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プロレス入りしたはずのK-1ヘビー級王者・京太郎がプロボクサーに転向!

 K-1ヘビー級の日本人エースで、K-1ヘビー級王者だった京太郎(25)が、プロボクサーに転向することが明らかになった。

 京太郎といえば、K-1を主催するFEGの経営難で、K-1ヘビー級戦線の先行きが見えなくなったため、6・19両国国技館(全日本プロレス主催)でプロレスデビュー。総合格闘技でも活躍した船木誠勝と対戦し惜敗した。好感触を得た京太郎は6月28日には、全日本プロレスの合同練習に参加し、本格的なプロレス転向を表明していた。

 その後も同団体との関係は続いていたが、運命的な出会いが京太郎の進む道を変えた。元WBA世界ライト級王者・小堀佑介(角海老宝石出身)の世界戦をプロデュースした、プロモーターの萩森健一氏から、「日本人の重量級では一番可能性がある」と説得され、その熱意に心を打たれた京太郎は悩んだ末、プロボクサーへの転向を決断した。

 すでに、K-1ヘビー級王座はK-1に返上し、決別を決断。10月26日に角海老宝石ジムに入門する。同ジムは元WBA世界ライト級王者・小堀佑介や、元WBA世界ライト級王者の畑山隆則と名勝負を繰り広げた元OPBFライト級王者・坂本博之らを輩出した老舗だ。順調にいけば、年内にもプロテストを受験し、来春にデビュー戦を行う予定で、日本人初の世界ヘビー級王者を目指す。

 国内ではK-1からボクシングへの転向は、8・31日本武道館でデビューしたアンディ・オロゴン(平仲)に続いて2例目となる。京太郎は自身のブログで、「自分から逃げずに真っすぐを見ていれば、10年後や20年後の自分にプラスになると信じています。日本人が外国の人とガンガン戦うところを見せます。ボクのことを見ていてほしい」と決意を語っている。
(落合一郎)

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