1960年代の若手時代を除けば、リング上で決して交わることがなかった馬場と猪木。プロレスファンの間ではどちらが本当に強いのかが永遠のテーマだったが、1999年に馬場が他界してしまったことで、「幻の一戦」は夢のまま終わるかに思えたが…。今回、ハッスルの舞台で馬場と猪木の代理レスラーよって、ついに禁断の扉が開かれることになった。
M軍の川田利明総統代行、アン・ジョー司令長官、ジャイアント・バボが5日、都内のPRIDE道場で会見を開き、4日にハッスル(H)軍入りしたアントキの猪木からの挑戦状を受け、バボが自ら猪木の迎撃に名乗り。対戦を受諾したことで、11日の後楽園ホール大会で、アントキの猪木&崔領ニVSジャイアント・バボ&アン・ジョー司令長官の対戦が決定し、猪木VSバボがリング上で相まみえることになった。
猪木はその名が示す通り、本家のアントニオ猪木を模写している。一方のバボもその名が示す通り、馬場をフューチャーしたレスラーだ。M軍関係者によれば、現在、バボはM軍秘密基地で猪木を抹殺するため、馬場殺法を習得すべく猛特訓中というから、当日はこれまで以上に馬場化した姿で、猪木と対峙することになりそうだ。
プロレスファンにとっての永遠の謎が解ける瞬間が訪れる。本紙はバボとの対戦が正式決定した猪木を直撃。都内某所のH軍道場で練習中の猪木から「幻の一戦」に懸ける並々ならぬ思いを聞き出すことに成功した。