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【放送事故伝説】出演タレントがまさかの不祥事!ひな壇に現れた「巨大モザイク」の正体は?

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雨上がり決死隊・宮迫博之

 テレビで活躍していた芸能人が不祥事を起こした際、編集で姿を消された状態で放送されることがある。

 近年では、吉本興業に所属する雨上がり決死隊の宮迫博之が、いわゆる闇営業問題で謹慎した際、彼の出演していた番組の全てで出演シーンがカットされたことが話題になった。

 もっとも、編集作業は人間の手で行うため、どうしてもミスが生じてしまうものである。現に宮迫に関しても6月25日放送の『痛快!明石家電視台』(MBSテレビ)は差し替えが間に合わなかったのか、番組冒頭の5分間、宮迫の登場シーンが放送される「事故」が発生していた。

 さて、差し替え編集だが、今から3年前の2016年、テレビ史上に残る「名カット」があった。

 今年3月までレギュラー放送されていた日本テレビ系の人気番組『1周回って知らない話』。2016年9月7日の初回は2時間スペシャルだったのだが、最初から最後までひな壇席にグレー色の巨大モザイクが浮かんでいたことがネットで話題になった。

 このモザイクの主は2016年8月にホテルの女性従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された俳優・高畑裕太。高畑の出演シーンは本来、全カットとなるはずだったが、この回では高畑がひな壇の中心に座っていた。初回スペシャル版でお蔵入りさせるわけにもいかず、仕方なくモザイクを付けて放送したものと思われる。

 この不思議な映像は当時、ネットで大きな騒ぎに。事情を知らない視聴者は「ひな壇に幽霊が座っている!」「なにあのモザイク!」と大騒ぎしていた。

 また、『1周回って知らない話』の数日後に放送されたTBS系のバラエティ『7時にあいましょう』では、高畑裕太と共に母親の高畑淳子も出演していたが、この番組も、ひな壇中央に座っていたためにカットが不可能だったようで、同じくグレー色の巨大モザイクが終始かかるという、なんともシュールな絵面となった。

 高畑裕太の事件以来、この巨大モザイクがテレビに登場したことはないが、今後高畑のような売れっ子タレントが不祥事を起こし、どうしてもカットできない際には、再びあの幽霊のような巨大モザイクがお目見えするのではないだろうか。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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