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日本の災いを予言する怪物!? 現代に残された「半人半牛」のミイラ写真

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画像はイメージです。

 右の写真はお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」に所蔵・展示してある「件(くだん)のミイラ」なる写真である。

 「件(くだん)」は顔が人間、体が牛という半人半牛の怪物で、誕生すれば大凶事や大きな事件を人間の言葉で予言すると言われ古くから日本人に恐れられていた妖怪である。

 古くには1836年の天保の大飢饉発生時に現れたという伝承が残っており、20世紀に入ってからも1930年に第二次世界大戦の予言を行ったという例が存在している。

 このように「災いを呼ぶ」と呼ばれることの多い妖怪である一方、豊作を予言したり、疫病が流行るのを忠告したりと人間に好意的な妖怪としても知られている。現に江戸時代には件の絵が書かれた護符が「ご利益を呼ぶ」として町民間で流行したこともあったという。

 さて、写真の件のミイラの写真であるが、これは大分県は別府温泉の「怪物館」から発行された絵葉書である。

 「怪物館」は別府温泉に隣接されていたテーマパークで、件のほかに「河童」や「巨大鬼」のミイラや骸骨の実物が立ち並んでいたという。

 もちろんこれらは人工的に作られた「見世物」の一種と言われており、これらのミイラは本物の妖怪では無かったとされている。

 また、件は当時としては一般的知名度もあった妖怪のため、別府温泉に限らず全国の見世物小屋で同様のミイラが多数制作、公開されていたと伝えられている。

 1930年代以降は件が人間世界に現れたという報告はないものの、近年目撃されている人面妖怪に人面犬がいる。人面犬は平成初期に大流行した現代妖怪の一種であるが、最近に入り多く目撃されており「山口敏太郎の妖怪博物館」の来場者から「人面犬を見た!」との目撃談が博物館スタッフに報告された。

 人面犬自体は災いを呼ぶ、とはされていないものの近年の「ダイオウイカ騒動」や小学生「妖怪ウォッチ」のブームで世間の関心がUMAや妖怪に注がれているだけに、今後の「妖怪」目撃例はますます増えると予想される。件のように何かの危険を発している「サイン」かもしれない。

 あなたも奇っ怪な動物、妖怪を目撃したら是非、山口敏太郎事務所、および妖怪博物館まで情報を寄せて欲しい。
(山口敏太郎事務所)

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