スポーツ
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スポーツ 2019年10月10日 17時30分
ヒョードル12.29日本ラストマッチの相手は“ランペイジ”ジャクソン!
総合格闘技イベントRIZINは9日、都内のホテルで会見し、12月29、31日にさいたまスーパーアリーナで開く大会の概要を発表した。 まず10月7日にRIZINが予告してから注目されていた“皇帝”エリミヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)の日本ラストマッチの相手が、かつてPRIDEなどで活躍したクイントン・ジャクソン(アメリカ)に決定したことが発表された。 “ランペイジ”の相性で日本でも親しまれていたクイントンは、アメリカのローカルイベントKOTCで活躍して注目を集めると、2001年に桜庭和志の相手としてPRIDEデビュー。たぐいまれな怪力と、首からチェーンをぶら下げて遠吠えするパフォーマンスで人気を博した。 PRIDEでは、チャック・リデル、イゴール・ボブチャンチン、ヒカルド・アローナといった難敵に勝利。ヴァンダレイ・シウバとの2度にわたる戦いは、いずれも両者死力を尽くした激戦となり、PRIDE史上に残る名勝負となった。PRIDE以降はUFCで、ヴァンダレイにリンベンジを果たし、ダン・ヘンダーソン、リョート・マチダを破るなど、中量級の中心人物の一人として活躍。2013年からはベラトールに参戦し、石井慧、キング・モーから勝利。2018年9月にはヴァンダレイとの4度目の対決を制している。日本での試合は約14年ぶりとなる。 「このカードは1月のLAでの大会で行う予定だったが、私は日本でやるべきだと思い会社内で議論をして通した」 ベラトールのスコット・コーカー代表は、興奮した口調で今回のカード決定の経緯について語った。コーカー代表は元K-1USAの社長を務めた人物。日本の格闘技に対するリスペクトの気持ちが強いことが会見を通じて伝わってきた。RIZINの榊原信行CEOによるとコーカー代表は「この試合はリングでやるべき」とバックステージで話していたそうで、ベラトールのケージではなく、リングで行われることになりそうだ。 ヒョードル対ランペイジはRIZINが協力する形で、ベラトールの日本初進出大会として開く『BELLATOR JAPAN」で対戦する。詳細はまだ決まっていないが、大会開始時間を正午に設定し、アメリカのベラトールファンも楽しめる時間帯に設定した。会見ではヒョードル、ランペイジがお互いを「ファンが喜ぶような試合をする選手」と称えた。娘の誕生日が同じ12月29日という事実も発覚。会見は終始和やかなムードだった。 コーカー代表は、ベラトールがヒョードルと3試合契約を結んだことを明らかにした上で、「今回の試合が引退ロードの第1弾。第2弾はヨーロッパで、最後はロシアのモスクワで行いたい」とした。ヒョードルは「最高に美しい試合を見せなければいけない」と語り、日本での有終の美を飾ると誓った。榊原CEOは「アメリカでのギャランティーを考えると、今のRIZINでは実現できなかったカード」と、コーカー代表と両選手の英断に感謝している。 「PRIDE時代は階級が違ったので、実現できなかったカード。ヒョードルに胸を躍らせたファンには見にきてほしい。タイムスリップを感じて感激してもらいたいですね」 PRIDE時代に現場を仕切っていた榊原CEOは、感慨深げな表情を浮かべながらこのように話していたが、榊原CEOが一番タイムスリップに浸っているのかもしれない。2000年代前半に一大ムーブメントを巻き起こした日本の格闘技ファンがたまアリに再結集する場を作ってくれたベラトールには感謝するしかない。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月10日 11時30分
巨人、原監督がCS白星スタートを素直に喜べないワケ エース・菅野に起こる異変、グラウンド内外への影響は必至か
原巨人がクライマックスシリーズ・ファイナルステージ(以下=CS)の初戦を取った。その快勝の裏で“不穏な空気”も広まっていた。エース・菅野智之(29)の異変だ。 「初戦の先発は山口(俊=32)で行くという情報は早くから伝えられていました。終盤戦はファームで調整していたメルセデス(25)も一軍合流し、菅野、桜井(俊貴=26)といった面々で、CS、日本シリーズの先発を回していくと思ったんですが」(スポーツ紙記者) CS初戦の試合途中、両チームの「第2戦の先発投手」が発表された(予告先発)。巨人・メルセデス、阪神・高橋遥。その球場アナウンスを聞いた瞬間、ネット裏の取材陣もピンと来た。「菅野はCSで投げない。登板するとしても、救援か、第6戦以降…」と――。 菅野には、先発登板に向けて行うルーティンがある。先発する日から逆上って2日前にブルペンに入るか、遠投を行う。短期決戦のCSは、「中6日」の登板間隔が与えられるペナントレースとは異なるが、菅野がルーティンの遠投を行ったのは、10月8日。この8日の菅野の練習を見て、 「明日9日のCS初戦の先発は山口と発表されている。菅野の先発は第3戦と予想されていたが、10日の第2戦に投げるようだ」 と思われた。 しかし、10日の先発はメルセデスと発表された。ここで、同時に囁かれたのは「菅野はCSに投げず、日本シリーズに向けて調整させるのではないか?」の声だ。 「日本シリーズに向けての調整」と言うと、聞こえは良いが、本当は“戦力外”だ。調子が悪い。短期決戦で相手チームをノセないことが鉄則である以上、今の菅野は投げさせられないと判断されたわけだ。 「巨人が優勝を決めた9月21日に先発した高卒ルーキーの戸郷(翔征=19)がブルペン入りし、連日の投げ込み練習をしています。戸郷を4人目の先発投手として使うつもりなのでしょう」(プロ野球解説者) 戸郷は優勝が決まるという重圧の中で結果を出したが、山口が投げる日以外は「リリーバーが総動員」となるのではないだろうか。 こんな情報も聞かれた。 「ドラフト会議ですよ。1位指名は佐々木朗希か、奥川恭伸のどちらかでしょう。でも、ジャイアンツが本当に欲しいのは即戦力投手。佐々木、奥川の2人を諦め、堅実に社会人か、大学生の好投手を獲りに行くのではないかと予想する向きも強まってきました」(前出・スポーツ紙記者) もっとも、こちらが関係者に取材したところでは、「競合覚悟で佐々木か、奥川を1位入札する。それだけの価値のある投手」と聞かれたが…。 菅野のCS登板を回避。原辰徳監督(61)は日本シリーズにコマを進めたとしても、素直に喜ばないのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月10日 06時30分
RIZIN10.12大阪、朝倉海セミも「真のメインイベンターとして闘う!」
総合格闘技イベントRIZINが12日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で『RIZIN.19』を開催する。RIZINの大阪開催は初。チケットの売れ行きも良く、大阪のファンが大会を心待ちにしていたことがうかがえる。 当日は、ゴールデンタイムにフジテレビ系が中継することが決定しており、試合の展開によっては放送時間を延長する可能性もあるとのこと。休憩明けのRENA対アレキサンドラ・アルヴァーレ、ハム・ソヒ対山本美憂、朝倉海対佐々木憂流迦、イリー・プロハースカ対ファビオ・マルドナドの4試合が生中継となりそうだ。大晦日の特番に向けて、この地上波での中継も今後のRIZINを占う上で重要だが、当日は台風19号が列島を直撃する可能性が高く、特に首都圏では台風のニュースを挟みながらの放送になるかもしれない。 メインイベントは、RIZINライトヘビー級王者、イリー・プロハースカとファビオ・マルドナドの外国人対決。マルドナドはプロボクサーでもあり、パンチでKOを狙えるMMAファイター。プロハースカはノンタイトルマッチではあるが、王者としてしっかりと退けて、年末につなげたい。 セミファイナルでは、RIZINの“ニューヒーロー”朝倉兄弟の弟、朝食海が登場し、佐々木憂流迦と対戦する。8月の『RIZIN.18』で日米2団体王座の堀口恭司をノンタイトルマッチながら秒殺した海が、RIZIN連続参戦となった。憂流迦とは今年4月に対戦予定だったが流れた。しかし、あの時と現在では立場が完全に逆転している。ただ憂流迦にとっては、ここで海に勝てば堀口のバンタム級王座への挑戦をアピールできるだけに、チャンスと捉えた方がいいだろう。海はタイトル挑戦まで連勝街道を走りたいところだ。 「第12試合と発表されましたが、僕はメインイベンターとは、最後に試合をする人ではなく、そのイベントを背負う人が真のメインイベンターだと思っています。真のメインイベンターとしてRIZIN.19は僕がしっかり盛り上げて、大阪を大爆発させます!」 海は既にRIZINを背負う覚悟を持って、真のメインイベンターとしての務めを果たすつもりだ。海の覚悟がお茶の間にも伝わるか? ハム・ソヒと美憂の勝者は、年末にRIZIN女子ス―パーアトム級王者、浜崎朱加への挑戦権が舞い込んでくるとあって、お互いに負けられない一戦。RENAは対戦予定だったショーナ・ラムが練習中に脳震盪を起こしてドクターストップで欠場。スペインのアレキサンドラ・アルヴァーレが出場し、RENAと対戦する。 RENAは「調整もうまくいっていたので残念ですが、試合ができることに感謝して自分の戦いをできるように集中したいと思います。相手がいればこその試合なので、アレキサンドラ選手に本当に感謝しています。切り替えて頑張ります」とコメントしている。 その他、RIZINライト級グランプリ1回戦も行われる。RISE世界トーナメント-61kg決勝で、梅野源治をKOし優勝した“ヴァンパイア・プリンス”白鳥大珠が、那須川天心戦をアピールしている“元K-1ファイター”大雅とRIZINキックボクシングルールで対決。天心と同門の白鳥を破れば天心戦へ近づくが、今の白鳥はかなり強く、大雅にとっては厳しい闘いになるだろう。 年末をにらんだ全13試合。出場選手全員がチャンスをつかみにいく。(どら増田 / 写真・山内猛)
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スポーツ 2019年10月09日 22時30分
新日本1.4東京ドーム大会を左右する?10.14両国大会大展望!
新日本プロレスが首都圏で開催する年内最後のビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』が14日、東京・両国国技館で開催される。 メインイベントはオカダ・カズチカにSANADAが挑むIWGPヘビー級選手権試合。セミファイナルは1.4東京ドーム・IWGPヘビー級王座の挑戦権利証争奪戦で、飯伏幸太にEVILが挑戦する。 他に、ジョン・モクスリーに前王者ジュース・ロビンソンが挑むIWGP USヘビー級選手権試合も。IWGPジュニアヘビー級選手権試合ではウィル・オスプレイに、スーパーJカップ2019覇者のエル・ファンタズモが挑戦する。獣神サンダー・ライガーと鈴木みのるの危険な対決もあるなど盛りだくさんだ。 各タイトルマッチは今大会が、来年の『レッスルキングダム14』(1月4、5日、東京ドーム)前の最後の防衛戦になる可能性が極めて高い。挑戦権利証制度が導入されてからは、10月の両国大会のメイン、セミの勝者が、1.4東京ドーム大会で対決してきた。現在、飯伏が持っている挑戦権利証が入ったケースには、“1.4”の文字がある。1.4のメインにIWGPヘビー級選手権試合があるのは間違いない。 前哨戦では『G1クライマックス29』公式戦で飯伏を破ったEVILが2回直接フォールを奪うなど、オカダ&飯伏のドリームタッグにSANADA&EVILが連勝している。オカダもSANADAにはG1公式戦で初めて敗れている。今回の対戦が決まってからは、SANADAがファンの後押しもあり勢いづいているように見える。過去のデータを見ると、挑戦権利証は移動したことがないが、IWGPヘビー級王座は両国大会で移動したことがある。メインは特に結果が読めない状況だ。 またこの大会で、今年の東京ドーム大会では目玉カードを担っていた棚橋弘至が第2試合、内藤哲也が第3試合と、アンダーカードに甘んじているのも不気味なところ。内藤は史上初のIWGP2大王座戴冠を諦めていないが、IWGPインターコンチネンタル王者のジェイ・ホワイトは、次期シリーズで後藤洋央紀の挑戦を受けることが濃厚。この勝者がドームで防衛戦に臨む可能性が高い。 今年の両国大会はこういった状況を把握しながら観戦すると、今後の展開を考えられるので、より楽しめる。メインは年間ベストバウトを獲得する可能性も秘め、内容にも期待できる。今年も1.4東京ドームのメインイベントに立つ男が決まるアツイ闘いが台風一過の東京で繰り広げられるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月09日 17時46分
DeNA・ラミレス監督の再スタート、「ポスト筒香」の育成が大問題? “将来の監督候補”の配置換えにも影響か
ラミレス監督(45)は続投。横浜DeNAベイスターズが“2020年布陣の一部”を発表した。クライマックスシリーズ・ファーストステージでの敗退が決定した10月7日の翌日のことだが、ニュースとしてのインパクトで言うと、主砲・筒香嘉智選手(27)のメジャーリーグ挑戦表明の方が大きかった。昨季の契約更改の時点で「行きたい!」とコメントしていたので、「既定路線」ではあったが、いちばん重要となるコーチポストは“未定”。どうやら、ラミレス監督は「新チーム作り」も託されたようである。 「もっとも、重要となるのは、筒香の後継者育成を急がなければなりません」(球界関係者) 筒香が昨季の契約更改でメジャーリーグへの挑戦志望を表明したように、球団も「後継者育成」の準備は進めていた。2018年ドラフト会議で伊藤裕季也(23=右投右打)を2位指名している。大学・日本代表では4番も務めた大砲タイプだが、今季後半戦にようやく一軍昇格ができたところ。この伊藤をレギュラーに育て上げることが来季の最優先事項となるが、一軍打撃コーチについてはまだ正式発表されていない。 「ロッテ打撃コーチを退任した大村巌氏の入閣が囁かれています。田代富雄、坪井智哉の両打撃コーチがこのまま引き継ぐ可能性もあり、いずれにせよ、打撃部門のコーチにビッグネームを招聘するつもりはないようです」(スポーツ紙記者) フロントは筒香の後継者となりうる伊藤を獲得した。あとは現場指導者が育てるだけだが、打撃指導部門にビッグネームを招聘しないとなれば、ラミレス監督が強い影響力を持っていくことになる。 「ラミレス監督の今季までの4年間を振り返ってみると、対戦投手との相性、選手の好不調に応じて打順を大きく変えています。打撃成績など事細かな数字を集め、それを根拠に変幻自在な選手起用をしていますが」(前出・同) 当面は、2年連続本塁打王、今季は打点王との二冠を達成したソトを中心とした打線が組まれるだろう。しかし、こんな指摘もある。 「ソトは守備難で、外野に回る日もあれば、セカンドで出場する日もあります。伊藤は本来ならば、二塁手で使いたい選手。伊藤を二塁で使うとなれば、ソトを外野で固定することになります」(前出・同) 外野の残りの2つを、桑原、梶谷、神里、乙坂、細川らで使い分けていくことになる。 チーム関係者によれば、田代コーチが細川成也(21)を高く買っているという。打撃部門も統括することになるラミレス監督は、「細川推し」も受け入れ、コーチ陣との融和も図るべきだろう。若手育成には「打てなくても使う」という犠牲も必要だ。育成は、優勝という経営陣の願望と相反する場面もある。勝ちながら育てるのは、プロ野球指揮官にとって、もっとも難しいこと。ラミレス監督は他コーチとの融和という課題をさらに背負わされての再スタートとなる。また、三浦投手コーチの二軍監督への配置換えが有力視されているが、将来の監督候補を傷つけないため、このゴタゴタから遠ざけたのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月09日 11時30分
江本孟紀氏、中日・松坂と阪神・鳥谷に「さっさと辞めなさい」発言で賛否 “止める権利はない”の声も
8日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、野球解説者の江本孟紀氏が中日ドラゴンズを退団した松坂大輔と、今季限りで阪神を退団する鳥谷敬についてバッサリと斬った。 江本氏は2人について、「2人は大金持ちです。力が落ちたらさっさと辞めなさい。どこ行って何したいのかなと思うんですよね」と指摘する。さらに、 「確かに松坂が来て中日は人気が出て、キャンプ行ってももうすごい人でね。確かに効果が大きかったけど、それはそれだけの話でね、戦力では何もならなかった。去年も6勝しただけでね、あとは全然ダメ」とバッサリ切る。MCの大島由香里が「欲しい球団があったりするのでは?」と質問すると、 「あれば行けばいいけど、人寄せパンダみたいに使ったんじゃ(ダメ)。定員がありますからプロ野球ってのは。若い選手を出す機会を作ったほうが良いと思う」と話す。さらに、 「松坂は十分働いたしね。野球のピッチャーって長くできないんですよ。いくら気をつけてやったところでね。かなり消耗してるんで、ゆっくり休んだほうが良いんじゃないですか? なんなら高知のファイティングドッグスの総監督なんで、金ごっそり持って来てくれたらいいですよ。持ってですよ」 と話す。どうやら江本氏は松坂については「戦力にならない」と感じている様子。一方、鳥谷については、野手ということもあってか多くを語らなかった。 この発言に、ネットからは「エモやんは好きじゃないけどこの発言は支持する。これからの若手に出場機会を与えて欲しい」「戦力にならない選手を雇用するのはおかしい」「松坂も鳥谷も一時代を築いたけど、もう力は落ちた。晩節を汚してほしくない」と支持する声が上がる。 一方で、「現役生活は個人のもの。やりたいといっている選手を止める権利は誰にもない」「客寄せになるならまだ価値はある」という反論の声もあった。 松坂については、未確認情報ながら古巣の西武ライオンズが将来的なコーチ就任を見据えて獲得するのではないかの見方がある。しかし、江本氏の言うように力が落ちている上、セ・リーグよりも打者のレベルが高いとも言われるパ・リーグで通用するとは思えず、「客寄せ」感は否めない。一方、鳥谷については、元チームメイトの今岡誠(現登録名・真訪)二軍監督が在籍し、鈴木大地がFAで他球団へ移籍する可能性が高いロッテが有力と言われるが、こちらも噂レベルである。 力が落ちれば、誰であろうと去らなければいけないのがプロ野球の世界。江本氏の発言は、核心を突いている部分もあるがハッキリした物言いに反発を覚えるファンもいるようだ。
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スポーツ 2019年10月09日 06時30分
カブキ・ウォリアーズが“カブキイズム”継承か?連日の毒霧噴射で王者タッグを撃破!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間8日、アメリカのカリフォルニア州ベーカーズフィールドのラボバンク・アリーナにて主要ブランドのロウを開催した。 日本時間7日にカリフォルニア州サクラメントのゴールデン1センターで開催されたPPV『ヘル・イン・ア・セル』で、アレクサ・ブリス&ニッキー・クロスを破り、新WWE女子タッグ王者となったカブキ・ウォリアーズことアスカ&カイリ・セインの日本人女子スーパースターコンビ。王座奪取時にアスカは「我々チャンピオンになったがな。誰でもかかってこいや!」と意気揚々と自身の偉業を誇ると、カイリは「どれだけ待ったか。誰も容赦しませんよ!あー楽しい」と念願の王座奪取に喜びを爆発させていた。 一夜明け、この日のロウには、ロウ女子王者ベッキー・リンチと新スマックダウン女子王者となったシャーロット・フレアーがミズTVにゲスト出演すると、そこへアスカとカイリがステージに登場。アスカは「2人が組んでもわしらに勝たれへんのじゃ」と自信を見せれば、カイリも「私たちがボコボコにしてあげますよ」と挑発し、リングに走り込んで乱闘に発展。そのままカブキ・ウォリアーズと2大ブランド女子王者によるタッグマッチがスタートすると、アスカ&カイリはベッキー相手に見事な連携攻撃を繰り出すが、シャーロットの場外ムーンサルトを食らって劣勢に。 さらに、ベッキーが必殺のディスアーマーを決めたが、ここでアスカが毒霧を噴射し、ベッキーの視界を奪うとカイリがそのままベッキーを丸め込んでカウント3。カブキ・ウォリアーズは王座戴冠に続き、2大女子王者組から勝利を奪う快進撃を見せた。この結果に納得のいかないシャーロットが2人に襲い掛かると、続けて前日に敗れたばかりの前王者アレクサ&ニッキーが現れ、アスカ&カイリを襲撃しKO。カブキ・ウォリアーズに包囲網が敷かれてしまう結果になったが、連日猛威を振るっている毒霧噴射は、カブキ・ウォリアーズの名前からも分かるように、かつて全米で活躍し、毒霧の元祖とされるペイントレスラー“東洋の神秘”ザ・グレート・カブキさんを連想してしまう。 今後も“カブキイズム”を胸に防衛ロードを築いていくのか注目だ。(どら増田 / 写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2019年10月08日 22時30分
「両国は殺し合いだ」鈴木みのるの禁断の挑発に“怒りの獣神”爆発!
新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』▽7日 東京・後楽園ホール 観衆1,725人(札止め) 新日本プロレスが首都圏で開催する年内最後のビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』10.14東京・両国国技館大会で、遂にシングル対決が実現する獣神サンダー・ライガーと鈴木みのるが登場。ライガーはタイガーマスク、鈴木は金丸義信をそれぞれ従えタッグマッチで前哨戦を行った。 9.22兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で、マスクに手をかけたみのるに激怒したライガーが、自らマスクを脱ぎ、コスチュームを引き裂いてペイントを施した“鬼神ライガー”に。みのるやレフェリーに毒霧攻撃を見舞い制御不能の状態に陥ったことから、新日本はかねてからみのるが要求していた両者のシングルマッチを行うと決定。ライガーは来年1月の東京ドーム大会で引退するため、今回が最後のシングル対決になりそうだが、この日のタッグマッチでもみのるの挑発は止まらなかった。 試合は、お互いに持ったイスの打ち合いにレフェリーが巻き込まれ、神戸大会に続いてライガー組の反則負け。ゴングが鳴り響く中、2人は乱闘を繰り広げたが、タイガー、金丸、ヤングライオンらが2人を分けると、マイクを握ったみのるの口から仰天発言が飛び出した。 「おいっ!山田ぁ!山田ぁ!オメエのプロレス人生、これで終わっていいのか?」 山田とはライガーが登場して以来、“リバプールの風”になったとされる山田恵一のことを指しているのは明らか。みのるによる“禁断”の挑発にライガーは怒り心頭。その後もみのるは「山田」を連呼しながら、ライガーと乱闘を繰り広げ控室へ。リングに残ったライガーは「両国は試合じゃねぇぞ!殺し合いだ!」と警告。続けてファンに向かって「俺は有言実行。必ずあいつの首を獲ります!」とみのるを成敗すると約束した。 やり方はさておき、みのるにしてみればライガーとのシングルを実現させた時点で主導権を握っているのは確か。ライガーはこれまで対戦相手によって、マスクやコスチュームを変え、多様なスタイルを披露してきた。みのるの前に現れるライガーはどんな姿で現れるのか注目したい。ライガーの引退ロードもいよいよ佳境。今回の一戦は結果次第で引退試合に影響を与える可能性も含んでいる。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月08日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「キラー・カール・クラップ」ただの二番煎じではない 新日初期の悪役外国人
「旗揚げ当初の新日本プロレスには、二流、三流の外国人しかいなかった」とはよく言われることだが、あらためて見れば味わい深い選手もいた。初期のシングル総当たり「ワールドリーグ戦」で主役を張ったキラー・カール・クラップも、そんな1人であろう。※ ※ ※ 創成期の新日本プロレスが外国人の招聘に苦戦する中、ライバル団体の全日本プロレスには、世界的にも名高いトップレスラーたちがこぞって参戦していた。 ジャイアント馬場の政治力により、新日は業界最大手であるNWAからのルートを遮断され、有名選手の獲得がかなわなかったのである。 しかし、それでリング上がつまらなかったのかというと、必ずしもそうとは限らない。「70年代半ば、新日参戦で話題を呼んだマクガイヤー兄弟のことを覚えている人は多いでしょうが、では、その頃のNWA王者が誰だったかを答えられるファンは少ないのでは?」(プロレスライター) 念のため正解を記しておくと、マクガイヤー兄弟が初来日した1974年にNWA王者だったのはジャック・ブリスコで、馬場がそのブリスコを破って初めてNWA王座を獲得したのも同年のことだった。 馬場vsブリスコのNWA戦が行われるその一方で、アントニオ猪木は1人でマクガイヤー兄弟を相手にする変則マッチに勝利しており、そのどちらの試合が面白かったかといえば案外と評価は分かれるだろう。「日本プロレス時代に話題になったものの、全盛期をとっくにすぎていたグレート・アントニオをブッキングして猪木との対決を実現するなど、有名選手が呼べないなりに工夫して観客を集めていたわけです」(同) まだ新日にテレビ放送がついていなかった頃は、のちにタッグチームのザ・キウイズとしても活躍するボブ・ミラーにマスクをかぶせて、ザ・タイガーを名乗らせたりもした。佐山聡以前にも新日版タイガーマスクがいたわけで、これも地方巡業においては人気を集めていたという。 さて、その頃にエース級の扱いを受けていた悪役外国人に、キラー・カール・クラップがいる。「190センチ超の大柄な体格で、試合中のアクションが大きく表情も豊か。実はテクニック的にも優れていて、猪木とのシングル戦において序盤でグラウンドの攻防を繰り広げたこともあります。このようにヒールとしては申し分なかったのですが、いかんせんナチスを彷彿させるキャラで得意技がクロー攻撃となると、フリッツ・フォン・エリックの二番煎じ感が強すぎました」(同) とはいえ日本プロレス末期にはインタータッグ王座を2度獲得するなど、大物とは言わないまでも名前の知られた選手であり、当時の新日にとっては貴重な人材であったに違いない。★リーグ戦を盛り上げた悪役適性 1974年の「第1回ワールドリーグ戦」の目玉として参戦したクラップは、’76年まで同シリーズのみに参戦している。「クラップの来日を絞ったのは、当時はアメリカでもトップどころで戦っていただけに、ファイトマネーが高額だったというのもあるでしょう」(同) そうそう何度も呼べないので、単発シリーズの主役を任せたというわけだ。 その第1回大会においてクラップは、予選リーグと決勝リーグの2度にわたって猪木から勝利を収めて、決勝に進出。同点で猪木と坂口征二が並び、5月8日、東京都体育館(当時)において巴戦での優勝決定戦が行われることになる。 クラップは決勝リーグで坂口からも勝利していたため相手選択の権利があり、まずは坂口を指名しての第1試合。しかし、ここは坂口のダイナミックな攻めに苦しみ、凶器を使っての反則負けとなる。 続いて坂口と猪木の対戦は、同年3月、猪木vsストロング小林の興奮も冷めやらぬ中で行われた新日ナンバーワン決定戦。決勝リーグでの初対決は引き分けに終わっていたため、完全決着への期待が高まった。 坂口がパワーで攻め込むと猪木もテクニックで応戦。白熱の戦いが繰り広げられる中、猪木に4の字固めを決められた坂口がエプロンに逃れたところで、クラップが手下のインベーダーを引き連れて乱入。クラップの集中攻撃を受けた坂口は額から大流血してドクターストップ、猪木の勝利となった。 そうして迎えた猪木vsクラップの決着戦。日本人頂上対決をぶち壊された観客の怒りを背負った猪木は、逃げ回るクラップに容赦なしの鉄拳制裁。クローや凶器攻撃もはねのけて血祭りに上げると、弓矢固めでギブアップを奪ってみせた。 今なら茶番ともされそうな展開ながら、これを成立させたのは巴戦という企画力と全盛期の猪木のカリスマ性、そしてクラップの悪役適性によるものであり、こうして振り返ってみると、クラップもなかなか優秀な選手だったと言えるのではなかろうか。キラー・カール・クラップ***************************************PROFILE●1916年4月24日生まれ〜2002年4月28日没。アメリカ合衆国ミシガン州出身。身長191㎝、体重110㎏。得意技/バックドロップ、フライング・ボディシザース・ドロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年10月08日 19時20分
「早く帰ってきて」帰国中の阪神・ジョンソンのインスタに“SOS”? 巨人とのCSファイナル、このままでは大ピンチか
夫人の出産に立ち会うため、5日から米国に一時帰国している阪神・ジョンソン。7日、その右腕が自身のインスタグラムを更新し、無事に子供が誕生したことを報告している。 ジョンソンは生まれてきた子供を抱き、哺乳瓶でミルクを与える自身の姿を写した写真を投稿。同時に、「人生で最高の瞬間!父であることを誇りに思う!この世界へようこそブレック!君は君が思う以上に愛されているよ」と、喜びを英語で綴っている。 新しい家族を迎え入れたジョンソンのインスタに、日米のファンから「おめでとう!奥様も頑張りましたね!」「無事に産まれてよかったです!」「元気で健やかな子供に育ちますように」といった祝福の声が殺到。18時現在、コメントが550件以上、「いいね!」が1万以上集まっている。 多くのコメントの中で目を引いたのが、チームの同僚である梅野隆太郎とガルシア。梅野は、「おめでとう!早く帰ってきてくれるのを待ってるよ!」という英語の祝福コメントと共にジョンソンの早期復帰を要望。ガルシアも、「おめでとう兄弟、大いなる祝福を」というスペイン語のコメントの文末に両手を合わせた絵文字を3つ付け、復帰をお願いしていると思われる。 梅野、ガルシアがジョンソンの復帰を切望しているのには、現在のチームの台所事情が関係している。今月5〜7日のCSファーストステージ(対DeNA)を2勝1敗で突破した阪神だが、この3連戦中に登板した中継ぎの7投手中、6投手が複数試合に登板。また、このうちドリス、岩崎優は3連投と中継ぎ陣が消耗を強いられており、9日から始まるCSファイナル(対巨人)へ向けた大きな不安材料となっている。 また、ファースト突破翌日の8日までに、左足首の負傷で離脱中の糸井嘉男が手術でファイナルに復帰できなくなったことも判明。得点力アップも望めないだけに、今シーズン「58試合・2勝3敗40ホールド・防御率1.38」と出色の成績をマークしたジョンソンが帰ってこられるかどうかは、ファイナルを左右する死活問題となりかねない。 一時帰国を伝えた各メディアの報道では、ファイナル期間中の復帰は微妙とされていたジョンソン。7日の試合後に出された梅野、ガルシアからの“SOS”は、果たしてジョンソンに届いているのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてジョンソンの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/piercej58/梅野隆太郎の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/ryutaro_umeno_official/?hl=jaガルシアの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/onelkigarcia77/
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西田隆維のマラソン見聞録 第16話「箱根駅伝予選会」
2011年10月12日 15時30分
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スポーツ
元横浜の4番打者で格闘技に転向した古木克明がプロ野球界復帰に挑戦へ
2011年10月12日 15時30分
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スポーツ
チェ・ホンマン女子大生暴行で書類送検
2011年10月12日 11時55分
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ベイスターズ買収問題が進まず、尾花監督が事実上の続投
2011年10月12日 11時45分
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スポーツ
刺青がこわいメジャーリーガー
2011年10月10日 15時30分
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スポーツ
WBC参加問題巡り日本野球機構と選手会が対立も
2011年10月08日 17時59分
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スポーツ
オトナの都合も飛び交う!? 前代未聞「不祥事で高野連退会」の裏事情
2011年10月08日 17時59分
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スポーツ
斎藤佑樹 勝っても払拭できないライバルの影
2011年10月08日 17時59分
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〜ミル・マスカラス来日40周年記念試合〜 「もうあと40年頑張ります」
2011年10月08日 17時59分
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結婚報道の広島・マエケン デートに夢中で成績不振?
2011年10月07日 15時30分
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低迷する巨人 ファンにも見放された?
2011年10月06日 11時45分
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西田隆維のマラソン見聞録 第15話「赤坂5丁目ミニマラソン」
2011年10月04日 15時30分
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『サブロー奪回』発言で一変! 巨人ベテラン勢が複数年契約を要求へ
2011年10月04日 11時45分
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ボクシング亀田 警視庁に目を付けられた!
2011年10月03日 15時30分