高嶋は、2人の子どもたちについて「私の悪い汚い部分はまったく受け継がなくて、夫の、心がキレイで競争心のない部分ばっかりを受け継いじゃったんですよ、ビックリするぐらい」と告白。これに玉川氏が「でもちさ子さんみたいなほうが、生き残っていくというか、サバイブする上では必要かなって」と指摘すると、高嶋は「子どもたちは悪だと思ってるみたい」と述べ、「どうして他のお母さんみたいに、もっと大人しく保護者会でも立ってることができないんだ」と注意されたことを明かした。
高嶋によると、「授業参観とかでも体がうずいちゃう。(先生が)“コレ分かる人?”って言っても、いつの間にか(自分が)手を挙げてたりする」という。これに玉川氏が「ちょっと待って」と仰天し、「分かるかどうかは、子どもっていうか生徒に言ってるんだよね?」とツッコミを入れた。
これに高嶋自身も「なんかそういうところが、ちょっとおかしいのかなとは思う」と自戒を込めるほど。そんな高嶋だけに、子育ても世間とはズレが生じるようだ。
2024年2月、TBS系「日曜日の初耳学」に出演した高嶋は、「日本中を敵に回した」炎上を回顧。番組では予備校講師でタレントの林修と対談が始まり、「炎上」の話題に。高嶋は、炎上によりSNSの「フォロワーが増える」ことを「最近わかった」といい、そのため「チケット売りたい公演とかある時は、ちょっと挑戦的なことを書く。そうすると必ず『Yahoo!ニュース』に載って、みんなが食いつく」といったテクニックを明かした。
そして、炎上は「経験」によるものだとし、「あんだけ炎上したら。もう日本中を敵に回したから成せる技」と自賛。そして、“ゲーム機バキバキ事件”の大炎上劇を振り返った。
今から9年前の2016年2月、高嶋は東京新聞に「ゲーム機バキバキ事件」と題したコラムを掲載。高嶋によれば、長男が決めたニンテンドー3DSの使用時間を破り、宿題も終わらせずにゲームをしていたとして「ゲーム機を手でバキバキと折った」と告白。さらに、次男の同機種もチェロの練習をしていなかったとして折って破壊したという。この投稿にネット上では「さすがにやりすぎ」「これは虐待行為」「ただのヒステリック。自己中心的でしつけに該当しない」だと指摘を食らい、瞬く間に大炎上したのだ。
当時、息子たちはこの炎上騒動について「家に帰っても子どもたちは何とも思ってない」とし、逆に「自分たちのせいでママが炎上しちゃってる」と心配していたという。また、高嶋が炎上して「一番うれしそうだったのが夫」だったといい、「大変だね」と気遣いつつも「食器を洗いながら鼻歌とか歌ってた」と夫の本心を示唆した。
今年3月の同番組では現在、18歳と15歳の息子たちが米国留学中と明かした。高嶋は、言葉少なで連絡もまめではないという長男について「カーッとなっちゃうんですよ、長男のことになると。私こんなに男に振り回されたことないです」と表現。だが、「2週間前から長男に対して考えを変えたんです。怒らないって決めた。今さらですけど褒めてみようと思って」と考えを改め、「そしたらレスポンスがちょっと早くなった。あといろいろ話してくれるようになった」と長男との関係性を語った。
反抗期で悪化していった親子の関係を修復するのにも十何年もかかったと母の顔をのぞかせた高嶋は、「生きてる間くらいはいい親子関係で、いい思いをお互い残したほうがいい」としみじみ語った。
人とはズレた子育てや日常を送り、物議を醸すことがたびたびあるが、浮世離れた環境こそが才能につながっているのかもしれない。今後のさらなる活躍が期待される。

