既にメインイベントでIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカにSANADAが挑戦することが決まっている。ほか、セミファイナルでは東京ドームでのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を持つ飯伏幸太にEVILが挑戦、IWGP USヘビー級王者、ジョン・モクスリーにジュース・ロビンソンが挑戦する。さらにIWGPジュニアヘビー級王者、ウィル・オスプレイに『スーパーJカップ2019』優勝者、エル・ファンタズモも挑戦するなど豪華カードが並ぶ。東京ドーム大会につながる大会として、毎年期待される大会とあって、今年もチケットは残りわずかだという。
今回発表された追加カードの中で目を引いたのは、来年1月の東京ドーム大会をもって引退する獣神サンダー・ライガーと、パンクラス時代にライガーとパンクラスルールで対戦し、プロレスへの復帰を決めた鈴木みのるの一戦だ。みのるはライガーが引退を表明してから、あの手この手を使ってライガーを散々挑発。先シリーズではテレビ解説席のライガーをリングに上げて、ゴッチ式パイルドライバーでKO。マスクにも手をかけ続けてきた。
怒りの沸点に達したライガーは、22日の兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で、自らマスクとコスチュームを剥ぎ取り、全身にペイントを施し、かつて神戸でグレート・ムタと伝説の闘いを繰り広げた鬼神ライガーに進化。みのるとレフェリーに毒霧を噴射し、反則負けになると、テーブルを投げ、若手を椅子で殴打。インタビューブースではみのるを襲撃するなど大暴れした。みのるはそんなライガーを見て、高笑いをしながら引き揚げている。
最初はパンクラスルールでもう一度やりたいというライガーからの約束を果たすべく、みのるが挑発していたのだが、当日はどんなコスチューム、どんなスタイルで現れるのか大いに注目したい。
(どら増田)