UFOの下からサーチライトのような一際強い光が差すと、光の中から宇宙人が降りてきたり、その光の柱の中に入ってしまった人や物が重力を無視してUFOの方へ吸い上げられてしまったり…というのは創作の世界含めてよくある展開だ。
そんなUFOの不思議な光を捉えた写真がこちらだ。
この写真は1966年アメリカのニュージャージー州にて撮影されたもの。やや角ばったシルエットの円盤の底部からはまばゆい光の柱が伸びている。
このUFOが目撃されたのは同年1月11日の午後6時過ぎ。ニュージャージー州ワナキーの貯水湖にて、現地の人が上空を飛行する謎の物体を目撃。無線にて通報を受けた警備員や騒動を聞き付けたワナキー市長やその息子ら複数の人間がこの円盤状の飛行物体を目撃したという。
市長の証言によれば、その円盤は直径1〜3mでヘリや飛行機とは全く違う飛びかたをしており、彼らが見ている前で赤や緑、青と様々な色に変化したという。そして円盤の下から光が貯水湖の方へと照射された。貯水湖には当時5cm程度の厚さの氷が張っていたが、光が当たった直径3mの範囲は氷が溶けて消えたという。
この時に撮影されたのが、光を照射するUFOの写真なのだが、事件が明るみになってからしばらくして、写真の原本は調査のために貸し出され現在はどこにあるか解っていないという。
見られていたと知った宇宙人か、UFOの事を知られたくない政府によって隠蔽されたという話も出ているが、写真以外は見たという人物の証言しか証拠が存在せず、その証言も細部が変化したり矛盾点が出てきたりしているため、写真含めフェイクではないかとも言われている。
文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所