スポーツ
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スポーツ 2019年10月08日 18時09分
RIZINヒョードルの日本ラストマッチを年末開催!日米全面対抗戦も実現へ
総合格闘技団体RIZINは7日、アメリカのメジャー総合格闘技団体ベラトールとの全面対抗戦と、エリミヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)の日本ラストマッチを12月29、31日のさいたまスーパーアリーナ大会で行うと発表した。今月9日、都内で行われる会見に、ベラトール首脳陣とヒョードルが出席し発表する。 ベラトールとRIZINは、昨年の大晦日から交流がスタート、今年6月にはRIZINが堀口恭司とRENAをベラトールのニューヨークMSG大会に派遣。堀口がベラトールのバンタム級王座を奪取し、RIZINバンタム級王座とともに格闘技界史上初の2団体王座を同時戴冠し現在に至る。両団体は全面対抗戦を行う方向で話を進めていた。1年の交流期間を経て、当初の計画通り年末にRIZINのリングで実現することとなった。どの選手が出場するのか会見に注目したい。 2000年代に“60億分の1の男”と評され、2000年5月のプロデビューから約10年間、無敗を誇ったエリミヤーエンコ・ヒョードルの日本ラストマッチが年末に行われる。 ヒョードルは2002年、RIZINの前身である総合格闘技イベントPRIDEに参戦すると、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミルコ・クロコップ、マーク・コールマン、小川直也、マーク・ハントといったそうそうたる選手たちをことごとく退け、第2代PRIDEヘビー級王者に。PRIDEヘビー級グランプリも制すなど、日本の格闘技ブームをけん引した功労者だ。 PRIDE消滅後は、ストライクフォースなどアメリカの団体で活躍。しかし2010年10月にファブリシオ・ヴェウドゥムに一本負けを喫した。その後、立て続けに日本でもおなじみのアントニオ・シウバ、ダン・ヘンダーソンにも敗れ、皇帝の口から「引退」の言葉が出るようになった。 しかし、これ以降も日本の大晦日に石井慧、RIZINの旗揚げ戦でシング・心・ジャディブを一蹴し、現在はベラトールを主戦場に現役生活を続けている。今回、約4年ぶりとなる日本のリングで、日本でのラストマッチを行うと明言。会見では対戦相手も発表される見込みで、ヒョードルが会見で何を語るのか気になるところだ。 RIZINが年末に向けていよいよ動き出す。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月08日 17時30分
DeNA、17年の再来ならず雨中の終戦…ラミレス監督と共に来季こそ頂点へ!
ベイスターズの2019年シーズンが終わった。クライマックスシリーズ・ファーストステージを1勝1敗のタイで迎えた第3戦は雨中の熱戦となったが、勝利の女神はタイガースに微笑んだ。 5回を終わって両チームとも無得点で進んだゲームは、6回表にタイガースが2ベースにワイルドピッチが絡み1点を先制。ベイスターズも7回に相手エラーで追い付くも、8回にデッドボール、盗塁、ワイルドピッチ、犠牲フライとノーヒットで1点を許し、結果的にはこれが決勝点となってしまった。 雨中のCS、相手はタイガース。2017年の甲子園での伝説の“泥んこ試合”を思い出させるシチュエーション。ビーンボールでもんどり打った泥だらけの筒香嘉智が、闘志剥き出しで放ったタイムリー、乙坂智のダメ押し3ランで勝利したあの記憶は、6日に再びヒーローとなった乙坂のサヨナラホームランで、更に鮮明にフラッシュバックした。あの年のように勝ち抜き、9月21日に9回2アウトから追い付かれ逆転を許し、目の前で優勝されたジャイアンツに雪辱を晴らし、日本シリーズ、そして念願の日本一へ。忘れ物を取りに行くには最高のお膳立てだったが、超満員の横浜スタジアムで歓喜の雄叫びを挙げたのはレフトの一部に凝縮された、黄色い軍団。シナリオは脆くも崩れ去り、待っていたのはシーズンが終了したという現実だった。 しかし、昨年は4位ながら、補強したのはジャイアンツを自由契約された中井大介と、独立リーグから獲得した古村徹、シーズン途中に獲得したソリスを含めても3名に留まり、4月の10連敗、すぐに5連敗、最大借金11。昨年の新人王・東克樹の故障、リリーフでフル回転した砂田毅樹の不調と三上朋也の怪我。春先の絶不調を脱した後、スイングして骨折した宮崎敏郎、キャッチングの際に骨折した正捕手・伊藤光、冷蔵庫を殴打し骨折したスペンサー・パットン、終盤には筒香もデッドボールで離脱した。またオフェンス、ディフェンス共に、誇れる数字はない。 それでもリーグ2位、念願の本拠地CSも果たした。ラミレス監督のデータに基づいたマジック采配に、それに応える選手たち、そして毎試合ハマスタを埋めるファンの存在が合わさり、146試合を戦い抜いた。来年もラミレス監督の留任も決まり、来季への戦いは早くも動き出す。 長年の暗黒時代には「お荷物」とまで言われ、万年最下位だったベイスターズは、今ではすっかり横浜の街の誇りとなった。2位の上は、もう1つしかない。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月08日 11時30分
巨人・岡本、CSファイナルを前に「ヤバイ」と言われているワケ あの大物OBと同じ末路を辿る危険性も?
5季ぶりのペナントレース優勝を果たし、「チーム内」を見る余裕もできたということだろうか。原巨人は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージに向けて調整中だが、「ヤバイ」の声も聞かれた。第89代4番バッター・岡本和真のことである。 今季の岡本は、打率2割6分5厘、本塁打31、打点94。昨季は史上最年少で「3割、30本、100打点」を達成した。今季は対戦チームの厳しいマークにもあったが、優勝争いを繰り広げていた中での「30本以上、94打点」は大したものである。まだ、23歳だ。 「その岡本がノンタイトルで終わる可能性も出てきました。ベストナインに選出されなければ、2年連続でタイトルなしです」(球界関係者) 本塁打31は、リーグ6位。打点94は坂本と並んで4位。斬り込み隊長的な役割を担う坂本は「生え抜きの右バッターで初となるシーズン40本塁打を達成した。本塁打40に関する価値はチーム内の話ではあるが、過去に首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナインを獲得している。こうしたタイトルが今日の地位につながった。そう考えると、「岡本にもタイトルを」の声が出るのも、当然だろう。 「岡本は他選手との兼ね合いで、サード、ファーストの両方で出場してきました。外野の守備にも着いたはず。守備位置が固定されていないので、ベストナイン選出は厳しいかもしれません」(ベテラン記者) 「無冠」と言えば、清原和博氏が思い出される。NPB史上歴代5位となる通算525本塁打を放ちながら、1回も三冠のタイトルを獲得していない。 80年代の西武を知るプロ野球OBがこう言う。「優勝争いをするチームだと、個人タイトルの奪取は難しいんです。エース投手との対戦ばかりになりますし。優勝争いをしているチームにいると、自ずと勝利に対する執着心が強くなります。その執着心が…」 フォア・ザ・チームの精神だ。走者を置いた場面で打席が回ってくると、1点を確実に取るため、ホームランではなく、右方向へのバッティングを意識する。2ストライクを取られた後は、その意識がさらに強くなるという。 「今年のCS初戦、DeNAは筒香(3番)の打席で、一塁走者を走らせました。主軸バッターが打席に立つと、ノーサインになるケースもあります。でも、短期決戦のように『勝ち』を意識した試合では、主砲も自由にバットを振らせてもらえません」(前出・球界関係者) そんな話を聞かされると、優勝争いを繰り広げたチームから出たタイトルホルダーは貴重だ。 今回、「岡本にもタイトルを」の声が出始めたのは、彼にはもっと上を目指してほしいとの期待感でもある。また、早くタイトルを獲得させなければ、本塁打や打点の数字だけで満足してしまう選手に陥る危険性を察したのだろう。CSファイナルステージで、岡本は「まだ上を目指せる」ことを自らのバットで証明しなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月08日 06時30分
ロック様のピープルズエルボーが炸裂!ロリンズ対中邑真輔再戦も無効試合
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで主要ブランドのスマックダウンを開催した。今月よりスマックダウンは、アメリカの地上波局FOXで放送されることになり、通常のスマックダウンよりも豪華なカードと豪華なメンバーが揃った。 記念すべきFOX初回放送となる新生スマックダウンのオープニングに、“ロック様”として日本でも人気が高く、近年では本名のドウェイン・ジョンソンとして数々のハリウッド映画に出演し、“世界一稼ぐハリウッドスター”の異名を持つ、WWEのスーパーレジェンド、ザ・ロックが予告通りに登場した。“ザ・マン”ベッキー・リンチとキング・コービンが舌戦を展開する中、颯爽と登場したロック様は「ついにロック様がホームに帰ってきたぞ」と雄叫びを上げて観客の声援に応えると、場内は大「ロッキー」コール。すると、コービンは「ここはもうお前のホームじゃない。身の程を知って黙れ」と罵倒し、「俺はお前たち2人より優れている」と発言すると、今度はベッキーが「貴様の考えなど関係なし!」とロック様の台詞で反論。会場は大歓声だ。 その後も舌戦が続いたが、思わず唸ってしまうようなタイミングで、ロック様とベッキーは侮辱を続けるコービンに実力行使。2人はコービンを襲撃すると、ベッキーのレッグドロップからロック様がピープルズエルボーを炸裂。会場がヒートアップする中、ロック様はダメ押しのロックボトムでコービンをKO!マイクを握ると、いつものように「ロック様の妙技をたっぷりと味わうがいい」と決め台詞を叫んで記念すべきオープニングをしっかりと締めた。ロック様はいつまで経っても健在である。 記念大会とあって、普段はロウをメインに活動しているユニバーサル王者セス・ロリンズがスマックダウンに登場。インターコンチネンタル王者の中邑真輔(withサミ・ゼイン)との王者対決が行われた。 実はこのカード、今年の夏に開催された東京公演で実現。当時はスマックダウン所属の中邑が、ロウ管轄のユニバーサル王座に挑戦するという、アメリカでは実現不可能とされたドリームマッチだった。結果は接戦の名勝負の末、ロリンズが勝利を収めタイトルを防衛している。今回の試合前には、次回PPV『ヘル・イン・ア・セル』でロリンズと対戦するブレイ・ワイアットのファイアフライ・ファンハウスが放送されて、ロリンズにプレッシャーがかかる形で試合はスタートしたが、日本公演と同じく、両者は一進一退の名勝負を繰り広げていく。しかし、ロリンズが必殺のカーブ・ストンプを狙ったところで突如会場が暗転。暗闇から“ザ・フィーンド”ワイアットが現れてマンディブルクローでロリンズを襲撃すると、不気味な高笑いを上げて暗闇に消え去り、試合はノーコンテストに。ロリンズと中邑の続きはまたもやお預けとなってしまった。 ロリンズ対“ザ・フィーンド”ワイアットのユニバーサル王座戦が行われる次回PPV『ヘル・イン・ア・セル』(天井付き金網)は、日本時間7日に世界生中継される。(どら増田 / 写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2019年10月07日 22時30分
キック界の“新星”鈴木千裕、安本晴翔が衝撃KO勝ち!ぱんちゃん璃奈も完勝!
キックスロード『KNOCK OUT×REBELS』▽4日 東京・後楽園ホール キックボクシング団体KNOCK OUTが、業務提携しているキックボクシング団体REBELSとのコラボ興行『KNOCK OUT×REBELS』を開催した。 山口元気プロデューサーは「今回は若手たちがベテランに立ち向かっていくのがテーマ」と説明していたが、本人が想像していた以上に若手選手が台頭した大会となった。 まず、“キューティー・ストライカー”ぱんちゃん璃奈は、J-GIRL王者のMIREYと対戦。前蹴りを中心にリーチを生かした攻撃で試合を優位に進めた。判定には持ち込まれたものの、圧倒的な差をつけてデビューから無傷の5連勝を飾った。 試合後、ぱんちゃんは「きょうはいい動きができた。チャンピオンを相手に差がつけられた。前蹴りは感覚が良かったので、相手のダメージは分かりました。きょうは落ち着いて試合ができたので楽しかったですね」と振り返った。 「これからは弱い選手と闘うことはないと思うんですけど、今のままじゃトップの選手に勝てない」とした上で、「やりたい選手はたくさんいますが、私が決めるより(山口)元気さんに決めてもらった方がいいと思う。きょうキッチリ勝てたので、逆に『ぱんちゃんとやりたい』と言われたらモチベーションが上がりますし、強い選手とやりたいですね」と前を見据えた。山口プロデューサーは「まだ経験不足なだけに、キャリアに見合ったライバルを作っていかなくてはならない」と強調。ライバル候補を探す方針を示した。 セミファイナルでは、橋本道場の“超新星”安本晴翔が、前回大会に続いて躍動した。ベテランの新人と対戦した安本は、1R、1分すぎからパンチのラッシュで、新人を3回続けてダウンさせてKO勝利。「足を痛めていたのでパンチでいった」という安本だったが、「作戦通りでした」とも話している。前回大会は最終ラウンドまで倒しきれなかったこともあり、今回は徹底して倒しに来ていたのは明白だった。「オレもスカッとしましたね!」と笑顔で語ると、パンチで勝つと予告していた橋本道場の“長男格”橋本悟のセコンドに向かった。山口プロデューサーは、安本の気持ちの変化と成長を感じたという。 メインイベントは橋本悟に、“クレイジー・ダイヤモンド”鈴木千裕が挑んだ一戦。悟が口に含んだ水を噴き上げると、千裕も天高く噴き上げて、場内は盛り上がる。千裕のセコンドには「弟のブレーンに徹する」と話していた兄、宙樹の姿があった。試合は、序盤から千裕がパンチを見せ、最後はジャブ、ワンツー、フックのラッシュ。わずか1R45秒で千裕がKO勝ち。橋本に何もさせないままのKO劇に会場はざわめきがしばらくやまなかった。 会場で試合を見ていた日菜太も、山口プロデューサーも「勝つならアレしかなかった。長期戦になったら、橋本選手が有利になったと思う」と話していたが、本人は「倒すまで打ち続けるスタミナはあった。倒し屋ブラザーズは倒さないといけない。有言実行を果たすことができてうれしい」と安心した表情。「悟さんのオーラとか背負っているものは感じることが出来ました」と、対戦した橋本に敬意を表していた。リングに上がる前から勝利は確信していたようで、兄、宙樹の声もよく聞こえていたとのことだ。 試合後にはREBELSのチャンピオンである丹羽圭介との対戦を訴えていたが、「僕はわがままなんで、REBELSとKNOCK OUT両方のチャンピオンになりたい。REBELSがまだというならKNOCK OUTでトーナメントを開催してほしい」と要求。「早く誰もが納得する試合をしてチャンピオンになる」というのが、直近の目標だそうだ。 大会コンセプト通りのエンディングを演出したニューヒーローは、大会終了後、さっそくファンに囲まれていた。ここからスターになれるかどうかは本人次第。沖縄から久々に参戦した仲山大雅や、名古屋の大崎孔稀、敗れはしたがインパクトを残した濱田巧と、若い力が台頭した大会だった。 山口プロデューサーは「育成には2年はかかりますが、2年後はすごいんじゃないでしょか。若手のレベルを上げることはもちろんですけど、ベテラン選手の死に場所も作っていきたいですね」と大会を総括した。 次回は11.1後楽園大会。ここでは日菜太や、小笠原瑛作、重森陽太らの参戦が決定している。彼らはまだ若手の壁にならなければならない存在。若手の壱・センチャイジムの参戦が決まっており、彼らがこの日の試合を見て燃えないわけがない。 新生KNOCK OUTのスタイルが確立されつつあることを感じた大会だった。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月07日 20時00分
「黙って巨人を日シリに出せ」河野防衛相の“CS不要論”に賛否の声続々 巨人ファンだけが理由じゃない?
セ・リーグ(DeNA対阪神)、パ・リーグ(ソフトバンク対楽天)共に、ここまで1勝1敗とお互い譲らぬ熱戦が繰り広げられているプロ野球・クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ。そのポストシーズンについて、自民党・河野太郎防衛大臣が5日に更新したツイートが物議を醸している。 事の発端となったのは、とあるツイッターユーザーが河野大臣へ向けた「明日のCSはDeNAと阪神どちらが勝つと思いますか?」という質問。これに対し河野大臣は「俺はクライマックスシリーズは嫌いだ。黙って巨人を日本シリーズに出せ」と、2007年からセ・パ両リーグが足並みをそろえた現行制度に納得していない旨を回答としてツイートした。 これ以前のツイッターユーザーとのやりとりの中で、自身がレギュラーシーズン覇者の巨人のファンであることを明かしている河野大臣。そのような人物から飛び出た“CS不要論”に、ネット上のプロ野球ファンからは「私も嫌いです、今からでも元の制度に戻してほしいです」、「他球団ファンだけど大臣と同じ考えだわ、今の制度はシーズン頑張る意味がない」、「今のCSは金儲けのためだけの欠陥制度、本来はリーグ優勝した球団同士が戦うのが筋」といった賛同の声が続出。 一方、同時に「めちゃくちゃ盛り上がってるのに反対する理由が分からん」、「もう10年以上続いてるんだから受け入れろよ」、「大臣の立場で制度にケチつけるとややこしくなるからやめたほうがいい」といった反対の声も数多く挙がっている。 なお、河野大臣のツイートに対しては、杉田水脈議員、原田憲治議員といった自民党議員からのコメントも。杉田議員は「そうは問屋が、いえ、阪神が許さない(笑)です、大臣」、原田議員は「阪神ファンとしてはそうはいかない!」と、どちらも反対の意思を表明している。 「反対派の中には『巨人が1位だから言ってるだけ』という声も多いですが、河野大臣は巨人がレギュラーシーズン3位だった昨年にも自身の公式サイト上でCS制度に疑問を投げかけており、『4チームでのトーナメント』、『セ・パ両リーグに加え新リーグを創設する』といった対案を提示してもいます。今回の一件もひいきうんぬんではなく、一プロ野球ファンとしての考えであることは確かでしょう」(スポーツライター) 「ただ、一昔前とは違い地上波中継も激減した今、CSはシーズン終盤の注目度を上げ、各球団に入場者収益や安定したグッズ収入をもたらす制度となっていることもまた事実です。一口に『廃止しろ』と言うのは簡単ですが、そうではなく『良い点は残す、変えるべき点は変える』といった方向で今後の在り方を考えていく方がより建設的なのではないでしょうか」(同) CSでセ1位・巨人、パ1位・西武が登場するのは9日に始まるファイナルステージから。もしどちらか片方、あるいは両方日本シリーズに進出できないようなことがあれば、河野大臣の主張にさらなる拍車がかかりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について河野太郎大臣の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/konotarogomame杉田水脈議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/miosugita原田憲治議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/harada_kenji
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スポーツ 2019年10月07日 17時30分
DeNA、CSファーストステージは連日の死闘 「ベイスターズらしい野球」で東京ドームへ乗り込め!
週末に史上初となる、ベイスターズの本拠地・横浜スタジアムで行われた、セ・リーグ クライマックスシリーズ・ファーストステージは1勝1敗となり、7日の第3戦まで決着は持ち越された。 初戦は7-1の楽勝ムードから一転、継投ミスも絡みまさかの大逆転負けを喫したベイスターズ。3戦で2勝すれば勝ち抜ける短期決戦において、ペナントレースでも8勝16敗1分けと大の苦手とするタイガースに初戦を取られたことは、かなり大きな痛手となったが、ラミレス監督は試合後、「後悔することはない。起こり得ること」と第2戦へ前を向いた。 負けたら終わりの2戦目は、初回から先頭の神里和毅、ホセ・ロペスらが闘志を剥き出しにしチームを鼓舞。キャプテン・筒香嘉智にもホームランが飛び出し、序盤に3点をリードし試合を優位に進める。しかし、波に乗るタイガースは、真綿で首を閉めていくような攻撃でベイスターズ投手陣を追い込み、回跨ぎのクローサーの山崎康晃から9回2アウトの崖っぷちで、福留孝介がまさかの同点弾。試合は振り出しに戻り、横浜スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。 そんな状況を切り裂いたのが代打・乙坂智。難攻不落の左腕・岩崎優から、価千金の一打をライトスタンドへ突き刺し、3時間50分の死闘を制した。 この日の6得点中、5点はホームランで挙げた得点。投手リレーも三嶋一輝、エスコバーらを投入し、いわゆるベイスターズらしい野球で勝利を手にした。 運命の3戦目に向けて、指揮官は「康晃も20球程度でそんなに投げてはいない。(CS連投している)今永も休もうと言っても行くと言ってくれるだろう。(5日先発した)石田も一緒。日にちを置くと肩が錆び付くエスコバーも行かせるつもり。2イニングもあり得る」と、総動員を示唆。 ラミレス監督は「とにかく打つこと」を重要視している。言葉通りシーズン中は湿りがちだった打線は、2戦で13得点を挙げるなど好調をキープしている。とにかく点を取り、投手陣も万端の準備で戦い抜く構えだ。スタンドを真っ青に染めるファン、そして横浜の街と共にベイスターズは戦う。王者ジャイアンツの待つ東京ドームへ乗り込むために。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月07日 11時52分
オリックス、“元ロッテ”西村監督「いろいろ教えていただいた」金田正一氏の急逝を悼む
オリックスの西村徳文監督は、6日に亡くなられた金田正一氏への追悼コメントを発表した。 西村監督は1982年から1997年まで現役時代はロッテ一筋。金田氏が1990年と1991年に2度目の監督を務めた際、金田氏のもとでプレーをしており、後に西村監督がロッテの監督を務め、日本一になったことから、同じくロッテを1974年に日本一に導いた金田氏は日本一監督としても先輩になる。 ロッテ球団は、7日に宮崎清武SOKKENスタジアムで行われるオリックスとのフェニックスリーグの試合前に黙祷をすることを発表しており、西村監督はフェニックスリーグには帯同していないが、近年までロッテを支え続けてきた金田氏の突然の訃報は、ロッテOBである西村監督にとってもショックだったようで、コメントからは驚きが隠せない様子が窺えた。 西村監督は「突然のことで、ビックリしております。金田さんが2回目のロッテの監督をされた時、私が選手会長をさせてもらっていたこともあり、野球のことももちろんですが、その他もたくさんのお話をしていただきました。監督を終えられた後もゴルフや食事などに連れていっていただき、いろいろなことを教えていただきました。私がロッテで監督をさせてもらっていた時も球場に足を運んでくださり、監督という仕事について、心構えなど、本当にたくさんのことを教えていただきました。最近、なかなかお会いすることができていなかったのですが、金田さんは元気というイメージしかありませんので、信じられない思いです。心よりご冥福をお祈りいたします」と金田氏との思い出や感謝の気持ちを述べながら、故人を悼んだ。 西村監督のファンサービスの素晴らしさは、常に話題を振りまいていた金田氏の影響もあるのだろう。金田氏から学んだことを胸に刻み、今度はオリックスのユニフォームを着てチームを日本一に導く。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月07日 11時30分
松坂、中日退団で触れなかった「移籍先との密約」 記者団に答えた“余裕”の口ぶり、古巣復帰はもはや時間の問題?
中日ドラゴンズの松坂大輔(39)が加藤宏幸球団代表に退団を申し入れ、それが了承されたのは、10月4日だった。「中日退団」と同時に報じられたのが、古巣西武が「獲得に向けて調査を開始」というものだった。 一般論として、プロ野球界における去就のことで、「調査」と出たら、「もう決まっている」と見たほうがいい。フリーエージェントもそうだが、獲得先の球団が現れないのに権利行使すれば、恥を掻くだけ。ヘタをすれば、失業者になってしまう。去就問題において、“ウラの事前交渉”がなれば、絶対に動けないのだ。 しかし、中日・加藤代表との会談後に語った言葉は本当のようだ。 「先日(10月1日)、森(繁和)さんとデニーさん(友利氏)が退団されましたが、僕に声を掛けてくれてドラゴンズに入れてもらった2人が退団することになったので、僕も(中日に)いちゃいけないかなと思って、退団することを考え…」 森氏の去就については、こんな情報も交錯している。 「すでにいくつかの球団が『ウチに来てほしい』とオファーを出しています。近年の中日の外国人選手を見れば分かる通り、森氏は目利きの渉外担当者でもあります。森氏の渉外ルートを欲する球団は少なくありません」(球界関係者) その森氏の助っ人発掘の実働部隊でもあったのが、デニー友利氏だ。森氏が他球団に行くとすれば、「友利氏もいっしょに」と言ってくるだろう。それだけではない。 「松坂をなんとかしてやってくれ」とも言い出すのではないかと予想されていた。 「森氏は昔から面倒見が良く、松坂の中日入りをアシストしたのも、当時、指揮官だった森氏です。復活に懐疑的だった中日上層部を説得して」(前出・同) こんな見方もされていた。森氏は西武ライオンズの出身だ。デニー友利氏は西武に移籍してその才能を開花させたクチ。2人の西武帰還がすでに決まっているものの、「松坂を調査」の報道のほうが先に露呈してしまった、と…。 そもそも、西武が松坂獲得の調査を始めた理由だが、「若手のお手本」。今井、高橋光、松本、渡邉などの右投げの若手投手にとって、日米数球団を渡り歩いた松坂から出る経験談は参考になるだろう。 「今オフ、FA権を取得した十亀が残留するのか、それとも他球団に行くのか、まだはっきりしません。若手のお手本としても期待していた内海哲也は故障で一軍登板できませんでした。“人員整理”が終わってから、松坂と正式な話し合いに入るのでは」(ベテラン記者) 現時点で、ハッキリしていることが一つだけある。4日の退団表明後、松坂は記者団にこう答えている。「トライアウト? 考えていません」と…。戦力外通告を受けたプロ野球選手が再起を目指す機会、それが12球団合同トライアウトだ。トライアウトを受験せずに新天地を得たプロ野球選手も過去にはいたが、それは例外中の例外と言っていい。 去就問題が本当に白紙なら、藁をも掴む思いでトライアウトを受験するはずだ。やはり、松坂は移籍先に関する何かしらの確証を得ているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月07日 10時46分
400勝投手逝く!金田正一氏は「根性野球」の象徴ではない
通算400勝、数々の投手記録を残した金田正一さんが6日、急性胆管炎による敗血症のため、東京都内の病院で亡くなった。享年86。 金田氏と言えば、マウンドから対戦バッターに「打ってみぃ!?」と挑発し、真っ向勝負を挑むなど豪快、かつ歯に衣着せぬ“ユニーク発言”で球界を大いに盛り上げてくれた。一方で、現役時代を知らない世代からは、「猛練習」「走り込み」「長時間トレーニング」といった“根性野球”の象徴のようにも捉えられていた。 確かに、「通算イニング数5526回3分の2」なんて記録は、ド根性と並外れた体力がなければ達成できなかったはずだ。「先発、中継ぎ、クローザー」と投手の分業制が完全に確立された今日では、“第2のカネやん”は絶対に現れないだろう。 しかし、現役時代をともに戦った年長のプロ野球解説者、「監督・金田」を知るプロ野球OBたちは、ちょっと違う見方をしていた。 「あの人ほど、体調管理や練習メニューのことを考えていた野球選手はいない」 複数の年長者がそう口にしていた。 食べる量も多かったそうだが、「一度に体作りに必要な栄養を摂るため」とし、鍋料理やスープを勧めていたそうだ。今日では筋力アップのトレーニングを行う際、タンパク質の補給のため、プロテインを摂取する。それに対し、金田氏は鶏肉の鍋を食べていたそうだ。鍋料理だから、同時に野菜も大量に摂取できる。また、走り込みの前日に赤身の肉を食べていたそうだ。氏の食事は理に適ったものばかりなのだ。 走り込みの量もハンパではなかったそうだが、水分補給は当時では珍しかったミネラルウォーターのみ。トレーニング前と後で、食事メニューも変えていた。 「金田式健康棒」なんてユニークな健康グッズも出していたが、ダルビッシュ有が股関節の柔軟性を大切にしていることを照らし合わせると、今日の科学的トレーニングにも相通じるものがある。 「金田さんがどんな練習をし、トレーニングメニューに合わせて変えていた食事の内容などを、きちんと残しておくべきでしたね。それがあれば、今日の野球界の練習メニューも変わっていたと思います。金田さんは独学で勉強し、本能的に何を食べたらいいのかを分かっていたんでしょう。それを今日の医師、トレーナー、大学教授などが研究すれば、科学的・医学的根拠のある練習法が完成したかもしれません」(プロ野球OB) 私事になるが、投手・金田、監督・金田は知らない。しかし、解説者だった氏からお話を聞かせていただいたことはある。2回目のロッテ指揮官を退かれて数年が経っていたころで、話し出したら、止まらないという感じだった。吉川英治著の宮本武蔵の話を切り出すなど、博識な一面も覗かせていた。 トレーニング、体調管理、食事に関して先進的な持論を確立していた。ひょっとしたら、「伝えるのは苦手」だったのかもしれない。トレーニングで「故障しない肉体」を作り上げた氏は、時流である投球数制限や連投NGをどう捉えていたのだろうか。合掌。(スポーツライター・飯山満)
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ガチ対決直前! 特別インタビュー初代タイガー&小林邦昭!!
2011年09月19日 17時59分
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スポーツ
格下相手に黒星先行で大関・琴欧洲がまた休場! 八百長疑惑再燃も
2011年09月19日 17時59分
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スポーツ
不入りが続く大相撲秋場所 不振の大関・日馬富士はA級戦犯!
2011年09月17日 17時59分
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スポーツ
あの外国人選手を巡って、王ホークスと原巨人がマネーゲームを!?
2011年09月17日 17時59分
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スポーツ
激突! 初代タイガーVS小林邦昭、“最後の一騎打ち”!!
2011年09月17日 13時30分