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巨人・原監督の憂うつ 「阿部よ、オールスターファン投票で選ばれないで!」

 「マツダオールスターゲーム2015(第1戦=7月17日・東京ドーム、第2戦=同18日・マツダスタジアム広島)」のファン投票が、いよいよ大詰めを迎えた。

 ファン投票は6月20日で締め切られるが、同19日、NPB(日本野球機構)は最後の中間発表を行った。

 セ・リーグでは、抑え投手部門の山崎康晃(DeNA)=26万3974票、一塁手部門の新井貴浩(広島)=22万5938票、二塁手部門の菊池涼介(広島)=25万614票=は、2位に大差をつけており、ほぼ当確。

 3枠ある外野手部門では、1位=筒香嘉智(DeNA)=32万9127票、2位=丸佳浩(広島)=21万3083票、3位=梶谷隆幸(DeNA)=19万5952票=と続き、4位の平田良介(中日)=14万9589票=とは4万票以上の差がつき、この上位3人で決まりそうな気配だ。

 その他の部門は、まだ予断を許さない。先発投手1位の黒田博樹(広島)=14万2283票=は、2位と約2万7000票差。中継ぎ投手1位の山口鉄也(巨人)=17万4290票=は、2位と約1万8000票差。三塁手1位のアーロム・バルディリス(DeNA)=14万3659票=は、2位と約1万6000票差。遊撃手1位の鳥谷敬(阪神)=21万1756票=は、2位と約2万3000票差となっている。

 なかでも、シビアな闘いになっているのが捕手部門。1位は阿部慎之助(巨人)=17万4109票=で、2位の會澤翼(広島)=15万9833票とは、わずか1万4276票差しかなく、最後の1日で逆転の可能性も十分ありそうだ。

 阿部といえば、今季は一塁にコンバートされたが、開幕早々、相川亮二が故障で離脱すると、捕手に復帰。今度は阿部が首を痛めて2軍落ちすると、原辰徳監督は体への負担を考慮して、一塁への再コンバートを決断。阿部は同19日に1軍に戻ったが、一塁手で起用されている。

 その状況下で、阿部が捕手部門のファン投票で選出されるとなると、オールスターで指揮を執る原監督は、その起用法で頭を痛めることになりそうだ。原監督は「99%捕手はない」と断言しているだけに、阿部を捕手としては使いたくないはず。そうなると、監督推薦で捕手を多めに選ばなければならなくなる。阿部を捕手としてカウントした場合、使いたくなくても、捕手で使わざるを得なくなる。

 本来なら、故障を抱える阿部はオールスターは休ませたいところ。だが、ファン投票で選ばれてしまったら、そうもいかない。原監督のホンネは、阿部がファン投票で選出されないことを願っているのでは?

(落合一郎)

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