スポーツ
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スポーツ 2019年09月23日 17時30分
「ついに自分の番か…」元プロ野球選手が激白、“戦力外通告”の夜 多くの選手が選ぶ第2の人生は
9月半ば。この時期、どの球団もそうだが、二軍球場に行くと、雰囲気が悪い。「余命、1か月」。そんな自虐的な冗談を口にする選手もいた。 どういう意味かと言うと、二軍はひと足早く公式戦の日程を終了する。10月途中から練習となり、球団も来季に向けたチーム編成を始めなければならない。つまり、「戦力外通告」が始まり、一軍戦力になれなかった選手たちは「いつ、呼び出しを食らうか?」と戦々恐々としているのだ。 「メディアに戦力外通告を受けた選手名が発表されるのは、日本シリーズ終了後。実際はもう少し前に本人に伝えられています」 元プロ野球選手の“経験談”だ。「次に向けて、少しでも早く動けるように」という球団の配慮なのだが、通告された直後は気が動転して、何も考えられないそうだ。 この元プロ野球選手によれば、前日夜、球団スタッフから電話があって、「明日12時、球団事務所に必ず来てほしい」と伝えられた。その年、若手の台頭などがあって、出場機会が激減した。先輩たちが戦力外を通告された経緯は見てきたので、「ついに自分の番が来たのか…」と落胆する。同時に、「いや、ひょっとしたら、トレード放出かもしれない」という若干の期待もあったそうだ。慣れ親しんだ球団を離れるつらさもあるが、野球を続けられるのなら、トレードのほうがマシだと思うのだという。 また、20代の元選手はこう言う。 「二軍球場に球団代表がいきなりやって来たんですよ。暫くして、球団マネージャーが数名の選手を呼び出し、練習を途中で切り上げて代表の待つ控室に行きました」 「前夜の呼び出し」、「二軍球場に来て」の2パターンがあるようだが、どちらにも共通していたのは“敬語”で話し掛けられたこと。 「来季の契約は結ばないことが決まりましたので、お伝えさせていただきました。今まで球団のために尽くしてくださり、本当に有り難うございました」 大半の選手はトライアウトを受験して、現役を続ける方法を模索する。気持ちの整理を付けるまでそれなりの時間も掛かるが、戦力外を通告されて、初めて、「こんなに野球が好きだったんだ」と痛感するそうだ。 日本野球機構が「2018年現役若手プロ野球選手へのセカンドキャリアに関するアンケート調査」の結果を発表した。これは毎年10月、若手選手の教育リーグとも言えるフェニックス・リーグ中に行われたもので、その中に、<引退後、どのような職業をやってみたいですか>の問いもあった。同年、トップになった回答は、なんと、「一般企業の会社員」(15・1%)。このアンケート調査は10年以上行われてきたが、サラリーマンがトップになったのは初めてだった。 「チームの監督、コーチになれるのはごく一部の成功者。球団に残れる可能性が低いと端から諦めている感もあり、高校、大学、社会人などの指導者希望も減少傾向にあります」(球界関係者) 野球は好き。でも、続けていくことの難しさを知った。ここ数年、トライアウトの受験選手も、こんなことを話している。 「ナイショだけど、どこからも声が掛からないのは分かっています。自分自身にケジメをつけるというか、次の仕事に進むため、野球を諦めることを自分自身に言い聞かせるため、トライアウトを受験したんです」 安定のサラリーマンがトップ回答になったのは、「いつ、クビになるか分からない」という不安に駆られた生活から脱したいとの思いもあるようだ。組織の中で生きる厳しさはサラリーマンのほうが大きいと思うのだが…。 プロ野球で学んだ高い知識、レベルを次世代に伝えていく。これが底辺拡大のための第一歩であり、五輪の硬式競技に復活する道ではないだろうか。プロ野球界はセカンドキャリア問題について、もう一度考え直さなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月23日 11時30分
「別当さんの一言がなければ...」元祖“ハマのスピードスター”屋鋪要氏、現役時代の秘話を明かす
横浜大洋ホエールズで「スーパーカートリオ」の一角として一世を風靡した屋鋪要氏が、大の大洋ファンで「4522敗の記憶」(双葉社)の著者・村瀬秀信氏の進行でトークショーを行った。 盗塁王3回、ゴールデングラブ賞5回と輝かしい実績を誇る屋鋪氏は、引退後24年経っても変わらないスマートな佇まいで登場。数々の現役時代の秘話を語った。 高卒で入団してきた屋鋪氏は「野球の醍醐味はホームラン」との思いで野球に取り組み、飛ばすことなら「田代(富雄)さんにも負けてる感じはない」ほどの自信を持っていた。しかし、左手首を痛めたことで、当時の監督・別当薫氏からアドバイスを受け、スイッチヒッターに転向したという。「別当さんの左で打ってみろの一言がなければ、選手寿命は短かったかな」と、野球人生のターニングポイントであろう出来事を振り返った。 抜群の俊足を誇る屋鋪氏だけに、“インコースのボールも三遊間に転がせ”との指示を出すコーチも多々いたという。「インコースのボールに上からバット出して、スイング遅らせてなんて理にかなっていない」と、聞く耳を持たなかったとのことで、「プロではコーチの指導の取捨選択」が必要と説き、ファンも大きく頷いていた。 盗塁についても、「興味はないし、上手くもない」と言い切るが、「アウトになることを考えていたら、スタートは切れない」とし、思い切りの良さと身体能力で盗塁を重ねた。「スーパーカートリオ」の生みの親・近藤貞夫元監督には「走らないと怒られた。塁上でチョロチョロするから、4番のレオンが監督にクレーム入れた時も“あいつらは走るしか能がないんだ”と一喝されていた」とのエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。 93年オフ、ニュース速報にもなった「主力選手集団戦力外通告事件」は、「必要とされていない自分が悪い。恨みはない」と、意外にもサバサバした語り口だったが、「FA権を行使するか?」と先に聞かれたとのことで、補償金などとの絡みもあることから、納得いかない面もあるようだ。 そのほか、幻に終わった「ジャイアンツ槇原とのトレード話」や、「何を仕出かすかわからないとの理由で寮から7年出してもらえなかった」、「麻雀でわかる98年優勝メンバーの性格」、「金満球団ジャイアンツとホエールズの違い」、「尊敬する人物は王さん」、「野球指導者へのダメ出し」などのほかに、現在の活動の一つ「蒸気機関車の写真」の説明も丁寧に行い、ファンも食い入るように聞き入っていた。 最後に、「ベイスターズを応援して」と古巣への思いを口にし、会場を後にした屋鋪氏。豪快な時代を駆け抜けたスピードスターならではの秘話は非常に興味深く、参加したファンからは「もっと聞きたかった」との声が多く上がっていた。 主催したイベンターの長嶋伸幸さんは「参加者の皆さんが、子どもに戻ったような笑顔をされていたことが何より。大の大人が子どもに戻れるようなイベントをまた手掛けたい」と、本人も童心に帰ったような表情で振り返った。 オールドファンには懐かしく、新規ファンには新鮮なトークショーは、参加者全員に笑顔の花を咲かせて幕を閉じた。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年09月23日 06時30分
メイウェザー「選手を送り込む!」内山高志との強力タッグで、ボクシング賞金マッチを開催!
元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏がアンバサダーを務めるボクシングの賞金大会『内山高志 presents KNOCKOUT DYNAMITE 賞金マッチトーナメント』の開催が発表された。 13日の会見には内山氏、大貫ボクシングジム瀬端幸男会長の他に、元プロボクシング世界5階級制覇のフロイド・メイウェザーJr.も同席した。大会はボクシングイベントDANGANと、メイウェザーをマネージメントするTMTの共催で行われる。『KNOCKOUT』にならい全て5Rで行われ、第1回大会は10.19東京・後楽園ホール大会からスタートする。56kg、60kg、65kgの3階級のトーナメントに各階級4選手ずつエントリーし、10.19後楽園で1回戦6試合、来年1月の後楽園大会で決勝3試合を行う予定だ。 気になる賞金だが、KOするラウンドによって金額が変わるシステム。1Rが50万円、2Rが30万円、3Rが15万円、4Rが10万円、5Rが5万円。さらに優勝賞金として、50万円が加算されるという仕組み。瀬端会長は「みなさんKOが見たいと思うんですよ。短いラウンドでKOマッチは面白い。我々は既に3月以降、オリンピックシーズンを除いて毎月後楽園を押さえています。3月以降は、ワンマッチの賞金マッチをやりたい。ここから内山のような選手が出てくれたらいいですね」とコメントした。 これを聞いていたメイウェザーは「素晴らしいイベントだ。100%協力する」と約束すると、「メイウェザープロモーションからも選手を送り込みたい。勝っても負けても素晴らしいエンターテインメントになると思う。私たちのファミリーに新たなメンバーが加わる、アジアの格闘家が集う中で、私たちからも送り込めればみんなで力を合わせて素晴らしいイベントになると思う。メイウェザープロモーションの選手はアメリカ以外にも世界中にいる」とアピール。売り込みにも余念がなかったが、内山氏は「メイウェザーさんが強い相手を送り込んでくれるんだったら最高に面白い」と笑みを浮かべていた。 出場選手は内山氏が選考。「KO率の高い選手、短いラウンドでスリリングな試合ができる選手を選んだ」という。他にも外人枠としてモンゴルとフィリピンからの招聘も考えるそうで、まずは第1回大会に注目したい。しかしメイウェザーとのタッグ表明で1,000万円の賞金が集まったというのだから驚きである。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月21日 11時30分
東京ヤクルトスワローズ 村上宗隆 チームの顔となるべく、さらなる成長を
9月16日の広島戦で2本の本塁打を放つなど、シーズン終盤を迎えても持ち前の長打力を発揮している、村上宗隆。10代としての本塁打数記録を更新するなど、今季の活躍は華々しく、スラッガーとしての素質を開花させ多くのファンを魅了している。 19歳でありながら打席での存在感の大きさはもはや誰もが認めるところであり、打撃タイトルにも届きそうな勢いだ。反面、チームは5位に大きく離され最下位に沈んでおり、今季の村上の活躍はヤクルトにとって数少ない明るい話題と言えるかもしれない。 本塁打以外でも、176個を数える三振数、そしてリーグワースト2位となる失策数15という数字もどちらかと言えば、規格外の長打力を武器とする村上のキャラクターとして捉えているファンは少なくない。 ただ、低迷にあえいだ今季の東京ヤクルトスワローズ、今後の巻き返しのためには村上のさらなる成長が求められる。今後、チームの中心として勝利に導く存在となっていくためには攻守にわたり、より確実なプレーを身に付けていく必要があるだろう。 セリーグでは断トツ、両リーグを通じてもトップの三振数は、積極性の表れとも捉えられる。しかしながら、レギュラーとして出場を続けた今シーズン、規定打席以上での打率が2割3分台であることを考えると、今以上に確実性を意識する必要はあるだろう。また、一軍での活躍は今年が実質1年目、来シーズンはさらに他球団からのマークが厳しくなることも明らか。長打力のみが売りのままでは、いわゆる「2年目のジンクス」に苦しんだとしても不思議ではない。 一塁手としてレギュラーに定着したからには失策数を減らしていくことも必須だ。勝負所でのエラーは勝敗に直結する。今季のスワローズは失策も目立ち、村上を含め内野手3人がすでに二桁を記録している。高い得点力とは裏腹に、大きく負け越した低迷の原因はディフェンスのもろさにあった。 今季、その打棒でブレイクを果たした村上。ただし、選手としての「伸びしろ」はまだまだ天井知らずだ。ずば抜けたパワーのみならず、チャンスの場面において逆方向に打ち返すシーンも決して少なくないだけに、そのバッティングセンスには光るものがある。守備面の強化と共に、さらなる打撃技術の向上を期待したい。スワローズの、そして球界の「顔」となるべく、若き主砲のストーリーは始まったばかりだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年09月20日 22時00分
『貴景勝』大関復帰なるも“元貴乃花恋し”に霞む千賀ノ浦親方
大相撲秋場所(東京・両国国技館)だが、白鵬、鶴竜休場で、今年の初場所以来の横綱全滅となった。 「場所前の稽古で右手の小指を骨折していた白鵬は、初日の北勝富士戦に敗れ、2日目から休場してしまいました。場所前に日本国籍を取得するなど、引退に向けての準備も加速させていますから、いよいよ現役最晩年という感じです。鶴竜は序盤に4連勝したが、5日目から3日連続で金星を献上し、たまらず休場。こちらも明らかにピークをすぎています」(担当記者) 今場所前半、土俵を支えたのは、右ひざのけがで史上最短の2場所で大関から陥落したばかりの貴景勝(23)だ。今場所から場所入りの際は黒の染め抜きを着用。背中には上杉謙信の軍旗「龍」の字を入れた。 今場所で10勝以上すると大関に復帰できるとあって、初日から5連勝。NHKやスポーツ新聞は、まるで優勝でもしたかのような大騒ぎだった。 これに拍車をかけたのが、貴景勝の強気一辺倒、聞きようによっては「人を食ったような発言」。5日目に北勝富士を土俵際で突き落として逆転勝ちすると、ニコリともせずにこう答えた。 「(相撲内容は)いいといえばいい、悪いといえば悪い。勝ったからといって、このぐらいで喜んではいられない」 問題は終盤。なにしろ場所前、関取と稽古したのはたった3日間、15番だけ。これでは後半の動きやスタミナに不安が残る。 実際、貴景勝は6日目と7日目に連敗を喫し、「まだまだ自分は弱い」と珍しくため息をついていた。 「それより心配なのは、師匠との関係ですよ。貴景勝はいまだに元貴乃花親方の弟子気分。先場所前の大関昇進パーティーのご祝儀、2700万円を部屋に渡さずに持ち帰ったように、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と打ち解けていません。今のような大事な時ほど、師匠の支えや部屋のバックアップが必要になるはずなんですが…」(一門関係者) 貴景勝は、今場所何とか大関復帰の条件の10勝をクリアしたが、苦手とする高安、御嶽海、栃煌山など難敵がこれからも大関潰しにかかってくる。
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スポーツ 2019年09月20日 21時30分
レジェンド上野由岐子が復活 若手の心を掴んだすべらない話
東京五輪の前哨戦となるソフトボール女子のジャパンカップが群馬県高崎市で開かれ、日本、アメリカ、台湾(チャイニーズ・台北)、チェコの4カ国が熱戦を繰り広げた。 9月1日に行われた決勝では、因縁のライバル・アメリカと日本が激突。惜敗したものの、ベテラン投手の上野由岐子(37)が健在ぶりをアピールした。 「上野は今年4月、国内リーグ戦で打球が顔面を直撃。下顎骨折で全治3カ月の重傷を負っていましたが、宇津木麗華監督の強い要望で代表入りとなりました。早すぎる復帰に反対意見もありましたが、『チームにいるだけでいい』と、宇津木監督が絶対に譲らなかったのです」(スポーツ紙記者) 監督の期待に応え、上野は30日のチェコ戦、31日の台湾戦、1日の米国戦に登板。本人は「イマイチ」と謙遜するが、110キロ台のスピードボールを連発し、快投でチームを盛り上げた。 「宇津木監督が狙った相乗効果は、それだけではなかった。試合前のミーティングで、上野がチームを盛り上げたんです」(同) 上野が語ったのは戦術などではなく、なんと入院中の失敗談。アゴを骨折していたため、「流動食をチューブで鼻から入れられた」とか「ゲップをしたらバニラ味。看護師さんに『他の味はないんですか?』と聞いた」と明かし、チームメイトを爆笑させたのだ。 「上野は、2008年の北京オリンピックで、準決勝から決勝までの3試合で全イニングを完投。実は、その413球が上野を神格化させ、若手が距離を置く存在になっていた。ところが、そのレジェンドが自虐ネタで笑いをとることによって、20代中心の若い代表メンバーは緊張がほぐれ、一気に親近感も沸いた。もともと上野は明るくて社交的な性格なんです」(協会関係者) 宇津木監督の狙いがドンピシャで的中したわけだが、爆笑をとった上野には、こんな声も出始めたという。 「大会後、上野は周りの人たちから『すべらない話に出たら?』なんて、からかわれてますよ」(同) 東京五輪前に、笑いでも金メダルを狙えるかも?
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スポーツ 2019年09月20日 19時35分
楽天、古田氏の次期監督浮上に「平石辞めさせる理由ない」の声も 就任が確実視される3つの根拠は
昨年6月に監督代行に就任し、その後10月に監督に昇格することが決まった楽天・平石洋介監督。その監督の去就がにわかに騒がれ始めている。 今季監督に正式就任し実質1年目のシーズンとなる平石監督は、則本昂大、岸孝之の両エースが故障で離脱するアクシデントに見舞われながらも奮闘。チームは6月に一時首位に浮上し、現在もクライマックスシリーズ(CS)圏内の3位に位置していることから、「よく頑張っている」とその手腕を評価するファンは少なくない。 しかし18日、その平石監督について複数のメディアが「今季限りで退任へ」と報道。翌19日にはチームの石井一久GMが「現場と選手に対して失礼な話」と抗議したが、この報道を機に各メディアは来季の監督人事について「平石監督続投」、「内部からの昇格」、「外部からの招聘」といった予想を続々と打ち出している。 来季に向け新監督が招へいされるのか、それとも平石監督が続投するのかは現時点で不明。この一件を受け、ネット上では「平石を辞めさせる理由はないだろ」、「意味不明な采配多かったし退任は賛成」、「元から繋ぎの契約だったんじゃないの?」、「平石辞めさせる前に石井を辞めさせた方がいい」と賛否両論となっている。 一方、中には「外部招へいなら古田に監督やってほしい」、「CS逃したら平石退任、古田就任だろうな」、「どうせ誰がやっても同じだから、古田で話題集めるのは理にかなってる」などと、解説者の古田敦也氏を次期監督の最有力候補とする声も。また、平石監督の退任報道について「古田と裏で話がついてるのでは」と推測する声も散見された。 今回浮上している古田氏と石井GMは、ヤクルト時代にバッテリーを組んだ間柄。現役時代の人脈を活かし、石井GMが古田氏をリストアップするのは不思議な話ではないように思われる。ちなみに、石井GMは昨オフ伊藤智仁(一軍投手チーフコーチ)、野村克則(二軍バッテリー兼守備作戦コーチ)、三木肇(二軍監督)といったヤクルト出身者たちをチームに招いてもいる。 また、古田氏がこれまで7年半出演を続けていた『スポーツクロス』(BS朝日)も、今月27日をもって番組が終了。このことを「現場復帰に向けた身辺整理では?」とみる向きもある。 1990年から2007年までヤクルト一筋でプレーした古田氏は、在籍期間中にリーグ優勝を5回、日本一を4回経験。また、2006年から2007年の2年間は選手兼任監督としてチームの指揮を執ってもいるが、退任から12年以上が経った現在でも「もう一度監督をやってほしい」というファンの声は根強い。 古田氏にはヤクルト復帰の可能性も浮上していたが、その古巣の監督は高津臣吾二軍監督の内部昇格が決定的と伝えられている。こうした周辺情報を総合すると、古田氏の電撃就任もあながちない話ではないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月20日 11時59分
オリックス、岸田護が引退、きょう夕方に会見へ!勝利の方程式を作った功労者
オリックスは20日、岸田護投手が今シーズン限りで引退すると発表した。 岸田は2005年のドラフト会議で、履正社高校、東北福祉大学、NTT西日本を経て、オリックスから3巡目に指名を受けて入団。38歳、プロ14年目となる今シーズンは、プロ入り後初めて一軍での登板がなかった。しかし、ファームでは勝敗こそつかなかったものの、ここまで9試合に登板し、防御率1.08の成績を残している。 チームは19日にCS(クライマックスシリーズ)進出が消滅したこともあり、発表に踏み切ったと思われる。球団はきょう20日の夕方、京セラドーム大阪内で会見を行うことも発表しており、本人の口から引退する理由や今後について、明らかにされることだろう。 岸田は先発から中継ぎ、クローザーと、チームのためにフル回転してきた。2010年には、当時の岡田彰布監督から、平野佳寿(現ダイヤモンドバックス)とともに、勝利の方程式の一角を任され、クローザーを務めていた外国人選手のジョン・レスターが不調に陥ったことから、クローザーを務めるなど、2010年は16HP、12セーブの成績を収め、最終戦までCS進出を争った2011年は33セーブの大活躍。2012年を最後に守護神の座を平野に譲り、岸田はセットアッパー、中継ぎ、時には先発に復帰をした。しかし、平野、比嘉幹貴らとともに、現在も受け継がれている明るく鉄壁なブルペン陣を構築したのは大きい。 チームメイトの後輩からも「マモさん」の愛称で親しまれ、ファン感謝祭や、激励パーティーで見られる岸田の爆笑トークは、ファンにも好評で、釣り好きなことでも知られている。オールスター戦には2011年、2012年と2年連続出場。2009年には二桁勝利(10勝)を記録している。近く、引退試合および引退セレモニーが行われると見られており、背番号「18」の勇姿を京セラドームでもう一度目に焼き付ける機会があるはずだ。 ファームでは元気に登板していただけに、残念なニュースだが、岸田がチームに残した功績は偉大。心から拍手を送りたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月20日 11時30分
巨人の優勝を阻むのは「捨てられた選手」? 他球団で成長した“因縁深い若手”はFA補強の代償か
目の前で、胴上げは見たくない。その一心からだろう。下位チームの最後の抵抗が、巨人の優勝決定の瞬間を遅らせている。 9月20日、巨人対2位・DeNA(横浜スタジアム)。DeNAの先発投手が平良拳太郎(24)と知らされた瞬間、巨人関係者は複雑な表情を浮かべていた。 「同日、巨人の先発は山口俊。山口が16−17年オフ、FAで巨人に移籍し、その人的補償でDeNAに一本釣りされたのが平良でした。山口と平良の投げ合い、FA選手と補償選手が先発でぶつかるのは初めて」(プロ野球解説者) 「平良の先発」に巨人サイドが複雑な表情を浮かべたのは、“過去の過ち”があるからだ。 平良は沖縄県・今帰仁村の出身。人口約9200人の小さな村で、地元の公立校に進んでからは「すごいピッチャーがいる」と評判になっていた。当然、沖縄担当の12球団スカウトは視察に訪れたが、「対戦した学校も強豪校ではないので評価が難しい」とし、育成枠での指名が検討されていた。 ところが、巨人だけは違った。平良の最後の登板を現地視察できたのである。 「夏の甲子園予選でした。『初戦は突破するだろう』と思って、どの球団も他の選手を観に行ったんです。巨人はスカウトの人数も多いので、平良の投げる試合にも人を回せたのでしょうが」(在阪球団スタッフ) “単独視察”の結果、巨人は育成ではなく、正規指名に繰り上げた。「他球団を出し抜いた」と喜んでいたのだが(13年ドラフト)、山口俊のFA獲得でDeNAに引き抜かれてしまった。当時を知るスカウトたち、巨人二軍時代の彼を知るチーム関係者は「平良の成長」に複雑な心境だ。 9月20、21日のDeNA2連戦での優勝を逃した場合、次カードはヤクルト戦だ。ヤクルトにも“因縁深い若手”がいる。 「14−15年オフ、ヤクルトからFAで巨人入りしたのが相川亮二(現コーチ)。その人的補償でヤクルトに引き抜かれたのが、内野手の奥村展征。ドラフト候補だった13年、他球団の評価も高く、巨人は指名順位を繰り上げて獲得しました」(球界関係者) “巨人一年生”だった14年、奥村は二軍戦86試合に出場した。高卒野手で1年目からこれだけ多くのチャンスをもらえたのは、期待されていた証拠でもある。 フリーエージェントも戦力補強の正当な手段だが、その代償で喪失した若手もいる。 平良、奥村を指名した13年ドラフトだが、巨人は1位・小林誠司、2位・和田恋(現楽天)、3位・田口麗斗、4位・奥村、5位・平良の5人を指名した。巨人在籍は2人になったが、全員、一軍戦力になっている。今季途中、和田が楽天から請われて移籍したことも重ねて考えると、今年の優勝まで「育成」という道程を歩むべきだったと思うが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月19日 22時30分
元・新日本KUSHIDA、WWE移籍後タイトル初挑戦のチャンスが到来!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間19日、ファームブランドNXTを世界配信した。 先日、突如として軽量級ブランド205Liveに登場し、元クルーザー級王者の戸澤陽とタッグ対決を繰り広げて日本のファンを驚かせたKUSHIDAが、この日はNXTに再登場した。 KUSHIDAはデンゼル・デジャーネットとのカードが組まれていた。デジャーネットがリングに上がると突如、WWE UK王者のウォルター率いるインペリアムがデジャーネットを襲撃してリングを占拠。ウォルターが「俺たちのスポーツの名誉と伝統を取り戻すためにここに来た」と話していると、試合をつぶされたKUSHIDAが姿を現して「これは俺の時間だ」と言い放ち、ファビアン・アイクナー、マーセル・バーセル、アレクサンダー・ウルフの3人を蹴散らしたが、ウォルターには捕まって投げ飛ばされてしまう。 さらに追い打ちを狙うウォルターがKUSHIDAの胸ぐらをつかんだが、KUSHIDAは自ら服を脱いでかわして飛び蹴りを放ち、たじろいだウォルターに「タイトルに挑戦させろ」というジェスチャーをしてアピール。会場のファンもKUSHIDAを支持していた。UK王座は2016年にNXTのCOOであるトリプルHが「グローバルなタイトルを作りたい」と発言したことをきっかけに、2017年に設立されたタイトル。管轄はNXTだがWWEの冠がついており、NXT王座と並ぶ価f値を持つタイトルである。ちなみにウォルターは第3代王者だ。 今後KUSHIDAは、205Liveにも上がりながら、NXTではこのUK王座を狙っていくことになりそうだ。新日本プロレスで獲得したIWGPジュニアヘビー級王座以来のシングルタイトル奪還となるか、注目していきたい。(どら増田 / 写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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