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聖徳太子は地震を予言していた!? 「未来記」が再び注目されている

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画像はイメージです。

 14日夜から15日未明にかけて九州の熊本県を中心に震度7の地震が襲った。大きな規模の地震としては東日本大震災以降初となる。3日経った16日現在でも震度6強の地震が相次ぎ、各地で土砂崩れなど被害の拡大が報告されている。

 また、熊本には活火山で知られる阿蘇山があり、今回の地震で火山活動が活発化するおそれもあるとして警戒されている。

 大規模な災害が起きるとかならず出てくるのが「この災害は前もって予言されていた」というものだが、実際にネット等では数年前に地震の日時を予言していたとされるネットの書き込みや、海外の超能力者らの予言が取りざたされている。

 そんな中、ある偉人が残していた!? とされる予言書が注目を集めている。

 その人物は聖徳太子。日本人ならば知らないものはいない歴史上の人物が、未来に起きることを予言していたというのである。

 聖徳太子は飛鳥時代に活躍した政治家である。彼の政策である「冠位十二階」「十七条憲法」は教科書に出てくるほど有名なものだ。

 そんな彼には10人の声を一斉に聞いて理解し個別に回答する事が出来たなど、超人的なエピソードが多数存在しているが、彼が「未来を見る事が出来た」とする伝説も残っているのである。日本書紀の記述にも「厩戸王子、壯に及びて未然を知らしめ給う」つまり「これから起きることを知ることができた」と書かれているのだ。そんな聖徳太子が未来に起きることを書き記したとされる書物が「未来記」である。残念ながら「未来記」の原本は現存していないとされているが、一説には聖徳太子の建立した四天王寺に保管されていると言われており、「未来記」の記述を引用した文献が多数存在している。

 聖徳太子の予言は非常に多岐にわたっており、黒船来航や首都が東京になることを予言したものもあると言われている。今回注目されているのは「二百年が過ぎた後、クハンダが来て東の都は親と七人の子供のように分かれる」というものだ。クハンダとは仏教で末世に現れるとされる鬼であり、東の都が東京を指しているという。

 また、法隆寺の五重塔は釈迦入滅から数えて2500年までの人々の命運を暗示して建てられているという説があり、5階層は釈迦入滅より2500年後は「争い事が活発になって白法が沈む」つまり「戦争が各地で起き、法律が機能しなくなって制御不能になる」ことを意味しているのだという。

 釈迦入滅の年代から換算して2500年後は2016年ないしは2017年。これに「未来記」の予言も踏まえ、2016年は動乱の時代となるのではないかと考えられているのだ。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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