14日には、ドラフト1位の高卒ルーキー太田椋内野手を一軍に昇格させた。16日現在、ヒットは出てないが、四球を選んだり、軽快な守備でショートを守っている。初安打が出るまでは使い続けて欲しいと思わせる新鋭だ。
また、オフシーズンのプレミア12、そして来年の東京オリンピックを狙っている“猛牛三銃士”こと、“マッチョマン”吉田正尚、山岡泰輔、山本由伸の3選手はタイトル争いに絡んでいる。正尚は打率部門で2位の成績。1位の西武、森友哉との差は8厘差と少し離されたが、まだ可能性はある。山岡は勝率が.733でトップ。今年は規定投球回数に到達している選手がわずか3選手と少ないことから、山岡にチャンスが巡ってきた。残り2試合を勝てば確実に獲得できる。そして注目は、防御率1.72と“隠れ”1位の由伸。2位の日本ハム有原航平が2.52なので、由伸が規定投球回数に達すれば間違いなく受賞する。規定までは残り12.1回と迫っており、残り2試合を“いつものように”登板すれば、問題なく到達するものと思われる。
西村徳文監督もタイトル争いに関しては、「獲らせてあげたい」というスタンスなので、チームのCS出場の可能性は限りなく低くなってしまったが、猛牛三銃士のタイトル獲得には大きな希望を持たせて欲しい。
(どら増田 / 写真・垪和さえ)