ブラジルでは空へ一直線に飛ぶ謎の飛行物体が動画におさめられ、イギリスではカウントダウンイベントの最中に緑色のアメーバ状の物体が宙に舞い、アメリカでは巨大な光球から無数の光が宙を旋回する謎の動画が撮影された。ほかにも日本では東京都墨田区のスカイツリー付近でUFOが目撃されるなど、さっそく好スパート(?)を切っている。さらには1月17日にはアメリカ空軍が40年間集めてきたUFO関連の資料をオンラインで公開するなど、すでに一部の愛好家のあいだでは「2015年はUFOの当たり年」と評判となっているようである。
「空飛ぶ円盤」「UFO」という言葉が一般に知られるようになってから約70年あまり、今年こそUFOの謎が少しでも解き明かされることを期待したい。
今回、ご紹介している右の写真は1930年代にアラスカで撮影されたという宇宙人らしき生物の写真である。
1930年というと空飛ぶ円盤やUFOは一般に知られておらず、また宇宙人についてもH・G・ウェルズに代表されるSF小説の産物とみられる向きが多かった時代である。むろんカメラもまだ一般家庭に行き渡っておらず、この宇宙人写真は一般人が撮ったものとしては最古に近い存在といえるだろう。
アラスカの木々の真ん中に真っ白い宇宙人らしき物体が立っている。拡大するとわかるのだが、この宇宙人はきちんと手足が生えており、顔の部分には二つの黒い目や口のようなものが写っているように見える。
典型的なグレイ型エイリアンの写真といえるが、グレイ型エイリアン一般に知られる「ヒル夫妻誘拐事件」は1961年のことであり非常に珍しいといえる(当時の宇宙人のイメージは火星人に代表される人の形をなしていない物体が多かった)。
譲り受けた孫がこの写真について「匿名」「一切の取材には応じない」という形で公開したこともあり、再度の調査は不可能に近いものの、UFOの研究家のあいだでは詳細を調べようとしている人物は多い。
このように過去の古写真からUFO・宇宙人写真が発見されることは珍しくない。みなさんも是非、昔のアルバムを調べてみてはいかがだろうか?
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)