スポーツ
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スポーツ 2019年10月07日 22時30分
キック界の“新星”鈴木千裕、安本晴翔が衝撃KO勝ち!ぱんちゃん璃奈も完勝!
キックスロード『KNOCK OUT×REBELS』▽4日 東京・後楽園ホール キックボクシング団体KNOCK OUTが、業務提携しているキックボクシング団体REBELSとのコラボ興行『KNOCK OUT×REBELS』を開催した。 山口元気プロデューサーは「今回は若手たちがベテランに立ち向かっていくのがテーマ」と説明していたが、本人が想像していた以上に若手選手が台頭した大会となった。 まず、“キューティー・ストライカー”ぱんちゃん璃奈は、J-GIRL王者のMIREYと対戦。前蹴りを中心にリーチを生かした攻撃で試合を優位に進めた。判定には持ち込まれたものの、圧倒的な差をつけてデビューから無傷の5連勝を飾った。 試合後、ぱんちゃんは「きょうはいい動きができた。チャンピオンを相手に差がつけられた。前蹴りは感覚が良かったので、相手のダメージは分かりました。きょうは落ち着いて試合ができたので楽しかったですね」と振り返った。 「これからは弱い選手と闘うことはないと思うんですけど、今のままじゃトップの選手に勝てない」とした上で、「やりたい選手はたくさんいますが、私が決めるより(山口)元気さんに決めてもらった方がいいと思う。きょうキッチリ勝てたので、逆に『ぱんちゃんとやりたい』と言われたらモチベーションが上がりますし、強い選手とやりたいですね」と前を見据えた。山口プロデューサーは「まだ経験不足なだけに、キャリアに見合ったライバルを作っていかなくてはならない」と強調。ライバル候補を探す方針を示した。 セミファイナルでは、橋本道場の“超新星”安本晴翔が、前回大会に続いて躍動した。ベテランの新人と対戦した安本は、1R、1分すぎからパンチのラッシュで、新人を3回続けてダウンさせてKO勝利。「足を痛めていたのでパンチでいった」という安本だったが、「作戦通りでした」とも話している。前回大会は最終ラウンドまで倒しきれなかったこともあり、今回は徹底して倒しに来ていたのは明白だった。「オレもスカッとしましたね!」と笑顔で語ると、パンチで勝つと予告していた橋本道場の“長男格”橋本悟のセコンドに向かった。山口プロデューサーは、安本の気持ちの変化と成長を感じたという。 メインイベントは橋本悟に、“クレイジー・ダイヤモンド”鈴木千裕が挑んだ一戦。悟が口に含んだ水を噴き上げると、千裕も天高く噴き上げて、場内は盛り上がる。千裕のセコンドには「弟のブレーンに徹する」と話していた兄、宙樹の姿があった。試合は、序盤から千裕がパンチを見せ、最後はジャブ、ワンツー、フックのラッシュ。わずか1R45秒で千裕がKO勝ち。橋本に何もさせないままのKO劇に会場はざわめきがしばらくやまなかった。 会場で試合を見ていた日菜太も、山口プロデューサーも「勝つならアレしかなかった。長期戦になったら、橋本選手が有利になったと思う」と話していたが、本人は「倒すまで打ち続けるスタミナはあった。倒し屋ブラザーズは倒さないといけない。有言実行を果たすことができてうれしい」と安心した表情。「悟さんのオーラとか背負っているものは感じることが出来ました」と、対戦した橋本に敬意を表していた。リングに上がる前から勝利は確信していたようで、兄、宙樹の声もよく聞こえていたとのことだ。 試合後にはREBELSのチャンピオンである丹羽圭介との対戦を訴えていたが、「僕はわがままなんで、REBELSとKNOCK OUT両方のチャンピオンになりたい。REBELSがまだというならKNOCK OUTでトーナメントを開催してほしい」と要求。「早く誰もが納得する試合をしてチャンピオンになる」というのが、直近の目標だそうだ。 大会コンセプト通りのエンディングを演出したニューヒーローは、大会終了後、さっそくファンに囲まれていた。ここからスターになれるかどうかは本人次第。沖縄から久々に参戦した仲山大雅や、名古屋の大崎孔稀、敗れはしたがインパクトを残した濱田巧と、若い力が台頭した大会だった。 山口プロデューサーは「育成には2年はかかりますが、2年後はすごいんじゃないでしょか。若手のレベルを上げることはもちろんですけど、ベテラン選手の死に場所も作っていきたいですね」と大会を総括した。 次回は11.1後楽園大会。ここでは日菜太や、小笠原瑛作、重森陽太らの参戦が決定している。彼らはまだ若手の壁にならなければならない存在。若手の壱・センチャイジムの参戦が決まっており、彼らがこの日の試合を見て燃えないわけがない。 新生KNOCK OUTのスタイルが確立されつつあることを感じた大会だった。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月07日 20時00分
「黙って巨人を日シリに出せ」河野防衛相の“CS不要論”に賛否の声続々 巨人ファンだけが理由じゃない?
セ・リーグ(DeNA対阪神)、パ・リーグ(ソフトバンク対楽天)共に、ここまで1勝1敗とお互い譲らぬ熱戦が繰り広げられているプロ野球・クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ。そのポストシーズンについて、自民党・河野太郎防衛大臣が5日に更新したツイートが物議を醸している。 事の発端となったのは、とあるツイッターユーザーが河野大臣へ向けた「明日のCSはDeNAと阪神どちらが勝つと思いますか?」という質問。これに対し河野大臣は「俺はクライマックスシリーズは嫌いだ。黙って巨人を日本シリーズに出せ」と、2007年からセ・パ両リーグが足並みをそろえた現行制度に納得していない旨を回答としてツイートした。 これ以前のツイッターユーザーとのやりとりの中で、自身がレギュラーシーズン覇者の巨人のファンであることを明かしている河野大臣。そのような人物から飛び出た“CS不要論”に、ネット上のプロ野球ファンからは「私も嫌いです、今からでも元の制度に戻してほしいです」、「他球団ファンだけど大臣と同じ考えだわ、今の制度はシーズン頑張る意味がない」、「今のCSは金儲けのためだけの欠陥制度、本来はリーグ優勝した球団同士が戦うのが筋」といった賛同の声が続出。 一方、同時に「めちゃくちゃ盛り上がってるのに反対する理由が分からん」、「もう10年以上続いてるんだから受け入れろよ」、「大臣の立場で制度にケチつけるとややこしくなるからやめたほうがいい」といった反対の声も数多く挙がっている。 なお、河野大臣のツイートに対しては、杉田水脈議員、原田憲治議員といった自民党議員からのコメントも。杉田議員は「そうは問屋が、いえ、阪神が許さない(笑)です、大臣」、原田議員は「阪神ファンとしてはそうはいかない!」と、どちらも反対の意思を表明している。 「反対派の中には『巨人が1位だから言ってるだけ』という声も多いですが、河野大臣は巨人がレギュラーシーズン3位だった昨年にも自身の公式サイト上でCS制度に疑問を投げかけており、『4チームでのトーナメント』、『セ・パ両リーグに加え新リーグを創設する』といった対案を提示してもいます。今回の一件もひいきうんぬんではなく、一プロ野球ファンとしての考えであることは確かでしょう」(スポーツライター) 「ただ、一昔前とは違い地上波中継も激減した今、CSはシーズン終盤の注目度を上げ、各球団に入場者収益や安定したグッズ収入をもたらす制度となっていることもまた事実です。一口に『廃止しろ』と言うのは簡単ですが、そうではなく『良い点は残す、変えるべき点は変える』といった方向で今後の在り方を考えていく方がより建設的なのではないでしょうか」(同) CSでセ1位・巨人、パ1位・西武が登場するのは9日に始まるファイナルステージから。もしどちらか片方、あるいは両方日本シリーズに進出できないようなことがあれば、河野大臣の主張にさらなる拍車がかかりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について河野太郎大臣の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/konotarogomame杉田水脈議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/miosugita原田憲治議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/harada_kenji
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スポーツ 2019年10月07日 17時30分
DeNA、CSファーストステージは連日の死闘 「ベイスターズらしい野球」で東京ドームへ乗り込め!
週末に史上初となる、ベイスターズの本拠地・横浜スタジアムで行われた、セ・リーグ クライマックスシリーズ・ファーストステージは1勝1敗となり、7日の第3戦まで決着は持ち越された。 初戦は7-1の楽勝ムードから一転、継投ミスも絡みまさかの大逆転負けを喫したベイスターズ。3戦で2勝すれば勝ち抜ける短期決戦において、ペナントレースでも8勝16敗1分けと大の苦手とするタイガースに初戦を取られたことは、かなり大きな痛手となったが、ラミレス監督は試合後、「後悔することはない。起こり得ること」と第2戦へ前を向いた。 負けたら終わりの2戦目は、初回から先頭の神里和毅、ホセ・ロペスらが闘志を剥き出しにしチームを鼓舞。キャプテン・筒香嘉智にもホームランが飛び出し、序盤に3点をリードし試合を優位に進める。しかし、波に乗るタイガースは、真綿で首を閉めていくような攻撃でベイスターズ投手陣を追い込み、回跨ぎのクローサーの山崎康晃から9回2アウトの崖っぷちで、福留孝介がまさかの同点弾。試合は振り出しに戻り、横浜スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。 そんな状況を切り裂いたのが代打・乙坂智。難攻不落の左腕・岩崎優から、価千金の一打をライトスタンドへ突き刺し、3時間50分の死闘を制した。 この日の6得点中、5点はホームランで挙げた得点。投手リレーも三嶋一輝、エスコバーらを投入し、いわゆるベイスターズらしい野球で勝利を手にした。 運命の3戦目に向けて、指揮官は「康晃も20球程度でそんなに投げてはいない。(CS連投している)今永も休もうと言っても行くと言ってくれるだろう。(5日先発した)石田も一緒。日にちを置くと肩が錆び付くエスコバーも行かせるつもり。2イニングもあり得る」と、総動員を示唆。 ラミレス監督は「とにかく打つこと」を重要視している。言葉通りシーズン中は湿りがちだった打線は、2戦で13得点を挙げるなど好調をキープしている。とにかく点を取り、投手陣も万端の準備で戦い抜く構えだ。スタンドを真っ青に染めるファン、そして横浜の街と共にベイスターズは戦う。王者ジャイアンツの待つ東京ドームへ乗り込むために。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月07日 11時52分
オリックス、“元ロッテ”西村監督「いろいろ教えていただいた」金田正一氏の急逝を悼む
オリックスの西村徳文監督は、6日に亡くなられた金田正一氏への追悼コメントを発表した。 西村監督は1982年から1997年まで現役時代はロッテ一筋。金田氏が1990年と1991年に2度目の監督を務めた際、金田氏のもとでプレーをしており、後に西村監督がロッテの監督を務め、日本一になったことから、同じくロッテを1974年に日本一に導いた金田氏は日本一監督としても先輩になる。 ロッテ球団は、7日に宮崎清武SOKKENスタジアムで行われるオリックスとのフェニックスリーグの試合前に黙祷をすることを発表しており、西村監督はフェニックスリーグには帯同していないが、近年までロッテを支え続けてきた金田氏の突然の訃報は、ロッテOBである西村監督にとってもショックだったようで、コメントからは驚きが隠せない様子が窺えた。 西村監督は「突然のことで、ビックリしております。金田さんが2回目のロッテの監督をされた時、私が選手会長をさせてもらっていたこともあり、野球のことももちろんですが、その他もたくさんのお話をしていただきました。監督を終えられた後もゴルフや食事などに連れていっていただき、いろいろなことを教えていただきました。私がロッテで監督をさせてもらっていた時も球場に足を運んでくださり、監督という仕事について、心構えなど、本当にたくさんのことを教えていただきました。最近、なかなかお会いすることができていなかったのですが、金田さんは元気というイメージしかありませんので、信じられない思いです。心よりご冥福をお祈りいたします」と金田氏との思い出や感謝の気持ちを述べながら、故人を悼んだ。 西村監督のファンサービスの素晴らしさは、常に話題を振りまいていた金田氏の影響もあるのだろう。金田氏から学んだことを胸に刻み、今度はオリックスのユニフォームを着てチームを日本一に導く。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月07日 11時30分
松坂、中日退団で触れなかった「移籍先との密約」 記者団に答えた“余裕”の口ぶり、古巣復帰はもはや時間の問題?
中日ドラゴンズの松坂大輔(39)が加藤宏幸球団代表に退団を申し入れ、それが了承されたのは、10月4日だった。「中日退団」と同時に報じられたのが、古巣西武が「獲得に向けて調査を開始」というものだった。 一般論として、プロ野球界における去就のことで、「調査」と出たら、「もう決まっている」と見たほうがいい。フリーエージェントもそうだが、獲得先の球団が現れないのに権利行使すれば、恥を掻くだけ。ヘタをすれば、失業者になってしまう。去就問題において、“ウラの事前交渉”がなれば、絶対に動けないのだ。 しかし、中日・加藤代表との会談後に語った言葉は本当のようだ。 「先日(10月1日)、森(繁和)さんとデニーさん(友利氏)が退団されましたが、僕に声を掛けてくれてドラゴンズに入れてもらった2人が退団することになったので、僕も(中日に)いちゃいけないかなと思って、退団することを考え…」 森氏の去就については、こんな情報も交錯している。 「すでにいくつかの球団が『ウチに来てほしい』とオファーを出しています。近年の中日の外国人選手を見れば分かる通り、森氏は目利きの渉外担当者でもあります。森氏の渉外ルートを欲する球団は少なくありません」(球界関係者) その森氏の助っ人発掘の実働部隊でもあったのが、デニー友利氏だ。森氏が他球団に行くとすれば、「友利氏もいっしょに」と言ってくるだろう。それだけではない。 「松坂をなんとかしてやってくれ」とも言い出すのではないかと予想されていた。 「森氏は昔から面倒見が良く、松坂の中日入りをアシストしたのも、当時、指揮官だった森氏です。復活に懐疑的だった中日上層部を説得して」(前出・同) こんな見方もされていた。森氏は西武ライオンズの出身だ。デニー友利氏は西武に移籍してその才能を開花させたクチ。2人の西武帰還がすでに決まっているものの、「松坂を調査」の報道のほうが先に露呈してしまった、と…。 そもそも、西武が松坂獲得の調査を始めた理由だが、「若手のお手本」。今井、高橋光、松本、渡邉などの右投げの若手投手にとって、日米数球団を渡り歩いた松坂から出る経験談は参考になるだろう。 「今オフ、FA権を取得した十亀が残留するのか、それとも他球団に行くのか、まだはっきりしません。若手のお手本としても期待していた内海哲也は故障で一軍登板できませんでした。“人員整理”が終わってから、松坂と正式な話し合いに入るのでは」(ベテラン記者) 現時点で、ハッキリしていることが一つだけある。4日の退団表明後、松坂は記者団にこう答えている。「トライアウト? 考えていません」と…。戦力外通告を受けたプロ野球選手が再起を目指す機会、それが12球団合同トライアウトだ。トライアウトを受験せずに新天地を得たプロ野球選手も過去にはいたが、それは例外中の例外と言っていい。 去就問題が本当に白紙なら、藁をも掴む思いでトライアウトを受験するはずだ。やはり、松坂は移籍先に関する何かしらの確証を得ているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月07日 10時46分
400勝投手逝く!金田正一氏は「根性野球」の象徴ではない
通算400勝、数々の投手記録を残した金田正一さんが6日、急性胆管炎による敗血症のため、東京都内の病院で亡くなった。享年86。 金田氏と言えば、マウンドから対戦バッターに「打ってみぃ!?」と挑発し、真っ向勝負を挑むなど豪快、かつ歯に衣着せぬ“ユニーク発言”で球界を大いに盛り上げてくれた。一方で、現役時代を知らない世代からは、「猛練習」「走り込み」「長時間トレーニング」といった“根性野球”の象徴のようにも捉えられていた。 確かに、「通算イニング数5526回3分の2」なんて記録は、ド根性と並外れた体力がなければ達成できなかったはずだ。「先発、中継ぎ、クローザー」と投手の分業制が完全に確立された今日では、“第2のカネやん”は絶対に現れないだろう。 しかし、現役時代をともに戦った年長のプロ野球解説者、「監督・金田」を知るプロ野球OBたちは、ちょっと違う見方をしていた。 「あの人ほど、体調管理や練習メニューのことを考えていた野球選手はいない」 複数の年長者がそう口にしていた。 食べる量も多かったそうだが、「一度に体作りに必要な栄養を摂るため」とし、鍋料理やスープを勧めていたそうだ。今日では筋力アップのトレーニングを行う際、タンパク質の補給のため、プロテインを摂取する。それに対し、金田氏は鶏肉の鍋を食べていたそうだ。鍋料理だから、同時に野菜も大量に摂取できる。また、走り込みの前日に赤身の肉を食べていたそうだ。氏の食事は理に適ったものばかりなのだ。 走り込みの量もハンパではなかったそうだが、水分補給は当時では珍しかったミネラルウォーターのみ。トレーニング前と後で、食事メニューも変えていた。 「金田式健康棒」なんてユニークな健康グッズも出していたが、ダルビッシュ有が股関節の柔軟性を大切にしていることを照らし合わせると、今日の科学的トレーニングにも相通じるものがある。 「金田さんがどんな練習をし、トレーニングメニューに合わせて変えていた食事の内容などを、きちんと残しておくべきでしたね。それがあれば、今日の野球界の練習メニューも変わっていたと思います。金田さんは独学で勉強し、本能的に何を食べたらいいのかを分かっていたんでしょう。それを今日の医師、トレーナー、大学教授などが研究すれば、科学的・医学的根拠のある練習法が完成したかもしれません」(プロ野球OB) 私事になるが、投手・金田、監督・金田は知らない。しかし、解説者だった氏からお話を聞かせていただいたことはある。2回目のロッテ指揮官を退かれて数年が経っていたころで、話し出したら、止まらないという感じだった。吉川英治著の宮本武蔵の話を切り出すなど、博識な一面も覗かせていた。 トレーニング、体調管理、食事に関して先進的な持論を確立していた。ひょっとしたら、「伝えるのは苦手」だったのかもしれない。トレーニングで「故障しない肉体」を作り上げた氏は、時流である投球数制限や連投NGをどう捉えていたのだろうか。合掌。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月06日 12時00分
渋野日向子に懸念される“過労死レベル”の奮闘ぶり
8月のゴルフ全英女子オープンで大番狂わせをやってのけた“シブコ”こと渋野日向子。9月のデサントレディース東海クラシックでも8打差をひっくり返す大逆転劇を演じ、“シブコブーム”は過熱する一方だが、周囲からは「働き過ぎ」を心配する声も上がっている。「シブコブームにあやかろうと、主催者側は大会2日前の『前夜祭』からの現地入りを強く要望。シブコはそれを嫌がることもなく、イベント出演やインタビューにも積極的に応じている。明らかにオーバーワークで、今後は本戦に影響が出るのではないかと懸念されています」(専門誌記者) 人気低迷が続いていたゴルフ界にとって、シブコは久しぶりに現れた希望の星。それだけに、選手会長の石川遼も、シブコが精神面で追い込まれないように配慮を求めるコメントを出した。「15歳で一躍、スター選手になった自身の過去に重ね、マスコミに対し『ゴルフと関係ない質問』は遠慮してほしいと、やんわりけん制球を投げたのです」(同・記者) とはいえ、スポーツ界のニュースはラグビーW杯がメインで、今後はプロ野球のドラフト会議や日本シリーズ、フィギュアスケートも始まる。ゴルフ界にとって、シブコが取り上げられることは大歓迎のはずだ。「シブコには『賞金女王争いを最後まで繰り広げてくれ!』と祈っていますよ。男女ともに日本選手権はこれからで、まだまだ盛り上がる要素はあります」(協会関係者) シブコの出現により、ギャラリーも家族連れが目立つようになり、幼い子供が手紙を渡す光景も見受けられる。これは、石川や宮里藍が活躍していたころにも見られなかった現象だという。「低年齢層のファンを獲得できたのは大きい。シブコを目標に、ゴルフを始める子供たちが増えれば、今後の選手層の厚みが違ってきますから」(同・関係者) シブコには、もうしばらく頑張ってもらうしかなさそうだが、嫌な予感は早くも的中。9月29日に最終戦を迎えたミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでは22位と大きく成績を落とした。このままスランプに陥らなければいいが…。
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スポーツ 2019年10月06日 11時30分
巨人・丸、「相乗効果」で5年ぶりVに貢献 迎えるポストシーズン、過去3年の屈辱を晴らせるか
『優勝請負人』 その言葉が最もふさわしいプレーヤーかもしれない。 2019年のレギュラーシーズンを終え、丸佳浩は4年連続でリーグ優勝を経験したことになる。2年連続でのMVPなど、昨年までの広島での活躍に勝るとも劣らない存在感を、新たなユニフォームでも見事なまでに見せつけた。 1993年のFA制度導入以降、多くの大物選手の巨人への移籍が行われてきたが、それぞれが一年目はことごとく重圧に苦しみ、満足な結果を残すには至らなかった。だが、丸の今季のパフォーマンスは実力を十二分に発揮、打撃のみならず、外野手としての能力の高さを披露し、攻守でチームの支柱となった。 特に、丸が加わった今季の巨人打線は、『相乗効果』が年間を通して見られた。開幕当初から2番、または3番に名前を連ねると、同じく打順上位を形成する坂本勇人、岡本和真らへと繋ぐバッティングにも徹し、チャンスメイクを果たす。特に、坂本の今季のブレイクは丸が加わった影響が大きく、常に二人が並ぶ打順は相手投手への脅威となり続けた。序盤から不振が続き4番として昨年ほどの数字を残せなかった岡本も、本塁打は今季も30本の大台に乗せることができたのも、同じ長距離打者の丸の技術を身近で感じたからに他ならない。 丸が次に挑むのは更なる頂点だ。5年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた巨人は10月9日からクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを戦う(対戦相手未定)。丸にとってのこれまでのポストシーズンはどちらかというと苦しんだ場面が思い浮かぶ。過去3年間での平均打率が2割台前半、特に昨年の日本シリーズでは徹底マークに遭い、好機ではほとんど仕事をさせてもらえなかった。打線の最重要選手であるだけに、これまでの短期決戦では「逆キーマン」として封じ込められたことは明らかだ。 丸自身、未だたどり着けていない日本一へ向け、迎えるポストシーズンでも、その打棒を発揮できるかが勝負の行方を大きく左右することは間違いない。「チーム一丸となって日本一を掴みたい」。シーズン終了後、そう語った丸。ジャイアンツにとっても2012年以来届いていない栄冠を掴むため、背番号8の優勝請負人が果たす役割はけっして小さくはない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年10月05日 11時30分
巨人、今オフもFA補強に打って出る? キャプテン・坂本の負担軽減、適役なのはあの因縁の選手か
坂本勇人(30)を“アシスト”できる「強打の遊撃手」が欲しくないと言えばウソになる。ベテラン・阿部慎之助が抜けて、キャプテン・坂本が名実ともに巨人を牽引していかなければならない。しかし、優勝目前に途中交代するなど、疲労で無理が利かない時もあった。 「若い遊撃手を獲得し、坂本をサードに」 そう指摘されて久しい。だが、守備力だけならともかく、「打てる遊撃手」はなかなか現れない。ファームにはその可能性を秘めた若手もいないわけではないが、彼らの成長を待っていたら、その前に坂本がつぶれてしまうかもしれない。やはり、巨人は今オフのフリーエージョント(以下=FA)市場に参入するようだ。 「今季、巨人は5人もの育成選手を支配下登録しました。支配下登録期日の7月末を目前にしていた同26日、堀岡隼人投手を支配下登録しました。堀岡投手の成長は他球団も認めていました。FAの大物選手を獲得すれば、人的補償で若手を引き抜かれます。自前の若手選手を支配下登録すれば、28人までのプロテクト名簿に入れなければならない選手が増えるので、あえて来季まで見送るという方法もあります。この堀岡を支配下登録した時、『今オフの巨人は、FA市場に参入しない』と解釈した球団も少なくありませんでした」(ライバル球団スタッフ) 現行ルールでは、FA選手の獲得において、人的補償が発生するのは、旧在籍チームの年俸額の上位10選手まで。上位3位はAランクとされ、「人的補償」を行使しても、旧年俸の50%を獲得球団に請求できる。4位から10位までのBランクも「人的補償+旧年俸40%」を相手方に求められる。人的補償が発生しないのは、年俸11位以下だ。 その“11位以下”に、坂本の負担を軽減できる逸材がいたのだ。 「中日の堂上倫直(31)です。昨年4月、堂上は国内FA権を取得しました。彼は出場機会に飢えています」(スポーツ紙記者) 中日のショートには京田がいる。セカンドには阿部、サードには高橋もいて、ファームには黄金ルーキーの根尾昂も控えている。 地元愛知県の出身で、将来を大きく嘱望された大型内野手ではあったが、若手時代は鉄壁の二遊間・アライバコンビもいて、レギュラーの座は掴めなかった。しかし、坂本の話で彼の名前を出した時点でピンときた野球ファンも多いはずだ。堂上は2006年ドラフト会議で巨人も1位入札している。抽選で外れ、巨人が外れ1位で指名したのが、坂本なのだ。 「堂上も肩が強く、守備範囲も広い。巨人の内野陣ですが、岡本が一塁と三塁を兼任しているように、守備位置が固定されているのは坂本だけ。堂上を獲得できれば、坂本を三塁にコンバートする構想を前倒しできるかもしれません」(球界関係者) 学年は坂本と同じだが、使い減りしていない分、まだまだやれるというわけだ。推定年俸3000万円は中日内11位以下なので、人的補償も発生しない。兄・剛裕は巨人で引退し、現在はファームで打撃・外野守備担当コーチを務めている。 「他球団も堂上は控えのまま終わる選手ではないと評価しています。FA宣言したら、今オフの一番人気になるのでは」(前出・同) FA制度が設けられた本来の目的は「出場機会を求めて」だったはず。未完の大器・堂上の去就が注目されている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月04日 22時30分
棚橋弘至デビュー20周年記念試合、4日富山から下克上なるか?
新日本プロレスの“エース”棚橋弘至が10日にデビュー20周年を迎える。1999年10月10日、東京・後楽園ホールで柴田勝頼、井上亘氏(引退)とともにデビュー。翌日の東京ドーム大会の“前夜祭”となったこの日、真壁伸也(現・刀義)とシングルマッチを行い粘りを見せたが、7分弱で逆エビ固めで敗れている。しかし、体は既に出来上がっていた。アマレススポーツのバックボーンがなかったにもかかわらず、このときから将来を有望視されていた。 新日本では棚橋のデビュー20周年を祝おうと、4日の『NEW JAPAN ROAD』富山・高岡テクノドーム大会から、14日のビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』東京・両国国技館大会まで、記念試合を4試合組んでいる。 4日の富山大会と、7日の後楽園大会では、本間朋晃、YOSHI-HASHIとのトリオで、真壁、矢野通、田口隆祐と対戦。5日の新潟・魚沼市堀之内体育館大会では、本間、トーア・ヘナーレとのトリオで、真壁らと再び相まみえる。14日の両国大会では、本間とのタッグで、真壁&矢野と対戦する。いずれの試合も同い年の本間が横に立ち、デビュー戦の相手である真壁や、敗者髪切りマッチなど名勝負を繰り広げた矢野が対峙することとなった。 両国では記念試合にもかかわらず第2試合と、少し寂しい気もするが、棚橋は先月ブリティッシュヘビー級王座から陥落している。来年の東京ドーム大会に向け、年末にかけて明確なテーマを持ち、猛烈なアピールをしなければいけない。この記念試合をひとつのキッカケにしたいところだ。 「僕が何とかするから大丈夫です!」 今年の1.4東京ドーム大会のメインイベントでIWGPヘビー級王座を奪取した棚橋は、来年のダブルドームについてこう述べていた。棚橋が目立たない東京ドーム大会はあり得ない。今度はノーマークからの下克上に期待したい。(どら増田)
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