「ヨミ(夜見) 」という意味で発音されたとか、「ヤミ(闇)」という発音がなまったとか。「ユメ(夢)」という言葉がなまったとか、”死者の国”は生活圏を意味する「ヨモ(四方)」から外側を意味することから『ヨミ』という大和言葉が生まれたとか。 また、仏教共に輸入された梵(ぼん)語「Yami」がなまって日本語化したとか、中国語「預弥(ヨミ)」が輸入されて定着したとか、数多くの説がある。 『黄泉の国』『冥府』という世界に月の概念が入ることもある。月読(ツクヨミ)、つまり月齢算出から生まれたのが暦(=黄詠み)である。この暦という考え方は、異界との接触を意味していた。毎年、異界から祖霊が歳神として帰還するのだが、この歳神を数える暦を数えることは、”死者の世界”との交流を意味していたのだ。 ちなみに、『黄泉の国』から帰還したイザナギが禊祓(みそぎはらえ)をした結果、生まれた三貴神の一つが、ツキヨミである。ツキヨミが支配するとされた『夜の食国』は、『黄泉の国』『冥府』と同じ世界なのかもしれない。ひょっとすると、黄泉神、イザナミ(黄泉大神)、ツキヨミ、大国主命と、死者の国の王は変遷しているのかもしれない。 また、ツキヨミが支配する夜の食国、すなわち夜食の国は、古代の日本人が忌み嫌った夜食の国である。死者の国の食物を口にし、イザナミが死者のようにひどくなった”ヨモツヘグイ”とは、夜食を意味しているのかもしれない。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2019年10月05日 21時30分
【放送事故伝説】『オールスター感謝祭』であわや失明?伝説のトラブルとは…?
9月28日に放送されたTBSの第57回『オールスター感謝祭』で、元オリンピックの短距離走選手ベン・ジョンソンに訪れたハプニングが話題になっている。 この日、ベン・ジョンソンは番組中盤で行われた「世界陸上×ローション」の特別企画「ぬるぬる障害物競走」に、特別ゲストで参加。この競技はその名の通り、ローションが塗られた滑りやすい道を障害物を潜り抜けながらゴールするというもので、参加した多くの芸能人がこの「ぬるぬる障害物競走」に苦戦した。 さて、期待のベン・ジョンソン。ローションの塗っていない道は順調だったものの、ローションエリアに入ると足を滑らせ大幅にスピードダウン。そして、片足が場外に出てしまった。そのままなんとかゴールしたが、どうやらベン・ジョンソンはこの際、足を痛めてしまったようで、終始ひきつった表情をしていた。 『オールスター感謝祭』は長時間かつ生放送番組のため、怪我やトラブルが絶えないまさに「放送事故の宝庫」とも呼ぶべき番組なのだが、もっとも有名な事故は、今から20年近く前に発生した第22回(2002年春)の「三田村邦彦事件」だろう。 この回の『オールスター感謝祭』では、ピッチングマシーンから放たれるボールを参加者が受け止めるという企画が行われ、参加していた俳優の三田村邦彦は時速170キロのボールキャッチにチャレンジ。170キロという速度はプロ野球の世界でもあり得ない球速であり(エンゼルスの大谷翔平でさえ165キロ)、素人にはあまりに危険な競技だった。 しかし、三田村は果敢にボールキャッチにチャレンジ。すると、「バシーン!」という轟音と共に、三田村の被っていたキャッチャーマスクの目の部分にボールがめり込んでしまった。三田村は目を押さえながらスタッフに抱えられ、スタジオを後にしてしまった。 三田村はその後、番組には出演せず、そのまま帰宅した旨が司会の島田紳助さんから伝えられ、視聴者は三田村の身を心配したという。幸い三田村は大きな怪我もなく芸能活動を復活させたが、一歩間違えたら失明の恐れもあっただけに、本事故はオールスター感謝祭史上、「伝説の放送事故」として有名になっている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年09月29日 23時00分
世界中で雀が減少している?生態系に影響を及ぼす最新技術
最近、首都圏で雀を見かけなくなった。単に生活環境が悪くなったというわけではなく、環境問題や人為的な理由があるようだ。この雀の減少問題は日本だけではない。21世紀に入り、イギリスのロンドンにて、ロンドンっ子に親しまれてきた名物のイエスズメが絶滅したという報道があった。 日本でも雀の減少問題は地方に波及する動きを見せており、北海道で雀600羽が大量死したという怪事件もあり、道内全域で雀が壊滅状態になっている。いったい何が起こっているのだろうか。 あくまで都市伝説に過ぎないが、雀の大量死は、携帯電話の普及に伴い飛躍的に増加した中継基地から出る電磁波による悪影響ではないかという説がある。そういえば、関東地方で雀が減っていった時期と、携帯電話の普及率が増加していった時期は一致しており、両者の増減グラフは反比例を記録している。 また、地上デジタル波によって鳥が減ったという説もある。鳥は長距離を飛行するために脳内で電磁波をキャッチしながら、方向を探知していると言われている。デジタル化は鳥を都市部から追放してしまったのだ。 つまり、現代社会に氾濫する携帯電話やデジタル放送の電磁波が、鳥たちの脳に悪影響を及ぼしている可能性があるのかもしれない。あくまで風聞に過ぎないが、携帯電話が普及した当初、我が国でも「携帯電話の電磁波が、脳腫瘍の原因となっている」という説が流れた事がある。やはり、電磁波は生態系に影響を与えたようである。 海外でも裁判事例に同様のケースがある。2001年9月3日付の『タイムズ紙』の報道によると、イギリスの鳩飼育家が、携帯電話の電磁波のせいで鳩が寄りつかなくなったと携帯電話会社を訴えている。 さらに、20年位前に発売された鳩除けのグッズで「鳥マグ」と言う商品がある。鳩が集まる場所に「鳥マグ」を設置すると、電磁波が発せられ鳩の脳を刺激し、寄り付かなくなるという仕組みであった。人間による利便性の追求は、動物たちに過度のストレスを与えているのだ。(山口敏太郎)
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社会 2019年09月29日 22時30分
主婦が主婦仲間を包丁で滅多刺し! 恐怖の隣人トラブル、きっかけは…【背筋も凍る!女の事件簿】
古今東西、人間が住む場所には「隣人トラブル」が絶えないものである。 今回ご紹介するは1976年(昭和51年)、東京都練馬区の住宅街にて発生した猟奇事件である。この住宅街に住むごく普通の主婦・小柳雅子さん(仮名・40歳)が惨殺死体になって発見されたのは1月28日の昼下がりのことであった。小柳さんの死体は包丁のようなもので滅多刺しにされた挙句、全身に切り傷が140か所。手首も切断されており、顔は既に小柳さんかどうか分からないほどグチャグチャにされていた。 犯人はすぐに見つかった。小柳さんのすぐ隣の家に住む、主婦仲間の望月信子(仮名・47歳)が殺人罪の容疑で逮捕されたのだ。望月は自宅で血まみれになりながらコタツでテレビを観ており、特に抵抗もしなかった。望月も小柳さんと同じく、どこにでもいるごく普通の主婦であり、とても人を殺めるような性格ではなかった。ではいったい何故、彼女は小柳さんを殺めてしまったのか? 事件が起こる前、二人は良好な近所付き合いを行っていた。ところが数年前、望月家が庭に小さなプレハブ小屋を建てたところ、小屋の一部が小柳家の敷地内に侵入していたことからクレームが付き、それから望月家・小柳家の関係はギクシャクし始め、疑心暗鬼状態に陥ってしまった。そして、精神的に追い詰められた望月は包丁を持って小柳家に急襲。一心不乱に彼女の体を斬り裂いたのだ。 小柳さんを殺した直後の望月の心の中は、恐ろしいほどの充実感に満たされており、彼女は普段の生活に戻るため、返り血を浴びたまま隣の自宅に帰って行ったのだ(凶器である包丁はコタツの中に隠した)。しかし、望月の頭の中には、さっき殺したはずの小柳さんの顔がずっと消えずに浮かび上がっており、「呪って出てやる!」という声がどこからか聞こえてきた。 それは小柳さんが息絶える瞬間、望月に叫んだ断末魔でもあり、その声がどうやっても頭にこびり付いて離れない。日常生活に戻りたい望月はテレビを観て落ち着こうとしたが、効果はない。そうこうしているうちに警察が望月家に突入。逮捕となった。 些細なことから始まった隣人トラブルは、最悪の結末を以って「終戦」となった。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年09月28日 23時00分
繰り返された悲劇 八甲田山田代平の怪
1902年(明治35年)1月、ある悲劇が起こった。帝国陸軍・歩兵第5連隊第2大隊210人が雪中行軍中に八甲田山で遭難したのだ。連隊の210名中193名が死亡するという大惨事であった。 この事件に纏わる怪異の噂は今も囁かれている。後藤伍長の銅像の付近では、今も第5連隊の兵士たちが行進しているという。テレビ朝日の番組により、行進する兵士たちの姿がTV画面に映し出され…。日本中で話題になった事もあった。八甲田山の兵士の幽霊の目撃情報は頻繁にあり、今もその幽霊伝説の存在がささやかれている。 1997年7月12日午後9時20分頃、八甲田山山中において陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊が訓練中に遭難するという事件が起こる。この訓練は5月12日から10週の予定で始まった。7月12日午後4時。最初の異変が起こった。隊員のT三曹が右腕に異変を感じた。I教官の判断で、T三曹は教官付き添いのもと本隊を離れ、休憩後合流する事になった。取りあえず、本隊とは田代平にある石碑の前で合流する事とし、休憩後、二人はやや遅れてスタートした。そして、ようやく待ち合わせ場所の石碑の前まで来た二人だったが、本隊の姿が見えない。また、訓練期間中は、無線も緊急時以外は使用を禁止されている。 いったいどうしたものか。本隊となかなか合流できない二人に焦りが生じた。二人が、本隊を探し回っている時に、更なるアクシデントが起きた。T三曹がくぼ地に転落したのだ。I教官もすぐに救出に走るが、そこには悪魔が潜んでいた。くぼ地に溜まった有毒ガスの為、二人は、体の自由を奪われてしまった。この時間は午後8時頃である。本隊もようやく二人のうめき声に気付き、救助にあたるが、有毒ガスの為、14名の隊員がくぼ地でばたばたと倒れ込んでしまった。午後9時50分にようやく救急車が到着し、酸素ボンベに身を包んだ救急隊員が全員を助け出したのは午後10時31分であった。 人々はこの事件の後、八甲田山の悲劇の再現だと噂した。何故なら、二つの隊はいずれも第5連隊であり、遭難したのも同じく八甲田山の田代平であった。歴史は繰り返す……のかもしれない。彼らは今も徘徊しているのであろうか。そう思うと、なんとも言えない悲しい気持ちになってくる。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2019年09月28日 19時00分
【放送事故伝説】タレント謹慎からの番組打ち切り!平成時代の伝説的放送事故とは!?
9月22日、ワタナベエンターテインメント所属の女性お笑いコンビ「Aマッソ」がテニス選手の大坂なおみ選手を扱ったネタをライブで披露し、「差別的」と批判を集める騒動になった。Aマッソは25日、大坂選手の所属している事務所に謝罪したものの、世間からのバッシングは凄まじく、騒動はしばらく続きそうである。 さて、今回のAマッソのように芸能人の「失言」は時として、大騒動に発展することも少なくないのだが、平成時代、タレントの失言で最も被害が大きかったとされているのが、2005年に日本テレビ系列の深夜番組『カミングダウト』で放送された、タレント・あびる優の窃盗告白事件であろう。 本事件は2005年2月15日、ゲストのあびるが「集団窃盗でお店を潰したことがある」という告白を行い、「倉庫に集団で忍び込んだ」「食料品などをダンボール単位で盗み出し店をつぶした」というエピソードトークを披露した。 驚いた視聴者は、日本テレビに問い合わせの電話をかけ、局内は一時大パニックとなった。騒動を受け、日本テレビ側は翌週の『カミングダウト』の放送後、テロップ謝罪。同時に、あびるも所属事務所のホリプロより、無期限活動休止が報告され、併せて「(窃盗行為を行ったのは)小学5年生の時」「近所の商店で菓子類を万引きした」とトーク内容が一部フィクションはあっても、ほぼ事実だったことが明らかにされた。 この騒動の余波で、『カミングダウト』は問題の放送翌月の3月いっぱいで打ち切りとなり、日本テレビには行政指導が入ったという。 本放送事故は、タレント本人および管理している芸能事務所、番組プロデューサーやディレクター、日本テレビの編成までもが、あびるのトークを「問題なし」と判断し放送してしまったことが原因であり、この騒動の結果、日本テレビの深夜番組は、しばらくコンプライアンス違反となりそうな過激な企画は、なかなか会議で通らなかったという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2019年09月22日 23時00分
神のような力を与えてくれる…「デジタルなまず」は科学的にも解明されている?
もしも神様が現れ、災害の起こる10秒前に危機を察知できる能力を与えられたとする。その時あなたは、その能力を使って何をする?助かるためにあがくか、それとも諦めるのか。それを選ぶのは、力を与えられた者自身である。 そんなことを考えたこともなかった人はぜひ、その10秒をいかに利用するのか考えてほしい。今や、その10秒は本の中の登場人物や特別な人間だけが持てるものではなく、誰にでも持てる力なのだから。その、神様のような能力を与えてくれるのが「デジタルなまず」である。 デジタルなまずは科学的にも解明されているもので、既にその力を発揮しているとされる。まずそのメカニズムであるが、デジタルなまず本体が直接地震を察知する、というわけではない。2007年10月に登場した緊急地震速報というものをご存じだろう。地震が起こった際、伝わる速度が速く、小さな揺れを起こすP波と大地を揺るがすS波が発生する。S波よりも先に大地を駆けるP波を瞬時に察知し、危険信号を発する。それをデジタルなまずがキャッチして所持者に危機を知らせる。P波が発生してからS波が訪れるまでの時間は、およそ5秒から10秒である。 また、このデジタルなまずは地震を知らせてくれるだけではない。自動防災システムやホームオートメーションシステムなどと連動させることが可能で、二次災害も未然に防ぐ。例えば、揺れを察知するとガスや電気ストーブを消し、電気やテレビをつけ、ドアやカーテンを自動的に開けてくれる。ここまでやってくれるのであれば、危機を知らされた者は、自分の身を守ることに専念できる。それ以上に何を望むと言うのであろうか。 唯一問題があるといえば、その数十秒で何ができるのかであろう。何の予備知識のない者が急に10秒余地を与えられたところで、できることなど知れている。だが、災害に対する心構えを持った者が手にした10秒は偉大なる、それこそ神から与えられた時間となる。 例えば、料理をしているのであればコンロから離れられる。危険物の近くにいれば遠ざかることができる。危険な作業をしている場合でもすぐに手を止め、大きな揺れに備えられる。車に乗っていたとしても、車の速度を落とし、倒れそうな建物から離れることができる。店などにいても、すぐに避難できる。大切な者たちや自分を守ることができる。少しだけでも行動できれば、命が助かる確率は格段に上がることは間違いないだろう。 「たかが数秒、されど数秒」。デジタルなまずを作る会社が口にした言葉である。その数秒を生かすも殺すも、その危険信号を受け取った者次第である。神の代わりに、デジタルなまずが与えてくれた、10秒先の危機を察知する能力をどう活用するかは、あなた次第である。(山口敏太郎)
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社会 2019年09月22日 22時30分
「毒入りのチョコをばらまく」主婦はなぜグリコ森永事件を真似たのか【背筋も凍る!女の事件簿】
1984年〜1985年にかけて、関西地方を恐怖に陥れた『グリコ・森永事件』。江崎グリコの社長を誘拐し、身代金として現金10億円と金塊100kgを要求され、その後も多くの食品メーカーに脅迫文が届いた本事件は、「昭和最後の怪事件」「劇場型犯罪」として現在まで語り継がれている。 さて、本事件はその劇的な手口から模倣犯が多く現れた事件として知られているのだが、その模倣犯の中には、ごく普通の主婦もいたという。 グリコ・森永事件から1年が経過した1986年8月、大阪府内の森永製菓工場に、森永チョコレートと一枚の脅迫状が届いた。脅迫状には「同封のチョコレートを検査せよ。8月12日午前11時半、○○病院2階の女子トイレに200万円入れておくこと。取引は1回かぎり。12時までに取引が完了しないとスーパーに毒入りのチョコレートをばらまく」と書かれていたという。 文面の手口から、グリコ・森永事件を模倣犯であることは間違いなく、森永製菓工場は警察に相談。現金の受け渡し先が女子トイレということもあり、犯人は女性の可能性が高く、警察は犯人をあぶりだすため、森永側は凶悪犯の言う通り、指定された○○病院の女子トイレに現金200万円を持参したという。そして、午前11時45分ごろ、脅迫状通りに犯人が現れ、持っていた紙袋に200万をブチ込み病院を出た。そして、張り込んでいた婦人警官により犯人は敢え無く逮捕された。 犯人は単独犯で、大阪府内に住む43歳の主婦であった。あまりに素人らしい隙のある手口だったため、警察はプロの仕業ではないと睨んでいたが、まさか40代の主婦が犯人だとは露にも思わず、衝撃が走ったという。 供述によると、この主婦は徳島県生まれで、職人の夫と高校生2人の4人家族の幸せな家庭を築いていたという。しかし、生活は不安定であり息子の学費にも困っていたという。主婦は犯行について、「グリコ・森永事件を真似れば簡単に大金が入ると思った」と言い、森永製菓を選んだ理由についても、「手紙を出す前夜、工場のネオンを見て犯行を思いついた」と突発的な犯行であったことを認めている。 他にも、グリコ・森永事件に影響を受けたと思わしき模倣犯は、警察の記録によると10件以上あるとされており、一時期、関西地方では社会問題になっていたという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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