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井口監督「きょうの攻め方は良かった」下位打線が繋いで逆転勝ち【千葉ロッテ】

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ZOZOマリンスタジアム

◎プロ野球オープン戦
▽13日 ZOZOマリンスタジアム 観衆4,752人
千葉ロッテ 4-2 オリックス

 ロッテの先発は先週3月6日の巨人戦以来、中6日の登板となる石川。前回は3回を投げて1安打無失点の好投だった。石川は初回、オリックスの先頭バッター宗に内野安打で出塁されると、盗塁を許してしまう。大城、吉田正に連続で進塁打を打たれ先制点を与える。2回も先頭の小谷野にヒットを打たれると、マレーロに四球を与え、無死1.2塁。山足、伏見の連続進塁打で、初回と同じ形で追加点を与えてしまった。

 しかし3回からは立ち直り、2番からの怖い打順を13球で、4回はわずか4球でそれぞれ三者凡退に斬って取った。石川は4回を投げて降板。「感覚が良かったが、少し力んだ」としながらも「3回と4回はスピードは出なかったけど、シーズン中に投げたいピッチングができた」と順調に調整が進んでいるとし、顔をほころばせた。

 打線は制球に苦しむオリックス金子の前にあと一歩というところまで追い詰めていたが、4回に、田村が2打席連続で出塁すると、平沢のエンドラン、荻野貴のタイムリーが続き1点を返す。続く根元がレフトオーバーの2点タイムリー2塁打で逆転。中村も四球で出塁すると、金子をマウンドから引きずり降ろした。

 2番手の二木も4回を無失点で抑えて、ローテ入りを大きくアピール。二木は「リリースのところでしっかり力が入るようになり、前回よりいいピッチングができた」と振り返り、「真っすぐはまだまだ行ける」と今後の登板について収穫を口にした。最後は大谷が締めてロッテが勝利を収めた。

 試合後、井口監督は「石川はまだ真っすぐが来てないけど、いろいろテンポを変えたりして、クイックにしたり考えながら徐々に良くなってくれたらなと。ローテを回ってもらわなきゃいけないピッチャーなんでね」と、石川には苦言を呈しながらも満足気な様子。

 4回の攻撃については「金子はコントロールがいいピッチャーだから、盗塁はどんどん行けるので、足で崩して下位打線で上手くつなぎましたね。平沢は結果が出てていいんじゃないですか。きょうの試合は四球が6個ですかね。粘って塁に出るというのは価値がありますし、ヒットと四球の数を数えれば少し物足りないのかなとも思いますけど、序盤のチャンスでもっと取れたと思うので。攻め方としては良かったんじゃないですかね」と攻撃にも及第点を与えていた。

ロッテは14日もオリックスとオープン戦を行う。

取材・文・写真 / 増田晋侍

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