山口敏太郎
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ミステリー 2015年01月31日 18時00分
本当は怖い? 「人魚伝説」
右の写真は1939年頃、アラビア半島のアデンで捕獲されたとされる人魚(マーメード)の写真である。 この写真は絵葉書になっており、ウラ面にはニューヨークのオーディトリアム(劇場もしくはコンサートサロンのこと)にて展示されたとの記載があるという。 いかがだろうか? 下半身は魚なものの丸い顔に丸い瞳、鋭い牙、爪はあまりに凶暴であり我々がイメージする「優雅に海を泳ぐ美しい女性」のイメージとはあまりにかけ離れている。 これまで山口敏太郎事務所は様々な人魚のミイラと思われる写真を本ミステリー記事にて公開してきたが、ここまで凶暴な顔つきのものは珍しいと言える。 さて、人魚といえば上記のような美しい女性というのが相場であると思いがちだが、これは後年に作られた『人魚姫』などの子供向けの童話からのイメージであり、歴史を紐解いていくと人魚は決して人間に受け入れられてきた存在ではない。 西洋の人魚伝説として有名なドイツの「ローレライ」は舟を水没させる怪物として描かれており、同様にアイルランドの人魚「メロウ」は嵐を呼ぶ恐ろしい化物として船乗りから恐れられていた。 また、日本の人魚伝説も鎌倉時代までは魚の体に人の顔がついた人面魚のようなものがポピュラーであり、人魚の肉を食べると不老不死になるという八百比丘尼(やおびくに)の伝説も肉を食べた女性が長生きしすぎて孤独になるというアンハッピーエンドで締めくくらられる。 このように日本や世界問わず、人魚の伝説は非常にホラーチックな面も多く含まれているのだ。 今回の写真で紹介している「アデンの人魚」もおそらくは猿と魚を組み合わせた模造品と思われるし、1900年代初頭に撮影された絵葉書だと、捕獲したジュゴンに首輪をくくりつけ人間に似せた姿で人魚として剥製にされている。 人間に似せたうえ殺害されたジュゴンの写真は恐らく動物好きな人ならば悲鳴をあげてしまうほどにショッキングな一枚だろう。 我々が愛してやまないメルヘンの住民「人魚」…その裏側では限りない動物たちの犠牲があったことを忘れてはならない。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月27日 15時30分
近年話題の巨大生物「メガマウス」! 地震発生のジンクスが?
あなたは「メガマウス」というサメをご存知だろうか? その名の通り、「口がとても大きい」特徴を持つことからこの名が付けられた。最初に発見されたのは1976年ハワイ沖で、この際に新種のサメとして存在が確認されたのであるが、それ以降は現在まで数年に一度という少ないペースでの発見で、生態がほとんどわかっていない生物の一種である。 このメガマウスは最近では2014年4月14日、静岡の由比漁港に水揚げされた。この時にはタレントの杉浦太陽氏が偶然にもロケ中でその場に居合わせておりブログにも書いている。世界では58体目、日本では17体目とされる。この個体は東海大学海洋学部田中彰教授指揮の下、公開解剖された。 ところでこのメガマウスは水深100mから200m程度のやや浅い深海に棲息しているのだが、メガマウスが水揚げされた数か月後に大きな地震が来ていることが多い。 近年の日本の地震で甚大な被害を与えたものと言えば阪神淡路大震災と東日本大震災である。この二大地震については1995年1月17日の阪神淡路大震災M7.3が発生する前には1994年11月29日に福岡市東区の砂浜に水揚げ。2011年3月11日に東日本大震災M9.0が発生する後には2011年1月14日に三重県尾鷲市沖で水揚げされている。 この他2003年8月7日静岡県沼津市御前崎沖の駿河湾に水揚げされた後の9月26日十勝沖地震M8.0が発生。2003年9月3日神奈川県真鶴町に打ち上げされた後10月26日に福島県沖地震M7.1が発生など、他にもメガマウス水揚げ後の地震の例は多い。 ではサメと地震予知の関係についてであるが、まずサメの頭部にはロレンチーニ器官という特別な身体部位がある。これは微弱電流を感知することができる器官で、他の魚の発する微弱な電流を感知して餌を探すと言われている。この器官はメガマウスにも発見されている。 しかしながら地震と電流の関係については今のところ科学的には証明されておらず、可能性ないしは説の段階である。 しかし大災害前の動物たちの異常行動は他にもよく見られていることではあり、自然環境の変化を察知する、人類の計り知れない能力を持つ動物たちの行動から、今後さらに有益な情報が得られることを期待するものである。写真:日本に残る「鯰絵(なまずえ)」。かつて日本では地震は大ナマズが引き起こしたものと考えられていた。「メガマウス」にも似ている?文:水木ノア(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月24日 18時00分
現代に残る「人面犬」伝説…人面の動物はなぜ生まれるか?
2014年末、子供向けボードゲーム『放課後の怪談シリーズ』に「人面犬」がテーマのバージョンが発売され、子供たちの間で人面犬が再び人気を集めているという。 「人面犬」とはご存知のとおり、人であって人にあらず、犬であって犬であらず、犬の体に人間の顔がくっついた不気味な妖怪の一種である。 80年代末期に大ブームとなって早20年以上。あまり音沙汰のなかった人面犬であるが、昨年大ヒットを飛ばした『妖怪ウォッチ』にも人面犬はコミカルなキャラクターとして登場し、再び子供たちのアイドルとして返り咲いている。 さて、昭和限定の妖怪のイメージの強い人面犬であるが、その歴史は意外に古く目撃談は江戸時代にまでさかのぼることができる。 江戸時代の書物『街談文々集要』には親犬とともに人間の顔をした犬が描かれており、江戸の町民たちが犬の姿を見て笑う姿が記録されている。 当時、江戸では性病を患った男はメス犬と性交すると病気が治るという迷信が広がっており、何かのはずみで受精し生まれてしまったのが人面犬伝説のはじまりとされている。 もっとも、これは現代の「都市伝説」のようなもので、実際に人間と犬の混合種として人面犬が生まれたのどうかは定かではない。 しかし、近年では日本に限らず世界にも人の顔をした動物は多数生まれているとされており、YouTubeにはアラビア語のタイトルで犬と人間の女性の混合種と思われる謎の生物の動画が投稿され「リアル人面犬」と話題になったことがある。長い髪、くぼんだ眼は人間の女性の顔に近く、寝そべっている様子しか動画に収められていないもののUMAファンに強い衝撃を与えた。この生物は人工的に作られたバイオ生物という噂もあるが詳しくはわかっていない。 また、2000年代に入ってからも人面動物は多数生まれており、死産したヒツジの子供の顔が人間そっくりだったことがある。これは奇形種として生まれたヒツジの子供とする説が強いが、地元住民のなかには住民がヒツジと性行為を行った末の結果という説も根強いという。 現代に続く人面犬伝説…あなたの前に人面犬が現れるのは明日かもしれない?写真:お台場「山口敏太郎の妖怪博物館」に展示されてる人面犬像。「似た顔の犬を見た!」との証言も残っている文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月20日 15時30分
1930年代に現れた「小さいおじさん」型宇宙人?
2015年がはじまってから早1か月が経過しようとしているが、早くもミステリー界ではUFOの目撃証言が数多く報告されている。 ブラジルでは空へ一直線に飛ぶ謎の飛行物体が動画におさめられ、イギリスではカウントダウンイベントの最中に緑色のアメーバ状の物体が宙に舞い、アメリカでは巨大な光球から無数の光が宙を旋回する謎の動画が撮影された。ほかにも日本では東京都墨田区のスカイツリー付近でUFOが目撃されるなど、さっそく好スパート(?)を切っている。さらには1月17日にはアメリカ空軍が40年間集めてきたUFO関連の資料をオンラインで公開するなど、すでに一部の愛好家のあいだでは「2015年はUFOの当たり年」と評判となっているようである。 「空飛ぶ円盤」「UFO」という言葉が一般に知られるようになってから約70年あまり、今年こそUFOの謎が少しでも解き明かされることを期待したい。 今回、ご紹介している右の写真は1930年代にアラスカで撮影されたという宇宙人らしき生物の写真である。 1930年というと空飛ぶ円盤やUFOは一般に知られておらず、また宇宙人についてもH・G・ウェルズに代表されるSF小説の産物とみられる向きが多かった時代である。むろんカメラもまだ一般家庭に行き渡っておらず、この宇宙人写真は一般人が撮ったものとしては最古に近い存在といえるだろう。 アラスカの木々の真ん中に真っ白い宇宙人らしき物体が立っている。拡大するとわかるのだが、この宇宙人はきちんと手足が生えており、顔の部分には二つの黒い目や口のようなものが写っているように見える。 典型的なグレイ型エイリアンの写真といえるが、グレイ型エイリアン一般に知られる「ヒル夫妻誘拐事件」は1961年のことであり非常に珍しいといえる(当時の宇宙人のイメージは火星人に代表される人の形をなしていない物体が多かった)。 譲り受けた孫がこの写真について「匿名」「一切の取材には応じない」という形で公開したこともあり、再度の調査は不可能に近いものの、UFOの研究家のあいだでは詳細を調べようとしている人物は多い。 このように過去の古写真からUFO・宇宙人写真が発見されることは珍しくない。みなさんも是非、昔のアルバムを調べてみてはいかがだろうか?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月17日 18時00分
写真に「いないはず」の女性が現れた? 正体は「生霊」だったのか?
右の写真は山口敏太郎事務所所属の作家・UMA研究家の中沢健氏が知り合いの女優「深琴」さんから提供された不思議写真である。 今から4〜5年前のとある深い夜の電車内を写した一枚であるのだが、写真の右下部分にご注目いただきたい。一人の女性と思わしき人間の顔がボンヤリと映っているのがおわかりいただけるだろうか。女性の顔には覇気はなく、虚ろな目をして座っているように見える。 撮影者の深琴さんと写真を譲り受けた中沢氏はこの女性の正体を「霊」ではないかと睨んでいるという。 この写真が撮影された経緯を説明しよう。深琴さんは数年前にこの写真をブログにアップ。内容はこの怪しい女性のことではなく「つり革の長さが一本だけ違う」というホノボノしたもので、乗客のプライバシーを考えてあえて誰もいない車両を選んで撮影されたものだという。写真は無事にブログにアップされたのだが、後日コメント欄にファンから「不気味な女性が写っている」と指摘され彼女は改めてこの女性の存在に気が付いたという。 非常に不可解な今回の事件。普通に人が写りこんだだけとも考えられるが、以上の証言が事実であるなら、紛れもなく霊の姿をとらえた貴重な一枚と言えるだろう。 山口敏太郎事務所は今回の事件のあらましと写真を風水師・霊能者のあーりん女史へ緊急の鑑定をお願いした。 「この女性からは死霊独特の気配が感じられないですね。背景に溶け込むような暗い色の人物ですが、灯りは電車内の電灯だけなので向かいの座席から携帯電話の撮影なら、光が足らなくて暗く写ってしまいます。写っている女性は、黒髪で黒い服の人物と思われ、座席に座って白いイヤフォンで音楽を聴いているようです。死霊の気配がないので、生霊の可能性も捨てきれませんが、生霊なら強い感情を感じられるはずです。しかし音楽を聴きながら座っているようなので、生きてる人の可能性が非常に強いです」とのことであった。 あーりん女史は生霊の可能性を示唆しつつも、いわゆる霊の姿とは言い切らなかった。 実際、このように電車内で謎の顔が写る心霊写真は数多く報告されている。一般的には窓の外に人の顔のようなものがボンヤリと写り混むものが広く知られており、その正体は電車に向かって飛び込み自殺をした人間が死にきれずに浮遊霊となって現れるケース、先祖の背後霊がガラス窓に写りこむケースなどが多いという。 今回の写真はどちらにも当てはまらず、窓の内側に写りこんでおり、イヤフォンで音楽を聴いている、という現象は非常に珍しいといえる。 なお、撮影者の深琴さんはこの写真以外にも数多くの心霊写真を撮影しており、金縛りや悪夢に悩まされた経験もあるという。 果たして、今回撮影された女性は生霊だったのであろうか。山口敏太郎事務所は改めて今回の写真の再調査に乗り出している。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月14日 11時45分
京都市内での「UFO目撃談」江戸時代にも記録が残っていた!?
昨年7月のミステリー記事にて山口敏太郎事務所は「江戸時代に現れたUFO」として「うつろ舟の蛮女」の写真を紹介した。 ところが、日本には「うつろ舟」以外にもUFOらしき物体の姿がいくつか目撃されている。 今回、ご紹介している画像は井原西鶴(1642〜1693)の作品『西鶴諸国ばなし』に登場する「飛び乗り物」という謎の未確認飛行物体のイラストである。 人を輸送する「駕籠」にひとりの女性が乗っている。上部に突き出た棒は本来、車夫が持つ棒であるがなぜか人は見当たらない。ふもとに驚いている町民の顔もあるため空中に浮遊しているのだろう。また、下部には蛇のような龍のような突起物が2本突き出ている。 この2本の突起物には殺傷能力があるとされ口から雷を発射し悪党を追い払ったという伝承が残っている。時は江戸時代初期、日本には雷を人工的に作り出すシステムはまだ作り出されていないためやはり遠い宇宙からやってきた宇宙人と考えられる出来事である。 正式名称は「久我縄手(こがなわて)の飛び乗りもの」といい久我縄手とは京都市内の道路のことで、江戸時代の京都にUFOが飛来していたという証拠資料のひとつとUFO研究家の間で話題となった。 京都でのUFO目撃談は近年、増加傾向にあるようで2011年には女優の伊藤かずえが京都タワーにてUFOらしき飛行物体を写真に収め、2014年には数回にわたって隕石のような物体が飛来したのを多数の人間が目撃している。 特に京都府の宮津市の天の橋は日本有数のUFO目撃スポットとして有名で以前にもUFOの集団目撃が報じられたことがある。 京都には歴史ミステリーも多いが、UFOミステリーも数多いのである。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月10日 18時00分
「ビッグフット」の正体は「宇宙猿人」? UFOとの意外な関係性が
年末、イギリスで未確認生物「ビッグフット」と思われる猿人の全身写真および鳴き声が録音されたというニュースが報じられた。 撮影者のTwitterには小さいながらも茶褐色の猿らしき生物の姿、および人間の足よりはるかに巨大な足跡の写真数点が投稿されており、同日撮影されたとされるYouTubeの動画には森のなかで猛獣が獲物か何かを威嚇するかのような雄叫びが録音されていた。 ビッグフットは「ネッシー」「雪男」と並び世界的にも知名度の高い未確認生物のひとつであるがその正体は長年に渡り謎に包まれている。「ビッグフット」の名が示すとおり50センチにもなるという巨大な足が特徴的な未確認生物であるが、死体らしきものの写真は多数報告されているものの生け捕りにされたことはなくおよそ50年に渡り議論が繰り返されている。 目撃場所は北米全土に渡り、あちこちでビッグフットらしき姿と足跡が写真に収められているが、もっとも有名な映像は1967年に撮影されたとされる「パターソン・ギムリン・フィルム」と名づけられたビデオである。 これはパターソン氏とギムリン氏というふたりの男性がカルフォルニア州の森の中で歩く猿人を発見し、途中でカメラに気がつきクルッと振り向き再び森の中へ去っていく猿人の姿を収めたものだ。 日本では平成以降、超常現象を扱うあらゆるテレビ番組で紹介されたのでご存知の方も多いと思う。 このビデオがあまりに有名になってしまったので、世界中でビッグフットの実在説が唱えられているのだが、このビデオについては現在、着ぐるみを着た男性が演じていたフェイクビデオという説が強い。 理由としては「(ビッグフットの姿が)あまりにゴリラに類似している」「歩きかたが人間そのもの」という二点であるが、後年になりいわゆる「中の人」が「フェイクだった」と告白していることから未確認生物の研究家の間ではほとんど研究対象とされていないのが現実だ。 ならば、ビッグフットは存在しないかというと完全に否定はできない。 ビッグフットという名前は1950年以降に名付けられたもので、以前は「サスカッチ(Sasquatch)」と呼ばれることが多かった。サスカッチは少なくとも19世紀以前からインディアンの間で「聖なる生き物」としての目撃情報があり、また現在でもビッグフットが現れるときにはUFOの目撃が相次ぐという謎のシンクロが存在しているからだ。 現にビッグフットのニュースが飛び込んだ昨年(2014年)の末は世界各国でUFOの目撃や火星人の話題が頻繁に報じられており、UFOとビッグフットの関係は今も続いている。 そのため「ビッグフットの正体は宇宙人、もしくは宇宙人のペット」という説も一部の研究者の間では強く言われている。 はたしてビッグフットは捏造なのか、遠い星からやってきた「宇宙猿人」なのか。UFOの目撃が熱くなっている今、2015年はビッグフットに要注目である。写真:19世紀に撮影されたとされる「ビッグフット(サスカッチ)」の写真。ハンターに殺された後だろうか?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月06日 15時30分
正体は軍の秘密兵器? 恐竜? 横須賀で謎の未確認生物目撃される!
今回、ご紹介している写真は2013年の夏頃、神奈川県横須賀市で目撃されたという謎の未確認生物のイラストである。 この生物を目撃したと語る横須賀市在住の中学生Aさん(仮名)は「体長はラブラドールより少し大きめ。全身が黒く四足で足は長い。尾びれのような尻尾があり、下顎からは牙が出ていて体は青く光っていた。サーベルタイガーの横顔にも近い」と証言しており非常に不気味な姿をしていたという。また、メモには「金網を走ってきて飛び越えたように見えた」と記されており、身体能力はかなり高いようである。 確かにイラストには手足の長い4つ足の動物に怪獣のような大きな背びれとと頭にトサカのようなものがついている。特筆すべきは尻尾の部分で地上生物である にも関わらず、魚のようなヒレが付いている点である。通常、犬や猫など地上に住む動物の尾は体重のバランスをとったり、意思表示のために使われることが多い。そのため、このような無駄な尾びれを持つ自然界の地上生物は存在することは考えられない。 考えられるとすれば『ゴジラシリーズ』に登場する怪獣「チタノザウルス」のような水陸両方で活動できる未知の怪物、もしくは漫画『天才バカボン』に登場する「ウナギイヌ」のような犬+魚類のハイブリット個体という可能性である。 両者はもちろんフィクションの産物ではあるが、チタノザウルスはかつて地上で活動した水陸両棲の恐竜の生き残りという設定であり、ウナギイヌはコラージュの可能性はあるが浜名湖で手足の生えているウナギとも犬とも言えない不気味な生物が捕獲された写真がインターネットで出回っている。どちらも100%嘘、 荒唐無稽とは言い切れない話であるため、今回Aさんが目撃した生物も恐竜時代の生き残り、もしくは合成生物という可能性は考えられる。 特に恐竜の生き残り説を裏付ける証拠については世界で「オーパーツ(発見された場所や時代とはまったくそぐわない品)」として有名な「アカンバロの恐竜土偶」が有名である。 「アカンバロの恐竜土偶」は1945年にメキシコで発見された古代人が作ったとされる恐竜型の土偶数点のことで、今回の横須賀の未知生物と同じようにトサカの大きい恐竜らしき生物の土偶も見つかっている。尾びれはなく、2足歩行という違いこそあるが、非常によく似ており同一個体とも考えられる。 なお、今回の横須賀の未知生物の情報を目撃者のAさんから手に入れたUMA研究家・作家の中沢健氏は「目撃された場所が横須賀ということもあるので、プエルトリコで目撃された『チュパカブラ』のように、軍が機密理で開発した遺伝子操作で生み出された生物の可能性もある」という仮説を立てている。果たして目撃された生物は恐竜時代の生き残りなのか、「ウナギイヌ」なのか、生物兵器なのか。 横須賀で尾びれのついた犬のような生物を目撃された方は是非、山口敏太郎事務所へご連絡をいただきたい。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年01月03日 15時00分
車を破壊し大岩を投げつける…怪物「ヒツジ男」は実在した?
2015年、今年の干支は「羊」である。羊は可愛らしい見た目から子供から大人まで人気が高く、生活面においても毛皮(ウール)をはじめ食肉にまで使われるところから我々人間にとっては牛や鶏とならびなじみの深い動物といえるだろう。 さて、そんんな羊であるが実は未確認生物界には「ヒツジ男」という化物の存在が確認されている。 写真は1900年代のはじめにアメリカのミズーリ州で撮影されたという謎の怪物の写真である。 3人の中年男性が椅子に座り、ポーズをとっているが背後に明らかに人間ではないヒツジに似た不気味な怪物が立っている。 頭には大きな角が二本、大きな口に大きな耳が特徴的なこの怪物は「ゴートマン」(Goat man)と呼ばれ、今回の写真のほかにもアメリカで数多くの目撃情報が存在している。「ゴートマン」はカリフォルニアの酪農工場「ビリワック・デリー」付近でも目撃されたため、この工場の名前から「ビリワック・モンスター」とも呼ばれている。 (なお「ゴートマン」は直訳すれば「ヤギ人間」となるが、某作家の誤訳により、ゴートマンは「ヒツジ男」として紹介されている。正確にはヤギ男である) ゴートマンは体長は2メートルほどの巨体を持ち性格は凶暴そのものであり、大岩を投げつけて車を破壊したり、凶器を持って徘徊する姿も目撃されている。 最近ではゴートマンをモデルにしたホラー映画も製作されており、アメリカでは「スレンダーマン」と並びメジャーな都市伝説キャラクターという側面も持っている。 ゴートマンの正体については諸説あるが、酪農工場付近での目撃が多かったところから「クローン羊」のような「動物実験の結果」という説も囁かれているがあくまでも噂の域を出ていない。 オカルト研究家・作家の山口敏太郎はゴートマンの正体について「黒魔術の儀式の際、ヤギのマスクをかぶることがある。偶然、黒魔術を目撃した人間がヤギ頭の怪物がいると勘違いしたのではないか?」という仮説を出している。 今回のご紹介している写真も何かの儀式やイベントの合間に撮影されたものと推測される。果たして謎のヤギ(ヒツジ)男「ゴートマン」はいるのか?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年12月30日 13時15分
クリスマスに発生した「謎の隕石事件」は「天狗の仕業」だった?
2014年12月25日、クリスマスの夕方頃。日本全国の空で謎の緑色の発光と隕石らしき謎の物体が下降している写真がインターネット上に駆け巡った。 目撃情報は一部の地域だけではなく日本列島全域に渡っており、東は東京から西は京都まで多くの人間が目撃している。 クリスマスかつ直前には大きな地震も観測されたところからなかには「天使が降りてきた?」「世界破滅の第一歩では…」というオカルトめいた話題にもなっている。 隕石は日本のどこにも落ちた記録がなく謎は深まるばかりである。 2014年は打ち上げられたダイオウイカ、沖縄の謎のUFO、火星の人間、世界で目撃された猫型の怪物などさまざまな怪奇現象が発生した年であった。今回は謎の発光騒動はそんな2014年を締めるにふさわしい事件であった。 さて日本にはこのような不思議めいた出来事を表すとき「天狗の仕業」と形容されることがある。これはかつて日本人が言葉で表すことができない不可思議な現象や事件はすべて妖怪・天狗に原因があると考えてられていたことに由来する。 そもそも「天狗」とは古代中国で流れ星や彗星、火球を著すものだったとされている。彗星が落ちる際、空中で大爆発がおこることがある。古代の中国人はこの現象を非常に怖がり、天から雄叫びをあげて降りてくる動物として表現している。これが天狗誕生のルーツである。 上記の天狗現象は今回の謎の隕石現象とまったく同じであり、時代が時代なら「天狗が現れた」と大きな話題になっていたことだろう。 今年、2014年は上記のニュースのほかに『妖怪ウォッチ』の大ブームが記憶に新しい。『妖怪ウォッチ』では「妖怪の仕業」というキーワードがよく使われており(おかしな話だが)「妖怪の仕業」は「天狗の仕業」の現代版であると言える。 天狗にまつわる伝承としては東京都高尾山にまつわる伝説がよく知られる。高尾山の修験道の山には昔から天狗が住んでいると言われており高尾山やJR高尾駅には天狗の銅像が並んでいる。 初日の出には高尾山登頂を考えている人も多いかと思うので、登山する際には今年のオカルトニュースを思い出しながら登ってみるのもいいかもしれない? 写真:お台場「山口妖怪博物館」に展示してある天狗の絵馬と「天狗の牙」とされる謎の牙。正体は恐竜の牙という説もある。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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