先日、突如として軽量級ブランド205Liveに登場し、元クルーザー級王者の戸澤陽とタッグ対決を繰り広げて日本のファンを驚かせたKUSHIDAが、この日はNXTに再登場した。
KUSHIDAはデンゼル・デジャーネットとのカードが組まれていた。デジャーネットがリングに上がると突如、WWE UK王者のウォルター率いるインペリアムがデジャーネットを襲撃してリングを占拠。ウォルターが「俺たちのスポーツの名誉と伝統を取り戻すためにここに来た」と話していると、試合をつぶされたKUSHIDAが姿を現して「これは俺の時間だ」と言い放ち、ファビアン・アイクナー、マーセル・バーセル、アレクサンダー・ウルフの3人を蹴散らしたが、ウォルターには捕まって投げ飛ばされてしまう。
さらに追い打ちを狙うウォルターがKUSHIDAの胸ぐらをつかんだが、KUSHIDAは自ら服を脱いでかわして飛び蹴りを放ち、たじろいだウォルターに「タイトルに挑戦させろ」というジェスチャーをしてアピール。会場のファンもKUSHIDAを支持していた。UK王座は2016年にNXTのCOOであるトリプルHが「グローバルなタイトルを作りたい」と発言したことをきっかけに、2017年に設立されたタイトル。管轄はNXTだがWWEの冠がついており、NXT王座と並ぶ価f値を持つタイトルである。ちなみにウォルターは第3代王者だ。
今後KUSHIDAは、205Liveにも上がりながら、NXTではこのUK王座を狙っていくことになりそうだ。新日本プロレスで獲得したIWGPジュニアヘビー級王座以来のシングルタイトル奪還となるか、注目していきたい。
(どら増田 / 写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)