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我が子をいじめた友人の娘を殺害!彼女が葬式で涙した理由とは?【背筋も凍る!女の事件簿】

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画像はイメージです

 事件は1971年(昭和46年)6月に発生した。
 埼玉県のある町で、5歳の女の子A子ちゃんが突然行方不明になった。そう大きくない町であったことから、近隣住民が一斉に探したところ、A子ちゃんは隣の家の庭で首を絞められ、既に息絶えた姿で発見された。

 悲しみに暮れるA子ちゃんの両親は、一日も早く犯人を捕まえるよう警察に懇願。捜査を行う中、A子ちゃんの死因は、ゴム紐で首を絞められたことによる窒息死と判明した。
 警察官たちは、A子ちゃんの友人たちに凶器となった「ゴム紐」ついて、心当たりがないかどうか聞いたところ、友人たちは公園の近くで40代の行商人がゴム紐を売っており、子供たちにちょっかいを出していたことが判明、すぐに確保したが、行商人にはアリバイがあり犯人ではないことがわかった。

 しかし、このゴム紐行商人の冤罪が事件解決の糸口になった。
 この時、「不審な男を見た」という証言を唯一していたのが近所の主婦Bであり、彼女はしきりに「行商人が犯人だと思う」と主張していたのだ。
 「逆に怪しい」と踏んだ警察はBを尋問したところ、自身がA子ちゃんを殺した事を白状した。

 彼女は、A子ちゃんの母親と友人であり、A子ちゃんがBの家へ遊びに行った際、Bの長男(1歳)を、腰紐を使っていじめているのを目撃した。
 A子ちゃんの乱暴を止めようと、腰紐を引っ張ったところ、A子ちゃんは気を失い倒れてしまった。「とんでもないことになった」と怖くなったBは、A子ちゃんの首を紐で縛り付け殺害。忍び込んだ近所の庭にA子ちゃんの死体を放棄したのだ。

 殺害は我が子がいじめられたことによる衝動的な行動だったが、Bは逮捕前に行われたA子ちゃんの葬儀にも参列しており、A子ちゃんの母親に涙ながらに「気を確かに」「元気を出して」と励ましていたという。

 その顔には、「友人の娘を殺した」という雰囲気は微塵も感じさせなかったという。
我が子を守るため友人の娘を殺してしまったB。葬儀の時に流した涙は自責の念から溢れ出たものだったのか……?
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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