山口敏太郎
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社会 2020年02月16日 22時30分
我が子をいじめた友人の娘を殺害!彼女が葬式で涙した理由とは?【背筋も凍る!女の事件簿】
事件は1971年(昭和46年)6月に発生した。 埼玉県のある町で、5歳の女の子A子ちゃんが突然行方不明になった。そう大きくない町であったことから、近隣住民が一斉に探したところ、A子ちゃんは隣の家の庭で首を絞められ、既に息絶えた姿で発見された。 悲しみに暮れるA子ちゃんの両親は、一日も早く犯人を捕まえるよう警察に懇願。捜査を行う中、A子ちゃんの死因は、ゴム紐で首を絞められたことによる窒息死と判明した。 警察官たちは、A子ちゃんの友人たちに凶器となった「ゴム紐」ついて、心当たりがないかどうか聞いたところ、友人たちは公園の近くで40代の行商人がゴム紐を売っており、子供たちにちょっかいを出していたことが判明、すぐに確保したが、行商人にはアリバイがあり犯人ではないことがわかった。 しかし、このゴム紐行商人の冤罪が事件解決の糸口になった。 この時、「不審な男を見た」という証言を唯一していたのが近所の主婦Bであり、彼女はしきりに「行商人が犯人だと思う」と主張していたのだ。 「逆に怪しい」と踏んだ警察はBを尋問したところ、自身がA子ちゃんを殺した事を白状した。 彼女は、A子ちゃんの母親と友人であり、A子ちゃんがBの家へ遊びに行った際、Bの長男(1歳)を、腰紐を使っていじめているのを目撃した。 A子ちゃんの乱暴を止めようと、腰紐を引っ張ったところ、A子ちゃんは気を失い倒れてしまった。「とんでもないことになった」と怖くなったBは、A子ちゃんの首を紐で縛り付け殺害。忍び込んだ近所の庭にA子ちゃんの死体を放棄したのだ。 殺害は我が子がいじめられたことによる衝動的な行動だったが、Bは逮捕前に行われたA子ちゃんの葬儀にも参列しており、A子ちゃんの母親に涙ながらに「気を確かに」「元気を出して」と励ましていたという。 その顔には、「友人の娘を殺した」という雰囲気は微塵も感じさせなかったという。我が子を守るため友人の娘を殺してしまったB。葬儀の時に流した涙は自責の念から溢れ出たものだったのか……?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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芸能ネタ 2020年02月15日 21時30分
【放送事故伝説】放送に差し込まれた「謎の声」……その原因は?
2月5日に放送されたバラエティ番組『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)にてVTR中に「謎の声」が放送されたとして話題になっている。 謎の声は番組が用意した再現VTRで流れた。若くしてガンに冒された花嫁とその花婿は、思い出作りのため花火大会へ行ったのだが、花嫁は花火の最中に腹痛で倒れ込んでしまうというかなりシリアスなシーン。ところが、場面の途中で「死んじゃいな」という謎の男性の声が紛れ込んでいたというのだ。 ネットでは「幽霊の声では?」と大騒ぎ。後日、日テレ側からは「あの声は新郎が『死んじゃいな』ではなく『しんどいな』と喋ったもの」という説明があったが、なぜあのシリアスなシーンで「しんどいな」というセリフが出たのか明らかにされていない。 さて、「謎の声」が突然吹き込まれるという事故は古今東西、放送事故界ではおなじみといえる事故であるが、最近のケースで最も話題になったものといえば、2017年3月2日に「情報ライブ ミヤネ屋」(同)で発生した『かこちゃん、結婚しようか?』事件である。 これは「ミヤネ屋」の内で報道キャスターがニュースを読み上げている途中、突然大ボリュームで「かこちゃん、結婚しようか?」という声が流れたのだ。 このセリフは亀梨和也と土屋太鳳が共演する映画『PとJK』内で亀梨が発したセリフであり、どうもこれは番組が用意した『PとJK』の予告VTRの音声が何らかの原因で差し込まれたのが原因ではないかとされている。 なお、偶然かどうかは分からないが、ちょうどこの時、報じていたのが皇室関連のニュースであり、当時「秋篠宮佳子さまとも何かしらの関係があったのではないか?」とも噂された。 後日、この放送事故はただ単に音声の切り替えミスだったことが明らかになったが、映像と奇妙な形でシンクロしてしまった珍しい放送事故であった。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年02月09日 23時00分
陰謀論か、そこにある危機か 人工ウイルス都市伝説
現在、中国を中心に世界中で問題視されている、新型コロナウイルスによる肺炎。 その発生の過程や爆発的な感染力から、一部では「秘密裏に開発されていた人工ウイルスが漏れ出たのではないか」などという噂も流れている。 もちろん噂にしか過ぎないが、このような噂は割と昔から存在していた。 あくまで都市伝説に過ぎないが、有名どころでは現在のインフルエンザは、1918年に世界中で死者4000〜5000万人を出したスペイン風邪を元に人工的に創られたものであるという話がある。アラスカの永久凍土に埋められたスペイン風邪の犠牲者の遺体からウイルスを取り出して、研究が進められ、90年代に完成したとされている。 他にも、現代の我々が治療に苦慮しているエイズやエボラが、人工ウイルスだという都市伝説がある。幾つかの説が唱えられているが、エイズは生物兵器として米国政府サイドが開発した可能性が高いというものだ。 興味深い説によると、「オリンポスの神々」と名乗る一部のエリートや欧米の富裕層、大企業が中心となって練られた、“アルフレッド大王計画”("King Alfred Plan")という黒人やゲイを大量に殺すプランがあり、メリーランド州フォートデトリック、ニューメキシコ州ロスアラモスに位置する米国化学細菌兵器研究所が人工的に創り出したと言われており、WHOが天然痘の予防接種に混ぜて人工的に創られた「エイズ・ウイルス」をばら撒いたとも言われている。 繰り返しになるが、これらはあくまで都市伝説や陰謀論に過ぎないし、ことさらに騒ぎ立てたり忌避すべきものでもない。ウイルスが恐ろしくて陰謀論に飛びつくくらいなら、ちゃんとした予防方法で衛生的な対策を行う方がずっと有効的だ。 しかし、知識さえあれば個人や中小企業でも、人工ウイルスの開発と流布が可能になっているというのもまた事実であり、各国はその結果起きる可能性のあるバイオテロに対して危惧していることも、付け加えておきたい。(山口敏太郎)
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社会 2020年02月09日 22時30分
気が触れた母親が息子たちに毒饅頭を食わす!【背筋も凍る!女の事件簿】
終戦から5年が経過した1950年。茨城県某所の住宅街で世にも恐ろしい心中事件が発生した。 10月15日夕方5時ごろ、この住宅街に住んでいる警察官家族の長男(10歳)および次男(8歳)が泣きながら助けを求めてきた。 「助けて!殺される!」 驚いた近隣住民が駆け付けると、その家では子供2人が腹を抱えて苦しんでおり、さらに近くにいた母親(33歳)も首や手首、腹からおびただしい量の出血をしていた。 いったい何が起こったのか理解できなかった住民は、泣きじゃくる長男に事情を聞いた。 この日、母親はおやつとして饅頭を持ってきた。甘いお菓子ということもあり、長男・次男含む4人の子供たちは饅頭に飛びついた。しかし、この饅頭は苦い味がし、食べた次男、三男(6歳)、四男(3歳)はすぐに「ゲーゲー」と吐き出してしまった。 それに対し怒ったのが母親。「饅頭を食え!」「食べ方が遅い!」と包丁片手に大暴れ、無理矢理食べさせたのだ。 この苦い饅頭には、ネコイラズ(殺鼠剤)が練りこまれており、食べた子供たちはたちまち腹痛に苦しめられ、続いて母親は持っていた包丁で自分の体を切り刻み始めたのだ。 母親の殺意に恐れをなした長男(母親の持ってくる饅頭を怪しみ食べなかった)は次男を連れ、近隣住民に助けを求めることにし、そして母親は血まみれになりながら大暴れするも取り押さえられたのだ。 この家族は、現職警察官の父を大黒柱にする家族だったが、末っ子である長女(生後3か月)が生まれた頃あたりから、母親が精神的に弱ってしまい、一家心中を目論んだというのだ。 なお、3か月の長女は軽い怪我で済み、3男と4男も後遺症は残るが無事。腹を切った母親も一命を取りとめたものの、皮肉にも長男が外に連れ出した次男は饅頭を飲み込んでしまったことから、数時間後に死亡してしまったという。 茨城の片隅で発生した悲しい心中事件であった。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年02月08日 23時00分
節分の「鬼」の正体は「疫病神」だった
2月のイベントと言えば節分。立春の前日に当たる節分は今年は2月3日で、「鬼は外、福は内」と言いながら豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりした人も多いだろう。 そんな節分の行事は古代中国で生まれ、日本に入ってきて宮中行事として行われていたものが民間に浸透していったものだ。 古代中国、宮廷では新年の前日である大晦日に邪気や悪鬼を打ち払い、新たに年を迎える行事として「追儺」(ついな)の儀式が行われていた。日本でもかなり古くから宮中行事として行われていたようで、『続日本紀』には「天下諸国疫疾、百姓多死、始作二土牛一大儺」の記述がある。これは慶雲3年(706年)頃に日本全国に疫病が流行し、人々が大勢亡くなった国難が起きた事を記しており、この疫病の鬼を払うために追儺が行われたそうだ。 洋の東西を問わず、古くから人々は病気を目に見えない何かによってもたらされるものだと考えていた。病気の悪魔や悪神などが人々に悪さをさせているというもので、日本の場合は古代中国の病気を司る鬼神「疫鬼」の伝説が伝わった事も影響しているとされている。つまり、節分で追い払われる鬼はたいていが病気の神だったわけだ。 疫鬼や悪鬼を払う存在として追儺の儀式に登場するのが方相氏だ。方相氏は4つの目を持つ四角い仮面を被り、右手に杖、左手に大きな楯を持ち、熊の革をかぶるという恐ろしい格好で登場する。そして、侲子と呼ばれる子供の従者を引き連れて儀式を行い、最後には門の外に疫鬼や悪鬼を追い出すとされていた。 しかし、日本では9世紀頃からは日本独自の「鬼」に対する認識から、儀式の中で目に見えない鬼を恐ろしい格好で追い立てる方相氏自体を「鬼」と認識するように移り変わっていく。こうして、豆を撒いて鬼を追い立てる現在の「節分」の行事になったわけだ。 現在、世界中で新型コロナウィルス肺炎が猛威を振るっており、日本でも感染者が確認される事態となっている。病気の神を追い出そうとした追儺の儀式にあやかって、改めて病気への対策やうがい・手洗いなど、身の回りに気をつけてみるのはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2020年02月08日 21時30分
【放送事故伝説】毎週のように大乱闘!今なら放送できない過激番組とは?
司会者・タレントのみのもんたが2020年3月をもって唯一のレギュラー番組『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)を降板することが発表された。 一時は朝と昼で帯番組を担当。2006年には「一週間で最も長時間、テレビの生番組に出演する司会者(21時間42分)」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されるなど「寝ても覚めてもみのもんた」という時代は今も昔である。 さて、そんなみのだが、彼のキャリアの中で一番物議を醸した「伝説の番組」といえば、やはり1998~99年にかけて放送された『愛する二人別れる二人』(フジテレビ系)ではなかろうか。 この番組は所謂「素人参加番組」で、一般から募集した夫婦が出場し、結婚生活の続行か、離婚かという人生の節目をショー的に見せる画期的な番組であった(当時は同じく素人参加番組の『新婚さんいらっしゃい!』(ABC・テレビ朝日系)と比較され『黒い新婚さん』とも呼ばれていた)。 出演する夫婦は顔をモザイクで隠して登場。みのは『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)で鍛えたインタビュー術で夫婦の悩みを聞き出し、同じく司会には美川憲一、パネリストには中尾彬に梅沢富美男、デヴィ夫人と現在のバラエティ番組でも活躍する人物と、2008年に亡くなった飯島愛という非常に濃いメンバーだった。 ガヤもうるさく、人生の岐路に立っている夫婦ということであれば放送事故は必死。毎週のようにスタジオで夫婦や浮気相手同士の殴る蹴るの乱闘が繰り広げられ、番組スタッフが止める光景は番組名物となっていた。そのような過激な番組であったため世間からの注目度は高く、平均視聴率は20%以上。最高視聴率は27%を記録し「20世紀最後のお化け番組」との呼び声もあった。 しかし、『愛する二人別れる二人』は人気絶頂の中、1999年11月で最終回を迎えてしまう。理由として、番組に出演したことのある女性が自殺し、遺書の中に番組に「やらせ演出」があったことが書き残されていたことにあった。なお、自殺の理由に『愛する二人別れる二人』があるとはされていない。 この事実が問題となり、スポンサー企業が相次いで降板する姿勢を見せたことからフジテレビは、ついに番組の打ち切りを決定した。 『愛する二人別れる二人』は90年代後半のバラエティ番組の「ダークな部分」を濃縮したような番組であったが、テレビが娯楽の王様だった時代だからこその番組だったと言えよう。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年02月02日 23時00分
獣人UMAは我々とは別の進化をした人類なのか?
人類の進化は、アウストラロピテクスから現生人類(ホモサピエンス)の歴史が始まり、ジャワ原人や北京原人を経て、ネアンデルタール人、クロマニヨン人、現生人類と進化してきたという。我々の認識では、ネアンデルタール人に代表される旧人類と、ホモサピエンスと呼ばれる我々現生人類との間には交雑はなかったと解釈されてきた。だが、最近次々と新しいことが判明している。ネアンデルタール人とクロマニヨン人が共存しており、両者の間で交雑が行われていたらしいのだ。現にイスラエルのカルメル山周辺で、ネアンデルタール人とホモサピエンスが共同で暮らしていた遺跡がいくつも確認されている。 ネアンデルタール人にはいくつもハンディがあった。出産の時に頭部が大きく死んでしまうことが多々あり、知能ではホモサピエンスに劣る上、寿命は短く、30代40代で死亡したと推測されているのだ。結果的にネアンデルタール人の女性は、ホモサピエンスの男性を選び、時間を掛けてネアンデルタール人はホモサピエンスに吸収されていったと思われる。 因みに、現在の我々のDNAを分析すると、アフリカ人を除き、多くの地域の住民にネアンデルタール人のDNAが含まれていることがわかった。ホモサピエンスとネアンデルタール人は交雑していたのだ。 さらに最近、第3の人類として注目されているのがデニソワ人である。このデニソワ人はヨーロッパやアジアの寒冷地域に住んでいた、寒さに強い種族であり、頭蓋骨から判断すると、ネアンデルタール人やホモサピエンスよりはるかに身長が高い巨人であったというのだ。古くから語り継がれる各地の巨人伝説は、このデニソワ人と我々の先祖が遭遇した経験から生まれたのではないだろうか。 このデニソワ人だが、氷河期が終わり各地のホモサピエンスが台頭してくると、やはりホモサピエンスと交雑した。現在でもメラネシア系の人たちは、デニソワ人に由来する遺伝子を受け継いでいることがわかっている。 また、最近注目を集めている、インドネシアのフローレス島に住んでいたフローレス人も、数万年前までホモサピエンスと共存しており、ここで交雑が行われた可能性も高い。因みに、フローレス人は1メートル弱しか身長がなく、これまた世界中に残る小人伝説のもとになった可能性がある。 このように我々人類・ホモサピエンスは、旧人類である、フローレス人、デニソワ人、ネアンデルタール人らと交雑を繰り返し、彼らを生物的に吸収合併しながら進化したのは間違いない。この交雑はホモサピエンスに有益に働いたらしく、ネアンデルタール人由来の遺伝子はホモサピエンスの免疫力を高め、デニソワ人由来の遺伝子は酸素が少ない高地での活動を可能にした。つまり、我々人類はいくつもの人類が混血して生まれたハイブリット生物なのだ。 ここで一つ、疑問が出てくる。本当に全てのフローレス人、デニソワ人、ネアンデルタール人がホモサピエンスに吸収されたり、死に絶えたりしたのであろうか。彼らの一部が密かに生き残っていることはあり得ないのだろうか。ひょっとしたら、その生き残りこそが類人猿系UMAの正体ではないだろうか。(山口敏太郎)
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社会 2020年02月02日 22時30分
知られざる「阿部定事件」!アルコール漬けの陰茎事件【背筋も凍る!女の事件簿】
恋人を殺害し、相手男性の陰茎を切り取り、東京中を驚愕させた猟奇事件「阿部定事件」。 1936年(昭和11年)5月に発生した本事件は、そのセンセーショナルさから現在に至るまで様々なメディアで紹介されてきたが、実は阿部定事件の前後には同じく女性による「チン切り事件」がいくつか発生している。 『19人の阿部定』(現代書林刊/1981年)という書籍には、阿部定事件を始めとする陰茎切断事件が数多く掲載されているのだが、中には立件されなかったとう事件もあるという。 阿部定事件から2年が経過した1938年(昭和13年)、ある病院に37歳の女性が丁寧に布に包まれたガラス容器を持ってきた。医師が布を取ると、なんとガラス容器には、青黒くなった男性の陰茎が入っていたという。ギョッと驚いた医師が「これは誰のものだ?」と女性に問いかけると、女性はポツリポツリと自分の犯した猟奇的犯行について語り始めた。 この女性は東京に住む主婦で、夫は機械工学の若き重役で、最初は仲睦まじい夫婦だったが、夫には浮気癖があり、遊女遊びのほか7人の女性社員と関係を持っていたという。 そこで女性は夫の浮気癖に終止符を打つため、2年前に発生した阿部定事件を参考に、夫の陰茎を切り取ることを決意。睡眠薬で寝ている隙に陰茎をカミソリで切ってしまったのである。 女性は切り取った陰茎をアルコールで毎日拭いて腐らないようにした。しかし、所詮は素人作業だったため、陰茎は徐々に色が変わってしまった。 夫の大事な陰茎を変色せずに残したい」と考えた女性は、医者へ相談しに病院へ駆け込んだのである。 本件は紛うことなき傷害事件のため、警察へ届け出ないといけなかったが、夫は自分の浮気癖を強く反省しており、(今では考えられないが)立件されなかったという。 結果的に、夫の陰茎は医師の手により標本用のアルコール漬けにされ、家の神棚に置かれたという。なお、『19人の阿部定』によると、この夫婦は陰茎が切られた後も義足ならぬ「義ペニス」を使い、仲睦まじく過ごしたという。参考文献:『19人の阿部定』(現代書林刊)文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年02月01日 23時00分
信長の首塚が静岡県・西山本門寺にある?
戦国時代で一、二を争う大きな事件であり、数多くの謎を秘めた事件、本能寺の変。昔から創作の題材となり、近年ではこれをモチーフにしたお笑い動画が人気を博している。しかし、天下布武まであと一歩の所に迫っていた織田信長が、家臣である明智光秀に討たれたという根幹を除けば、未だに不明であったり不可解な点の多い事件なのである。この事件にまつわる多くのミステリー要素やドラマチックさが、現代まで多くの人を引きつけて来たのかも知れない。 織田信長は本能寺で自決したとされているが、実は死体が発見されていない。ところが、信長の首が静岡県富士宮市の西山本門寺に安置されているという説が存在しているのである。 信長の首は、初代本因坊算砂「日海」の指示で、第18世住職日順上人の父である原宗安(原志摩守)によって密かに静岡県に運ばれたという。この時、首は誰にも見つからないように、仏像の中に入れて運ばれたとも言われている。 昭和54年1月の読売新聞には、宗門研究家である山口稔氏の研究結果が記事として掲載されている。それによると、まず前述の日順上人の内過去帳に、旧暦6月2日の日付で『惣見院信長』の記述が存在しているという。また、地元では、古くから信長公の首塚が西山本門寺の本堂奥にある大柊のもとに安置されているということが口伝として存在していた。 そして、本能寺の変で信長公と一緒に討ち死にした原家に伝わる文献「原家記」によれば、日順上人の父である原志摩守が混乱の中から父と兄、そして信長の首を持ち出すことに成功、山道伝いに駿河まで逃げ延びて、本門寺の本堂裏手に三人の首を埋めたと記されているという。 本因坊算砂は、京都寂光寺本因坊の住僧であった。本能寺の変が起きる前夜、信長は算砂と鹿塩利賢に囲碁の対局をさせていた事が知られている。本因坊算砂はこの流れで本能寺に泊まる事になったため、事件に巻き込まれる事となってしまったのだろう。そして、せめて信長公の首だけでも供養してほしいと、旧知の仲であった原志摩守に託したのではないだろうか。そう、作家の安部龍太郎氏は著書「謎に迫る・富士山麓に埋められた信長の首」の中で推測している。 本因坊算砂と原志摩守にとって、この西山本門寺と関係が深いものであったことは、算砂が本門寺の境内に本因坊という坊舎を作って住んでいた事実や、原志摩守の子、日順が寺の第18代上人となっている事からも解るという。前述の日順上人が記した過去帳には、『天正十年六月、惣見院信長、為明智被誅』と記されている。日順上人は慶長七(1602)年の生まれであり、天正十(1582)年に起きた本能寺の変を知る事は出来ないが、父親や先代の本因坊算砂から事件の内容を聞いて、書き記していたのではないだろうか。(山口敏太郎)
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芸能ニュース 2020年02月01日 21時30分
【放送事故伝説】番組の収録中に大喧嘩!救ったのはあの大物俳優だった?
2020年1月18日、俳優・タレントの宍戸錠が亡くなった。86歳だった。 1960年代は映画の悪役として、70年代に入るとバラエティ番組にも進出。『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』(日本テレビ系)、『くいしん坊!万才』(フジテレビ系)などにもレギュラー出演していた。 さて、そんな宍戸錠だが、ある有名な放送事故の当事者になったことがある。 1995年、読売テレビ製作のテレビ番組『たかじんnoばぁ〜』に落語家の立川談志(2011年没)が出演したことがあった。『たかじんnoばぁ〜』司会のやしきたかじん(2014年没)は大の東京嫌いであり、江戸落語を生業とする談志とは息が合うはずもなく、次第に険悪なムードに。 この番組は、たかじんがバーカウンターで酒を作り、ゲストから話を聞くというのがコンセプトの番組だったのだが、酒に酔った談志がたかじんに向かって、「下品な番組だね」と腐したことにたかじんが激怒。「やんのか!」と談志に灰皿を投げつけ、談志も「誰に口きいてるんだ!」と応戦。結果的に収録がストップしてしまうという事件があった。 談志の元弟子である漫談家のマグナム小林によると、実はこの時、二人を止めに入ったのが同席していたトミーズ雅と宍戸錠だったという。まさかの大物俳優のカットインで、たかじんも談志もそれ以上のトラブルにはならずに引き下がり、そのまま放送はお蔵入りになったという。 なお、談志は後年、宍戸錠について「男気がある」と褒めていたという。 ちなみに、宍戸錠は2001年に若い頃に入れた頬のシリコンを取り除いた直後、『おしゃれカンケイ』(日本テレビ系)にゲスト出演。この日がシリコン除去後初のテレビ収録ということで、全員が固唾を呑んで見守る中、宍戸の顔の包帯が取られた。 宍戸の顔には生々しい傷跡が深く残っており、手術の壮絶さを物語っていた。 息を飲む出演者一同だったが、しばらくすると宍戸はニヤリと不敵に笑い、ハンカチで顔をぬぐった。すると、宍戸の顔の生々しい傷は綺麗サッパリ消えていたのだ。そう、顔の傷は宍戸がみんなで驚かせようと仕込んだイタズラだったのである。 なんとも茶目っ気のある不世出の役者・宍戸錠らしいドッキリシーンであった。 (文中敬称略) 文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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