スポーツ
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スポーツ 2019年10月03日 22時30分
井口ロッテ、10年ドライチ伊志嶺、15年ドラ2の関谷ら8選手と来季契約せず!
井口資仁監督率いる千葉ロッテは3日、関谷亮太投手、阿部和成投手、大嶺祐太投手、島孝明投手、髙濱卓也内野手、李杜軒内野手、大木貴将内野手、伊志嶺翔大外野手の8選手に対して、さいたま市内にて来季契約を更新しない旨を通知したと発表した。 大嶺、島、高濱の3選手には育成契約を打診しているが、関谷、阿部、李、大木、伊志嶺の5選手の今後は現時点では未定で、退団することが濃厚だ。 2010年に東海大学からドラフト1位で入団した伊志嶺は、2011年のルーキーイヤーに開幕一軍入りを果たし、126試合に出場、打率.261、32盗塁の活躍で規定打席にも到達している。しかし、2016年に右の太ももを痛めてからバッティング、自慢の走塁に陰りが見え始め、昨年はわずか18試合の出場に留まり、今シーズンは一軍出場がなかった。 関谷は2015年にJR東日本からドラフト2位で入団。2016年のルーキーイヤーでは、プロ初勝利を含む5勝挙げているが、2017年は2勝、2018年は2試合の出場に留まり、勝ち星はなく、今シーズンの一軍出場はなし。期待されて上位指名されたが、プロの世界では持ち味であるチェンジアップを生かせなかったのは残念である。 2007年に高校ドラフト4巡目で指名され大牟田高から入団した阿部は、今シーズン4試合に登板し、防御率0.00だったにもかかわらず戦力外になってしまったが、10試合以上登板したのが、2015年と2016年の2年だけで、通算3勝止まり。今シーズン初ホールドを含む2HPを記録したが、来季の構想からは漏れてしまった。来季は優勝を目指す井口ロッテ。新たな血をドラフトで入れて行く。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月03日 22時00分
楽天次期監督に古田敦也招聘 ヤクルト山田哲人強奪指令
クライマックス・シリーズ進出をかけ負けられない戦いが続く中、1年契約を終える平石洋介監督の去就で揺れる楽天の次期監督問題だが、その背景に石井一久gMの出身球団、ヤクルトの次期監督問題が重なる。楽天が水面下でちょっかいを出したことで、話をややこしくしているのだ。「実は昨秋、楽天のgM就任に伴い、石井gMは三木谷浩史オーナーの意向に沿い、梨田昌孝監督の後任に、現役時代にバッテリーを組んでヤクルト黄金時代を築いた『古田氏招聘』で動いたのです。しかし、古田敦也氏(54)がヤクルト監督に未練を残し、再登板の可能性があることを理由に返答を保留していました」(ヤクルト担当記者) その結果、「1年間の暫定措置」として平石監督にチームを預けた経緯がある。「案の定、ヤクルトは最下位に沈み、監督交代が決まりましたが、古田氏の態度は依然、煮え切らないまま。そこで石井gMが公私ともに親しいヤクルトの高津臣吾二軍監督の担ぎ出しに動きました。それを察知したヤクルトが、辞任を表明した小川淳司監督の後任に高津氏を内定させたのです。ヤクルトからすれば昨オフに伊藤智仁(現楽天投手チーフコーチ)、三木肇(現楽天二軍監督)両氏を引き抜かれた手前、意地でもそうはさせんという意思表示でした」(同) これで両球団の監督人事が、ところてん式に加速。ヤクルトは高津監督の内定が明らかになり、それに伴い、石井gMは三木二軍監督の一軍監督昇格にスイッチし、メディアでも有力候補と報じられた。「これに慌てたのが古田氏。ヤクルト監督就任の芽が消え、楽天にも見放されては、監督の返り咲きはこの先も難しい。そこで三木谷オーナーに直談判し、監督受諾を訴えたのです。これで上層部は古田氏招聘で固まり、来季の組閣も始まっています」(楽天グループ幹部社員) 三木谷オーナーが来季以降の構想として思い描くのが、来季中に国内FA権を取得するヤクルト山田哲人内野手(27)の獲得だ。昨年、自身3度目のトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田の推定年俸は4億3000万円。今季は打率2割7分台だが、走攻守で活躍する山田の年俸が来季5億円を超えるのは確実。来オフには総額30億円規模の大型複数年契約の締結も必至で、すでにFA移籍を希望しているという情報も入手している。「FAに参戦するのは巨人、ソフトバンクあたりだろうが、山田は同じ兵庫県出身でヤクルトの看板選手だった古田氏を尊敬している。ここが鍵。実は三木谷氏も神戸出身で、もっと言えば、三木二軍監督はヤクルトのコーチ時代に山田を育てた人物。連携して山田獲得に当たらせると見て間違いない」(スポーツ紙デスク) さらに三木谷氏と古田氏は、定期的に会食するなど昵懇の間柄であることも、「古田監督誕生」の新情報を後押ししている。 2人の出会いは2004年のプロ野球再編騒動に遡る。当時、球界では近鉄とオリックスの合併が表面化し、パ・リーグオーナーから1リーグ10球団案が出され、巨人の渡辺恒雄オーナー(当時)もパの救済に回っていた。これに反発したのが当時、労組日本プロ野球選手会会長を務めていた古田氏で、球界は初のストライキを決行、紛糾した。結局、三木谷氏が新球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」として50年ぶりに新規参入を果たし12球団を維持したことで解決をみたが、古田氏にはこの時の恩義があるのだ。 8月2日、横浜で開かれた楽天の大型イベント「楽天オプティミズム2019」に招かれた古田氏は、そこでのトークショーで三木谷氏と同席。改めて「あの時、球団数を減らしていたら、働き場を失う選手が多く出た。三木谷さんの楽天新規参入がそれを救った」と感謝の言葉を述べ、信頼の絆をアピールした。 「楽天グループは、好調な楽天銀行に支えられるなど、全体の業績は堅調だが、新規参入した携帯電話事業が準備遅れで本格サービスが3月に先送り。旗頭の楽天モールもアマゾンとの差は開くばかり。目下の敵であるヤフーも、衣料品通販大手のZOZOを買収して競争が一層激化した。医療品のネット販売でも、マツモトキヨシとココカラファインの経営統合の協議が進み、店舗数3000店の日本一のドラッグストアが誕生する。そこで業績回復の起爆剤として期待しているのが、プロ野球、そして古田氏の恩返しだ」(同) 9月19日、楽天が台湾プロ野球チームのラミゴモンキーズを買収し、来季から「桃園楽天ゴールデンイーグルス」として台湾リーグに参戦するのもそのため。台湾でのビジネス拡大が背景にあるのは事実だが、台湾選手との交換研修などで戦力を下支えするのも目的の一つ。これで、日台楽天間のトレードで選手の補充が容易になる。 次期監督候補には古田氏、三木氏のほかに、地元仙台出身の元メジャーリーガー斎藤隆氏の名前なども挙がっている。しかし三木谷氏は、東北にとどまらず、世界規模での事業転換を図っている。 ビッグネームの古田氏以外、眼中にない?
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スポーツ 2019年10月03日 21時30分
大坂なおみ10月に国籍選択 東京五輪日本代表なら税負担増?
女子プロテニスで元世界ランク1位の大坂なおみ(21)が、来年に迫る東京オリンピックの旗手役に抜擢される可能性がある。 「旗手? 本当に? もし頼まれたら、それほど名誉なことはないわ」 日刊スポーツのインタビューに、大坂はこう答えているが、日本人選手として東京五輪に出場するためには、大きな“代償”を払うことになる。 東京五輪に出場するとなれば、現時点で二重国籍の大坂は“日本人”にならなければならない。そうなると、税金面で負担が増える恐れがあるというのだ。 「アメリカと日本は、両国とも所得が高いほど負担が増える累進課税を採用していますが、所得税の税率が異なります。ザックリ計算すると、アメリカは最大37%、日本は45%+住民税となります。大坂は日本国籍を取得しても、米フロリダ州に自宅を構えているため、現地で固定資産税なども支払い続けねばなりません。さらに、日本国籍を選ぶと、『国籍離脱税』の支払いを命じられる可能性も出てきます。ここに、日本から所得税の徴収も加わるわけです」(社会部記者) あくまで推定だが、大坂はこれまで大会賞金、スポンサー契約料などで数十億円を稼いでいる。国籍離脱税、日本に支払う追加分等を計算すると、日本国籍取得と同時に数億円を失う恐れがあるという。 実は、大坂の自宅があるフロリダ州には、州に納める所得税がない。そのため、メジャーリーグ・ヤンキースの超高額選手などはニューヨークから遠く離れて、フロリダ州に自宅を構える者も少なくないという。大坂が、そんな“恩恵”を知って自宅を購入したかはさておき、節税の意識が高ければ、日本国籍取得は得策ではないと気づくだろう。 大坂が国籍に関する結論を出すのは、22歳の誕生日を迎える10月。同時期、消費税も10%に上がる。 今月、大阪で行われていた大会に出場した際、「たこ焼きがおいしかった」と上機嫌だった大坂。庶民派のなおみなら、税金など気にせず日の丸を背負ってくれるはずだ。
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スポーツ 2019年10月03日 20時00分
巨人、来季残留の岩隈には激励、中島にはブーイング 決断の背景には“WBC指揮官”原監督の意向?
昨年のオフに、そろって巨人に加入した岩隈久志と中島宏之。このベテラン2人の来季残留が確実な情勢であることを各メディアが報じている。 報道によると、どちらも昨オフ1年契約で入団した岩隈、中島に対し、球団側は水面下で来季残留を打診。話し合いを経て、両選手は共に納得している様子だという。 この件を受けたネット上の巨人ファンの反応だが、岩隈に対しては「来年が勝負だろうから頑張ってほしい」、「今年はほぼリハビリで終わったし、来年は意地を見せてくれ」、「怪我から復活すれば十分戦力になると思う」、「コーチ的な役割にも期待したい」と激励する声が多数。 一方、中島については「岩隈は分かるけど中島まで残すのは分からない」、「今季の中島は正直乱闘騒ぎぐらいしか印象がないぞ」、「来年復活する可能性は低いと思うけどなあ」、「来季中島を使う必要性は特に感じない」とブーイングが起こっている状況だ。 両者の今季一軍成績は岩隈が登板なし、中島が「43試合・.148・1本・5打点・8安打」とどちらもさっぱり。ただ、岩隈は米メジャー・マリナーズ時代の2017年に受けた右肩手術のリハビリに時間を取られた事情もあったが、中島は特に大きな怪我には見舞われていない。 また、今季の両者に関しては、態度面でも対照的な姿が伝えられている。岩隈は春季キャンプ中にブルペンに入ると、複数の若手投手に対し積極的にアドバイス。各メディアは「岩隈塾」と銘打って、この光景を広く伝えている。 一方、中島は5月24日広島戦の7回裏、広島・一岡竜司から受けた頭部死球に激昂。そのままマウンドに詰め寄り、両軍がもみ合う騒ぎに発展している。今回の一件で両者の評価に明暗が分かれているのは、コンディションの差異に加えこのような態度・姿勢も影響しているようだ。 「今回の件では『そもそもなぜ残留させるのか』と疑問を抱くファンも多いですが、この両選手は2009年のWBCを共に戦った原辰徳監督が獲得を熱望したとされる選手。球団が残留を決めた背景には、もしかしたら原監督の意向もあるのかもしれません」(野球ライター) ちなみに、昨オフの入団の際中島の年俸は推定1憶5000万円と伝えられているが、これは単純計算で同5000万円とされる岩隈の3倍。年俸面で大きな隔たりがあることもまた、ファンからの風当たりが強くなっている一要因なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年10月03日 17時34分
阪神、落ち目の藤川がクローザーとして復活できたワケ 全盛期からの「切り替え」が功を奏したか
「この勢いが怖いんだよ」 矢野阪神がペナントレース終盤戦で怒濤の6連勝。チーム功労者・鳥谷敬(38)への無情な引退勧告、シーズンを通してのエラーの数が102個、外様監督に対するOBたちのアツ…。こんな状態なのに、クライマックシリーズ進出(以下=CS)を143試合目の最終戦で勝ち取ったのだ。 「リリーフ陣が絶好調でしたからね。投手陣全体で見ても、9月21日広島戦途中から、29日中日戦8イニング目まで、42回連続無失点。救援陣だけの防御率は2・70。12球団トップですよ」(ベテラン記者) ペナントレースは“ボロボロ”でも、「日本一」なんてこともあり得る状況だ。CSファーストステージでぶつかるDeNA、そして、ファイナルで対戦するかもしれない巨人からも「阪神、要注意」の声が聞かれた。また、DeNA、巨人が対戦したくないリリーバーとして見ているのが、藤川球児(39)だ。 「今年の藤川は完全に復活しました。メジャーリーグ挑戦は失敗に終わり、右ヒジにもメスを入れました。独立リーグにいったん落ちたのに、NPBに復活。39歳なのに、クローザーの座も奪い返してみせました」(球界関係者) 藤川の復活は、新たな投手再生のサンプルにもなりそうだ。 「メスを入れた右ヒジに違和感がなくなったのも大きいと思います。球団も待ってくれましたが、藤川には『待ちたい』と思わせるオーラも出ていたんです」(前出・同) 「火の玉ストレート」とも称された直球が復活したと報じられているが、関係者に聞くと、少し違う。投球スタイルを少し変えていた。 「かつての藤川はストレートを目一杯の力で投げ込み、対戦打者をキリキリ舞いさせていました。今の藤川は内外角のどのコースに投げればいいのかを考えて投げ込んでいます」 また、練習メニューも変えたようだ。走り込みの量が増えた。距離だけではない。若手とタイムを争ったら勝てないかもしれないが、藤川は競争しようとする。ダッシュ系の運動量も増やした。こうした肉体改造がようやく形になって表れたのが今季であり、ここに内外角に投げ分けるテクニックも加わったわけだ。 「ランニングをしながら、ピッチングの時にどこの筋肉を使って投げているのかを考え、その部位を意識しながら走っていました」(関係者) 特別に何か変わったことをやる必要はない。走り込みという昔ながらの練習を地道に積み重ねることが大切なのだ。 藤川の復活だけが奇跡のCS進出につながったわけではないが、DeNA、巨人はクローザー・藤川にイヤなものを感じている。屁理屈を言う前に体を動かせ――。猛練習が結果に表れない時も自分を信じる。この精神力は若手投手のお手本でもあるが、誰よりも、藤浪晋太郎に見倣ってほしいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月03日 11時30分
DeNA・ラミレス監督、「声援がこの結果をもたらしてくれた」とファンに感謝 本拠地で迎えるCS、大歓声を背に苦手阪神を攻略へ
9月28日、本拠地横浜スタジアムでのタイガース戦で、2019年のベイスターズの公式戦の全日程を終了した。成績は143試合71勝69敗3引き分けの貯金2。セ・リーグ2位通過を果たし、念願のクライマックスシリーズを本拠地の横浜スタジアムで開催することを叶えることができた。 ラミレス監督も「キツいシーズンだった。序盤で10連敗、5連敗もあったが、2位で終われたことは良かった」と振り返り、「各数字(打撃、投手成績、盗塁など)を見ても1位や2位はなく、4位や5位が多い。そう考えると選手の皆はすごい頑張ってくれた」と選手を労った。また、ファンに対しても、「ファンはファミリー。勝っても負けても変わらぬ声援を送ってくれ、作り出してくれる雰囲気が一番大きい」と感謝した。 それは数字にも表れている。ベイスターズの横浜スタジアムでの成績は43勝27敗1引き分け。貯金を16も稼ぎ、勝率は.614と圧倒的な強さを見せる。昨年あと一歩でCS進出を逃した原因のひとつが、ホームで33勝38敗1引き分けと負け越したことも要因となっただけに、今年大幅に改善できたことはチームにとって大きかった。それには多くのプレーヤーも口にするファンのサポートも欠かせぬ要因。ルーキーの上茶谷大河や、5年目左腕の石田健大も「ハマスタでの勝率の高さが証明している」とハッキリと声援が力になっていると口にしている。今年から約3500席増設された「ウィング席」効果もあり、横浜スタジアムでの最少入場者数でも29,703人と、毎試合満員の観衆から受ける大歓声の後押し効果は計り知れない。 10月5日からのCSのファーストステージは、8勝16敗1引き分けと大の苦手とするタイガースに決まったが、抜群の勝率を誇る横浜スタジアムで開催できるメリットは、ほかのチームよりデータ的にも更に大きいだろう。キープレイヤーとして、終盤になるにつれ調子を上げた2冠王のネフタリ・ソトと、デッドボールの影響で終盤戦に抹消されたが、CSには出場できそうな主砲・筒香嘉智は、それぞれ.295、.293とタイガース相手に高打率をマーク。古巣相手に得点圏打率.400と、勝負強さを発揮した大和の3人には特に期待が高まる。 ここを勝ち進めれば、指揮官の最終戦のスピーチでわざわざ発した「9月21日ジャイアンツによって優勝の望みは絶たれた」本拠地での敵将の胴上げの屈辱を晴らす舞台に進むことができる。 まずはファーストステージ、ベイスターズ戦士は圧倒的な青い力を背に勝利を掴む。日本一を決める戦いを、ここ横浜スタジアムで再び戦うために。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月02日 22時00分
「大相撲秋場所」歓喜に沸く御嶽海と貴景勝に付きまとう不運
9月22日に幕を閉じた秋場所(東京・両国国技館)は、13日目を終えて優勝圏内に9人が並ぶダンゴレース。千秋楽、御嶽海対貴景勝(23)の優勝決定戦にもつれ込み、関脇御嶽海(26=出羽海)が会心の相撲で寄り切り、去年の名古屋場所以来、7場所ぶり2回目の優勝を果たした。 フィリピン人の母・マルガリータさん(49)の祝福の投げキスに笑顔で応じた御嶽海はニコニコ顔。「最高の気分。今朝、起きたら、(部屋の)みんなが優勝の準備をしていたので、もう優勝するしかないかな、と思った。前回の優勝はマグレだったけど、今回はしっかりと目標を持ってやった。11月(の九州場所)で(大関を)決めたい」 対照的だったのは、負けて大魚を逸した貴景勝だ。12日目に妙義龍を破って10勝目を挙げ、大関復帰を決めたときも、部屋関係者の顔には「喜び」より「戸惑い」の色が浮かんでいた。「真っ先に感謝すべきは師匠なのに、貴景勝は『変わらず応援してくれる人に恩返ししたかった』と、かつての恩師、埼玉栄高の山田道紀監督に感謝の意を示したのです」(担当記者) 貴景勝と師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、稽古場でもろくに口をきかないほど不仲。弟子たちも、千賀ノ浦親方子飼いの弟子と、去年の秋場所後に合流した旧貴乃花部屋系が2つに分裂したままだ。「貴景勝はこの夏、部屋ではなく、母校の埼玉栄の相撲部に泊まり込み、山田監督のアドバイスを受けながら痛めた右ひざのリハビリに努めた。その感謝の気持ちを表したのでしょうが、そもそも部屋の師匠ではなく、母校の恩師を頼ること自体が異常です」(同) しかも、優勝を懸けた大一番で左胸の筋肉を傷め、「イテーッ、筋肉が切れている。最悪だ」と支度部屋で顔をゆがめていた。 胸の筋肉のけがといえば、稀勢の里の引退の引き金になったほどで、致命傷になりかねない。一難去ってまた一難。果たして貴景勝は、度重なるけがを乗り越えて歴史に名を残せるか。けがの状態は、左大胸筋の肉離れで、治療におよそ6週間かかるという。なんとも不運というしかないが、来場所は大関復活だ。“強い貴景勝”が帰ってくることを期待する。
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スポーツ 2019年10月02日 19時12分
広島、地元局アナのツイートに“中日は八百長球団って意味?”批判殺到 的外れな言いがかりに「またカープファンの評判落ちる」と嘆きも
30日に行われた阪神対中日の一戦。この試合中に更新されたRCC中国放送・石田充アナウンサーのツイッターが物議を醸している。 今シーズンのセ・リーグ最終戦となったこの一戦は、試合前から各メディアがこぞって報道し、ファンからも大きな注目を集めていた運命の一戦。4位阪神は勝てば3位広島と順位が入れ替わり、逆転でのポストシーズン進出が決定。中日は順位こそ5位で確定していたものの、この日の先発・大野雄大が3回3分の1を無失点に抑えれば、広島・ジョンソンをかわし最優秀防御率のタイトルが確定するという状況だった。 そんな中迎えた試合は、4回裏1死まで無失点に抑え降板したことにより、まずは大野のタイトルが確定。一方、阪神は大野の交代をきっかけにこの回2点を奪うと、5回裏にも1点を加えつつそのまま「3−0」で完封勝利。そのため、阪神、中日はそれぞれの目標を達成し、それと同時に広島はポストシーズン進出とジョンソンのタイトルをともに失うこととなった。 大野の降板以降、一気に阪神有利の流れとなったこの試合を受けた石田アナは、5回裏終了時点までに中日が犯した「盗塁失敗」、「併殺」、「暴投」といったミスを羅列。その上で「カープファンは言いたいことたくさんありそうですが・・・見守るしかない」とツイートした。 このツイートに対し、広島ファンの一部は「中日のミスがあからさますぎる」、「阪神と中日絶対裏で協定結んでるだろ」と同調。ただ、その他ほとんどのファンは「中日は八百長球団って意味?」「贔屓チームが不利だからって八百長疑うとか頭悪すぎだろこいつ」、「会社の名前も入ってるアカウントでよくこんなこと書けるな」、「こんな奴がいるとまた広島ファンの評判が落ちる」と猛バッシングを浴びせている。 また、石田アナは当該ツイートをその後削除して謝罪したものの、これに対しても「消すぐらいなら最初からツイートしないでほしい」、「二度と野球に関わるな」といった批判が数多く寄せられている。 阪神は是が非でも勝ちたかった一方で、中日にとっては大野のタイトル以外は消化試合にすぎなかったこの一戦。石田アナが中日側のミスを疑いたくなるのも理解できない話ではない。 ただ、今シーズンの中日のチーム成績を見ると、盗塁成功率は「.677」(セ6球団中2番目の低さ)、併殺数は「104」(同4番目の多さ)、そして暴投数は「42」(同2番目の多さ)。これらのミスが今回に限った話ではないことを考えると、石田アナのツイートは完全な言いがかりであると言わざるを得ない。 そもそも、広島は27日中日戦で勝利していれば、今回の試合を待たずして3位を確定させられていた。このことを棚に上げて他球団に物言いをつけたこともまた、多くのファンから怒りを買う要因となっているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について石田充アナウンサー公式ツイッターよりhttps://twitter.com/mitsuru_ishida
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スポーツ 2019年10月02日 17時30分
オリックス、宮崎、成瀬、塚原、岩本、高城、青山に戦力外通告!
オリックスは2日、第一次戦力外通告選手を発表し、成瀬善久投手、青山大紀投手、岩本輝投手、高城俊人捕手、宮崎祐樹外野手、そして育成で調整中だった塚原頌平投手に来季の選手契約を結ばないと通告したことを発表した。 かつてロッテの大エースだった成瀬は、FAでヤクルトを経て、昨年戦力外通告を受けると、成瀬をロッテ時代から知る西村徳文監督が仲介する形で、今年のオリックス春季キャンプにテスト生として参加し合格。オリックスに入団したが、6試合に登板(先発は4試合)し、0勝1敗、防御率7.32と結果を出せなかった。青山は2015年ドラフト4位でトヨタ自動車から入団。“金子2世”として期待されていたが、今シーズンは一軍での登板はなく、まだプロ初勝利を挙げられていない。岩本は阪神、BCリーグ福井を経て、2018年にオリックスが獲得しNPBに復帰。2018年は3年ぶりの勝利を収め6HPを記録するなど中継ぎとして活躍したが、今年は打ち込まれる場面が多く、1ホールド、防御率14.73に終わっている。 2017年のオフに右肘の手術をした影響により、今シーズンは育成契約で迎えた塚原だったが、ファームではソフトバンク3軍との1試合しか投げられず。2016年にはセットアッパーとして吉田一将とともにチームを支え、初のオールスターにも出場している。150キロを超える豪速球が魅力で、何より投手陣のムードメーカーとしてチームメイトから親しまれていた。挨拶は誰よりも大きな声でするため、塚原が現れると思わず笑顔になってしまうような存在だった。 高城は昨年のシーズン途中に白崎浩之とともに、伊藤光&赤間謙とのトレードでDeNAからオリックスへ移籍。DeNAでは正捕手争いを繰り広げ、ムードメーカーとして誰からも愛される存在だった高城だが、昨年はファームでシーズンを終えると、今シーズンは伏見寅威がアキレス腱断裂で離脱したことにより、一軍でもチャンスを与えられ5試合に出場した。しかし、シーズン途中に松井雅人が中日から移籍してきたことで、再びファームへ。戦力外になるには早すぎる選手と言っていいだろう。 人気選手だった今年9年目となる宮崎の戦力外は、ショックを受けているファンが多い。ベンチでは率先して声を出し、チームを鼓舞し続けた。2017年には1番打者として起用され、「斬り込み隊長」的な役割を果たし、52試合に出場し打率.270とキャリアハイの数字を残している。ファンフェスタなどでも盛り上げ役を買って出ていただけに、宮崎がチームを去るのは寂しさが残る。選手たちは次のステージに進むことになるが、それぞれ新たな道で頑張ってもらいたい。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月02日 11時30分
広島、緒方監督が慰留を振り切って退任を決意したワケ あのレジェンドが危惧した「弱点」も原因?
広島・緒方孝市監督(50)の退任が正式に発表された(10月1日)。松田元オーナーは「無理を言うのは酷」と慰留に努めたことも明かしていたが、緒方監督の決心は固かった。 「8月に入ってから敗因分析の調査も始まりました。3番バッターのバティスタがドーピング検査に引っかかったのもちょうどそのころでした。言いたくないが、やはり、昨季まで3番を任せていた丸佳浩が抜けたのは大きい。その穴が最後まで埋まりませんでした」(地元メディア) しかし、球団は打線低迷だけが敗因とは見ていなかった。敗因の調査結果として、「チームの雰囲気が良くない」とも報告されていたのだ。6月の“ビンタ事件”である。 緒方監督は全力疾走を怠った野間峻祥(26)を叱責した(6月30日)。非は緩慢なプレーをした野間にある。手を挙げた緒方監督も悪いが、試合後、監督室に呼び出し、他ナインの見ていないところでの“愛のムチ”だった。とはいえ、こういうウワサはすぐに広まる。監督室で何が起きていたのか、マスコミも嗅ぎまわっていることが分かり、球団はあえて公表し、行き過ぎた指導にもペナルティを科した。 緒方監督は全選手の前で謝罪したが、チームの雰囲気は元には戻らなかった。 「緒方監督が指揮官に就任して最初のドラフト会議で1位指名したのが、野間。本当に期待していました」(前出・同) また、フロントとの間でも“行き違い”があったようだ。 「佐々岡真司投手コーチ(52)が一軍担当に配置換えされるのは聞いていなかったようです。緒方監督も『監督の5年周期』を知っていたので、ピンときたみたい。それと、丸の流出ですよ」(前出・球界関係者) 今春のキャンプで投手陣を統括していたのは、佐々岡コーチだった。練習メニュー、登板日程の調整において、緒方監督もノータッチだった。先発、リリーフともに苦しんだ今季、佐々岡コーチにも責任の一端はある。その佐々岡コーチが後任の最有力とは皮肉な限りだ。 ビンタ事件以降、チームの雰囲気が悪くなった。そのことは緒方監督も察しており、“潮時”と思っていたのではないだろうか。 広島のレジェンド・衣笠祥雄氏(故人)が、生前、こんなことを話してくれた。 氏の現役最後となった1987年、新人として入団してきたのが緒方監督だった。球団は高橋慶彦氏の後継者として大きな期待を寄せていた。衣笠氏は「そんなに凄いヤツが入ってきたのか?」と春季キャンプのキャッチボールのパートナーに指名したのだが、緒方監督は緊張し、暴投を連発してしまった。連続試合出場の記録を更新していた鉄人に対し、高卒の新人に「緊張するな」と言う方が無理である。しかし、衣笠氏はこうも感じていたそうだ。「小さなミスなのに気にしすぎ。たった一つのミスで萎縮し、瓦解してしまうような弱さもある」と…。 歳月は流れ、“ビビリの新人”は指揮官となり、球団史上初となる3連覇を成し遂げた。しかし、ナーバスな一面は変わらなかったようである。(スポーツライター・飯山満)
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第1回PRO-KARATEDO 全6試合、KO続出
2011年08月29日 15時30分
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スポーツ
“カブキの実息”THE KABUKIの地下プロレス初登場に、ALAISE戦慄…8・28『EXIT-84 KEY』
2011年08月29日 11時45分
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新人王のラストチャンス? 斎藤が「サタデー佑ちゃん」に変身
2011年08月28日 09時00分
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スポーツ
何かが足りない世界陸上
2011年08月27日 17時59分
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9月に延期されたK-1 MAX “エース”長島☆自演乙は顔見せ出場で拍子抜け!
2011年08月27日 17時59分
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真弓監督の温情が裏目に… ヤクルトを捉えきれない引責辞任者は誰?
2011年08月27日 17時59分
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西田隆維のマラソン見聞録 第10話「代表選手になるという事」
2011年08月27日 17時59分