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今紐解く 松井秀喜メジャー転身伝説

 25日(日本時間)の対ヤンキース戦で、5打数5安打を記録した松井秀喜。ようやくエンジン全開だ!

 今後の猛チャージが期待される中、松井のメジャー生活に関連したトリビア(雑学)を少々拾ってみよう。

○メジャーでの数字を予言した人物
 松井秀喜がメジャーで通用することをはっきり公言していた関係者は、メジャーリーグアナリストの牛込氏、元プロ野球選手の仁志氏…等々いるが、そうは多くないだろう。そんな中で、数字までピタリと当てた人物がいる。
 「3割30本100打点は確実です。50本、タイトル争いも夢ではない」
 松井がメジャーに移籍する前年の2002年当時、複数マスコミでこの発言を繰り返していたのが、元プロ野球選手の松永浩美氏。

 松永は日本で最初にFA権を行使した日本を代表する稀代のスイッチヒッター。周囲の風当たりに負けずメジャーへ挑戦したこともある事情通ゆえ、その活躍がわかっていたようだ。
 「松井のスイングスピードと飛距離は、メジャーでもトップクラス。絶対打てます」
 そう太鼓判を押していたが、蓋を開けてみればその通りになった。

○FA宣言 巨人からの提示金額は…
 松井がメジャー行きを表明した後の、巨人からのオファーは、なんと「5年50億円契約だった」(四大紙デスク談)というウワサ。その後ヤンキースで活躍して、4年62億という再契約を勝ち取ったが、評価としてはまったく妥当な数字だったのだろう。 

○メジャーに憧れてはいなかった?
 「松井は、ヤンキースやレッドソックスなどメジャーな球団で新たな挑戦がしたい、と日本野球への決別の気持ちを周辺に語ったこともあったが、特にメジャーに憧れていたわけではない、というのが定説です」(アメリカ在住のスポーツライター談) 
 という。

○成功への道のり イチローとの違いは? 
 「メジャーでの成功の鍵は、投手が投げる独特の、打者の手元で外側に逃げながら落ちる球を、いかに手打ちになったり振り遅れたりせずにしっかり振りぬけるかが勝負です。元来のボールを引きつけて打てる才能とともに、時間はかかったがやがてコレを克服したのが松井。いっぽうイチローは、前さばきのバッティングながら、内野安打で打率を稼いでおいてシーズン後半の首位打者争いに向けて追い込んでいけることに活路を見出した。両者とも、メジャーに挑戦した後での文字通りの“試行錯誤”の結果なのがファンの心を打つのでしょう」(前同)

 メジャーの舞台で、日本の孤高の天才たちが新たな道を切り開いていくシーンの数々が、我々をアツくさせてきた。シーズン終盤に向けて、松井選手の進化もまだまだ止みそうにない。

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